２

　官能の余韻でぐったりしているわたしの横で、しょうたさんはゆっくり服を脱ぎ、全裸になっていきました。
　逞しい胸板、そんなに濃くはない体毛・・
　そして、一気にズボンと下着を下ろした股間には、獰猛と呼ぶにふさわしい長太槍が、これ見よがしに聳え立っていました。
　わたしはそんなしょうたさんの体を眩しげに見ながら、自分も体を起こし、体にまとわりついていた衣服を取り去りました。
「翔子・・・きれいな体だよ！」
「やだ・・恥ずかしい・・・」
　わたしは思わず頬を染め、布団に潜りました。
　しょうたさんは布団をめくりわたしの横に体を滑り込ませると、わたしの体をぎゅっと抱き締めてくれました。
　わたしは思わず目を閉じ、
「あぁぁ・・」
　と甘い声を洩らしてしまいました。
　こんなふうにされる日を、ずっと心のどこかで待ち望んでいたのでしょう・・・
　わたしはもうそれだけのことで、身も心も溶け崩れてしまいそうでした。
「翔子・・・」
「しょうたさん・・・」
　また情熱的な口づけ・・・
　先ほどちらりと目にしたしょうたさんの長太槍が、わたしの腰骨の辺りに当たっています。

　はやく・・・これで貫いてほしい！

　わたしはそう思い、無意識のうちにそこへ手を伸ばしていました。
　硬く、そして熱く滾り立つ感触・・・

　おっきい！

　そんなに多くの経験があるわたしではありませんが、それが並以上に立派なものであることはすぐに分かりました。
「んぐ・・ふぐぐぅ・・・」
　ああ・・何と言うことでしょうか！
　そうしてしょうたさんの長太槍に触れただけだというのに、わたしはまた感じてしまったのです。
　自分の恥ずかしい部分に、また新たな蜜液が溢れ出すのが分かりました。
　先ほどは指と舌だけでいかされてしまったし、いったいいつから自分はこんなに感じやすくなってしまったのでしょうか？
　こんな調子で、しょうたさんの長太槍を受け入れたら、わたしはどうなってしまうのでしょう？
　なんだか怖い気もします。
　でもその一方で、今まで味わったことのないような快感を、しょうたさんに与えてもらいたいと思う期待感もありました。
　やがて二人の唇が離れました。
「あん・・はぁぁ〜・・・」
　とたんにわたしの口から、悩ましい吐息が洩れてしまいます。
「翔子・・・欲しいの？」
　しょうたさんが耳元で囁きました。
「あ・・ああ・・・い、いや・・・」
　わたしは今手の中にある素晴らしいもの・・・
　しょうたさんの長太槍が、欲しくてたまらないのです。
　わたしの体をそれで貫き通して欲しい！
　今まで味わったことのないような快感を味わわせて欲しい！
　そう強く望んでいるのです。
　・・なのに、そんな言葉が口から出てしまいました。
「いやなの？・・欲しいんじゃないの？」

　ち、違うの！
　いやなんかじゃない！
　ただ・・・・
　恥ずかしくて言えないだけ・・・・

　そんな気持ちをしょうたさんは知ってか知らずか・・・
「さあ、翔子の欲しいものを言ってごらん！・・何が欲しいの？」
　と、また意地悪な言葉を耳元で囁きます。
　目を開け、しょうたさんを見やると、じっとわたしを見つめる優しそうな目がそこにありました。
「恥ずかしい・・・！」
　そう言ってわたしは、また目を閉じずにはいられませんでした。
「さあ・・言って！・・恥ずかしがらなくたっていいんだよ・・・翔子の欲しいもの・・今翔子の手の中にあるものは何？」
　その言葉を口にする恥ずかしさが、ますますわたしの体を熱くしていきました。
「あ・・あああ・・・だめ・・・」
「どうして・・何がだめなの？」
「は・・恥ずかしくて、言えない・・・！」
「言えないの？・・言わなきゃあげないよ・・・」
　そう言いながらしょうたさんは、わたしの尖り立つ乳首を指でつまんで、ぐに！と揉みしめました。
「ああッ！・・はッ・・ぁぁぁん！！」
　脳天を突き抜けた鋭い快感・・・
「しょうたさんの・・・・」
「僕の？・・・なに？」
「あぁぁぁ・・やっぱり言えない・・・」
「ほら・・欲しいんでしょ！？」
「あっっんんッ！」
　今度はいきなり乳首をしゃぶられました。

