| 61．恵里ー５ 恵里は隣の賢治に淫らな欲望を感じていた。 （一度、浮気すると、平気になってくるのね・・・・） 高岡との淫交は、恵里が初めて達彦を裏切った行為だったが、今日の達彦と接し、もうどうでもいい気がしていた。 （そうよ！どうせどこかにオンナが居るに決まってる！わたしが淫交に耽っても咎められることは無いわ！） 恵里は高岡の時と同じように、下着を着けないで準備した。 デニム地のショートパンツに丈の短いＴシャツ姿で機会を待った。 隣の庭に面している窓ガラスの内側に脚立を置き、賢治が庭に出てくるのを待っていた。 （お休みの時は、いつも植木を見に出てくるから・・・・） そう思っている間に、賢治がラフな格好で出てきた。 「こんにちは〜」 恵里は明るい声で賢治に挨拶をした。 「アッ、どうも、こんにちは」 「今日はお休みなんですか？」 「えぇ、リフレッシュ休暇というやつで、今週中、お休みで・・・・」 「それはいいですね！じゃあ、リフレッシュしなければ、ウフッ！」 恵里の雰囲気と服装に達彦はドキッとした。 （いつ見てもいいオンナだな・・・・こういうオンナとエッチ出来れば、リフレッシュできるかな？アハッ、僕は何を馬鹿なことを・・・・） 役所勤務の達彦は生真面目だったが、たまには羽目を外したいとも思っていた。 「奥さん、何をしてるんですか？」 「エッ、あぁ、カーテンの付け替えを・・・・でも高いので怖くて」 「アッ、じゃあ、僕が手伝ってあげましょうか？」 「いいんですか？せっかくのお休みに」 「いいんですよ。どうせ何も考えていなかったんだから・・・・それに奥さんのお手伝いをした方が、リフレッシュできそうだし」 賢治は恵里の家に向かっていった。 恵里は賢治を迎えると、カーテンを手に賢治に寄っていった。 「わたしが外しますから、脚立を抑えてくれますか？」 「いいんですか？僕が外した方が・・・・」 「いえいえ、せっかくのお休みですから」 恵里はカーテンを置き、今のカーテンを外そうと脚立に上がった。 （役所勤務なのに、結構、身体も締ってるみたい・・・・） 恵里は賢治の身体つきを見て、肉棒を想像していた。 「しっかり抑えていてくださいね」 恵里は大きく腕を伸ばしてカーテンレールに手を掛けていた。 （エッ！奥さん、ブラジャーしてないよ・・・・凄いオッパイだな！） 腕を伸ばした恵里の丈の短いＴシャツの裾から素肌の乳房を見て、賢治は思わず自分の股間を見た。 （ヤバッ！こんなに若くて素敵な乳房を見たら・・・・それに、このスラリとした脚に、お尻の盛り上がりが堪んないな！） 賢治は恵里との淫交を想像し始めた。 （そうだよ！やっぱりこういうオンナと姦ればリフレッシュできる・・・・） 賢治は恵里の脚から乳房まで舐めるように見て興奮していた。 （ほらほら、わたしのお尻と乳房で発情しない男は居ないわ！） 恵里は賢治が自分に対し、欲情している確信があった。 少し時間が掛かり、恵里は今までのカーテンを外した。 「こっちは僕が付けてあげますよ。だけど、こんなことはご主人に頼めばすぐに」 「えぇ、そうなんですが・・・・今週も出張続きで・・・・来週の頭まで帰ってこないんです」 「そうなんですか。大変ですね」 賢治は恵里の夫が出張だと知り、益々、淫欲が膨らんだ。 （冗談のつもりで奥さんとリフレッシュを・・・・そう思ったけど、このシチュエーションは冗談じゃなく、現実味を帯びてきた・・・・） 賢治は下から見ていた恵里の乳房やお尻を思い出しながら、カーテンを取り付けていた。 （ほら、ヤッパリ！アソコを膨らませてるわ・・・・） 恵里はジャージのズボンの股間を膨らませているのを見て鼻で笑った。 （どんなに真面目な仕事をしていても、エッチは皆、同じよ！） 賢治がカーテンをつけ終え脚立から降りてきた。 恵里はにこやかな笑みを浮かべ、賢治を見て言った。 「本当にすみません！お休みなのに汗をかかせちゃって・・・・片付けたらビールでも？もうじきお昼になりますし、ご一緒します？」 「あっ、いえ、気を遣わないでください。でも、せっかくだから・・・・もし、宜しければ僕に提案が」 「はぁ？提案、ですか？」 「あぁ、すみません。堅い言葉は仕事柄多くて・・・・そうそう、奥さんもリフレッシュしたいと思いませんか？」 「エッ！