あなたの周りで、最近、突然に姿が見えなくなった人はいませんか？
　ひょっとしたら、その人は、淫界の大迷宮に迷い込み、未だに彷徨っているのかも知れません。
　幼い頃、怖い夢を見て飛び起きた経験はありませんか？
　どこだか分からない場所で、実体不明なものに追われ、泣き叫びながら逃げ続けたこと、ありませんか？

　今からご紹介する話は、寝ている時の夢の世界ではなく、現実の世界で、突然、踏み込んでしまった迷宮のお話しです。
　あなたも充分お気をつけください・・・それでは〜

１.壱之扉

　男の名前は、尾形 祐介、28歳、独身、ゲームメーカー勤務。
　いつものように開発室に出社し、事務の女子社員と談笑した後、トイレに向かった。
「あれ？こんな所に、部屋なんかあったかな？」
　男子トイレのドアの横に、昨日まで無かったドアがあることに気づいた。
　ドアノブに手をかけ回してみると、カチャッと音を立てドアが開いた。
「何の部屋だろう？こんな場所に・・・」
　祐介は真っ暗な部屋に足を踏み入れた。
　その瞬間だった。
　バタン・・・
　ドアが大きな音を立てて閉まり、慌てて外に出ようと振り向いたが、ドアは消えていた。
「ウソだろ・・・何かの冗談だよな・・・・・・お〜い！誰か居ないのかぁ〜お〜い！」
「うるさいわねぇ〜そんなに大声出さなくても、聞こえてるわよ」
　目を凝らすと、前の方に僅かだが灯りが見えた。
　祐介は灯りを目安に急いで駆け寄った。
「おい、どうなってんだ！ここは・・・」
「人にモノを尋ねるのに、おい・・・は無いだろう」
「すみません・・・突然、訳が分からなくなって・・・」
「ここに迷い込んだ人間は、誰もがそう言うよ」
「それで・・・ここは、どこなんですか？僕はトイレの横のドアを開けたんですが・・・」
「そこは、この世界の偶然の入り口に過ぎないよ。ここは、簡単に言うと迷路かな」
「迷路？・・・それが、どうしてここに？」
「だから〜ここは現実の空間には存在しない世界で、お前たちの世界からは見えない。歪んだ空間に存在する迷宮の世界さ」
「それで、どうしたら元の世界に戻れるの？」
「そこのドアを開け、中に入ると迷路の始まり・・・だけど、それを抜けないと戻れない」
「・・・・・・それじゃ、行くしかないな・・・ところで、あなたは？」
「それは・・・訊かないほうが、あなたのためだよ〜ハハハハハ・・・」
　笑い声と共に女は姿を消した・・・。

