強姦でっち上げ、熟女ソープお客殺人女、田柄美佐枝の公開陵辱刑は一般公開１万円で入場券が販売された。田柄美佐枝の関係者は優先購入できる仕組みである。会場は戦艦扶桑が充てられた。二千人は収容できる。美佐枝を強姦した６人の作業員、殺された管役員の娘、息子も購入した。
　美佐枝は３日前から扶桑に収監されている。この艦の乗員の慰問も課せられている。美佐枝は独房の中で自問自答を繰り返していた。強姦された事はどうしても許せない、熟女ソープで働くくらいなら同じと言われるかも知れない。だが美佐枝には違う。
　悔しさのなか管取締役と出会ったのは衝撃が大き過ぎた。管取締役は温厚な上司で派遣職員たちの信頼も高かった。ＳＭパーティでも我先に遊ぶ人ではなかった。セクハラ秘書の派遣制度に毎日怒りを感じていた。そんな美佐枝に投げられた管取締役の何気ない言葉に切れてしまった。
　あそこで殺すべきではなかった。管取締役の言葉。あの時の意図は到底殺すには値しない。溜まり溜まったものがあそこで切れてしまったのである。申し訳ないことをしたとは思わないが、軽率な事をしたと思う。
　あともう一歩で日本に帰れた。女体担保金融からは借金をしなかった。強姦されて訴えた後バンス無しで熟女ソープに勤めた。負けた裁判の弁護士費用と日本に帰る航空運賃のためである。管取締役が後三日遅く来てくれていれば無事日本に帰れていた。
　男どもはみな金と地位が確立するとこの国の国籍に変わろうとする。妻には非常な迷惑である。一夫多妻制、逆もありうるが妻の権利は認められていない。浮気などによる慰謝料は一切取れない。子供の養育費も親権を主張した場合請求できない。双方が押し付けあった場合のみ調停可能である。だが国家が引き取る制度もある。
　企業が作った国家である。国家の基幹は並木会長を総帥とする一企業グループである。選挙も税金も無い。各国の企業が皆僅かばかりのフロアに馬鹿高い家賃を払って本社を置いている。それでもこの国に本社を置く事が経済的である。どんな国でも税金は高い。主な取引をこの国で行なってしまえば総て非課税である。
　各企業の中枢はこの国に転勤になる。企業の人事に従わず日本に残れば再就職は年収３００万以下の派遣になってしまう。
　この国の財政は極東グループが風俗業、マスコミ業で得た収益で賄われている。この国で企業が得た余剰収益は売春地帯にばら撒かれ、風俗女性もその収益をこの国にばら撒く。そしてバブル以上の繁栄である。でも連れて来られる家族は迷惑な限りである。芳谷の先妻も僅かな保証で離婚して日本に帰ったと思われる。
　美佐枝は自分を強姦した作業員は何としても殺したい。いや殺すより一生不能にしたい。女は気位が強く残酷である。膣にペニスが入っただけである。熟女ソープでは一人八千円でペニスを受け入れている。それでも女の怒りは一生不能にしたいとまで燃え滾る。何度も自分を犯した作業員のペニスを切り落とす瞑想を浮かべた。
　だがこの国で今の美佐枝にはその一切が封じ込められている。それどころか強姦の何倍もの仕打ちがこれからの自分に課せられている。やり場の無い煮えたぎる想いである。いつかは自分が開放され復讐できると時が来る。今はそう信じるしか自分の精神を支える手段はない。
　独房の外に話し声が聞こえる。女の声がする。そして数人の足音である。帝國ＢＢＳアナウンサーの小寺舞と男子スタッフ数人が美佐枝の独房の前に姿を現す。改めて気付くと美佐枝の姿は下着の上にバスロープを着ているだけである。二本の脚は丸出しでパンティも完全には隠せない。外からは見えないがもちろん舌に自殺防止帯は着けられている。
