由香は何も知らず、受験の疲れを吹き飛ばすかのように、数名の友達とカラオケボックスで遊んでいた。
（先生・・・あれっきり・・・連絡方法知らないし・・・何となくまた落ち着かないし・・・）
　あの日を境に由香の精神状態は健全さを保っていた。
　義父との見えない鎖も切れ、一から出直せる・・・新しい自分が始まる・・・そう思っていた。
　事実、受験勉強にも打ち込めたし、友達とも違和感なく話もできていた。
　なんとなく不自然さがあった母親との溝も埋まって、何でも話せるようになっていた。
　ただ、割り切れないものがあるとするなら、それは先生（僕）との関係だった。
（もう一度・・・もう一度だけ逢って、はっきりさせたい・・・・・・）

　真弓の蜜壷に顔を埋めてから５分も経った頃か・・・僕はひたすら無心で真弓の透明感のある甘い蜜を吸っていた。
　ふと気がつくと・・・酔ったような気分になっていた。
（あれっ？・・・変だなぁ・・・酒なんか飲んでないのに・・・）
　真弓は狂ったように肢体を捩り快感を貪っているようだった。
（この感じ方も異常だな・・・いくら久しぶりでも・・・）
　酔っているのにハイな感じで、早く挿入を促すような気分にさせた。
　僕は喘ぎが妖艶な表情を醸し出している真弓を上から眺めながら、両脚を肩に乗せた。
　薄っすらと真弓の目が開いたような感じがしたが、僕は蜜の溢れる真弓の肉襞をいきり立つ肉棒の先で押し分け、徐々に蜜壷の感触を確認しながら、ゆっくりと深く沈めていった。
　締め付けられる感触は由香ほどではないが心地良く、心臓が早鐘を打つように高鳴った。
「うぅ〜〜・・・あ、あぁ〜〜〜・・・・・・」
　真弓は挿入される快感をじっくり味わうように押し殺した声を出した。
「真弓・・・やっと、約束が果たせたよ・・・」
　僕は深く挿入したまま動かさず、真弓の顔を見ていた。
「あぁ・・・もう、離れたくない・・・・・・」
　僕は夢遊患者のようにボォ〜とした感覚で、頭の中を真弓の声が大きく木魂していた。
　小さく薄い真弓の口唇を吸い、しばらく、こうしていたいと思った。
　２〜３分・・・経ったか？・・・驚くような変化が起きた。
　真弓ではなく、僕にだった・・・。
　真弓の蜜壷に沈めた肉棒が、真弓の中で膨張し始めたのだ。
「うっ、うぁ〜あああああ〜〜〜〜」
　真弓の苦痛なのか快感なのか分からない大きな声が部屋中に響き渡った。
　肉棒は真弓の子宮を圧迫し入り口を拡張させていた。
（何なんだ！・・・どうしてこんなことが・・・？）
　さっきからボォ〜としている頭が、なおさら混乱してくる気分だった。
　もう・・・何が何だか分からないまま、僕は激しく腰を動かし、早くイキたいと思った。
　それは、すぐにやってきた。
　信じられないほど早く射精感が高まり、僕はもう自分の欲望を吐き出すためだけに、真弓の蜜壷に激しく腰を打ちつけた。
「うぉ〜〜〜〜・・・イクゥ〜・・・・・・・」
「出してぇ〜いっぱい・・・・・・あっ！、あぁああ〜、わたしも〜・・・イクゥ〜〜〜〜」
　真弓は僕の身体にしがみつくように両手に力を込め腰を浮かせ両脚を突っ張って絶頂を迎えた。
　僕もドックン、ドックンと、肉棒がうねるように次から次へと精液を送り出した。
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
　お互い余韻に浸り・・・無音の時間が過ぎた。
　しかし、実際には、これからが本番だった。
　僕の肉棒は大量に射精したにも拘らず、その勢いを失わず、真弓の蜜壷を圧迫していた。
　真弓の甘い蜜は肉棒の出し入れと共に外に溢れ、僕の袋までズブ濡れにした。
（ひょっとしたら・・・・・・？・・・・・・この蜜？）
　僕は由香の淫らな香りを思い出した。
（由香の香りは僕を夢中にさせ、精力絶倫にした・・・もしかしたら、真弓の場合は、この蜜液がそうなのかも・・・？頭が酔ったようになったのも蜜を吸ったせい・・・・・・）
　僕は真弓と由香の母娘だけにある、この淫らな性、淫魔と呼ぶべき特性に慄いた。
（うっ、・・・また、イキたくなってきた・・・まるで魔物に魅入られたような感じだ・・・）
　真弓は僕の肉棒から一滴残らず精を吸い尽くすように、ヒクヒクと律動を繰り返している。
　僕は自分のモノがどうなるのか・・・不安な気持ちになった。
「ねぇ・・・おねがい・・・続けて・・・・ワタルの、凄くいぃの〜わたし・・・どうにかなりそう〜」
「・・・・・・僕も、凄くいいよ・・・」
　真弓は自分のアソコが僕を変にしているとは思っていないのだ。
　僕は逃げたい気持ちと、この素晴らしい真弓の肉体から離れたくないという気持ちとが、激しく自分の中で争っていた。
（僕は魔性の女の生贄か？・・・それとも魔性の女の支配者か？・・・・・・）

　僕の身体に妖しく絡む真弓の長い両脚をＭの字に折り曲げ、真弓の身体を反転させた。
　肉棒が蜜壷の中で窮屈そうにグルッと回る。
　僕は膝を立てたまま真弓のきれいな尻を高く上げ挿入を繰り返し始めた。
　グチュグチュ・・・また蜜が溢れてきた・・・
　真弓の引き締まった太股を蜜が幾筋も滴り落ちている。
　僕の肉棒はその蜜を吸ってエネルギーを爆発させるかのように、射精に向かって動いた。
（あぁ・・・早く出したい・・・僕のモノに脳が直結しているみたいだ・・・）
「す、すっご〜ぃ！・・・ワタルゥ〜・・・いぃ〜〜〜」
　真弓は全く果てることを知らないように、尻を振り快感を貪っていた。
　真弓が尻を激しく振るたびに、蜜壷と肉棒の僅かな隙間から蜜液が左右上下に飛び散る。
　僕は無性にその蜜を吸いたくなり、滴り落ちる蜜を手に取り夢中に舐めた。
（あ〜ぁ・・・もう、いいや・・・行くとこまで行ってやる・・・）
　僕はいつ果てるともない淫欲の世界に沈み込んでいった・・・。