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「加奈子、今度澤田課長がアメリカ支社から帰ってくるらしいんだよ・・」
　祐平は妻の加奈子から晩酌を受けながら会社での話をしていた。
「え？澤田課長ってあの・・・・？」
　加奈子と祐平は職場恋愛が発展して結婚、それを機に加奈子は会社を辞め、すぐに娘のまなみを出産、専業主婦になった。　その娘も今では十歳になっていた。
　加奈子は会社に勤めていた当時、澤田にしつこく言い寄られた嫌な経験がある。
「うん、それでその後任に僕が候補に上がってるらしいんだよ・・・」
「え？じゃあ今度はあなたがアメリカに？」
「もし噂が本当なら社の方から辞令が出るんじゃないかな・・・≠ﾄくれた方が何かと安心できると言っていたが、澤田がすぐ隣に越してきた今、加奈子にとって安心できる状況ではなくなっていた。加奈子が会社に勤めていた頃に言い寄ってくるばかりではなく、人目を盗んでは加奈子の身体に触ってくるなど、セクハラを続けていた程である。加奈子は澤田がすぐに立ち去る事を望んでいた。
「少しお邪魔してもいいですかな？色々とお話しをしたいこともありますし・・・」
　加奈子は澤田を夫のいない家に上げることをためらったが、今この男を邪険に扱うとあとでどんな嫌がらせを受けるか心配になった。
「じゃ、じゃあお茶でもいれますのでどうぞお上がりになって下さい・・・」
　加奈子はこの時に自分が下した判断がどんな悲劇を招く事になるか彼女自身、知る由も無かった。

「どうぞ・・・」
　彼女は澤田をリビングに招き、入れたてのコーヒーを出した。
「いやあ、今度の野々村君のアメリカへの出向は彼にとって人生の転機になるんじゃないかなぁ・・・彼がアメリカでの仕事を成功させる事ができれば昇進は間違いないでしょうなぁ・・・・」
　澤田はそう言うとソファから立ちあがり、向かいに座ってる加奈子の横に座りなおした。
「それにしても気がかりなのは日本に残してきた加奈子さんとまなみちゃんの事だろうなぁ・・・」
「あ・・・」
　加奈子はいきなり膝の上に手を乗せられて驚いた。すると澤田は加奈子の肩に手を回すと彼女の口唇に吸いついたのだ。
　加奈子の柔らかい口唇を割って澤田の生臭い唾液と共に彼の舌が挿入されてきた。
　澤田は天にも上るような気分で彼女の口唇を吸いつづけたが、顔を離した途端に急に強烈なビンタを食らった。
　加奈子は澤田を睨みつけていたがその目は涙で潤んでいた。だがそんな彼女の表情が澤田の暴虐的な血を呼び覚ます結果となった。澤田はそのままソファに彼女を押し倒すと鮮やかな手付きで彼女の手首を自分のネクタイで縛ってしまった。
　そして満足に抵抗できなくなった加奈子の背後に回ると彼女のセーターを持ち上げている豊満な胸を鷲掴みにした。乳房の重さと、適度な弾力が澤田の手に伝わってくる。
「いや！いやぁ・・・」
「加奈子・・・ガキを産んでますます乳がでかくなったんじゃないのか？」
　加奈子の胸を荒々しく揉みながら首筋に口唇を這わしていく。加奈子は自分の首筋を這い回る澤田の舌の感触に嫌悪感を覚えると同時に小さな快感を覚えた。これが夫の祐平の愛撫なら素直に反応する事ができるのだろうが彼女自身、自分の反応を認めたくはなかった。
　澤田が口唇を離した首筋は唾液でべっとりと濡れていた。
「さて・・・今度は加奈子のこのデカイ胸を直に拝ませてもらうとするか」
　ゆっくりとセーターを捲り上げる。加奈子は口唇を噛み締め辱めに耐えた。やがて彼女の乳房を包む白いブラジャーが見えはじめ、ブラジャーが包んでいる谷間が露出する。彼女の美しく白い肌は澤田の愛撫によって薄いピンク色に染まっていた。
　澤田が興奮した手付きでブラジャーを捲くると重々しく揺れながら乳房がこぼれ出た。
　澤田は今年四十五歳になるが十代の女性経験の無い少年のように興奮していた。男なら加奈子のような美しい女性、しかも他人の妻の裸体を目の前にしたら興奮するのは無理もない。
　しかしここからが十代の少年と違うところで澤田は飛びつくような真似はしなかった。
　加奈子の乳首は子供を産んだ事で少し大きくなっていた。その乳首を指でつまむと強めにこね始めた。
「あッイタ・・・」
　澤田の乳首への責めは容赦のないものだったがそのうちその痛みが快感へと変化していくのが加奈子にはわかった。
「これからは野々村のヤツはしばらく帰って来ない。推薦したのはこの私だからな・・」
　加奈子の固くなり始めた乳首をこねながら手に入れた獲物をどう料理するか考えていた。
　次に澤田は乳首を弄んでいた手をスカートの中へと進入させた。加奈子は両足を閉じ抵抗するがかえって澤田を楽しませるだけだった。片手で加奈子の下腹部を押さえると彼女の尻の方から手を進入させた。こうなってしまえば加奈子がどんなに足を閉じても秘部を澤田の手から守ることはできない。そしてとうとう加奈子の大事な部分を覆っているパンティの上から澤田の手が触れてきた。
「いや・・・」
　加奈子はか細い声を出すが身体は固まってしまいすでに抵抗らしい抵抗もできなくなっていた。
　澤田の手に触れるその部分は熱く火照っていた。そしてその部分を覆っている布地の上から彼女の亀裂を確かめるようにまさぐっていく。次第に割れ目に布地が馴染んで、なぞる指先には加奈子の女性自身の形がはっきりと感じ取れた。
「どうだ？ん？」
「あッ！？」
　澤田はパンティの上から彼女の肉感のある女裂の中で硬くなっているモノを指先でつまんだ。不意に敏感な部分をつままれた加奈子はビクンと腰を震わせて声を挙げた。
「あぁーいやぁ、やめてぇ！」
　つまんだ部分をこねくり回すと彼女はその強烈な快感に固まっていた身体を澤田に預けてきた。というより身体に力が入らなくなったのだ。
　澤田がまさぐっている部分はヌメリのある液体で濡れていた。　
　
つづく