「へえこの女、顔はまあまあね。脚は太いわね。美脚とは言えないけどむっちり好みにはいいかもね。スタイルは会長の趣味ではないけど顔は高梁麻希子に似ているね。私にちょっと制裁してきてくれと言われるのだから相当嫌われたのね」
　美佐枝はズキリとした会長に嫌われたのもそうだが、小寺アナが来るとは放送されるのではないかとの恐怖感が湧く。
「でも見様によって脚は太いけどそれなりに形は出来ているわ。結構いけるんじゃない。楽しみね。たっぷり泣かしてあげるわ」
　強姦で訴えて６人が無罪に成った時、美佐枝は並木会長に抗議文を送った。会長からあてにしてなかった返事がきた。内容は次の通りである。
『大間海産のパーティに出ておられた貴方が、数人の男性とＳＥＸを楽しむとは考えられない。お金の必要から、示談金の慰謝料目当てに、罠にはめるには容疑者たちに経済力が薄い。強姦は多分有ったと思われる。
　だが日本国の様に訴えだけで刑を決めれば冤罪者がいくらでも出てしまう。確定証拠の無きは被告人の利益という法の精神は守られるべきである。例え９９人の有罪の人間が法を逃れても一人の無罪の人間が法に問われる事を私は憎む。そして女性に恵まれない男性に躰を提供してあげる福祉精神に乗った優しい女性になってください』
　美佐枝は怒りとやり場の無さに狂った。そんな矢先に管取締役が店に現れた。時期が悪かったのである。
　スタッフが二人衣類を持ってきた。公開刑に着る服である。
「それを着な。もうじき始まるからな」
　紺のオーソドックスなスーツとブラウス、肌色のストッキングである。このような場面ではオーソドックスなＯＬ服のほうが恥かしい。それに下着は入ってない今のままである。既に染みが付き始めている。

　場内は壁際にステージがあり、観客席は半円形に設置されている。ステージの後ろは大型スクリーンが二枚テレビ放映の内容が写し出される。そして司会の小寺舞が登場する。小寺は終身女体奉仕刑に成るまでの美佐枝の罪状を説明する。
　美佐枝は刑務官に引かれて先程の紺のスーツで登場する。前列にはなんと美佐枝を強姦した６人の作業員たちもいる。さらに裁判を公聴していた管取締役の長男と長女もいる。彼らも見守る中であの忌わしいＳＭショーが行なわれるのである。全裸だけでは済まず、性器も晒され、悪戯され、うんこを出すところまで見られてしまう。さらに全世界に放映されてしまう。もはや人格的には殺されたも同然である。
　ステージの真中は十字架が立てられている。美佐枝は両手を広げた形で十文字に貼りつけられる。スカート丈は膝まである。だがやや安産型の腰は外からも想像がつく。
「ソフトなところから始めたいと思います。美佐枝受刑者はとても潔癖な性格です。着衣の辱めから始めたいと思います。美佐枝受刑者は昨日から同じ下着を着けています。着衣を切って恥かしい姿にしたいと思います。希望者は５０００円からのセリです」
　ストリップの生板ショーのように観客参加方式で行なわれるようである。ますます美佐枝には辛い内容に見えてくる。
「５５００円」
「・・・・・・・・・・・」
　先のハードな内容に期待して最初は誰も金額を提示しない。
「他にいらっしゃいませんね、５５００円で落札です」
　落札者は女だった。管取締役の娘である。彼女が美佐枝の服をカットする間に次のセリが行なわれる。
「次は着衣の鞭打ちです。一本鞭１０発１００００円からです」
　女は美佐枝のスカートを縦に股の少し上まで切ってゆく。２センチ間隔で何本も切り込みを入れる。
