どれだけの時間が、流れたのか・・・。
　ふたりは互いに無言のまま、ただ、時間だけが流れていった。
（前夫が亡くなって、そんなに月日も経ってないけど・・・由香の話しから察すると、 何年も前から夫婦の関係は無かったのかも知れない・・・まだ女盛りなのに・・・）
　僕は高校生の１５歳だった真弓と今の真弓とでは比較になる訳がないのに、あの頃の記憶しかない僕にとっては、今の彼女は女性としての魅力に満ち溢れていた。
（あの真弓が、こんなに成熟するんだ・・・でも、あの頃から艶っぽかったよな・・・）
「ねぇ、真弓・・・」
　僕は優しい声をかけながら真弓を背中から抱きしめた。
　そう・・・、遠い、あの日のように・・・。

「マ、ユ、ミ・・・・・・」
　そう言いながら僕は真弓の身体を引き寄せ、
　真弓の身体を僕の身体で後ろから受け止める形にした。
「えっ！何？・・・どうしたんですか？」
「今朝の君の夢・・・・・・実は・・・あの早霧湖のアノ時のことだったんだよ。
　それで君に逢いたいな〜って思っていたら、本当に偶然、こうして逢えて・・・。
　この再会を大事にした・・・だから・・・アノ日からやり直させてくれないかなぁ・・・？」
　真弓の小さく可愛らしい唇から、了解したような言葉が艶っぽい声で発せられた。
「ありがとう・・・真弓、・・・僕、本当に嬉しいよ・・・」
　僕は少し力を込めて真弓の豊満な身体を後ろから抱きしめ、首筋に口づけをした。
「あぁぁ〜〜〜ダ、メ、・・・由香が・・帰って・・くるかも・・・」
　由香が帰ってくる・・・
（どうしよう・・・由香との関係は続けたいし・・・真弓も・・・）
　成り行きでここまで来てしまったが、真剣に善後策など考えてはいなかった。
（でも・・・今を逃したら・・・また、後悔だけが残って・・・）
　あの日の真弓はホットパンツにトレーナーだったが、今日の彼女は、黒のタイトスカートに白いブラウス・・・多分、どこかに出掛けて帰ったままか？ 大人の女性の色香に溢れていた。
　首筋を濡らした唇と舌で舐めながら、真弓の両腋下から手を前に回し、豊満な乳房を下から持ち上げるように掴み、感触を確かめるようにゆっくりと揉んだ。
「フゥワ〜・・・・・・あぁ〜ん・・・・・・」
　艶かしい喘ぎ声をあげながら肢体を捩った。
（ブラが邪魔だな・・・大きいけどプリッと張っていた乳房はどうなったのかなぁ・・・）
　僕は後ろから抱え込む格好のまま、ブラウスのボタンをはずし始めた。
　真弓の肩越しに少し朱みのさした白い乳房の谷間が見えた。
「きれいな胸だ・・・」
　僕は溜息混じりに呟きフロントホックをはずした。
　小さな布切れに押さえつけられていた乳房が露わになると、ふたりの欲情も解放された。
　存在価値を主張するように形の良い乳房がプルッと揺れ、僕の股間を刺激した。
　僕は興奮する気持ちを抑制しながら、両手でその重みを感じながら揉んだ。
「あ、あ、あ、あっぁぁあ〜〜〜〜」
　ピンク色の乳首がツンと固くなってきた。
　親指と中指で痛くない程度に左右から挟み揉むと、真弓の喘ぎはいよいよ本気モードに入った。
「凄い・・・張ち切れそうな艶々の胸だね！」
「えっ、もう、おばさんよ〜昔とは違うわ」
「いや〜ホントにきれいだよ、全然型崩れもしてないし、僕の手が吸い付くようで・・・」
「あぁん〜もう〜・・・はっ、はっ、もっと揉んで・・・・・・」
　僕は片手で揉み続けながら、もう一方の手をタイトスカートから覗いていた太股に這わせた。
　部屋の中はそんなに暑くないのに、太股の内側は汗ばんだように濡れていた。
　真弓は僕の手を太股に感じると、一瞬、ピクッと太股を併せたが、すぐに弛め、僕の手を自由にした。
　僕は指先に神経を尖らせ、太股を這わしている手を付け根までスゥ〜ッと引き上げた。
　１５歳の春、僕の指でイッてしまった早熟な真弓の中心に触れた。
「あっ、そこは・・・あぁ〜・・・」
「もう、すっかり僕を受け容れたくて、こんなに蜜を溢れさせて・・・嬉しいよ！」
　僕は真弓の耳に息を吹きかけるように呟いた。
「あ〜ん・・・いやぁ〜・・・ねぇ〜お願い・・・ベッドに・・・ネッ！連れてって・・・」
　まるで真弓は１５歳の春の日に戻ったように僕に甘えるようだった。
　僕は真弓の身体を抱え寝室に向かった。

　寝室に入ると僕は静かに抱えていた真弓を下ろした。
「さぁ、僕が脱がせてあげるよ」
　前側だけが露わになっていた真弓のブラウスとブラを丁寧に脱がせ、黒のタイトスカートも続いて引きおろし脱がせた。
　小さい三角形をした秘部の布を残し、真弓のその美しい肢体が僕の目の前に露わになった。
　両腕を前にクロスさせるようにして立った真弓は、恥ずかしそうにモジモジしていた。
　キュンと上向きに張りのある乳房は、美しいとしか言いようが無いくらい魅力的で、腰骨の上がくびれたウエストラインは雪のスロープを連想させた。
　余分な肉付きが無い・・・乳房の大きさが不自然に感じるくらい肋骨が薄く浮き出ていた。
　両脚は膝から上が長く太股はピッタリして隙間が無かった。
「どうしてこんなにスタイルがいいの？」
「エッ？・・・そんなこと・・・昔とあまり変わりませんよ」
　その表情は、目線が艶かしい・・・昔感じたままの妖しさを醸し出していた。
　僕は真弓の前に膝まづき、両脚の下から付け根へ擦るように手を這わせ、最後の一枚の布に手をかけた。
「あぁ〜ん・・・」
　目の前に現れた真弓の妖しい秘部は、薄い恥毛に覆われていたが下の方には何も無く、あの遠い日に感じたツルツルした感触が甦った。
「なるほど・・・こうなっていたのか〜君のココは・・・」
　１５歳の真弓のソコに指を這わせた時の感触が忘れられないでいた僕は、その全姿を目の前にして感嘆した。
　襲いかかりたい気持ちを抑え、慌しく自分の衣服を脱ぎ捨て、僕も全裸になった。
「わぁ〜部長・・じゃなかった、ワタルの凄〜ぃ・・・ピクピク動いてる・・・」
　真弓の僕を見る目が妖しく光り息が荒くなっていた。