| 44． 孝ー２ 孝が動けるようになったのは、それから２日後だった。 足と肩の傷も癒え、打撲の痛みもなくなっていた。 「すっかり良くなったみたい」 「あぁ、ありがとう。お蔭様で」 「じゃあ、お風呂の支度をするわ。ずっと身体を洗っていないから、気分が悪いでしょう？」 「そうだね。ところで・・・・ここは？」 「エッ、わたしはよく分からないの。ここから出たことがないから・・・・」 「そ、そぅ・・・・そうだ！僕は青山 孝、21歳、学生。君は？」 「わたしは檜山 香、18歳。母は妙、39歳よ」 香はそう言いながら、お風呂の支度に向かった。 孝は何故か判然としないものを感じていた。 （18歳になるまでこの場所から出ていないなんて、そんなことが・・・・ここにはあの香という美少女と、まだ会ったことのない母親だけ。 と言うことは、ここには男が存在しないのか！？それに・・・・どうやって生きてるんだ？食料は？水は？あぁ〜分からない！これは現実なのか？） 思案を巡らせているうちに香が戻ってきた。 「少し時間がかかるわ」 「あぁ、ありがとう。ところで君達はどうやって暮らしているんだい？」 「どうやってって？ここには全てが揃っているわ」 「全てが・・・・少し外を見てみたいな」 孝は起き上がったが、裸だったのでどうにも出来なかった。 「アッ、服ね。ここは今、わたししかいないから・・・・」 「エッ、でも・・・・」 「わたしなら、もう何度もあなたの身体を見てるわ。隅から隅まで汗を拭ったし・・・・」 「あ、あぁ、そうだった・・・・迷惑を掛けて」 「いいの！気にしないで」 孝は裸のまま起き上がり、窓から戸外を見渡した。 家の外は穏やかな光りに包まれていた。 夏の強い陽射しも、ここでは心地良く感じられた。 視線の先には湧き水が出て、小川を作っていた。 樹木が風に揺れて香り、小鳥が楽しそうに飛び交っていた。 「凄い・・・・」 「裏には畑があって野菜や豆を作っているわ。鶏も飼っているの。だから美味しい卵も食べられるわ」 「そう、そうなんだ・・・・」 孝はまるで理想郷に居るような錯覚に包まれた。 （こんな心地良さは、生まれて初めてだ・・・・） 孝は時間が経つのも忘れ浸っていた。 「お風呂、支度できたけど・・・・」 香が孝の後ろから声をかけてきた。 「エッ、あぁ、ありがとう」 孝は香の後について浴室に向かった。 浴室は木造りで薪で焚いていた。 「薪なんだ。大変だね」 「ご飯も薪で焚くのよ。普通じゃないの？」 香は不思議そうな顔をした。 （そうか！ここにはテレビもラジオも電話も無いんだ・・・・この娘は母親からの知識しか・・・・学校は？行ってるわけがない） 非現実的な事実に戸惑いを感じながらも、この理想郷のような環境を楽しみたいと思った。 すっかり癒えた身体に湯を掛け、湯船に浸かった。 （あぁ〜久し振りに気持ちがいいな・・・・） 身体中の毛穴が開き、芯からリラックスできるような気がした。 「熱くないですか？」 お風呂場の戸が開き、裸の香が入って来た。 「エッ！えぇ」 孝は突然のことで慌てた。 （ウソだろ！どうして裸で入ってくるんだ？） 香の真意が掴めなかった孝の肉棒が途端に勃起した。 （服を着ていた香は18歳とは思えない美少女だったが、裸は確かに大人の女性だ・・・・） 孝は香の裸体に見とれていた。 「まだ不自由でしょうから、身体を洗ってさしあげます」 「えぇ、でも、どうして君まで裸に？」 「だって濡れちゃうし、ついでにわたしも身体を洗おうかと」 「あ、あぁ、平気なの？」 「エッ、何が？」 「だって、裸に・・・・」 「フッ、変なことを言うのね。お風呂では裸になると決まってるわ」 香は全く動じる様子を見せなかった。 香は身体に湯を掛け、軽く洗い流した。 湯は香の白く艶のある肌の上で玉になって弾かれた。 乳房は半球のようにクッキリ象られ、乳首は淡いピンク色だった。 （堪らないな！堅そうで柔らかそうで・・・・揉んでみたい） 孝の肉棒は益々堅く反り返り、今にも暴発しそうだった。 下腹部はスッきりとし、淡い恥毛が少しだけ生えていた。 （あまり生えていないんだ・・・・あの下は？） 孝は香の恥部が見たくて仕方が無かった。 立ち上がった香の全身は滑らかな曲線で象られ、柔らかな肉感とシミひとつ無い肌が美しく、長くスラリと伸びた脚は、お尻のところでキュッと盛り上がり、孝は女性のお尻に初めて淫欲をそそられた。 （オッパイとオマ○コしか興味が無かったけど、香のお尻は、触りたい、擦りたい、揉みたい・・・・） 孝はどうにも我慢が出来なくなっていた。 「ねぇ、出て！洗ってあげるから」 孝は香の言葉に促され、湯船を出て香に背を向けて立った・・・・。 孝ー３ 香はタオルを泡立たせ、孝の背中から洗い始めた。 （どうするんだ？前を洗われたら、欲情しているのがバレルよ！） 香は孝の首、肩、背中と洗い、お尻を洗い始めていた。 「アッ！」 「エッ、どうかしたの？」 