「な、っ、なっ中崎さん・・・！」
　咄嗟に指を止めるが、絶頂に向かってのぼり始めていたマイの身体はうずいたままだった。
　中崎は何も言わずに近づいてくる。
「ご、ごめんなさいっ、すみませ、も、申し訳ありません！あたし、あたし・・・」
　完全にマイは動揺していた。
　すると中崎は急にマイを抱きしめてきた。
「一人にするのはかわいそうだと思って戻ってきてよかった・・・・・須藤さん」
「な、中崎さん、ごめんなさい・・・ごめんなさい、あたし、こんなこと・・・」
「一人でさせるなんて、ひどい上司だよな」
　そして中崎は広いデスクの下のスペースにもぐりこんだ。
「や、中崎さん！？」
「続きは俺にさせて」
　そして中崎はマイのパンストを完全に脱がしてしまった。

（う、うそぉ・・・・・ほんとに中崎さんが、本物の中崎さんがあたしの・・・・・）
　中崎はショーツの上から的確にマイの感じるスポットを一本の指で押した。
「あ、あぅん！はぁ・・・っ」
　マイの身体がびくんとはねる。
「もうこんなにぐちょぐちょだね、マイちゃん」
「や、そんな、そんなぁ・・・中崎さぁん」
「ほら、もっと感じて」
　マイは驚きとものすごい快感で気が動転して、名前を呼ばれたことにも反応できない。
　中崎の指がショーツを引き寄せ、マイの脚の下までおろしてしまう。
　そして内股に手をかけてマイの脚をゆっくりと開いていった。
「あ、あ、中崎さんっ・・・・はずかし・・・あ、あぁっ！！」
　中崎がふぅっとマイの中心に息を吹きかけた。ぴくんとマイの中心がふるえる。同時に熱い液体がこぼれだした。
「や、あぁん中崎さん、い、椅子が、椅子汚れちゃうぅ〜やっあんっ！」
「いいよ、気にしないでいいから・・・」
　その液体をすくいとるようにしてから中崎の指がマイのクリトリスを押しつぶした。
「うあはぁっ！や、やああんっ」
　クチュ、クチュ、クチュ、クチュ・・・
　一定のリズムで中崎がマイの蜜壷に指を出し入れした。
　いやらしい音が狭い事務所に響き渡った。
　ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅう・・・・っ
「あ、あ、あぁん、あ〜・・・っ、い、いぃ・・・・・・」
　机の下にもぐっているから暗いはずなのに、中崎の愛撫は想像以上に的確で気持ちよかった。

　ふと椅子をひかれ、マイの身体が椅子ごと前のほうへひっぱられる。
　そして中崎は両手でマイの腰を持って固定し、舌を内股へ這わせた。
「あっ！中崎さん、そんな、あぁ、あぁああん！」
　ぷちゅ、ぷちゅっ、くちゅくちゅ、とろとろ・・・
　中崎の舌がクリトリスをとらえるとマイの身体が大きくはねあがってよじられた。が、腰を支えられているので逃げられない。
「あ、あぁん！中崎さぁん！そんなにレロレロしちゃだめえっ！あたしぃっ・・・！」
　れろ、れろ、れろ、れろ、れろ、れろ・・・・・
　中崎の舌は一定のリズムで、しかし確実に快感を盛り上がらせることのできる愛撫で、マイのクリトリスを攻めた。
　こうなってしまってはマイは即絶頂寸前である。
　マイは中崎の頭をつかんで身悶えた。
「あ、あたし、あっ！いく、イッちゃう！だめ、ダメえっ！！」
「ダメじゃないよね、マイちゃん。イっていいんだよ？」
「あはあっ！」
（昨日の、昨日の想像がほんとに・・・ほんとに・・・！）
「い、あはあん！気持ちいいっ！中崎さぁん！いく、イク、イクぅ〜！」
　中崎の舌が今まででいちばん激しく動いた。
　ぐちゅんぐちゅんという音と共に愛液がとろとろとあふれてくるのがマイにもわかる。
「マイちゃん・・・」
「あ、中崎さんっ中崎さんっ！！イイ、イイっ、イッちゃうぅ！気持ちいいっ・・あ、あ、あああっ！！」
　今まで自分の指では体験したことのない身体がぶっとんでしまいそうな快感を感じてマイは身をまかせ、最高の絶頂を迎えた。