| 50． 譲ー６ 季節は秋深くなっていた。 受験シーズンも本格的になっていた。 （いつ元の次元に戻されるのか？その時に、霞は？僕は？） 譲は日毎に元気になりつつある霞に喜びを感じながらも、本当に願いが叶っているのかどうか、一抹の不安があった。 年末が近くなったある日、記念すべきことが起きた。 「はぁ、はぁ、ぁ、あっ・・・・あ、あ、いぃ〜〜っ！」 ついに譲の愛撫で霞が絶頂を感じた。 「はっ、はっ、はっ、譲さん！わたし・・・・」 「うん！うん！凄いよ、霞。それで大丈夫なのかい？」 「えぇ、大丈夫！わたし強くなってる」 霞は自分の病状が好転しているのを実感していた。 それから３日後・・・・、霞は譲の愛撫で時間を掛けずに絶頂に達した。 「ねぇ、お願い・・・・」 「ん？」 「入れてみて」 「エッ！それは・・・・」 「大丈夫よ！多分、処女膜はもう破れてるから痛みは・・・・あなたが時間を掛けて、わたしを大切にしてきてくれたから」 「う〜ん・・・・」 譲は迷いに迷った。 （確かに体力は向上してるけど・・・・） 霞は譲の肉棒を弄りながら挿入を求めた。 譲は少し試してみようと決めた。 （ダメなようなら、すぐに中止だ！） 譲は霞の太股を抱え、ゆっくりと肉棒を霞の淫壷に入れ始めた。 （うっ、窮屈だ・・・・） 霞もそれを感じたようで、大きく深呼吸をして力を弛めた。 亀頭が初めて淫壷の中に入った。 「あはっ・・・・」 小さく霞の口から声が洩れ、身体がピクッと反応した。 （入る！このままゆっくり入れれば・・・・） 譲はゆっくりゆっくりと肉棒を淫壷の奥に挿入していった。 （凄い！肉棒全体が擦れて締めつけられて・・・・堪らない！） 譲は霞の淫壷の感触に大きな快感を感じていた。 それは霞も同様だった。 「あぁぁぁぁぁ・・・・い、いぃっ、あふっ・・・・あぁぃぃぃ・・・・」 指での愛撫とは違う淫壷への感触は、痛みでは無く快感だった。 「ふぅ〜〜霞、奥まで入ったよ」 「う、うん・・・・嬉しいわ！やっと初めてのセックスを・・・・」 「そうだね。処女喪失、童貞喪失・・・・初体験だね・・・・」 「うん・・・・あぁ、入れられてるだけで、凄くいいの」 「僕もだよ」 「だけど、今日は危ない日だから、中には出さないでね。元気の素、後で飲んであげるから・・・・」 「あぁ、分かった。でも、無理はしないでくれよ」 「分かってるわ」 譲は少しだけ腰を引いた。 「うあっ！・・・・あ、はぁぁ、はぁぁ、いぃ〜いぃわ！」 霞は譲の腰の動きに、初めて肉棒による淫悦を感じた。 霞は生まれて初めて、セックスでのオルガを感じ、自分の体力にも少しずつ自信が沸いてきた。 病院での検査結果も驚くような結果が出ていた。 「驚くばかりです。体力が向上しているだけでなく、血液検査の結果も良好で、抵抗力もかなり向上しています。 一体、何があったんですか？これは信じられないことです」 「本当ですか！」 霞の母親と譲は、担当医の話しに手を取り合って喜んだ。 「譲君、あなたのお蔭だわ！」 「そんなこと・・・・まだまだこれからです。好転があるということは、急な悪化も考えられます。これからも注意して見守っていかないと・・・・」 「そうね！大変だけど、あなたの愛情の力に間違いないわ！」 霞の母親は涙を浮かべて喜んでいた。 霞の身体は肉付きも増し、オンナの魅力も増していった。 「尚更、素敵になったね！オッパイも大きく、お尻も丸みを増して・・・・」 「うん！痩せていたの劣等感だったの。あまり太りたくはないけど・・・・」 「イヤ、理想的だよ！括れが顕著になって、素晴らしいよ！」 ふたりは初めてのクリスマス・イブを過ごした。 そして初めて霞の淫壷の中に、譲は射精をした。 「ああっ、か、感じるわ！はぁぁ、あなたの元気の素が・・・・」 霞の淫壷はすぐに譲の肉棒を復活させ、霞はその夜、初めて２度のオルガを経験した。 「はぁ、はぁ、はぁぁ・・・・凄く良かった・・・・ねぇ、やっぱり、飲ませて！下の口だけじゃなく上の口にも」 「いいよ！」 譲は仰向けになってる霞の口に上から肉棒を咥えさせ、艶っぽく上気している霞の顔を見ながら、霞の口の中に再び射精をした。 クリスマスの朝、譲は目覚めると、何かが違っていた。 （ん！あれ？・・・・まさか・・・・そうだ、戻ったんだ！） 譲は20歳の元の次元に戻っていた。 （か、霞は？） パッと起き上がり、部屋中を見渡し、霞の姿を探した。 「霞！」 何処にもいない霞の姿を探し続けた。 （まさか・・・・病院か？それとも・・・・） 譲の頭の中には、悪いことばかりが次々と浮かんできていた・・・・。 