衣葡の額からは早くも脂汗が滲み出し、苦しそうな呻き声が漏れ始めた。
　その表情を男たちは固唾を飲んで見守った。
　薬剤師に至っては既に恍惚とした表情に変わっていた。
　液体を衣葡の体内に全部注入し終った後、薬剤師は衣葡の菊の門に栓をしてしまった。

｢ふふふ、奥さん、しばらくの間、苦しいだろうががまんしろよ。｣
｢くぅ〜〜！気持ちが悪い…、トイレに行かせて！｣
｢何を言ってるんだ。がまんがまん。ふふふ…｣
　八百屋は衣葡の顎を指でしゃくりあげ、自分の怒張したものをむりやり咥えさせた。
｢うぇっ…｣
｢おい、ちゃんと咥えるんだよ。｣

　俺は、浣腸されて苦しんでいる衣葡に更に追討ちを掛けることにした。
　菊の門のちょっと下の可愛いスリットを辿りながら、挙句は、桃色の木の実を剥き出しにして、ゆっくりと揉み解すことにした。
　それでなくてもデリケートになっている下の方が、指で刺激され、衣葡は狂ったように泣き喚いた。

｢あああ〜〜！ああ、そんなことしちゃダメ〜〜！ああ、漏れちゃう、ああ、おかしくなっちゃう〜〜！いやあ、やめて〜〜！｣

　必死にもがく衣葡に執拗なまでに、クリットへの愛撫を続けた。
　薬剤師は栓が外れないように必死に押さえている。

｢く、苦しい…ああ、もうだめ、もうだめ…お願い、栓を外して！｣
｢ふふふ、奥さん、何が出そうなのかな？｣
｢ううう、そんなこと言えません！｣
｢言わないのかい？それじゃこのままだね〜。｣
｢いや！言います、言います！｣
｢ふん、じゃあ、何が出そうなのかな？｣

　衣葡は顔を真っ赤に染めて、眼を閉じて小声で言った。

｢う、うんち…｣
｢おいおい、聞いたか〜！？みんな〜。こんなきれいな顔をして、ウンチがしたいんだってさあ〜。｣
　薬剤師がそのようにいうと、八百屋はすぐに言葉を返した。
｢そりゃあ、いくら美人でも出すものは同じだよな〜。ねえ。衣葡奥様？｣
｢し、知りません！それより早くトイレに行かせて！｣
｢この姿勢じゃトイレはちょっと無理だね。このまましなよ。オマルで受けてやるから。｣
｢いやいやいや、トイレに、トイレに行かせて！｣

　薬剤師は栓をスポっと外した。
　衣葡はもうがまんの限界のようで、菊の門がヒクヒクと蠢いていた。
　この後、俺が割れ目に刺激を加えてやると、とうとう黄金のものが一気に溢れ出した。
　薬剤師はビデオカメラを廻し、衣葡の排泄現場をきっちりと記録に収めた。

　その後、衣葡の縄を解き、風呂場で身体を洗ってやった。
　風呂場はとても狭かったので、洗う役目は俺が担った。
　熱い目のシャワーを股間に掛けながら、丁寧に擦ってやった。
　衣葡は俺に現れている間、意外なことにまったく逆らわず、全て俺に任せていた。
　洗っているうちに俺のモノはもうビンビンになってしまい、衣葡に頬張らせることにした。
　含ませている間も、衣葡への愛撫は休むことなく続けた。
　そのせいか衣葡自身もかなり高揚して来たので、四つん這いにさせた。
　バスの手摺を掴ませ、尻を高々と突き上げるような姿勢。
　桃尻の中央を縦貫する亀裂。
　俺は思わず吸い上げたい衝動が走り、本能のまま行動を起こした。
　衣葡は腰をよじり、ヒイヒイと言い出した。
　もう突くしかないだろう。
　俺の肉棒は、衣葡の狭い場所をかき分け、奥へ侵入していった。
（おお、おお、何と言う締付け、感度の良さ、おお、最高！）
　俺は感情のままに衣葡の双臀を抱え上げ、激しく突きまくった。

