| 56． 亜衣ー５ ２〜３日と空けずに慎吾と亜衣は淫交に耽った。 慎吾の妻の勤務状況に合わせ、毎回、夕方から夜にかけて寸暇を惜しんで淫らな快感を貪った。 ありとあらゆる体位を試し、亜衣もリードできるようになった。 ３ヶ月が過ぎ、季節は冬から春に変わろうとしていた。 慎吾夫婦は、慎吾の急なセックスレスで美奈子の不信が募り、離婚の危機が迫っていた。 亜衣はさらなる淫悦を求め、慎吾とアナルセックスを試みていた。 「亜衣ちゃん、凄くウエストが括れてきたね！」 「ウフッ、分かる？セックスは最高の美容体操だわ！」 「うん、いいプロポーションになってきた・・・・オッパイは大きくても張って、腰周りは滑らかに括れ、お尻は引き締まってキュッとアップしたね」 慎吾は亜衣の裸体をぐるりと眺め、頷くように喜んでいた。 さらに１ヶ月が過ぎた頃、慎吾夫婦は急に引越しをしていった。 「ゴメン・・・・転勤で急に・・・・」 「仕方がないわよね・・・・それで美奈子さんは？」 「美奈子も病院を替わることに・・・・」 「じゃあ、一緒に行くの？」 「う、うん・・・・」 「あの約束は？」 「あぁ、忘れてないけど・・・・遠いから・・・・」 亜衣と慎吾の話しは中途のまま、ふたりの関係は途絶えた。 そして現在・・・・、亜衣は毎日のように慎吾を思い出していた。 慎吾が引っ越してから、亜衣は学校の教師、近所の大学生、スリルと快感を求めて見知らぬオトコと密かな淫戯をと、次々に経験を重ねていったが、本当の満足感は獲られなかった。 （慎吾さんとしか・・・・そういう身体になってしまったんだわ） 亜衣は日毎に鬱積する淫らな欲望を懸命に抑えこみ、いつしか自分をコットロールできるようになっていた。 それでも慎吾への想いは断ち切れなかった。 （わたしが本当にわたしであるために・・・・一度、一度は慎吾さんと再会し、自分に問わなければならない！） 亜衣は名古屋からさらに何処かに越していった慎吾を探したが、会社も変わってしまい分からなかった。 そんな亜衣の前に奇妙なPOSTが現れた。 「何これ？」 亜衣は普通とは違うPOSTに書かれた使用文書を目で追った。 （あなたの願いを叶えるPOSTです。次元を越え、過去にも未来にも行くことができます。そして、あなたが望むことを実現します。あなたの願いを書いた紙片を投函してください。 ・・・・・・・・、異次元POSTか・・・・ふぅ〜ん、信じ難いけど、今は信じるしかないわね） 亜衣はとにかく今を打開したかった。 亜衣が異次元POSTに投函した翌日・・・・。 この日は会社の休日、母親はいつもどおりに勤めに出かけていた。 遅い朝食を済ませた亜衣がコーヒーを飲んでいると、ドアチャイムが鳴った。 （ん！誰？） 亜衣がドアを開けると、そこには慎吾が立っていた。 以前より精悍な顔立ちになった慎吾が忽然と姿を現したのだった。 「し、慎吾さん！」 「ヤァ、亜衣ちゃん、久し振り」 亜衣はとにかく慎吾を部屋に迎え入れた。 （本当に・・・・本当に願いが叶った・・・・） 亜衣は信じられないような現実に驚いていたが、自分の人生を明確にするためには驚いてはいられなかった。 亜衣はリビングに慎吾を座らた。 「慎吾さん・・・・コーヒー飲みますか？」 「あ、あぁ、ありがとう」 「どうしたんですか？突然に・・・・」 亜衣はコーヒーを淹れながら慎吾に聞いた。 「今は都内の会社に勤めてるんだ。美奈子とは去年、離婚した・・・・亜衣ちゃんは？」 慎吾はいつの間にか亜衣の傍に寄り、亜衣の肩を抱いていた。 「アッ・・・・わ、わたしは、事務を・・・・あっ、し、慎吾さん・・・・」 慎吾は亜衣を背後から抱き締め、乳房を揉みながら首筋を舐めた。 「付き合ってる人は？」 「い、いない・・・・あはぁ・・ぁん、あふぅぅぅ・・・・」 「今日はお休みで、ジャージの下は相変わらず裸・・・・」 慎吾は亜衣のジャージの中に手を入れ、直接、乳房を揉み、淫唇を弄り始めた。 （そう、そうだわ！確かめないと・・・・） 亜衣は慎吾とのセックスで自分を確かめようと思い、後ろ手で慎吾の股間を弄り、昂った肉棒を擦り始めた。 「あ、亜衣ちゃん・・・・やっぱり亜衣ちゃんは・・・・」 慎吾は久し振りに自分の仕込んだ亜衣とのセックスを楽しみだした。 慎吾は亜衣のジャージを引き下ろし、亜衣を立たせたまま、淫らな液に濡れた淫唇を舐め始めた。 「あっ、はぁ・・・・ぁ、ぁ、はぁぁぁ・・・・ぃぃっ・・・・」 亜衣は慎吾の頭を自分の淫部に圧し付け、そのまま悶え淫声を放った。 慎吾は舌でクリトリス、淫壷、アヌスと舐め続け、指を２本使って、淫壷とアナルを同時に責めた。 「あぁっ・・・・あぁあああああっ、あいっ・・・・あふぅ、あふぅ、あぁあああ〜〜〜イッ・・・・イッ、ちゃうぅぅぅ〜〜〜」 亜衣は狂喜し淫らな声をあげた。 ガクガク震える亜衣にお尻を突き出させ、慎吾は昂った肉棒を亜衣の淫らに震える淫壷深くに挿入し、激しく腰を繰り出した・・・・。 亜衣ー６（三起也ー１） 亜衣は久し振りの慎吾の肉棒の挿入で一気に昇りつめた。 （あぁああああ〜〜〜やっぱり凄い！凄いわ！慎吾さん・・・・） 亜衣は自分が昇りつめた後、すぐに振り向いて慎吾の肉棒をしゃぶり、玉袋から肉棒まで貪りように夢中になって舐め回した。 