そうですね・・・・まぁ、気分転換はしたいですね」 恵里は賢治の考えが手に取るように分かり可笑しかった。 （フフッ、まぁ、頑張ってわたしを口説いてくださいな〜） 恵里は昨日の高岡や目の前の賢治を手玉に取る喜びを感じていた。 「僕も今週はリフレッシュ休暇、奥さんもご主人が出張で自由、丁度いいと思いませんか？ふたりでリフレッシュするには・・・・」 「エッ、えぇ、まぁ・・・・でも、どうやって？」 「とにかく片付けをして、窓にカーテンを引いて戸締りしましょう」 そう言うと、賢治はサッサと片付けをし始めた。 窓に遮光カーテンを引き、戸締りを済ませた。 「部屋が薄暗くなったわ。もうカーテンを開けても・・・・」 恵里はわざとその気の無い様子で賢治に接した。 「あっ、ダメですよ！これで外とは隔離されたんです。この家の中は、僕と奥さんだけの自由な世界になったんです」 「は、はぁ・・・・？」 「夕方までタップリ時間があるから、ふたりだけでリフレッシュタイムを楽しみましょう」 「え、えぇ、でも、どうやって？」 「僕に任せてくれますか？言うとおりにしてくれれば・・・・」 「え、えぇ、いいですけど・・・・？」 賢治は自分の計算どおりに進んでいることを楽しんでいた。 （口で上手いことを言っても、結局、狙いはわたしの身体・・・・そう言えば、いつも小言ばかりを言っていた隣の・・・・名前は、確か・・・・浩一、どうしてるのかな？ いつもわたしのことを怒ってばかりで・・・・だけど、一度も身体を求めたり誘ったりは無かったわ。 フッ、多分、タイミングが合わなかっただけよね、 機会さえあれば、わたしを心配しているフリをして近寄り、最後は身体を求めてエッチに変身したに違いないわ！ この隣のご主人みたいに・・・・でも、どうしてるのかな？） 恵里に接していた男の中で、唯一人、求めなかった男がいた。 それが浩一なのだが、今はどうしているのか分からなかった・・・・。 恵里ー６ 賢治は恵里の腕を掴んで浴室に向かった。 「ど、どこに？」 「汗を掻いたでしょ！一緒にシャワーを使いましょう」 「エッ！そ、それって？」 「何もかも忘れて自分を自由にしないと、リフレッシュも気分転換も出来ませんよ・・・・」 賢治は優しく恵里に囁き、恵里の肩を両手で軽く掴んだ。 恵里はピクッと震え、困ったような顔をした。 「今日から３日間、ふたりだけの時間を満喫しませんか？奥さんさえ自分を解き放ってくれれば、きっと素晴らしい時間になると思いますよ」 賢治は必死に言葉を駆使し、恵里をその気にさせようとしていた。 恵里はわざと賢治を焦らしていた。 本音を言えば、早く淫らな世界に没頭したかったのだが、賢治の反応を見てるのも面白く、敢えて承諾しなかった。 「ご主人、こんなことをして、大丈夫なんですか？」 「イヤ、今までそんな気分になったことなんてありませんよ！役所勤めは私生活も堅くないとマズイので・・・・だからこそ、たまには羽目を外したいと思うんですよ。正しいことばかりじゃ、とても生きていけませんよ」 「う〜ん、分からなくもないですけど・・・・」 「奥さんの素晴らしい胸やお尻を見ちゃったら、もう後のことなんか考える余裕もなくなりますよ！それほど、奥さんは魅力的だってことですよ」 「エッ！あっ、さっき・・・・見えちゃったんですか？」 「えぇ、しっかりと」 「すみません。家に居る時は、わたし下着は着けないので・・・・」 「そんなに素晴らしい身体、自由にしてあげたらどうですか？」 賢治は肩に置いていた手をすらし、恵里の乳房をＴシャツの上から抑えるように掴んだ。 「アッ！ご、ご主人、ダメですよ」 恵里は身を丸めるようにしたが、逃れようとはしなかった。 賢治は何とか恵里を落とそうと必死だった。 「素晴らしい感触ですね・・・・あぁ、直に見て触りたい」 賢治は恵里の耳に息を吹き掛けるように囁き、そのまま耳の中に舌を入れて舐め、首筋まで舌を這わせた。 「あふっ、ああっ、ダ、ダメ・・・・ご主人、もぅ・・・・」 「奥さんが素晴らしい肌を見せるから、僕はもう、こんなに・・・・」 賢治は恵里の手を取り、自分の股間に引き寄せ、堅く昂った肉棒をジャージの上から恵里に掴ませるようにして抑えた。 「あっ、ダメッ、いけないわ！い、岩波さん・・・・」 「でも、こんなになってるんです。