　着衣の鞭打ちは１万７千円で美佐枝を強姦した犯人の一人寺門泰造が落札する。美佐枝が裏の楽屋を覗くとそこには大きな氷の塊がある。透明な水槽と不透明な水槽、何をされるのか恐怖の旋律が走る。
「鞭打ちの次は顔に平手打ちです。こちらは１０名まで一人一発５０００円先着順です。希望者はステージの下に居るスタッフの所に並んでください」
　完全に観客参加の生板ショーである。美佐枝は数時間観客全員の嬲り者にされる。
　女は縦に何本にも切ったスカートを一本置きに付根で切ってしまう。スカートが縦のすだれ状になり、奥に太腿の付根とパンティが覗いている。なかなかみっともなくかつ着衣のエロさである。
　寺門泰造がステージに上がる。小寺から一本鞭が渡される。念願の美佐枝への御仕置きである。本日こそ徹底的に苛め抜きたい。美佐枝には屈辱この上ない。
　バスーン
　ブラウスの上から乳房を力いっぱい直撃する。
「う・・」
　口を硬く結んで顔がへの字に歪む。
　艦長杉浦大佐は本日の進行計画をみて小寺の恐ろしさに胴震いがする。
　二発目はすだれの様に切られたスカートのうえから太腿を直撃する。
「うう・・」
　続いて臀部に炸裂する。
「ぐう・・」
　既に紅潮した顔面に眉間の皺が固まり口はへの字に結んで耐えている。
　次は腹部を直撃する。
「ぐわぁーん・・」
「駄目。お腹を叩いては駄目です」
　小寺が注意する。
「いいじゃない、こんな女」
「無罪で訴えられて、汚名を着せられて悔しいのはヨークわかります。でも一思いに殺しては詰まらないでしょう。美佐枝受刑者には生きて長がーく苦しみ、辱しめられ続けてもらって罪を償ってもらいましょう」
「そ、そうですね。小生溜飲の下がる御言葉です」
　美佐枝は寺門を睨みつけている。そして狙って顔面につばを吐きつける。
「なにしやがるんだー」
　ばうーん、ばすーん、乳房のあたりを狙って思いっきり二発は履きつける。
「ぐぐ・・・」
　ぶおーん、ぼんー、ぼーん、ぼすーん
　臀部に四連発である。
「ごごぐぐ・・」
　眉間の皺を二重に固めて目をきつく閉じて苦しんでいる。
　１０発は終了である。寺門は鞭を美佐枝の足元に投げつけステージを降りてしまう。
「そうだ、貴方にはギャクボールが御似合いかもね」
　赤いギャクボールを口に着けられてしまう。
　続いてビンタ一発一万円で並んだメンバーがステージに上がってくる。
　天井では大型の滑車が移動を始めている。緊縛師が縄をステージに上げ、準備している。
　ビンタに並んだ５人は美佐枝を強姦した寺門以外のメンバーである。
　残りは一般客と足りない分は、扶桑の乗員が並んだ。
　堀内竜兵の小太りの手が美佐枝の左頬を引っ叩く。
「ううーん」
　固定されていたギャクボールが外れてまた口に戻る。美佐枝の唾液が飛び散る。
　横峰一博のごつい平手が美佐枝の顔左半分をはたき飛ばす。
　ばーん
　ギャクボールが完全に外れる。顔が一瞬縦長に見える。
「ぐーん」
　睨み返す美佐枝の顔が幾分情けない顔になる。
　７人目の客が叩いた時、美佐枝は既に涙目である。
　８人目が叩く乗員なので手加減はしている。
　ぱーん
「うあーん」
　遂に涙は頬をつたう。
　９人目
　ぱーん
「うああーん」
　１０人目
　最後は美佐枝を強姦した６人目であり主犯格の原口克広である。美佐枝の頬に手を当て、何度も軽く叩く反動をつける。涙目の美佐枝が情けない顔で睨み返す。反動を付けた瞬時の力を既に青くなった美佐枝の左頬に叩きつける。
　ばあぁーーん
「うううう・・・」
　悔しさの極致、そして無言の涙が顔全体を濡らしてるように見える。左頬のみに集中され左右の色の違いがはっきりしている。
「うう・・うう・・うう・・」