　あああ・・もうだめ！

「しょうたさんの・・ぉ・・ちんち・・ん・・欲しいッ！」
「え？・・よく聞こえないよ・・・」
　言いつつさらに強く、乳首を吸うしょうたさん・・・・

　ちゅばぁぁぁッ！　ちゅちゅっっ！！

　また高まった快感に、それだけでいってしまいそうになりながら・・・
　たまらなくなって・・・わたしは・・・
　とうとう・・・
「ああっっ！・・い、いいッ！・・あん・・ああ・・しょうたさんの・・おちんちんッ！・・欲しいぃぃっっ！」
　身悶えつつ恥ずかしい言葉を、叫んでしまいました。
「ああ・・翔子！・・嬉しいよ！」
　感激的な声でしょうたさんはそう言うと体を起こし、わたしの下半身を割り広げました。

　ああ・・また見られちゃう！

　そう思うとますます恥ずかしさがつのります。
　だめ・・と思ってもまた愛液が溢れ出します。
　と、その恥ずかしい割れ目にしょうたさんのものがあてがわれました。

　ぬちゃ・・・

「あ・・・！」
　その圧倒的な量感に驚くうちに・・・

　ずぶずぶずぶ・・めりめりッ・・・・

　と、一気にわたしの狭間がしょうたさんの長太槍によって挿し貫かれました。
　すると、どうでしょう！
　そのあまりの快感と、渇望する心を満たされる思いに、わたしの官能は一気に沸騰し、
「だ・・だめッ！・・い・・いくッ！・・いっく・・ぅぅぅぅぅッ！！」
　そう叫びつつ、激しく下半身を痙攣させていたのでした。
　頭が一瞬真っ白になり、必死にしょうたさんにしがみつきました。
　恥ずかしいことに、わたしはしょうたさんのものを体内に埋め込まれただけで、いってしまったのです。
「翔子ッ！」
「はぁぁ・・はぁ・・ぁぁ・・・ぁぁぁ・・・・」
「いっちゃったの？」
　目を開いたわたしを、しょうたさんがびっくりしたような顔で見つめます。
　わたしは小さく２〜３度頷きました。
「ああ・・翔子〜ッ！」
　しょうたさんは再び感激的な声でわたしの名を呼び、キスをしてくれました。
　そして耳元で、
「翔子ッ・・愛してる！」
　またそう言ってくれました。
「あ・・あああ・・嬉しい！・・わたしも愛してる！」
　感極まってそう言いながら、わたしはまたしょうたさんの体にしがみつきます。
「あ・・ああ・・翔子・・・・」
　呻くように言うと、しょうたさんは緩やかな律動を開始しました。
　ぴっちりとはまり込んだ肉棒がわたしの媚肉を、掻き抉るように動きます。
「あ・・はぁんッ！・・あッ・・ああああああ・・・」
　わたしの体は、すぐに新たな悦びに蘇生しました。

　ぐい・・ぐぐぐ・・・・・ぐさりッ！　ぐい・・ぐぐぐ・・・・・ぐさりッ！
　ぐいぐぐ・・・ぐさりッ！　ぐい・・ぐぐぐ・・・・・ぐさりッ！

「はぁんッ！・・はッ・・い・・いいッ！！・・ああ・・当たってるぅぅッ！」
　しょうたさんのくびれが、わたしの一番感じてしまう部分に引っかかるように当たるのです。
「こ、ここ？・・ここが・・いいの？」
　しょうたさんはそう言って、続けざまに小刻みな律動を仕掛けてきました。

　ずんずんずんッ！　ずんッ！　ずずんッ！　ずんッずんッずんッ！　ずん！！

「あ・・そこッ、そこそこッ！・・ああぁぁッ！・・い、いい〜っっ！！」
　わたしは頭を激しく揺さぶりながら、叫びました。
　冷め切っていなかった快感が、また沸々と煮え滾っていきます。

　ずずんッ！　ずんッずんッずんッ！　ずずんッ！ずずんッ！

　これでもかと、しょうたさんの長太槍がわたしの淫肉を擦り立てます。
　ぬっちゅ！　ぐっちゅ！・・と、肉と肉の合わせ目から淫らな音が聞こえてきます。
「あッ！・・はぁッ！・・あんッ！・・あッ！・・いいッ！・・いいッ！！しょうたさんッ！・・あああッ！・・だめッ！・・だめぇぇッ！！」
　わたしは泣き叫んでいました。
　男性とのFuckによって、こんなに深く激しい快感を味わうのは初めてです。
　でもしょうたさんはその甘く切ない責めを、止めようとはしませんでした。
　わたしを快楽地獄に突き落とすかのように、なおも激しい律動を繰り返します。

　ずんずんずんッずんッずんッ！　ずんッずんッずんッ！　ぐっちゅじゅっぷ！
・・ずずんッ！ずずんッ！　ぐちゅッじゅぶッ！　ずんッずんッずんッ！

「しょうたさんッ！・・だめッ！・・だめッ！・・あっっっ！・・あああッ！いっちゃうッ！！・・いっちゃうぅぅぅッ！」
　そんな断末魔の叫びを発したわたしに、
「いいよッ・・いけよッ！」
　しょうたさんはそう答えると、また一気に速く激しい抽送を送り込んできました。

