| 70．直樹ー３ 細い京香の肩が露わになり、肌の透き通るような美しさが輝いていた。 「キレイだ・・・・」 直樹は吐息混じりに京香の美しさを口にした。 京香は足利以外の男を相手にするのは初めてだった。 （凄く興奮するわ・・・・これが普通のセックス・・・・） 京香は淫唇から淫らな液が溢れ、太股に滴るのを感じた。 直樹はゆっくりとドレスを下げていった。 （いきなり全てを見るのは勿体ない！と言うより、こんなにキレイな裸を一気に見る勇気は無い） 京香の充分過ぎるほどに膨らんだ乳房が姿を現し揺れた。 「何てキレイなオッパイなんだ・・・・形も大きさも素敵だ！」 白く澄んだ乳房の先には、薄桃色の乳首が小さく尖がっていた。 さらにドレスを下げていくと、引き締まったウエスト、下腹が現れ、その下には淡い色の柔らかな恥毛が見えた。 「エロティックで神秘的だ・・・・」 直樹は思わず顔を圧し付けたくなる衝動を抑え、ドレスを脱がした。 「長い脚は適度な肉付きで隙間無く伸びて・・・・お尻は柔らかくアップして弛みも無い・・・・アッ！」 直樹は京香のお尻から背中を見て、驚きの声を上げた。 京香は直樹を自分の正面に置いた。 「気にしないで」 「でも、あれは・・・・どうして？」 「後で、後で説明するわ！さぁ、中に入りましょう」 京香は直樹を誘い浴室の中に入った。 浴室は広く、石造りの浴槽や壁は、歴史を感じさせるものだった。 「凄いですね・・・・」 「エッ、古いだけよ。でも設備は新しくしてあるのよ」 京香は温度を設定して湯を注ぎ、その間にシャワーを開いた。 「ほら、本当に汗を流して」 京香は直樹の身体をシャワーで流し、軽く洗い流した。 「僕も・・・・」 直樹は興奮しながら京香の身体を優しく洗い流した。 「京香さん、僕はもう・・・・」 「エッ！あぁ、我慢できないのね」 そう言うと、京香は直樹の前に屈み込み、昂った肉棒を優しく手で扱き、舌で亀頭を舐め回した。 （うあっ、あの美しい顔で・・・・口で・・・・僕のを・・・・） 30秒もしないうちに、直樹の肉棒は限界を超えた。 「京香さん、うあっ・・・・」 「いいわ！出して」 直樹は京香の口の中に勢い良く射精した。 「うぐっ！ゴホッ・・・・ゴクッ、あふっ、は、はぁ、はぁ・・・・」 「す、すみません・・・・」 直樹はかつて無い快感を肉棒に感じていた。 京香は直樹の肉棒を洗い流し、浴槽に浸かった。 京香は直樹の股間に手を伸ばし、萎えた肉棒を優しく弄った。 「凄いわ！アッと言う間に元気になるのね！じゃあ、ご褒美は本番の方も、かしら？」 「エッ、えぇ、はい・・・・本当にいいんですか？」 「こんなになってて、今さらいいも悪いも無いんじゃないのかしら」 「あっ、すみません」 直樹は京香の乳房を擦るように揉み、片手を股間に忍ばせた。 湯の中でも京香の淫唇は淫らな液で溢れていた。 ヌルッと直樹の指を淫唇の中に導き、淫壷へと入った。 （濡れてた・・・・当たり前だけど、この美しい京香さんが・・・・） 直樹は夢の中に居るような感覚だった。 「あはぁ〜〜っ・・・・あっ、いぃゎ・・・・上手だわ」 直樹は京香の淫壷の浅い箇所を圧すように擦っていた。 京香の悶えているような淫声に、直樹はさらに興奮して懸命になった。 （こんな時に、あの男に教え込まれたことが役立つなんて・・・・） 京香は男がどうすれば悦ぶか、どう反応すればいいかを足利に教えられ、直樹を相手にそれを実行している自分がイヤになったが、今は直樹を夢中にさせることしか考えなかった。 京香は殊更オーバーに淫らな悦びを表した。 「あ、はぁ、はぁ・・・・ここで・・・・ネッ、もぅ・・・・あうっ・・・・」 京香は浴槽の中で立ち上がり、直樹の手を掴んで引き上げた。 