　押し殺した美佐枝の鳴き声が微かに小寺に届く。
「それではいよいよ田柄美佐枝受刑者を全裸にします」
　その前に小寺は美佐枝の簾状に切られたスカートの真中数本を切り落とす。下着の先端と股の付根、パンチラの一番恥かしい部分が完全に姿を現す。美佐枝の姦女真紅に紅潮した顔は下向きに切られた部分を見下ろしている。
　緊縛師は容赦なく美佐枝のブラウスを切り取り、スカートを足元に落とす。方紐のないブラジャーの後ろのフォックを外し乳房をさらけ出す。美佐枝の乳首は濃い紅色。乳輪も２５ミリくらい有る。乳房の膨らみもやや垂れ気味だが両方均整が取れてボリューム感もあり巨乳とは行かないが形は良い。パンティも丸めて下ろされる。股の布が二重の部分にくっきりと染みがスクリーンに映る。
「下着セットで、５０００円からです」
　小寺が会場に呼びかける。これを売られるのかと美佐枝は泣きそうな表情である。
　二本の脚は太いがぴったり膝を付けて股間に拳は入らないが平手は入る。太腿の付根も腰より出ることはない。太腿にボリュームは有るが一応の均整感はある。小寺の結構いけるんじゃないとの評価通りである。
　緊縛師らは物でも扱うように美佐枝を十字架から外し、床に下ろしＭ字開脚させる。両脚を極限まで広げる。カメラが近づいて女陰のアップを映し出す。土手、女陰のまわりの毛は手入れをしてない上、かなり濃いと思われる。小寺が横からビラビラを広げて奥をご開帳する。
　ビラビラの色は濃い青紫だが中は殆ど白い。尿道と膣口が確認できる。そして美佐枝の表情は土色である。
　緊縛師は横に渡した一本の鉄パイプに、めいっぱい広げた両脚の足首を縄で厳重に固定する。上半身は後手に縛られ、おっぱいの上下にロープが掛けられ、背中で固定される。膝を折って開脚した立膝の状態に置かれ、膝も横に渡した鉄パイプに固定される。大型の滑車に背中のロープと、両足首の鉄パイプの左右から引っ張った縄に引っ掛けられる。滑車が引いて上昇降下する。
　天井のレールから滑車が吊られており、滑車はレールを滑って客席上空を移動する。滑車が下がると美佐枝の女陰は客の頭上直ぐの所まで降りてくる。
「これから美佐枝受刑者をこの状態で客席を廻します。剃毛前と、剃毛後に廻します。希望者は傷を付けない範囲で、５０００円で自由に御遊び下さい。指を入れても器具を入れても撮影もＯＫです。但し御一人の所要時間は２分です」
　小寺の案内が済むと即座に美佐枝の躰は客席を移動する。
　ステージは開帳台が準備されている。
「続いて美佐枝受刑者剃毛の権利でセリを行ないます。１００００円から参ります」
　いつも全裸、局部までテレビに開放している小寺アナである。自分自身のヌードに絶対の自信を持っている。美佐枝の躰を誉めながらも少し蔑んで、辱しめる事には女として微塵の同情も無い。
　剃毛は２５万で実業家風の四十代の男性が競り落とした。その後の受姦刑は希望者が毎回少ない。男性とて裸の放映はありがたくない。いつもクローンの兵士があたるが、今回はペニスの大きい黒人男性を二人用意している。小寺は美佐枝の性器を見たときこれならばきっと泣き喚くと確信している。
　ステージの上で男性は鋏を使わず、剃刀だけで剃毛する。剃り甲斐は充分ある。美佐枝は腰に多少重みのある体形だけに、臀部の陰毛の下はまわりの皮膚よりかなり赤い。性器の周りも赤い。剃毛しないほうが見栄えは良い。オイルを塗ってやや綺麗に見せて再び客席を廻す。
　ステージの上は先端にマットが敷かれている。緊縛師が滑車から美佐枝を外し、マットに寝かせる。
「これからペニスの特大サイズの黒人男性二人と３Ｐをご堪能頂きます」
