僕はゆっくり味わいたいと思った。
　タイムスリップしたような不思議な感覚に包まれていた。
　僕は真弓を抱えベッドに優しく横にし、その隣に寄り添い片腕で抱きかかえるようにした。
「この時をどんなに夢見たことか・・・真弓・・・」
「わたしも・・・まさか、今、ワタルさんとこうしてるなんて・・・」
「僕が悪かったんだよ・・・あの頃の僕は経験もなくて不安ばかりで・・・大学に行って環境が変わると、毎日に流されて・・・。
　結局、僕は魅力的な君の処女の相手にはなれなかった・・・初めての男になりたかった」
「わたし・・・あの時、決めていたんですよ。初めての男はワタルさんだと・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「先輩たちに聞いてまわって探したのに・・・いつもすれ違いで・・・わたし、しばらく男の人と口も利けないほど落ち込んで・・・ワタルさんの気持ちが分からなくて」
「ごめん・・・そうだったんだ・・・」
「それで大学生の頃、知り合ったのが初めての男、最初の亭主、つまり、由香の父親。 親元を離れて寂しくて、誰かに頼りたかった・・・」
「最初のご主人はラッキーな方だったんだね」
「それが・・・そうでもなかったの・・・・・・、由香を身ごもって学生結婚して・・・。あのひとの就職が決まったその日・・・交通事故で・・・」
「そんな・・・」
　いつの間にか素肌を合わせたまま、話しを続けていた。
　話しをしているうちに僕は真弓への愛おしさが益々増していった。
「実家に帰り真弓を出産して・・・それからは、もう女であることを忘れて働いたわ」
「じゃぁ再婚したのは・・・？」
「えぇ、片親だと由香が肩身の狭い思いをするからって、みんなに言われて・・・でも・・・去年、急に亡くなって・・・。わたしって、男運がないみたい・・・。もっとも夫婦と言っても、夫婦関係は全く無かったんだけど・・・」
「ん、ん〜？・・・どうして？」
「・・・わたしも・・よく分からなかったんだけど・・・」
（そうか・・・由香のせいだ・・・やっぱり知らなかったんだ、可愛そうに・・・）
「じゃぁ・・・男とこうしてるって・・・久しぶり？」
「そうね！今日は・・・あの日のように処女の気持ちよ・・・・・・」
　真弓はそう言いながら僕の胸に顔を埋めた。
　そんな真弓を気持ちを込めて抱きしめ、髪を優しく撫でた。

　僕は真弓に体重をかけないように上になり、真弓の瞼に口づけをして
「マ、ユ、ミ・・・」
　ひと言だけ呟いて、唇を合わせた。
　お互いの唇を吸いあい舌を絡め感情を昂らせ夢中になっていった。
「あぁ〜ワタル・・・」
　僕は無我夢中で真弓の唇だけでなく首筋から耳まで舐めた。
　真弓の肢体が次第に色づき始めた時、僕は右手で左の乳房を揉みながら左の乳首を口に含んで舌先で転がした。
　真弓の反応は顕著だった。
「あっ、あぁぁぁぁ・・・・・・・いぃ〜」
　喘ぎ声と共に身体を震わせ僕の背中に手を回して爪を立てた。
（やっぱり久しぶりにせいか、感じ方が激しいなぁ・・・じっくり感じさせてあげよう・・・）
　僕は自分が感じることより真弓を楽しませてあげたいと思った。
（僕はこの素晴らしい肉体を賞味できるだけで満足だよ）
　本当にそう思っていた。
　形の見事な乳房を両手で丹念に揉んだり舐めたりして真弓の反応を確かめた。
　括れたウエストラインを何度も指先で行ったり来たりさせ、
　薄い恥毛の丘には触れずに引き締まった大腿部を舐めて楽しんだ。
「ねぇ〜ねぇ・・・」
　真弓は妖艶な姿態を挑発するようにくねらせた。
　僕は暴発しそうな肉棒の欲情を抑えながら真弓の身体を反転させた。
「きれいなヒップラインだ・・・」
　僕は感嘆の声を漏らしながら瞬時見とれてしまった。
　背骨にそって立てた指先を白い尻の割れ目まで撫で、感触を楽しんだ。
　真弓の肌は僕の手を吸いつけて離さないようなキメ細かな感触だった。
「あぁああああ〜〜〜・・・もう・・・焦らさないで・・・」
　真弓の快感に耐えるような表情は格別に美しく、身体の反応と共に僕を酔わせた。
　指で撫で回すのに反応して白い双丘を腰を浮かせて突き出し震わせる。
　僕は思わず真弓の両脚を開き、その間に身を置いた。
　双つの丘を左右に思い切り開くと、菊蕾から蜜を溢れさせている壷の口まではっきり見えた。
「いやぁ〜見ないでぇ〜恥ずかしい・・・」
　そう言いながらも真弓はその妖しく誘う白い尻を蠢くように揺すった。
　僕は菊蕾だけを丁寧に舐め舌先で突いたり差し込んだりした。
　無論、柔らかく肉感のある尻を撫で回したり揉んだりして、真弓を悦ばせながら自分も楽しんだ。
「うっ、あ、い、いぃ〜〜〜・・・お尻が・・・感じるぅ〜〜どうしてぇ〜あぁ・・・・・」
　初めての感覚なのか？・・・真弓は菊蕾への僕の愛撫を神経を集中させて感受していた。
　指を濡らせて人差し指の第一間接までを挿入し抜き差ししてみた。
「あっ、あっ、あっ、・・・いぃ〜いぃ〜ぃ・・・・もっとぉ〜・・・」
　真弓は豊かな尻を振って僕の指を深く咥え込もうとした。
　僕はわざと指を引き抜き、再び彼女の身体を仰向けに戻した。
（やっぱり母娘だなぁ・・・娘同様、菊蕾も抜群だ・・・もっとも娘の方が成熟してるが・・・）
　僕は最高に期待感を膨らませながら太股の間に顔を埋めた。
（名器は遺伝性のものかな？・・・そうであれば由香の母親である真弓のココは・・・）
　僕は自分の胸の鼓動が高鳴り真弓に聞こえるのでは・・・と思った。
「本当にきれいなオ××コだね・・・こんなにきれいなのは始めて見るよ」
「いやっ！・・・もぉ〜いやらしいんだから・・・」
「そうじゃないよ、本当にきれいなんだ。ずぅ〜としゃぶりたいような感じだよ・・・」
「ん〜〜〜じゃぁ早くぅ〜してぇ・・・・・・」
　真弓は身を捩りながら僕を煽った。
　大腿の内側を両手で撫でながら薄い恥毛に息を吹きかけた。
　きれいな桃色をした大陰唇の合わせ目の下の方から蜜が溢れ出ていた。
　サラッとしていて、由香のような香りはしない・・・。
（僕は少しガッカリしたが、気を取り直して両側にゆっくり開いた）
　真弓の中は壷の奥から湧き出るように蜜が溢れていた。
　僕は舌を伸ばして壷の入り口にあてがい溢れる蜜を吸った。
「うぁ〜ぁぁぁぁああ〜〜〜」
　真弓の腰が不規則に波打ち全身を震わせた。