すぐに広い浴槽の縁に手を突き、京香は背後からの挿入を直樹に求めた。 （本当に現実なんだよな・・・・） 直樹には信じられない現実だった。 目の前には美麗な京香の美しいお尻が突き出されていた。 直樹はゴクンと生唾を呑み込み、京香のお尻を掴んで引き寄せた。 （少なくとも京香さんを１回は昇天させないと・・・・） 自分の精液を飲み込んでくれた京香を感じさせようと、ゆっくり肉棒を京香の淫壷に挿入していった。 すぐに締め付ける京香の淫壷は絶品で、直樹は肉棒に刺激を感じながら、少しずつ奥まで挿入していった。 （凄くいいオマ○コだ・・・・こんな女性が世の中に居るなんて） 直樹は挿入した肉棒に変化をつけ、挿入を繰り返した。 「あぁ〜あぁ〜あぁ〜あ、いぃっ・・・・あふぅ〜ふぅ〜あ、いぃわ・・・・」 最初は演技するつもりだった京香は、本気で感じ始めていた。 汗を滴らせ懸命に腰を繰り出す直樹の肉棒に、京香は次第に込み上げてくるものを感じていた。 「あぁあああああっ・・・・あっ、あっ・・・・あ、イッ、イッくぅぅぅ〜〜〜」 直樹の肉棒を扱くように締め付けながら、京香は昇りつめていった。 直樹は自分も射精したかったが堪え、京香を続けて悦ばせようとした。 「あぁあああ〜〜〜また、また、あっ、ダメッ、イッくぅぅぅ〜〜〜」 続けざまに京香は昇りつめ、本気で淫らな悦びを感じていた。 （これが自然なんだわ・・・・あぁ、いつもこうして感じていたい・・・・） だが、京香の頭から足利の姿は消えなかった。 直樹は微妙に肉棒を締め付ける京香のオルガを味わい、ジッとしていた。 京香が大きく呼吸をし直すと、京香を抱えて浴槽に座った。 「凄くいいわ・・・・このままでもイキそうよ」 「僕も凄くいい気持ちです」 「中に、中に出してもいいわ・・・・」 「もう暫く、こうして、京香さんを感じていたい・・・・」 「エッ、えぇ、いいわ・・・・わたしも本当にいい気持ちよ・・・・」 京香の言葉にウソは無く、京香はセックスで初めて気持ち良く感じた。 同じ快感なのだが、足利の時には無かった充足感に満ちていたのだ・・・・。 直樹ー４ 直樹も京香も暫く無言でお互いの性器に感じる心地良さに浸っていた。 「ふぅ〜聞いてもいいですか？」 「エッ、何？」 「そのお尻や背中にある打撲の痕・・・・随分、繰り返し・・・・」 「わ、分かったわ・・・・チョッと待って」 京香は少しの沈黙の後、足利のことを直樹に語った。 両親の死、足利の出現、遺産のこと、そして犯されたことも・・・・。 涙ながらに語る京香に、直樹は憤りを感じていた。 さらに京香は続けた。 「セックスでわたしを玩具にするだけじゃなく、どうしても遺産を譲らないわたしに暴力を振るいだしたの・・・・」 京香の話しにはウソは全く無かった。 それだけに京香の話しは鬼気迫るものがあり、直樹はどうしても足利という男が許せなくなってきた。 「酷い！酷すぎる！あなたを不幸にする男、僕は絶対に許さない！」 「ダメよ！足利は何をするか分からない男よ。あなたのようないい人が相手にしちゃいけないわ！これはわたしの問題で、あなたには関係の無い話しよ」 「そんなことは無いです！こうしている以上、僕に関係ないなんてことは無い！」 大人しい直樹に、大きな怒りが込み上げてきた。 「うおぉぉぉ〜〜〜〜」 直樹は京香の身体を上下に揺らし、下から激しく突き上げた。 「ああっ！す、す、凄っ・・・・あっ、いぃ、いぃ、あいっ・・・・」 「僕が守る！あなたは僕が守る！」 「あぁぁ、いぃ〜〜っ・・・・いぃわ、いぃわ！イッ・・・・くっ・・・・」 京香の淫壷が激しく直樹の肉棒を締め付けた。 「うあっ・・・・イッくっ・・・・」 直樹も堪えきれなくなり、京香の淫壷に熱い精液を放出した。 