｢ああん、いや、いや、いや、やめて〜〜！｣

　その度に波打つ衣葡の引締まった肉体。
　口ではやめてと言いながら、何か俺を求めているようなそんな得手勝手な気分にさせられた。
　俺の昂ぶりは、一気に頂上に達してしまった。
（ドピュンッ！）

｢おい、遅かったな？どこを洗ってやっていたのだ？まさか一発見舞ったのはなかろうな？はっはっは〜！｣
｢はっはっは〜！まさか。｣

　３人は引き続き、衣葡を椅子に縛り付けた上、凌辱を加えた。
　八百屋が持参した野菜が活躍するときが訪れた。
　前は茄子で、後はキウリで責められた衣葡は泣きじゃくった。
　野菜責めが終わると、またもや男たちの肉責め。
　肉と野菜の波状攻撃。
　衣葡にとって最高に長い夜、そして男たちにとっては短く感じる夜は更けていった。
　凌辱劇は夜明けになっても果てることはなかった。

　その後機会ある毎に、衣葡への加虐は続き、その度にビデオは１本づつ返還された。
　特に夫の出張、会社の親睦旅行時などは夜を徹して凌辱を繰返した。
　やがて衣葡の表情にも諦めの色が浮かび、意外と従順になっていった。

　そして、２年の歳月が流れた頃、衣葡の口から夫の転勤を聞かされた。
　俺達はとても残念に思ったが、これが潮時かとも思った。
　やはり長い月日、こんな形とは言っても抱き続けると情が湧くのが当たり前。
　俺は人妻衣葡を不憫にさえ思うようになっていた。

　そうはいっても、他の２人にやめようとは言い出せなかった。
　いや、美人妻衣葡を手放すことに俺自身惜しいと思っていたのかも知れない。

　やがて早乙女夫妻は、別れの挨拶に訪れた。
　夫は相変わらず、ゴルフコーチの礼ばかりを述べていた。
（何と言う鈍感な男だろう…）
　俺は形式ばった挨拶を交しながら、衣葡の顔を見た。
　彼女はうつむいたままだった。

*****

　それから３ヵ月過ぎた。
　夜、枕元の電話が鳴り響いた。
　俺は受話器を取った。

｢あのうぅ、ごぶさたしています。衣葡です。その節はお世話になりました。その後、皆様お元気でお過ごしですか？｣
｢あ、これはこれは。久しぶりだね〜。君は元気かい？こちらはみんな相変わらず元気にやっているよ。｣
｢あのぅ、今度の日曜日そちら方面に行く用事があるもので、よろしければ会ってくれませんか？久しぶりに…｣
｢ええっ！？会いたいって？これは驚きだね〜。｣
｢ええ、あなた達と別れてからホッとした半面、平凡な生活が何か物足らなくて…。｣
｢ほう、そうなんだ。それは嬉しいね〜。それじゃ彼らに言っておくよ。君が会いたいと言ってたと聞けば、何を置いてもきっと来るはずだ。｣
｢ありがとうございます。では、場所は追ってもう一度連絡しますので。｣
｢うん、判った。あれ以来会えなくなって、君のあの柔肌が恋しくなっていたところだったんだ。ふっふっふ、とても楽しみにしているよ。｣

　そして次の日曜日の朝、衣葡は化粧に鏡台の前に座り、紅を引いていた。
　真っ赤な口紅…、ちょっと派出目の化粧。
　真っ赤なワンピースに真っ赤なハンドバッグ。
　そう、それはまるで血のように・・・。

｢さて、これで準備はいいかな？あ、そうそう。お世話になったあの人達への大切なプレゼントを忘れちゃいけないわ。｣

　衣葡は棚から、薬瓶を手に取った。
　薬瓶には『シアン化カリウム（KCN）』というレッテルが貼られていた。

（完）