　なんと小寺が狭いと推測した美佐枝の膣ばかりか、アナルまで太いものを差し込まれるのである。
　スタッフが浣腸器と洗面器を運び込む。小寺が浣腸器を持つ。黒人二人が両脚を持ちＭ字開脚にする。
「あーはあーん」
　初めて美佐枝が大声で泣く。
　排泄は直ぐ訪れた。泣きながら洗腸を受ける。
　もうぐったりしている美佐枝を、マットに寝た黒人の巨根の上に、もう一人が美佐枝の膣を被せる。
「があはーーああーん」
　物凄い形相で悲鳴を揚げる。
　泣き喚くのを前に押し倒し、アナルに指でローションを塗る。
「あーはーん・・止めて、止めてー・何するのやめてー」
　下の黒人男性がしっかり腰を掴み、上の黒人男性が肩を掴む。強行にアナルに挿入する。
「ぐぁーーーーはあーーーん」
「うごーー・・うぐおおおお」
　美佐枝は号泣きに両手で下の黒人男性の肩を掴んで躰を踏ん張っている。
「がああああ・・がああー・・があああ」
　二人に挟まれ、暴れ泣き喚くがやがて意識を失う。
　アナルからは血を流している。
　１５分の休憩を入れる。
　電気ショックで意識を戻す。
　ステージには氷の塊が運ばれる。
　緊縛師に二本の鉄パイプで大の字に固定される。四方を滑車で釣られる。そのまま持ち上げられ、氷の上に降ろされる。
「あーあはあーーん」
「これから蝋燭一本１００００円からです」
　管取締役の娘が１３０００円で落札する。
　氷の上で躰を冷やして熱い蝋燭は効果最大である。
　父がソープで殺されその汚名に泣く娘、日本ではやはり障害である。この国ではソープ利用は皆常識である。父の遊びへの避難が強い娘も多いが、既にこの国のルールが強く圧し掛かっている。よって娘の怒りは美佐枝に向けられる。
　美佐枝は氷の上に躰を置かれ冷たさに震えている。女は４本の蝋燭を火の下の窪みに溜め、一本目を手始めに右の大腿に垂れ流す。一気に太腿が赤く染まる。
「ああぁはあーん、あああん」
　次は右の乳房に垂れ流す。
「ああぁぁぁぁあーあはあーーーん」
　既に我慢を放棄して涙を流している。女の表情はニンマリ喜んでいる。
　状況を診てか緊縛師が滑車をやや上昇させ氷から美佐枝の躰を若干離す。
　続いて左の乳房に垂れ流す、蝋の量は溶けてかなり増えている。左の乳房は真っ赤に蝋を被る。
「あぎゃーあーあはああーーん、ああーーーん」
　涙は首筋まで流れ落ちている。
　最後の一本は太腿を抱きかかえて暴れる美佐枝を押さえて、土手から縦のマン筋に掛け流す。
「うぐうううーーーん」
　眉間に二重に固まった皺が美佐枝の派手目の顔を崩す。狂おしい表情は見ている男性をとことんそそるものである。女は泣き濡れ苦痛の表情を固まらせる美佐枝に、喜びの表情を輝かせ、４本の蝋燭を纏めて火を下にして一番熱い角度で躰に垂らしてゆく。
「あはあーー、あん、あはーん、あん、あん、ああーん」
　次に用意されたのはスパンキングである。躰に着いた蝋燭を叩き落とそうという嗜好である。さすがに緊縛師が行なう。
　ぱあーん、乳房を引っ叩く。
「があはーーん」
　口を思いっきり開いて、眉間に縦じわを固まらせ悲鳴を引き攣らせる。
「ぐがはーーん」
　片脚を延ばし、片脚をくの字に股に力が入って既に性器を突き出している。
　最後に性器にスパンキングを二発。
「ぐうううーーん」「うううううーーん」
　遂に失禁してしまう。
　ステージには泥の入った水槽と透明な水の水槽が用意される。緊縛師は後ろ手に縛り直し、上部は乳房の上下で後ろから縛り上げる。膝を二本まとめて縄を掛け、両脚を縛られた膝で折って縄につけたフックから滑車で吊るし逆さ釣りに持ち上げる。