思惑通りに直樹が動くことを京香は考えていた。 （直樹が足利をどうにかしてくれれば・・・・とにかく、このままだと足利の計略に嵌るわ。 わたしは何もかも失って、足利の性の奴隷になるしかない。そんな生活、耐えられない！足利さえいなくなってくれれば、直樹なんて子供同然。 足利に穢された身体・・・・今更、直樹に何度抱かれても何でもないわ！直樹が純粋なだけに、快感に浸れるだけラッキーかも・・・・） 京香の本心など知りようもない直樹は、どうにかして足利を京香の前から消し去ることを考えていた。 （どうすればいいんだ・・・・？相手は一筋縄ではいかない男みたいだ。あの素晴らしい京香さんを苦しめる存在なんて、消えてなくなればいい！ 消えてなくなれば・・・・怖いことだけど、殺すしかないのかも・・・・） 直樹は京香のことを考えているときは、正気では無かった。 京香と淫猥な時間を過ごした翌日、さらにその翌日も、直樹は京香と淫らに交わった。 その淫らさは激しさを増していき、直樹は京香にのめり込んでいった。 楽しい時間のはずが、足利の存在を忘れることが出来ず、別れる時には、ふたりとも憂鬱な気持ちになっていた。 （もうどうにかしないと・・・・） 直樹は京香のためなら何でもしようと決めた。 そんな直樹の前に、異次元ＰＯＳＴが現れた。 今朝には無かったＰＯＳＴが街角に突然現れたのだ。 （何なんだ！？異次元ＰＯＳＴ？こんなこと信じられるわけがない！だけど・・・・今朝は無かった。あれから３〜４時間で・・・・これは困った僕に与えられた天の恵みか？） 直樹は説明書きを読んで考えていた。 （過去に本当に行けるのなら・・・・京香さんが穢されていない次元に行き、足利が訪ねて来たところを待ち伏せて始末すれば・・・・そうだ！それがいい！） 直樹は早速、足利が現れる日に戻り、足利の存在を消したいと書き、その紙を異次元ＰＯＳＴに投函した。 翌日の朝も直樹は京香と淫らな時間を過ごした。 京香も純粋に快感を求めるセックスに浸れる直樹との時間を楽しみ、直樹にアナルセックスまで提供した。 「京香さんのお尻まで味わえるなんて・・・・最高です！」 「わたしもあなたとのセックスは、唯一自分を解放できる時間よ。だけど・・・・それもいつまで続けられるか・・・・」 京香は不安げな表情を直樹に向けた。 「大丈夫！僕が何とかするから・・・・京香さんは心配しないで！」 直樹は早く過去に行きたいと願った。 京香の家を出た直樹は、不思議な感じがした。 （あれ？今朝の風景と違う・・・・イヤ、季節が違うんだ！） 直樹は近くのコンビニで新聞を見た。 （戻ってる！・・・・そうか、今日、足利が・・・・） 直樹は身震いがした。 大きく深呼吸をし、京香の屋敷に戻っていった。 玄関の鍵は開いていた。 中から男と女の声が聞こえてきた。 「しかし、いい女だな・・・・」 「変な目で見ないで！人を呼ぶわよ！」 「フッ、呼んでみろよ！オマエの他に誰が居ると言うんだ」 直樹は慌ててふたりの声がする部屋に向かった。 部屋の中では今にも京香が犯されそうになっていた。 （マズイ！） 辺りを見渡すと、ブロンズの置物があった。 直樹はその置物を掴むと、京香を犯そうとしている足利に殴りかかった。 ガツッ！ガツ、ガツ、ガツ！ ２度３度と繰り返し足利の頭を殴ると、足利は頭から血を流し床に倒れた。 「ハァ、ハァ、ハァ・・・・」 直樹はブルブルと震えながら、その場に立っていた・・・・。 |
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| 2008.5.3掲載 |
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