ふたりだけの空間、ふたりだけの時間・・・・自由になりましょう」 賢治は恵里が自分の肉棒から手を放さないように抑えたまま、もう一方の手を乳房からデニムのショートパンツに移動させ、滑らかにアップしたお尻を直に触った。 「あっ！」 「凄く魅力的なお尻ですね！隠さないで見せてくださいよ」 賢治はショートパンツの隙間から恵里のお尻を擦り、その手で留金を外し、ジッパーを引き下ろした。 恵里の下半身を隠していた唯一のショートパンツが足元に落ち、恵里の淫部が露わになった。 「あっ、ダメッ！」 恵里は思わず身を屈めようとしたが、賢治は恵里を羽交い絞めにした。 恵里の手を抑えていた手で恵里のＴシャツの中の乳房を直に掴み、乳首を指の間に挟み乳房全体を揉み始めた。 さらに露わになった恵里の股間に手を伸ばし、指で淫唇をなぞり手のひら全体を淫部に圧しあてた。 「あぁあああっ・・・・岩波さん・・・・」 「奥さんのオッパイ、素晴らしい感触！ココも感じやすそうでエッチな液が溢れてますよ」 「あ、イヤッ！そんな風に言わないで・・・・こんな風にされたら、誰だって濡れちゃうわ」 「じゃあ、もう割り切って気分転換しましょうよ」 賢治は恵里が観念したと確信し、恵里のＴシャツを脱がした。 「ほぉ〜本当に素晴らしい身体ですね！乳房の形も大きさも際立ってますが、お尻はそれ以上、イヤ、滅多にお目に掛かれない素晴らしいお尻だ・・・・」 「ホントに？」 恵里は何も知らない人妻を演じ続けていた。 「本当ですよ！僕もこの年齢まで、いろんな女性を見ましたが・・・・こんなに素晴らしい女性に出会ったのは初めてだ！」 賢治は急いで自分も裸になった。 裸になった賢治の股間からは、昂った肉棒が反り返っていた。 恵里はチラッと見遣り、恥かしそうに目を伏せた。 「ダメですよ！目を反らさないで・・・・今から自由になって楽しむんですから、もっと積極的に・・・・バカになる時には思い切りバカになって、淫らになる時は無心になって淫らにならないと楽しめませんよ！」 賢治に言われて恵里は賢治の股間に視線を向けた。 40歳とは思えないほど元気な肉棒は、ヘソの辺りまで反り返っていた。 （太さは昨日の高岡さんの方が・・・・でも長さと反り返りが凄いわ！） 恵里は賢治の肉棒で早く感じたいとウズウズしていた。 「さぁ、一緒にシャワーで乱れましょう」 賢治は恵里の身体を抱くようにして浴室に入った。 お互いの身体を泡立たせ、賢治は恵里の身体に自分の身体を圧し付け、恵里の身体全体を少し乱暴に身体全体で擦った。 さらに乳房やお尻を擦り、淫唇の中も指で弄った。 （乱暴なのに感じるわ！凄く刺激的で、身体全体が・・・・） その後、賢治は泡を流した恵里の乳房を優しく舐めて揉み、お尻を擦って舌を這わせ、クリトリスを舐め淫壷を弄った。 「あぁああああ〜〜〜い、いぃ〜〜っ・・・・はっ、はっ、あいぃ〜っ！」 一変して優しく丁寧な賢治の愛撫に、恵里は夢中になって悶えた。 （昨日の高岡さんより経験の差で岩波さんの方がいいかも？） 恵里はこれから始まる賢治との淫猥な時間にときめいていた・・・・。 恵里ー７ 浴室から出た賢治と恵里は、所構わず淫らに交わった。 （結局、どんな理屈をつけても最後は身体・・・・そう言えば、隣の浩一さん、本当はどうだったのかな？） 恵里は賢治との淫猥な時間を過ごし、淫欲を満たしはしたが、心の中の空洞は埋めることが出来ないでいた。 その夜、数時間に渡って賢治と交わった恵里は、ベッドの中でまた浩一を思い出していた。 （岩波さん、タフで持続時間が長いから凄く良かったわ・・・・どこでもどんな格好でも交わって、ずっと感じ放しだったわ！でも明日もあるし・・・・明日は夜も・・・・それにお尻も・・・・身体が満足すれば充分だったけど、何かが足りないわ！身体じゃない何かが・・・・浩一さんに会って確かめてみたい） 恵里は寝る前に喉を潤そうと１階に降りていった。 キッチンで冷蔵庫を開け、冷たいミネラルウォーターを取り出した。 （あれ！何なの、コレ？） 冷蔵庫の隣に、ＰＯＳＴのようなものがあった。 （いつの間に・・・・？エッ！異次元ＰＯＳＴ？何なの、コレって・・・・） 恵里はそこに書かれていた説明を読んで思わず笑ってしまったが、笑い飛ばすだけでは済まない何かを感じた。 （信じられない話しだけど、ここに急に現れることの方が不思議・・・・と言うことは・・・・信じてもいいのかも） 恵里は願い事を叶えてくれるという異次元ＰＯＳＴを信じ、早速、願いを書いて投函した。 『10年前の事件の後の浩一さんとの時間に戻して！・・・・・・・・。』 恵里は投函した後、２階の自分の部屋で眠りに就いた。 恵里が眠りから覚めた時、何かしら違和感を感じた。 （アッ！も、戻ってる・・・・ウソ！エッ、本当なの？） すぐには起きたことを信じられなかった恵里だったが、部屋の中、自分の姿、全てが10年前に戻っていた。 （本当に叶ったんだわ！27歳の意識のままで10年前に・・・・） 恵里は早速、浩一の真意を確かめようと思った。 この日は恵里が高校２年の夏休み、浩一は高校３年だった。 先の３人による強姦事件以来、恵里は何かと言われていた。 心配そうなことを言いながら恵里の身体を目当てに近寄る輩や、不埒な不良娘だと罵る大人まで様々だった。 恵里は窓を開き、向かいの窓に消しゴムを投げつけた。 すぐに窓が開き、浩一が顔を出した。 「また何かをしたのかい？」 「何よ、その言い方」 「だって、僕が何を言ってもきかないから・・・・」 「あら！心配して注意してくれてるわけ？」 「他に何か理由がいるのかい？そんなに自分を粗末にして生きるもんじゃないよ！恵里ちゃんが投げやりになる気持ちは分かるけど・・・・」 「ウソ、浩一さんは違う高校だから分かんないのよ。毎日、好奇な目で見られているわたしの気持なんか・・・・」 恵里は下着を着けずに大きめのＴシャツだけで寝ていたので、心配そうに言う浩一を試してみようと思った。 恵里はくるりと浩一に背を向け、Ｔシャツの裾をピタリと締め、裸のお尻を半分ほど見えるようにして浩一に言った。 「浩一さん、あなたもわたしの身体が目当てなんでしょ！皆が口を揃えて言うわ！凄くいい身体だって、どぉ？」 浩一から見れば、薄いＴシャツだったので、半分露出しているお尻は、その全容を見せているのと変わらなかった。 「バカな真似は止めるんだ！そんなことをして何になるんだ？僕は恵里ちゃんのことを心配しているだけで、恵里ちゃんの身体をどうのこうのとは思っていないよ。恵里ちゃんには、いいところが沢山あるじゃないか！」 「ふん！せっかく見せてあげてるのに」 恵里は乳房がハッキリ分かるようにＴシャツの裾を下に引っ張り、乳首や乳房がクッキリと分かるようにした。 「また・・・・確かに恵里ちゃんのプロポーションは素敵だよ！だけど恵里ちゃんの良さは、もっと違うところにあるんだ。僕が好きなのはそんな恵里ちゃんなんだ」 「エッ！今、何て？」 恵里は浩一の言葉を頭の中で繰り返していた。 （そうだったんだ・・・・浩一さんはわたしのことを・・・・） 27歳の恵里は、なおも17歳の恵里として浩一の真意を確かめたかった。 恵里は浩一と向かい合って確かめようと思った。 「じゃあ、こっちに来て、ちゃんと面と向かって説明して」 「う、うん・・・・分かったよ」 浩一は窓を閉め、恵里の家に向かった。 恵里は２階の自分の部屋に浩一を迎え入れた。 「どこがどう良いのか？それで・・・・」 恵里はどう好きなのかを聞こうとして止めた。 「僕は君が横断できないで困っているお婆さんを助けたのを見た。誰もが無視して通り過ぎていたのに、君は手を引いて渡ってあげた。 バス停で割り込んだ不良っぽい男子生徒に注意したり、公園に散らかっていたゴミを誰にも言わずに片付けたり・・・・、君は優しくて思いやりがあって気遣いの出来る女性だよ」 「・・・・・・・・本当に全部見ていたの？」 恵里は唖然とした。 確かに全て自分がやったことだが、自分をいつも見ていなければ分からないことばかりだった。 「まだ他にも説明する必要があるのかい？」 恵里は浩一に背を向けてＴシャツを脱ぎ、裸のバックラインを見せた。 「な、何をしてるんだ！また、そんなことを」 「キレイなお尻でしょ？感じない？」 恵里はそのまま振り返り、浩一に全裸の前を見せた・・・・。 |
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| 2008.3.22掲載 |
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