由香の身体に自分の身体を重ね、唇を優しく吸った。
　今、腕の中にいるのは、この上ない美少女であり妖艶なオンナであることに、僕はかつて感じたことの無い至福の極みを感じていた。
　小さく柔らかい唇がピクッと反応し、うっすらと大きな瞳を開け、僕の背中に手を回した。
「先生・・・愛してる・・・・・・」
「僕も・・・」
　僕は腰の位置をずらし、もう限界に来ていた肉棒を由香の蜜壷にあてがった。
「あぁ〜・・・・・・・せんせい・・・このまま、イ・レ・テ・・・」
　僕は指を挿入した時の感触を思い出しながらドキドキする気持ちを抑え差し入れていった。
「うっ、おぉぉぉ〜〜〜・・・・」
　挿入した途端に肉棒を撫で回すように襞が絡みつき、撫でては離れ、離れたかと思うと全体を包み込む・・・。
「由香・・・すごい・・・・・・」
「あぁぁ〜先生・・・いぃ〜〜〜・・・」
　由香は自分が僕にどんな快感を与えてるかなど全く分からないまましがみついてきた。　しばらく由香の蜜壷の感触を味わっていたが、射精を促されるように搾られ、慌てて堪え肉棒の出し入れを早くした。
「あぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜」
　由香の表情は、もう、どこかに神経が飛んでいるかのようで、焦点が定まっていなかった。
「うっ、あっ、・・・い、ぃ・・・・・・」
　僕はイッてしまいそうな自分を押し殺し、懸命に由香の魔力に抵抗していた。
　部屋中に充満した由香の淫香は、正常な神経を破壊しそうだった。
　媚薬に勝る淫香と驚異的な蜜壷・・・。
　このまま時間が止まればいい・・・とさえ、本気で思っていた。
　由香は僕の動きに合わせ腰を動かし、叫び声のような嬌声をあげ続けた。
　僕はグラインドを繰り返し、由香との密着を高めていった。
　もう・・・限界・・・
「ゆかぁ〜〜〜イクゥ〜〜〜」
「アァ〜〜〜〜〜先生、わたしも〜〜〜もう〜だめぇ〜〜〜〜〜」
　肉棒が膨張したかと思うと、ドクドクと脈打つように由香の蜜壷に吐き出した。
　ヒクッ、ヒクヒク・・・・・・・ ・・・・・・・・・・。
　由香の身体は言葉に出来ないような妖艶さを呈し、暫くの間、微妙な動きを続けていた。
　僕は動けずに由香と身体を合わせながら様子をうかがった。
　由香は意識を失っているようだったが、蜜壷だけは僕の肉棒を刺激し続けていた。
（どうしよう・・・射精したというのに、全く小さくならないよ・・・それにしても・・・この香りは・・・））
　由香の中の僕の肉棒は、血液をドクドクと送り、太さと固さを増していた。
　引き抜こうと思ったが、蜜壷の中の幾重にも攻めてくる肉襞の感触から逃れられず、甘い幻覚の世界に誘う香りに、もはや判断できない状態になっていた。

『由香〜〜、ゆかぁ〜〜〜〜』
　母親らしい声が二階に向かって何度も繰り返された・・・。

―――――

５.