譲ー７（奈緒ー１） 譲は母屋の両親の元に駆けつけた。 「お母さん、か、霞は？」 「霞さん？霞さんなら、そこに・・・・」 「あら！どうしたの？そんなに慌てて。もう少しで朝のご飯の支度が出来るから・・・・」 霞は譲の母親の手伝いをして、朝食の準備をしていた。 「霞・・・・」 「フフッ、変な譲さんね」 譲は全身から力が抜けていった。 （良かった！！本当に良かった・・・・そうか、そうなったんだ！あのPOST、願いを叶えてくれたんだ！） 譲は自分の寿命が縮まったことより、霞の命が永らえ、元気になったことに感謝した・・・・。 奈緒は結婚して１年を迎えた。 25歳で崎野 隆一と結婚し、隆一の実家に入った。 実家には52歳の隆一の父親、隆雄がいた。 隆雄は５年前に奥さんを病気で亡くしいた。 その隆雄も隆一と奈緒の結婚１周年を前に、交通事故で亡くなった。 隆雄の急逝で慌しく葬儀を済ませた隆一は、翌日は疲れ果てて早く眠っていた。 奈緒は喪服の下に淫らな疼きを感じながら、隆雄の遺影に向かっていた。 「お義父さん、こんなに急に逝っちゃうなんて・・・・わたし、どうしたらいいの？こんなことになるのだったら、お義父さんの言うとおりにすれば良かった・・・・」 奈緒は喪服の裾から手を忍ばせ、疼きを指に感じながら隆雄を思い出していた。 半年前・・・・。 奈緒の夫の隆一は、１週間の出張に出掛けた。 「結婚して半年なのに、１週間もひとりになるの？」 「仕方がないじゃないか。仕事だから・・・・僕だって奈緒と一日だって離れたくないさ」 「うん、そうよね。我慢するわ・・・・じゃあ、お土産、沢山買ってきてね！」 奈緒は出張する隆一に甘えてみせた。 その日の夕方、義父の隆雄が仕事から帰ってきて奈緒に声を掛けた。 「奈緒さん、後でいいけど、ちょっとExcelやってくれる？」 「エッ！えぇ、大変なんですか？」 「イヤ、奈緒さんなら、10分と掛からないと思うけど・・・・」 「分かりました。じゃあ、声を掛けてください」 奈緒は独身の時、ＰＣメーカーでインストラクターだった。 夕食を終え、片付けも済んだ頃、隆雄が部屋から出てきた。 「奈緒さん、僕はお風呂に入るから、その間に、頼んだExcelお願いできるかな？」 「あ、はい。お義父さんも大変ですね！」 「ホントだよ！次から次へと管理の方法も変わるし、その都度、アプリを使って資料も作らないと・・・・」 隆雄は奈緒に手をあげて頼み、浴室に向かった。 （お義父さん、大したものよね。携帯にＰＣ、50歳を過ぎてもバリバリに使いこなして） 奈緒は奥の隆雄の部屋に向かった。 机の上にはノートＰＣが開かれ、Excelが表示されていた。 その横には、シートの分かれた管理表があり、最終集計用のセルの設定が記されていた。 （なるほど・・・・これなら簡単だわ！） 奈緒はアッと言う間に設定を終え、テストを済ませた。 （よし！完了・・・・あれ！何を開いているのかしら？） 椅子から立ち上がろうとして、奈緒はタスクバーに目が留まった。 隆雄が何かを見ていたようで、奈緒は少し興味が沸いた。 （いつも精悍としてバりバリの現役って感じのお義父さんが、何をＰＣでやっているのかしら？） 奈緒はアイコンをクリックしてみた。 （エッ！こ、これは・・・・） メディアプレーヤーが立ち上がり、動画が始まった。 奈緒は慌てて周囲を見渡し、息を飲んで画面を観た。 （本当の快感を知り、新たな自分に目覚めたオンナ・・・・。コレって、Ｈ動画、しかも無修正の・・・・お義父さんが、こんなものを観るなんて！） 日頃の隆雄からは想像も出来なかった。 奈緒は映像を閉じようとしたが、いつの間にか見入ってしまった。 （わたしと同じくらいの年齢かしら・・・・？こんなに乱れて・・・・ヤラセじゃないの？人妻みたいだけど、こんなこと本当に・・・・わっ！凄い！） 独身時代にもアクセスしたことのないＨな動画を前に、奈緒はその激しいセックスに惹き込まれていった。 そんな時、背後から近づく隆雄に気づくはずもなかった。 （やっぱり！） 隆雄は奈緒がそうなるであろうと計算していたのだ。 （隆一の女性の好みは、やはり僕と同じだな・・・・） 隆雄は息子の隆一が出張になると聞いていて、この夜を密かに計画していたのだ。 何も知らない奈緒は、背後に立った隆雄に気づかなかった・・・・。 |
| あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。 |
| 2008.2.16掲載 |
秋水さんの作品群→ |