「これから泥に漬けます」
　園芸用の乾燥した土を水でこねた物でありたいした害はない。小寺は扶桑の汚物を抜き取ると申し出たが、扶桑の艦長杉浦大佐に拒絶され、やむを得ず園芸用の土を使用した。
　美佐枝は逆さまに吊るされ、泥の上で目と口をきつく閉じて構えている。
　じりじりと滑車は下げられてゆく。一旦首まで浸かって上がる。二三度繰り返して胸まで浸ける。泥に浸かって腹から下が逆さに出ている光景である。直ぐに上昇し水に浸ける。水は茶色に染まる。二三回繰り返し、床に横たえて降ろす。緊縛師が口元、鼻の周りを拭き、呼吸を確認する。
「これから泥で汚れた美佐枝受刑者を、皆さんの御小水でお清めして頂きます。希望者は御並びください。皆さんの立っているところは衝立で隠します。一人３０００円です。これが最後です」
　高さ幅一メートル、長さ二メートルの氷の横に、階段付きの足載せ台が置かれ、足載せ台の部分のみ正面は衝立が立てられる。４．５０人くらい並んでいる。片側四人合計８人ずつ上がらせる。一斉に小水が氷の上に寝かされた美佐枝に掛けられる。顔、目口を狙い、躰、女陰を狙うものもいる。美佐枝は口と目を硬く閉じて耐えるのみである。

　一方幸枝は二日目のパーティに出た。誰もついて来てはくれない。一人でファッションホテルの特別ルームに入った。
「この間は済みませんでした。倒れてしまいご迷惑をおかけしました」
　幸枝は客なので一応のお礼と非礼を詫びる。
「はっはっは、いいんですよ。それよりご心配が大きいといけませんので少し説明しておきます。　我々は今この国で結構いい待遇に置かれています。また野洲課長の友人などでも有りません。まして報復などをして今の地位を失おうなんて馬鹿は一人もおりません。約一名を除いて貴方を虐めたい事は共通しています。でも私たちの方が他よりは安全です」
　久下少佐が語る。
「どうして安全と言い切れるのですか」
「精神的には辛いかもしれませんが、我々はクラブのルールの範囲と安全面に注意しております。身体に傷の残る可能性のある一本鞭は使いません。蝋燭の温度も管理しています。スタンガンも安全範囲の電圧に押さえています。汚物も確かに汚物の造りですが本物では有りません。生卵、だし汁、肉魚等食して問題ない範囲です。匂いは凄いですが。浣腸とかマスタードは辛いですがここのショーでは皆やっています。
　ビンタは精神的に辛いと思いますがこれは我々がどうしても貴方のような女性にやりたいのです。我々も高額なお金を出し合ってこの癒しを買っています。そして貴方の仕事です」
「はいそれはわかります。でも何で私を選ぶのですか」
　それには南條少佐が答える。
「それは貴方が私たちの虐めたいタイプだからです」
「どうしてですか」
「一つ、気丈です。一つ、背が高い。一つ、男性に潔癖です。一つ、美人じゃないけど女です。そして強気に見えて神経は脆い」
「わかりました。美人じゃないけど女ってどう言う事ですか」
「エッチの対象では有るという事です。性別女ではなく、性的女の範囲であるという事です」
「わかりました。随分はっきり仰るのですね」
　その日も幸枝はぼろぼろで帰った。汚泥の次は泥に浸けられた。

　それからも美佐枝は病院の医療実習に学用患者代用として送られ、インターン及び医学生の浣腸、尿道カテーテル等の実習に身躰を提供させられた。乳房も性器もアナルも毎日年下の学生らに弄繰り回される。美佐枝には地獄の毎日である。
　そして遂に美佐枝に最悪の日がやってきた。芳谷通商の慰安パーティに生贄で呼ばれる指名が入った。
　芳谷と木野以外全員出席した。なんと退職した筈の高見舞も呼ばれていた。