　母親の呼ぶ声に衝かれたように身体を起こした由香は、慌ててドアまで向かった。
　それにしても、もう外は暗くなっていたのか・・・。
　カーテンを閉じていたので、時間の経過に気づかなかった。
（そうだ・・・カーテンを開けて部屋を明るくしないと・・・）
　僕は慎重に戸外を窺いながらカーテンを開け電気を点けた。
「先生、恥ずかしいわ！」
「そんなこと言ったって不自然だろう？」
　由香は仕方なく納得した顔で膝を立てた姿勢でドアを少し開け、
「は〜い、なぁに〜？」
「由香、居たの〜？誰か来ているの？靴があるけど・・・」
　こんな展開になるとは、由香も僕も予想していなかったので、靴のことなど意に止めていなかった。
　由香が振り向いて僕の顔を見たが何も言わず、
「学校の先生が大学受験の資料を持ってきてくれて〜説明してもらっているの〜」
　僕は由香の膝立てした後姿に見とれていた。
　白く引き締まった背中から突き出したように盛り上がったお尻に汗が光っていた。
　さっきまでは暗かった部屋の灯りが点り、由香の美しい肢体を鮮やかに照らしていた。
　少し朱く色づいた肌に汗が光り、艶やかに蠢いているように感じた。
　背中の中央の浅い窪みから双丘の深い溝まで汗が流れていた。
（堪らないなぁ〜あのお尻・・・むしゃぶりつきたい・・・）
　僕は由香の真後ろに膝を立てて座り、背筋から双丘までのラインを指先で撫でた。
「あうっ！」
　思わず背を反らしドアノブを持つ手を床についた。
　魅力的な双つの白い丘が突き上げるような格好になり、誘っているように感じた。
　すかさず僕は双つの丘を鷲掴みにして大きく開いた。
「だめぇ・・・先生・・・そこは・・・見ないで・・・」
　由香は小声で哀願するように言ったが、僕はそのまま由香の濡れた菊蕾を見ていた。
　由香の蜜壷に射精した僕のものと蜜の入り混じった液が長い太股を伝って流れ落ちていた。
「お母さん・・・先生はすぐに帰られるそうだけど、お母さんは何時に戻ってくるの？」
　由香は肢体を捻りながら切れ切れに言葉を続けた。
「えっ、あ、そうなの〜・・・ご挨拶したいけど、今から９時まで自治会の会合があるの・・・　すみませ〜ん、先生、ごゆっくり〜」
　母親はそう言うと慌しく玄関から出て行った。
（きっと、母親も美人なんだろうなぁ〜・・・）
　僕は由香に似た４０歳ぐらいの活動的な女性を想像した。
（ん・・・今、６時か・・・確か〜９時までって言ってたよな・・・）
　僕は開いた双つの丘で萎んでいる菊蕾を舐め舌先を少しだけ挿入した。
　ピクッ・・・ピクピク・・・
「あぅぅ・・・いぃ・・・」
　由香はドアを閉めると、そのままの姿勢で僕の菊蕾への愛撫を受け入れていた。
　膝立てた両脚をさらに開き、僕のほうへ押し付けるようにし喘いだ。
　菊蕾から少し下でグッショり濡れ溢れている蜜壷から、また強い香りが立ち上った。
「うっ、ぅぅぅ・・・頭がクラクラする・・・ん〜〜〜ん、いい匂いだ・・・」
　僕はもう由香の肢体しか見えなくなっていた。
「先生・・・そこぉ〜・・・もっと突いてぇ〜〜〜」
　僕は舌先を固くして刺したり引いたりしながら手に余るお尻の肉を揉み感触に酔った。
「わたし・・・そこも、感じるのぉ〜先生・・・あぁぁぁぁ〜〜〜どうしよう〜〜」
「どうして欲しいのかな？由香は・・・」
　舌を抜き少し放してゆっくりと双丘を摩り、撫で回しながら言った。
　由香はクネクネと大きく引き締まった尻を振りながら、
「あぁ、ふぅ、うぅ・・・先生のを入れて・・・」
「僕のでいいのかい？」
「いやぁ〜もう〜先生のじゃなきゃ、イヤ〜！」
　もうスッカリ義父のことなど由香の脳裏から消えているようだ・・・・・・。
（しかし、凄い、の一言だな由香は・・・だけど・・・これで、いいのか？・・・いいんだよな・・・）
　僕は自分に言い聞かせながら、人差し指を蜜壷方向に向け菊蕾に差し入れた。
　僕の唾液と由香の蜜で、すんなりと奥まで入ってしまった。
　指をゆっくり動かし始めると、それに呼応して痙攣するように締め付ける。
（由香の意思で動かしているんじゃなく、蜜壷と連動してるんだ・・・）
「うっ、い、いぃ〜〜〜イキそう〜〜〜〜」
　僕は由香がイク前に指を抜き、硬度を増した自分の肉棒を四つん這いの姿勢のまま蜜壷にゆっくり沈めた。
「えっ？、あぁ〜・・・先生・・・ち・が・う・・・？」
