−後編−


「女の身体ってさぁ・・・」

　ゆかり先輩が、みんなを見回しながら、楽しそうに話し始めたのです。

「敏感なところ、縛り上げてやると、ものすごく感度上がるの、みんな知ってる？」
「えーっ、そーなんですか？　知りませんでした」

「そんじゃさぁ、ひとみの身体で、実験してやっから、よーく見ときなよ。ひとみ、天国に連れてってやるから、たっぷり楽しみな！」

　そう言いながら、凧糸を取り出す先輩。
　いやいやと私が身体を捩ると、一層強く、足を踏みつけられてしまうのです。

「まずはここからネ♪」

　先輩が、私の乳首を摘み上げるのです。
　まるで捻り潰すように、しっかりと指で摘まれ、捻り上げられてしまいました。
　そのまま、引きちぎるように引っ張られて、その根本に凧糸が巻き付けられます。

「い、痛っ！」

　根本に糸を巻かれた糸をキュッと締め上げられ、そのまま固く結ばれてしまった私の乳首。
　もう一方も、同じように縛り上げられてしまうのです……　

「ほーら、みんな。よーく見てご覧よ。あんなに喜んでるさ！」

　根本を縛られた乳首は、血流が阻害されて、だんだんと大きく膨らんで来るのです。
　最初は薄いピンク色だったのですが、まるで紅を塗ったような、鮮やかな赤に変わってゆくのです。

「あっ！　っつ〜っ！！」

　私は悲鳴を上げてしまいました。縛られて固く膨らんだ乳首を、先輩に爪で弾かれてしまったのです。

「ほらね。普段より、すごく敏感になってるさ。みんな、触ってみなよ。」
「あっ、あっ、ああぁぁああ〜っ！！」

　みんなに触られるたびに、まるで電気でも流されるように、ビリビリとした刺激が、私を貫きます。
　身体を捩り、何とか逃れようとするのですが、足を踏みつけられ、頭の後ろで組んだ両手を捕まれ、腰を前に押し出されている私には、その玩弄を逃れる術はないのです。

　気が狂うかと思うほどの刺激が、ふと止まりました。

「そんでさぁ、この前も言ったけど、女のもっと敏感なトコロ、そこを同じようにしたら……ひとみ、どうなるかなぁ？？」

　あああ・・・私は思わず、泣き声を出してしまいました。
　目を下にやると、哀れに変形させられた乳首が見えます。
　根本を縛られ、大きく膨らみ、赤く色づき、そして普段より何倍も敏感にされて、それを散々に嬲られた哀れな乳首です。

　・・・それと同じことを、乳首よりも、ずっと敏感なクリ○リスにされようとしているのです。

「おら！　動くんじゃない！！」

　容赦なく、私の秘裂が割拡げられてしまいます。
　その奥で、まるで隠れるようにしている可憐な木の実。
　その木の実を守るベールまで、無慈悲に開かれ、剥き出しにされたクリ○リスの根元に、糸が巻き付けられる……

「あああ〜〜っ！！　痛い、痛い、痛いいいぃぃぃっ！！」

　糸が、きゅーっと締め上げられてゆきます。
　それにつれて、クリ○リスがまるで押し出されるように、にゅーっと首を擡げてくるのです。
　乳首よりも一層深い、深紅とも言える濃い赤紫に、クリ○リスが染まってしまいます。

「さてと……どうかな。女の大事なトコロを、縛り首にされた気分は？」

　私はそんな嘲るような先輩の問いかけにも、答える余裕などありませんでした。

　ハイソックスだけの裸、そして取らされている屈辱のポーズ。
　しかし今は、それどころではいのです。

　保護を失い、逃げることも隠れることもできない私のクリ○リス。
　それにみんなの視線が注がれているのです。

　同級生の一人が、そっと手を伸ばしてきます。
　そして私のクリ○リスは、擦るように撫で上げてしまうのです……

「ヒイイイィィ〜〜〜ッ！！」

　乳首の時どころではありません。
　その時よりも、何倍も強い刺激が私の全身を駆けめぐるのです。

「ああぁっ！！　ああぁっ！！　ああぁぁああぁ〜っ！！」

　全身を痙攣するように戦かせ、汗を吹き出す私。
　それでも、面白がって、さらに刺激を与える先輩や同級生たち……

＊−−−

「ちょっとさぁ。風呂場に行って、スポンジとボディソープ取ってきてよ」

　ゆかり先輩の言葉に、二人の同級生が風呂場へ行ったようです。
　ボディソープのボトルとスポンジを３つ、大切そうに抱えて戻って来ました。

「ひとみにさ、女の恥、かかしてやろうと思ってさ。ほら、こうやってと」

　先輩はそう言いながら、スポンジの真ん中に、ボディソープを垂らすのです。
　ちょっとスポンジを揉むようにして泡立たせると、それでいきなり私の乳首を擦り上げてきたのです。

「あっ！？　ああっ！！　ああぁぁああぁぁっ！！！」

　スポンジの刺激が、頭に突き刺さります。
　ボディソープを染みこませたスポンジは、柔らかく、それでいて固く、乳首全体を包み込むようにして、神経を揉むような刺激を与えるのです。

「ひいぃぃっ・・・ひいいいっっっっ・・・いやあぁぁ！！」
　私は半狂乱になって、泣き喚いてしまいました。

　……と、先輩が手を止め、私の乳首をじっと見ています。
　今の辛く激しい刺激に、根本を縊り上げられた私の乳首は、一層固く、大きく膨れあがっていました。

　にやっと笑った先輩は、スポンジを同級生たちに手渡して、
「ほら、今度は３ヶ所同時に、可愛がってあげなよ。」
　と言うのです。

　同級生たちは、もう一度たっぷりと、スポンジにボディソープを垂らすと、私の周りに陣取ります。

「いやあっ！　いやああっっ！　やめてっ！　やめてええっ！」

　３人掛かりで私の敏感な突起は、容赦なく責め立てられています。
　私の悲鳴は、だんだんと切ない喘ぎに変わり始めるたその時、
「はい、そこまで！」
　と、先輩がストップをかけます。

　まさに最後の瞬間を迎えようとしていた私。
　その時、不意に刺激を失った私の性感帯は、失われた快楽を追い求めるように、ひくひくと痙攣のような動きを続けてしまうのです。

「ほ〜ら、みんな見てご覧よ。やっぱ、ひとみってＭじゃん！」

　私のそこを、指さして嗤う先輩。
　他の先輩たちや同級生も、呆れたように見つめている。

　私のクリ○リスも乳首も、一層赤みを増し、更に大きく固く、膨れあがっていたのです。

　女としての性感をかき立てられ、充血させられたそこは、根本を縊られているため鬱血し、僅かな刺激にも飛び上がるほど敏感にさせられているのです。

「それじゃ、今度はトドメを刺してあげなよ！」
　先輩の言葉に、再び私に群がる同級生たち。

　そして私の悲鳴に構わず、スポンジでの刺激を再開するのです・・・

＊−−−

　ぐったりと、床に蹲っている私。
　クリ○リスと乳首を縛り上げられて、その敏感にされた性感帯を、スポンジで責め立てられ、ついに「気」をやらされてしまったのです。

　みんなの見ている前で、頭が真っ白になって、絶頂を一度ならず３度までも迎えさせられたのです。
　その恥ずかしさ、屈辱に涙を流し……しかし今は、立ち上がる気力もないほど消耗させられ、ただぼんやりと床に座り込んでいる私。

　そんな私のクリ○リスと乳首には、まだあの意地悪い糸が、しっかりと巻き付き、食い込んでいるのでした。


- 完 -