　祐介は仕方なく女に言われたドアを開け中に入った。
　ドアと同じ幅の高い壁が両側にそびえ、通路が続いていた。
「昔、流行した迷路のような感じだけど・・・上には登れないから進むしかないな」
　20分ほど歩いた時、通路の先にドアが見えた。
「やったぁ〜出口だ！」
　祐介は息を切らしてドアを開けた。
「いらっしゃい〜まぁまぁの時間ね、早くクリアしないと飢え死にしちゃうわよ」
「またぁ〜冗談ばっかり・・・こんなゲームに命賭けるなんて〜」
「冗談じゃなくてよ！全部で５つのドアをクリアしないと、出られないのよ！」
「じゃあ、ここは、ひとつめ？」
「そう、まだ序の口・・・この間も３日間飲まず食わずで頑張った人がいたけど・・・」
「ま、まさか・・・死んだの？」
「その、まさかよ〜さぁ、時間が勿体ないわ、早速、テストをやりましょう〜」
「テスト〜？」
「そう、５つのドアには、わたしのような番人がいて、テストをやるのよ〜
そこで、合格しないと、もう一度最初からやり直さないと次に行けないのよ」
「テスト・・・って？いったい・・・」
「ここは、淫界大迷宮よ〜その名の通り、淫らな迷宮世界なの・・・先ずは、耐久テスト・・・わたしのフェラに30分耐えられれば〜合格よ！」
「フェラ〜って・・・フェラチオのこと？」
「そうよ、今、支度するわ〜」
　第一段階の女は、全裸になって祐介の前に再び姿を現した。
「さぁ〜裸になって、ここに寝て！やるわよ〜」
「チョット待ってくれよ〜やっぱり、変だよ〜こんなの・・・何かのドッキリとか？」
「バカ言ってると、時間が無くなってくるわよ〜」
「そう〜そこまで言うなら・・・セックスには自信があるんだ！大歓迎さ〜」
　悦びながら祐介はベッドに横になった。
（経験は豊富なんだ・・・どんなテクニックだって30分ぐらい、どうってことない〜）
　女はタイム計測をリセットして、祐介に跨り自分の乳房を揉みながら悶えて見せた。
「あぁ〜ん・・・欲しいわ〜あなたの熱〜い肉棒が・・・ここに入れて欲しいの〜」
　祐介の顔の上で股間を開き、きれいに脱毛されたワレメを押し広げて見せた。
　淫らな蜜がワレメから雫となって祐介の口に落ちた。
「あぁ〜吸ってぇ〜舐めてぇ〜〜ねぇ〜ほらぁ〜〜」
　祐介の肉棒は天井を向いて直立し、ドクドクと血液が送られ堅く興奮してきた。
（こんないい女が淫らなことするなんて、見た事が無いよ〜はぁ〜はぁ〜はぁ〜」
　下唇を舐め、息を切らしながら、女のワレメを凝視していた。
「欲しかったら、早く射精しちゃうことね〜そうしたら、入れさせてあげるわ〜わたしのは・・・中が絶品なのよ〜挿入したオチ××ンを優しく愛撫してくれるわ〜」
「それって、ミミズ千匹・・・とかって言う名器じゃない〜１回味わいたいよね〜」
「だったら・・・ほら、早くイクことね〜」
女は６９の体勢で祐介の肉棒を手で掴み、扱き始めた。
「そうそう、言っておくけど、わたしのオ××コに触れたら、即失格よ〜」
　顔の前に開かれたアップのオ××コとお尻を見せられ、触れる寸前だった。
　女は肉棒を深く咥え口唇で扱き舌を絡ませ絶妙な愛撫を始めた。
「あぁ〜ぅっ・・・うわっ、っ、ぁっ・・・あぁぅううう〜ぁああ〜〜〜」
　祐介はかつて経験したことのない口技・舌技に、呻き声をあげていた。
「あぁ〜ぁ、まだ５分しか経ってないわよ〜リタイアしてわたしと交わると、天国に昇れるわよ〜本当に気持ちが良くて・・・そのまま昇天するのよ！」
「えぇ〜っ！じゃぁ・・・死ぬって、ことじゃないか！そんな〜・・・」
「ゲームに負ければ、当然の結果よ！でも、幸せな快感に包まれて死ねるわよ〜」
　女は言葉巧みに祐介を死の快感に誘惑した。
（あぁ〜〜〜、どうしよう・・・ダメかもしれない・・・）
　玉袋に下のお尻の穴につながる線は過敏以上の箇所だが、女はそこを指で擦りながら
、肉棒を口唇と舌で的確に射精へと導いていた。
「ぁぁああああ〜〜〜あっ、ぅううぅ〜っ、っぁああ〜っ・・・あぅ〜っあぁ〜ぁ・・・」
「あぁ〜いいわ〜美味しいわ〜あなたのオチ××ン・・・早く飲みたいわ〜ねぇ〜〜」
　女は、腰を振って祐介の目を刺激し、両手で太股から腰を擦り、５感を刺激した。
「ねぇ〜早くぅ〜〜先っちょの割れた口を舐め舐めしちゃおぅ〜っと・・・」
　肉棒を搾るようにして掴んで、亀頭の先を舌先でチロチロ舐めた。
「あぁ〜ぅ・・・ぅ、っわぁ〜っ・・・ぁ、ぁ・・・ぁああぁぁ〜〜っ・・・はっ、ぁあ〜〜」
　もう、限界だった。
（時間は・・・ぁうっ・・・まだ、なのか〜・・・あぁ〜）
　祐介は時間の表示に目を遣った。
（あっ・・・あと・・・はぁ、っはぁ〜ぁ・・・ぁああああ〜〜10秒・・・うっ、ぁあああ〜〜）
「あぁっ・・・ぅ、ぅぁあああっ、っイッ、くぅううう〜〜〜あぁ〜〜っ・・・・・・いぃ〜」
　祐介の肉棒の先から勢い良く白濁の液が飛び出した。
「はぁ〜はぁ〜はぁ・・・・・・、すごい・・・痺れる・・・」
　足の指先まで快感が走り、心地良い痺れが祐介の身体を占めていた。
「・・・あぁ〜ぁ、合格よ！あと、３秒イクのが早かったら、アウトだったのにね〜」
　それを聞いて、祐介の全身の力が抜けていった。
「いいの〜？ゆっくりしてて・・・この後、まだ４つも扉があるのよ〜しかも・・・次第に難しく大変なテストが待ってるわ〜ここは、楽な方よ！フフフッ・・・」
　祐介は、先を考えると、快感の中で死んだほうがいいかな・・・と思った。