　美佐枝は看守に付き添われてパーティ会場に入る。パーティは４０名程、役員若い社員他セクハラＯＫ秘書までいる。既に数人が膝に乗せられたり、スカートの中に手を入れられたり、乳房を揉まれている。
　高見舞が美佐枝の腕を掴み上着を取り、ブラウスのボタンを外す。悔しくてももう抵抗は出来ない。美佐枝はこの女がきっかけでここまで転落したのである。これ以上の屈辱は無い。
　男子社員は女を触りながらこの一点を集中して見ている。ブラウスを脱がし、純白のブラジャーの肩紐を外し、ブラを捲るように乳首を片方づつ晒す。後ろのフォックを外し上半身裸である。スカートを捲るように巻き上げ首から脱がす。役員二人がストッキングの上から局部を撫でまくる。濡れを確認してストッキングを脱がす。染みを確認しながらパンティを下ろす。
　脱がした下着はビニール袋に入れられ真空パックにされる。もう一人はしきりに写真を取っている。彼らは美佐枝が現役の時に出来なかった事をやろうというのである。
　美佐枝を担いでテーブルの上に運ぶ。両脚を広げ女陰の写真を連発で取る。
「美佐枝、お○○こ指で広げてよ」
　美佐枝は高見舞を睨み返すが、直ぐに観念して広げる。瞳は既に涙が溜まり始めている。
「美佐枝、泣いていいのよ。みんなそれが見たいんだから」
　高見舞は意地悪く美佐枝をたたみかける。口をへの字に耐えるが涙は目蓋からこぼれる。みんなニンマリ笑顔である。高見舞はハンカチを若い男に渡す。
「拭いてあげな」
　男性が顔にハンカチを近づけると、両肩を押さえられていても顔を遠ざける。高見舞が頭を押さえる。男性がハンカチを充てると気丈にも声は押さえているが、涙はぼろぼろ流れる。顔は土色である。看守まで後ろで薄笑みを浮かべている。美佐枝は看守にも嫌われているようである。
「もっと広げて」
　美佐枝はさらに大粒の涙を流すが口をへの字に声は押さえている。高見舞は容赦なく美佐枝が指で広げた女陰に、マスタードの黄色い瓶の三角の注ぎだし口を突っ込み、マスタードを流し込む。役員の一人が指をいれて中を掻き回す。順番に数人が交代で続ける。若い男性にも突っ込まれる。誰も美佐枝に同情するものはいない。天敵を嬲るがごとくである。
　美佐枝の土手の陰毛は、公開陵辱刑で剃られ、また医療自習で看護士の練習で剃られ、無毛である。高見舞はマスタードを注入して、みんなで掻き回したあとガムテープで蓋をしてしまう。
　男性が二人でおっぱいを触りながら両肩を押さえる。
「管さんが触りたいと言ったら刺されたおっぱいよ。存分に触ってあげて」
　そして先行して美佐枝の頬にビンタを５発食らわす。美佐枝の目蓋はただ無言の涙を流し続けている。順番に役員が叩く。
　ある若い男がスパンキングを持ち出すと、看守に止められる。
「それで顔は叩かないで下さい」
「乳首はいいですか」
「いいです」
「一度やりたかったんだ」
　若い男性は美佐枝の乳首にスパンキングの先端があたるように叩く。
「ううーん」
　さすがに声は押さえられない。
　続いて乳房を覆うように叩く。
　ばすーん
「ああーはあーーーん」
　みるみる真っ赤になる。
　セクハラ秘書まで憂さ晴らしと美佐枝にビンタしたり、スパンキングでおっぱいを叩く。あるものは女同士なのに美佐枝のガムテープの貼られた局部をスパンキングで叩く。
「ぎゃはあはんーん」
　ガムテープが有る分少し緩和されるが、かなり痛そうである。眉間に縦じわを寄せ、口も縦に開いて悲鳴を鳴らす。役員たちには溜飲が下がるほど嬉しい表情である。
　高見舞はボールに入れた蝋燭をアルコールランプで温め溶かしていた。レードルで勺って容赦なくボディに掛ける。