　ずんッずんッずんッ！ずんッずんッずんッ！ずんッずんッずんッ！

「ああああッ！・・だめぇ〜〜っっっ！・・いくッ！・・いくぅぅぅぅッ！！」
　その瞬間、しょうたさんが耳元で叫んでいるのをわたしは遠くで聞きながら、一気に噴き上がった快感の滾りに、また全身を痙攣させ深い絶頂に達してしまったのでした。
　短い間でしたが、意識が遠のいてしまったわたしが我に返ると、しょうたさんが耳元で呻いていました。
「翔子ッ・・ああ・・すごいッ！・・締まるッ・・あ・・はああ！・・」
　まだわたしの体は間欠的に震えています。

　あ・・ああ・・・・
　お尻が・・・濡れてる！

　一瞬しょうたさんが注ぎ込んだものが、溢れ出したのかと思いました。
　でもしょうたさんのものは萎えることなく、わたしの内部をいっぱいに満たしたままなのです。
　さっき絶頂感に到達する直前、自分がものすごく溢れた気がしたけれど、どうやらその時にわたし自身が溢れさせた液体が、合わせ目を零れだして、そこにまで・・お尻の穴まで滴り落ちているのでしょう。
　シーツにまで染みた湿りは、お尻の柔肉にまでヒンヤリとした感触を伝えてきます。
　そう思ったとき、なんだかまたたまらなく恥ずかしくなって・・・・
　そのことだけでまた・・・
「あッ・・しょうたさんッ！・・だめッ！・・動いちゃだめぇッ！！」
「ああッ・・動いてないよ！」
　しょうたさんがそう言っているのにわたしは・・
「あっっっ！・・いいッ！・・いくッ！！！」
　軽くいってしまったのです。
「あう・・ううッ！・・翔子！・・また中が・・ひくひくしてる！」
　しょうたさんはそう呻きつつ、また律動を再開しました。
　その刺激にまた女の悦びが蘇生します。
「ああん！・・だめだったらぁっ！・・あッ・・あああッ！」
　敏感になっている柔肉を、またしょうたさんの長太槍によって掻き抉られるくすぐったいような快感に、わたしは思わず叫んでいました。
　しかししょうたさんは、熱情的な抽送をやめようとはしません。
　そればかりかますます激しく、夢中でわたしの蜜壺を突きまくってきます。
「やんッ！・・またッ！・・あああッ！・・いっちゃうッ！・・ああッ！」
　続けざまに何度もわたしは絶頂感に到達しました。
　俗に言う【いきっぱなし】の状態なのでしょうか？
　もう何回いってしまったのか、自分でも分からなくなってしまいました。
　と、そのうち・・・
「ああ・・翔子ッ！・・僕もッ！！・・いきそぉッ！・・あッ！・・ああ・・いきそうだ〜ッ！」
　わたしの耳元でしょうたさんが、切迫した声で叫びました。
「ああッ！・・きてッ！・・いってぇぇッ！・・ああんッ！・・あんッ！」
　わたしも夢中で叫びました。
「あ・・ああああっっ！・・い・・いくぅぅッ！・・はッ！・・はぁぁッ！！」
　そう叫びつつ、一気呵成に最後のスパートに入ったしょうたさん・・・

　ずんッずんッずんッ！ずんッずんッずんッ！ずんッずんッずんッ！ずんッずんッ！
　ずずんッ！ずんッ！ずんッずんッずんッ！ずんッずんッずんッ！ずずんッ！

「ああッ！・・いってッ！・・きてえええッ！！！」
　それまでの絶頂感を遙かに超える、高い悦楽の波がわたしを襲ってきました。
　自分自身の体が高く放り投げられたような浮遊感の中で、
「あっっ！・・・は・・あああぁぁぁぁぁぁぁッ！！」
　ひときわ甲高くしょうたさんが叫びました。

　どぴゅぴゅぴゅぅぅぅぅっっ！！　どぴゅっっ！　どぴゅぴゅッ！！

　激しい勢いで熱い樹液がわたしの蜜壺に注ぎかけられました。
　その瞬間これまで辿り着いたことのないような官能の極みにわたしは押し上げられ、
「やあぁぁぁッッ！・・い・・いいいいッ！・・ひぃぃぃぃっっっ！」
　そう叫びながら、媚肉に熱く染み渡るしょうたさんの迸りを受け止めていました。
「あ・・あああ・・・翔子〜〜ッ！・・あ・・はぁぁぁ・・・・」
　そう呻きながら、しょうたさんの長太槍はなおもわたしの中で、どくどくと命の源を吐き出し続けています。
　その熱い感触を感じるたび、繰り返し訪れる官能の極みに全身が痙攣するのをわたしは止められず、すがりつくようにしょうたさんの体をきつく抱き締めていたのでした。