「あ、あぁ・・・中崎さん、ダメ・・・・ぇ」
『ダメじゃないよね？』
「は、はぁ、はふぅ〜」
『ほらイっていいんだよ？マイちゃん』
「あん！あぁん！や、いく、いっちゃ・・・っ！！いやあっ！！」

　マイの中がどうしようもなく痙攣し、どくどくとあふれ出す液体。
　マイは自分の部屋のベッドの上ではぁ、はぁと息を整えた。
　そう、大好きな上司中崎のことを想い一人でオナニーにふけっていたのだった。
「中崎さんに抱いてもらいたいなぁ・・・」
　ぽそりとつぶやいて、マイはしばらく快感の余韻にひたっていた。
　新しく上司として赴任してきた中崎に惚れてしまってからのマイは、家に帰ったら中崎を思い浮かべては自分を慰める日が続いていた。
（でもこんなダメOLが告白してもどうにもならないよね・・・）

　とある金曜の夕方のことだった。
「須藤さん！このリスト間違ってるよ。すぐ直して」
「は、ハイっ！申し訳ありません！」
　もうあと30分で退社時間だというのに、マイは中崎に書類の不備を指摘されてしまった。
（あーあ、残業決定。でも中崎さんに名前呼ばれちゃった♪・・・だなんて何喜んでるんだろ、バカなあたし）
　マイは気を取り直してパソコンに向かった。
　17時過ぎになったら同僚は激励と共に帰っていく。
「マイ、頑張ってね」
「ごくろうさ〜ん♪須藤っ」
「せっかくの金曜に災難だな」
「また月曜ね！マイおつかれ！」
　そんな同僚をわざとふくれっつらをしてから軽く笑顔を作って見送った。

　そして、しばらくすると中崎も帰っていく。
「悪いけどよろしくね、須藤さん。月曜に必要なリストだから」
「はい、わかりました。おつかれさまです」
　平静を装って答えるが、マイはドキドキしすぎて中崎を直視できない。
（やだ、中崎さんに変に思われちゃう）
　しかし中崎はいつものようにふわりとした香水の匂いを残してドアを開けて出て行ってしまった。
（あーあ、変に思われちゃうわけないよね。あ、いつものドルガバの香水だぁ・・・）
　大好きな香水の匂いを感じてマイは身体の奥が熱くなり始めたのを感じたが、それを振り払うようにパソコンに向き直った。「さ、仕事仕事」

　マイがそのリストを整理し直し終った時、もう20時をまわっていて辺りは真っ暗だった。
　そんなに広くない事務所でも、一人だとものすごく広く感じて寂しくなる。
「やだもーこんな時間になっちゃった」
　ちゃんと戸締りして帰らなきゃ・・・そう思って立ち上がったマイは、不意に中崎のデスクを目にとめた。
　そっと近づくと、近づくに連れて中崎の香水の匂いがはっきりと感じられた。

（大好きな中崎さんの匂いがする・・・・・）

　マイは中崎の椅子にこっそり座ってみる。机の下のスペースはものすごく広い。
　中崎のデスクに座っているというだけで、マイは身体が何かを感じ始めた。
（やだ、あたし・・・何考えてるの、こんなとこで・・・ダメだったら・・・・・）
　しかし、昨日の今日で一度疼きだした身体を止めることは無理だった。
　マイは事務所のブラインドを全て閉め、電気も最小限にした。
（誰もいないから平気よ・・・こんなチャンスもうないかもしれないもん）

　再び中崎の椅子に座ったマイはこらえきれず自分の指で乳首を弄び始めた。
　もうすでにかたく尖って快感を主張している。
「ぁん」
　マイは小さく声をあげた。もうどうしようもなく熱い。
「あ、・・・・なか・・・ざ・・・き・・・さぁん・・・・・」
　快感に身をゆだね始めるとマイの身体は少しずつ痙攣を始めた。快感が休みなく襲ってくる。
　我慢できずに左手をスカートの中へすべりこませ、既にうるんでいる花びらをパンスト越しにひと撫でした。
「・・・・くぅっ！」
　快感がはじける。くちゅ、という音も聞こえてきそうだ。
　マイは完全にスカートをまくりあげてパンストも下げた。もう濡れてぐっしょりしているに違いないそこを、丹念にショーツの上から指でなぞる。
「あ、あぁ、ああっ中崎さん！もぉダメ、ダメですぅ・・・！」
　くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・・
「な、中崎さぁん！いやあん！」
　とうとうショーツの脇から指を入れて音を激しくたてていたそのとき。

「須藤さん・・・」
　事務所の入口にいつの間にか中崎が立っていたのだった。