　喘ぎながら由香は訴えるような瞳で僕に言った。
「うぅっ・・・待ってて、・・・あとで・・・」
　僕は肉棒に絡みつく蜜壷の中の襞の快感に耐えながら、やっと言った。
　再び指を菊壷に差し入れ肉棒の出し入れとリズムを合わせ、指の出し入れを繰り返した。
「あっ、うぉおおおおぉぉぉ〜〜〜〜あ、だめ、イク、イクゥ〜〜あぁ〜〜・・・・・・」
　由香は激しく双丘を振りながら、早い間隔で蜜壷と菊蕾の収縮を繰り返した。
「お、うぉぉお〜〜〜僕も・・イクよ〜〜・・・・・・」
　脳天まで溶けるような痺れる快感が肉棒から全身を貫き腰が震えた。
　由香の快感の波も止むことを知らないかのように、次から次へと押し寄せる快感の波を津波のように感じ身体中浸りきっていた。
　両腕の肘から手のひらまでを、前に投げ出すように床につき、妖しく誘う魅惑の双丘を高く突き出す由香の姿態は、まるで『入れてください・・・』と土下座して懇願するような格好だった。
　大きく快感のうねりを感じていた由香は、バランスを狂わせ倒れそうになった。
　僕は自分の分身を由香の中に残したままだったので、一緒に倒れそうになり、慌てて由香の柔らかなお尻の肉を両手で掴み踏み止まった。
「あぁ〜あぁ〜あぁ〜・・・」
　由香の荒い呼吸は外に漏れるのでは？と心配するほど大きく響いた。
　部屋の時計は、７時半になっていた。
（えぇっ〜？・・・もう、そんな時間・・・９時だったよなぁ〜・・・）
　僕の肉棒は相変わらず射精後も全く衰えないばかりか、より硬度と太さを増しているように感じた。
（きっと、由香のアソコの香りのせいだ・・・何なんだろう？・・・）
　そう思いながらも、こんなに充実した時間を過ごせるのなら、どんなに疲れても・・・。
　自分の中でソレだけが明確になると、僕は蜜壷の中から自分のモノとは思えない肉棒を引き出し、指で完全に柔らかくなった菊蕾にあてがって挿入を始めた。
　大きく張った亀頭が由香の菊蕾に姿を沈めると、項垂れていた由香の頭が跳ねるように持ち上がった。
「うっ！！・・・うぁぁ〜〜・・・・・・」
　呻き声のような音を発して由香の朱みを帯びて汗で濡れた妖しい尻がビクッ！と跳ねた。
「せ・ん・せ・い・・・・・・・、キツイ・・・ゆっくり、ゆっくり入れて・・・」
　僕も締め付けのキツさを亀頭自身で感じていた。
　もう充分にコナれているから大丈夫だと思ったが、意外と肉棒が太くなっていたようだ。
　キュッ、キュッ、キュッと入り口で締め付けられる快感は、蜜壷での快感とは異質でまた格別なものだった。
「い、いいよ・・・由香・・・先生も堪らないよ・・・」
「ホント・・・？うれしい〜先生も感じてくれて・・・あぁ〜そう、ゆっくり、ゆっくり・・・」
　僕は亀頭に続いて肉茎を半ばまで沈めると、しばらくの間を空け、少し早い動作で入り口まで抜けないように引いた。
「アッ！イヤァ〜〜・・・イィ〜イ・・・そう、もっとぉ〜〜〜・・・してぇ〜〜〜」
　由香が再び正常さを失った・・・。
　要求に応じるように僕は変化のある挿入を繰り返した。
　だけど、僕自身、すぐに限界を感じるほど由香の菊蕾は成熟していた。
　半身をうつ伏して髪を激しく左右に振り、腰を振り、大きな嬌声を由香はあげ続けた。
　やがて小さく収縮していた菊蕾は奥から肉棒を巻き上げるような痙攣を激しく繰り返した。
「ウッ、おぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ、ク、・・・・・・・」
「わたしも〜〜〜〜〜〜〜〜〜激しく、シテェ〜〜〜〜・・・・・・」
　ふたりは野生の動物が交わっているような、獣のような大声をあげながら、僕は肉棒を由香の尻に打ちつけ、由香は僕の股間に尻を押し付け、ガクガクと崩れていった。
「ハァ〜ハァ〜ハァ〜・・・・」
　心地良さを越えた快感と虚脱感の中、荒い息だけが部屋に響いていた。

　暫くして呼吸を整え、意識の朦朧としている由香の妖しい姿態を携帯のカメラで数カット撮った。
　由香の身体を少しばかり動かしても何の反応も無く、由香は自分の淫らな姿態を撮られたことなど、全く気づく様子も無かった。
　撮ったことには別に他意がある訳ではなく、単純に由香の素晴らしい妖艶な姿を後でも見られるようにと、そう思いついただけだった。

　・・・時計は、８時４５分を指していた。

『淫　香・・・』の部　・・・完・・・　『淫　蜜・・・』に続く