香は孝のお尻の穴までキレイに洗っていたのだ。 「イヤ、そこまで」 「ダメよ！お尻は便を排泄するところよ。いつも念入りにキレイにしないと・・・・母からいつも言われてるわ」 香はキュッと締めた孝のお尻の双丘を開いて洗った。 （平気なのか？） 孝は香という美少女が分からなくなった。 脚を洗い終えた香は孝の前に回った。 「エッ！？」 「ど、どうしたの？」 「う、うん・・・・？どうして、オチ×チ×、そんなに大きくなってるの？」 「エッ？どうしてって・・・・」 「汗を拭ったり身体を拭いた時は、そんなになってなかったわ！」 香は孝の胸板を洗い、下腹部から肉棒に掛かった。 「男の人は、ここから尿を出すんでしょ？」 「あぁ、そうだけど」 「母から、ここもキレイに洗うように言われてるわ！勿論、わたしのココだけど」 そう言うと、香は自分のオマ○コを指で指した。 （ほ、本当に何も知らないのか？） 孝は香の上付きの淫唇をチラリと見遣った。 香は昂った孝の肉棒を擦るように洗い、玉袋も丁寧に洗った。 「そうか！オシッコしたいのね？」 「イヤ、そうじゃないよ」 「この袋のようなモノは、何が入っているの？女にはこんなのは無いわ・・・・」 香は洗いながら不思議な表情をしていた。 （た、堪んないよ！もう出そうだ！） 孝はその表情を、何とも言えないエロティックな美しさに感じた。 孝の身体を洗い終えた香を前に、聞いてみた。 「コレの役割はオシッコをするだけじゃないんだ」 「エッ！そうなの？」 「あぁ、男の人の身体の構造を知らないのかい？」 「うん、あなたが初めてよ。それまでは見たことも無かったわ」 「でも、毎月、君のソコから出血があるだろ？」 「あ、うん、生理ね！凄くイヤよ。面倒で」 「それが何の出血か知ってる？」 「えぇ、子供を作ることが出来る証拠だって、母が・・・・」 「まぁ、そうだけど・・・・女性のソコは、オシッコする所とは別に穴があるんだ。その奥には子宮と言うのがあって・・・・・・・・・・・・」 孝は女性の身体の構造と役割を香に説明した。 「へぇ〜そうだったんだ・・・・だけど、それとどういう関係があるの？」 香は孝の昂った肉棒を指差して聞いた。 「子供は女の人だけでは出来ないよね。どういうふうにすれば子供が出来るか、知ってる？」 「母がその時になれば教えるからって・・・・男の人のオチ×チ×は教えてもらったけど・・・・」 「そうなんだ。じゃあ、知らない方がいいのかな？」 「う〜ん・・・・いぃわ！今、教えて」 「女性の卵子に男性の精子が入らないと子供は出来ないんだ。ということは、男性が女性のソコに精子を挿入しないと・・・・」 香は無邪気な瞳を大きく見開き、孝の説明を聞いていた。 （変な具合になっちゃった。まぁ、お蔭で、射精感が薄れたから良かったけど・・・・） 孝は少し萎えた肉棒を見ながら、説明を続けた。 肉棒を挿入し射精する説明をすると、香は孝の肉棒を見ながら不思議そうな顔で自分の淫部を見た。 「柔らかいと入りにくいから堅くなる・・・・だけど、そんなに大きなモノが、ココに入るのかな？」 「最初は痛くて入らないと思うよ。出血もするし・・・・でも何度か経験を重ねれば、快感も感じてスムーズになるよ」 「エッ！快感？」 「アッ、そうか・・・・セックスと言うのは子供を作るためだけでなく、お互いに快感を与え合うものでもあるんだ・・・・・・・・・・・・」 「へぇ〜そうなの・・・・じゃあ、触られても快感はあるの？」 孝の説明に頷いた香は、再び堅くなった肉棒を触って言った。 「あ、そう、そうやって触られてると気持ちが良くなって、その快感の結果、射精してしまうんだ」 「ふぅ〜ん・・・・アッ、じゃあ、あまり触っちゃいけないわね！」 「そうだね。君が射精を見たいと言うのなら別だけど・・・・それより、今度は僕が香さんの身体を洗ってあげるよ！」 そう言うと、孝は両手を泡立たせ始めた。 「手で洗ってくれるの？」 「あぁ、女性の肌はキレイで敏感だから、優しくしてあげないと」 香はまだ自分が感じるということが分かっていなかったのだ。 孝は香の裸体全体を軽く撫でて擦り、その後、優しくゆっくりと各部位を愛撫するように洗い始めた。 （本当にキレイな肌だ！手垢のついていない・・・・そんな感じか） 孝は項から耳の後ろを擦って洗い、細い肩から腕を洗った。 「僕が終わりと言うまでジッとしてるんだよ」 「エッ、えぇ」 孝は丈の短い背中を擦り、曲線を描いてアップしているお尻を撫で、引き締まった太股から足首まで優しく洗い流した。 「アッ、まだそのままで」 香は後ろが終わったと思い前を向こうとしたが、孝はそれを制した・・・・。 |
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| 2008.1.30掲載 |
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