「あ、亜衣ちゃん・・・・」 「ダメよ！まだ出しちゃ！」 亜衣は急いで全裸になり、慎吾も裸にして床の上で絡み合った。 「あぁ〜いぃ〜いぃわ！あっ、はぁぁっ・・・・あっ、イクッ！あ、はぁぁ、だ、出して！出してぇ〜〜〜」 慎吾は亜衣が昇りつめるのに併せ、勢い良く精液を放出した。 その後も、ふたりは長い時間の空白を埋めるように淫らに交わり、亜衣は何度も何度も繰り返し昇りつめていった。 （ふぅ〜〜終わった・・・・これでもぅ・・・・卒業よ） 亜衣はこれからのふたりのことを語り始めた慎吾の口を優しく塞ぎ、静かな口調で慎吾に告げた。 「慎吾さん、サヨナラ・・・・あの日、あなたがわたしの前から去った日に、あなたがわたしとの約束を守れなくなった日に、もう全てが終わっていたのよ・・・・」 「でもそれは」 「過去に生きる気はないの！あなたもそうでしょ？今日のことは、新たな門出のお祝いの儀式・・・・あなたも、これで踏ん切りがつくでしょ」 亜衣は身支度を整えながら、大人のオンナの顔をしていた・・・・。 三起也は少年の頃から女性に対し、異常な好奇心を抱いていた。 否、抱いていただけでなく、実際に異常な行動にも出ていた。 自転車に乗って通りすがりの女性の胸を掴んだり、気に入った女性の後を追い、こっそりと覗き見たりした。 電車に乗った時にも、隣に座った女性の胸を腕組みをして突いたり、乗客に気づかれないように揉んだりもした。 女性は驚いて三起也を見るのだが、小学生の三起也を見て睨んでも大騒ぎすることは無かった。 中には三起也の淫行をそのまま許す女性も居た。 小学校６年の時、バスに乗った三起也は最後列に座ることにした。 （いつものオンナの人だ・・・・他に乗客は居ない！） その女性は三起也が降りる一つ前のバス停で降りていた。 （20分か・・・・他に乗って来なければ・・・・） 三起也は女性の横に座った。 他に乗客が居ないのに、わざわざ隣に座った三起也を見て、その女性は不思議そうな顔をした。 その女性は高橋 由布と言い、21歳の大学生だった。 顔のつくりは小さくまとまり、バランスのとれた顔をしていた。 身体は中肉中背に見えたが、肉付きは良さそうだった。 だが全体的には暗い感じがして、目立たない存在の由布だった。 三起也は不思議そうな表情をしている由布のお尻を触り始めた。 運転手に死角になっている座席であることを三起也は知っていた。 「な、何を・・・・？」 由布は三起也を見て小さく言った。 三起也は知らないふりをして、痴漢的な行為を続けた。 片手でお尻を擦り、もう一方で太股を擦っていた。 最初は身体を動かし、どうにか逃れようとした由布だったが、相手が小学生だったからなのか、運転手の助けも求めず、三起也の為すがままになっていた。 （また・・・・こんな小学生にまで・・・・どうしてこうなの？） 由布は自分自身にがっかりしていた。 由布の初体験は高校の時だった。 担任の若い教師に誘われ、初めてのセックスを経験した。 『どうしてわたしを誘ったんですか？』 『うん？あぁ、君なら目立たないから周囲に気づかれそうもないし、君の身体は魅力的に見えたけど、暗い感じだから未経験かと・・・・僕が初体験の相手なら不足はないだろ？』 由布は何とも言えない複雑な心境だった。 その教師にセックスの悦びを教えられたのだが、他の女子生徒との関係が発覚して免職になり、由布とも終わった。 大学に入っても同じような経験をした。 サークルの先輩に誘われ関係を持ったのだが、その先輩が友達に自分の話しをしていたのを偶然耳にした。 『どうしてあんな暗い娘と付き合ってるんだ？』 『あぁ、由布のことか。あの娘は姦りたいときに姦れるオンナとしてキープしてるのさ！どんな風に姦っても、あの娘なら受け入れるだろうし、ある日突然関係が無くなっても、何も惜しいこともない・・・・』 由布は愕然とした。 （わたしは便利な公衆トイレじゃないわ！わたしにだってプライドが・・・・でも、いつもこんな目に・・・・） 由布は自分自身が情けなく、哀しくてやりきれなかった。 三起也に自分の身体を悪戯され、情けなさと怒りが込み上げていた。 だが、どうすることもできないでいた。 三起也は由布のそんな気持ちなどとは関係なく、ひたすら自分の興味と淫らな欲望で由布を弄り続けていた。 由布のＴシャツの裾から手を入れ、ブラジャー越しに思ったよりボリュームのある乳房を揉んだ。 （ふぅ〜これが大人のオンナの乳房なんだ・・・・） 生まれて初めて直接女性の乳房を揉んだ三起也は興奮していた。 由布は三起也の手を抑えて小さな声で言った。 「次のバス停で一緒に降りるのよ！」 次のバス停は、由布がいつも降りているバス停だった。 三起也は由布の力強い手で腕を抑えられ、従うしかないと思った。 まもなくバスは停留所で止まり、由布は三起也の手を引いてバスを降りた・・・・。 |
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| 2008.3.1掲載 |
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