　乳房
「あはーーん」
　反対の乳房
「があははああーーん」
　お腹
「あはーーん」
　全面のボディに蝋燭がラバーの様に貼りつけられる。
　本日の料理はしゃぶしゃぶがメインである。ところが会場の中央に大きな鍋があり、人が茹でられる大きさである。そこに肉やマグロを浸けている。
　美佐枝の腰と胸に縄を掛け、両脚を広げ、鉄パイプを渡し、両足首を縛る。手にも鉄パイプが渡されるが握らせるだけで固定しない。腰と胸の縄は一括して一本の滑車にフックで掛けられる。脚首の鉄パイプと手首の鉄パイプは別の滑車に引っ掛けられ、三本で吊るし上げる。腕は離しても首が苦しいだけで影響ないが同じ高さに揚げられる。人の首の高さに女陰が来るところで止る。美佐枝は自分の腕で前の鉄パイプに掴まっている。
　浣腸器に２０００ＣＣが用意される。みんな美佐枝にこの醜態だけは晒させたいのである。
　既に美佐枝は吊るされたまま泣き濡れている。高見舞が自分を憎むのはわかる。役員たちが管取締役のことで怒るのも想像はつく。若い男性派遣社員や、セクハラＯＫ秘書まで何故自分を嬲るのか、木野君と芳谷社長だけが自分に同情して来なかったのである。なんともやりきれない。情けない。そして既にマスタードが効いている。痒い。辛い。
　高見舞は容赦なく浣腸液を注入する。
「さあみんなの前で醜い醜態を垂れ流して懺悔してもらうからね」
　ここで浣腸されるのはテレビに映るより辛い。おっぱいを見られた恥かしさを耐えて会社に出勤していたらこんな事にはならなかった。奈落に落ちるようにズルズルとあっという間にここまで落ちてしまった。でもあの時はどうしても会社に行く事は出来なかった。
　高見舞に腹を立てたこと、強姦されたこと、この二つが自分をこの境地に陥れてしまった。いったい自分が何をしたのか、確かに管取締役を殺した。でもその前に自分は相当の窮地に落とされていた。管取締役を殺してしまったのはまずかったと思う。だが申し訳ない事をしたとは思えない。今目の前にいる合法的に自分を嬲るほかの役員たちを見て余計にそう思えない。
　痒みは頂点に達している。便意ももう押さえられない。自分の体が破滅するか気が狂いそうである。そしてあぶら汗をかきながら、アナルが押さえきれなくなり、便が空中に飛び散る。
「はっはっはっはすごい醜態だぜ」
「掃除のおばさんを呼ぼう。チップを払ってやれ」
　みんな笑いの渦である。
「さあ醜態を晒してもらったところで、皆にお詫びを言ってもらわないとね」
　痒みに捩る美佐枝の腰を押さえ、役員の一人がお尻を拭く、耐えられない屈辱である。
「さあどうしたの、管役員を殺した事。以前接待のパーティをめちゃめちゃにした事。事件の報道で皆に迷惑を掛けた事お詫びしなさいよ」
　美佐枝は悔しさに無言で泣くばかりである。
「ほんとに気の強い女ね。もっとお仕置きが必要ね」
　美佐枝を吊るした下に大きな鍋を押してくる。下はレンジごとキャスターに乗っている。鍋の熱気が美佐枝の躰を直撃する。美佐枝は足を突っ張り、前の鉄パイプに腕を立て、腹部を上げて熱気から逃れようとする。高見舞の一本鞭がアナルから膣口を真っ直ぐに叩く。
「がはははあーーーん」
　蝋燭が解け始め熱さが増してくる。溶けた蝋は鍋に落ちる。全身汗ぐっしょりである。顔は汗と涙にぐちゃぐちゃである。だがここまでが限界であった。ガムテープの下から小水が漏れ、口は涎を垂らし、鼻水も垂れて、ぐったり縄にぶら下がってしまった。
　吊るしから降ろしたがもはや意識がない。救急隊が運び出す。そして数日後に退院した。

　あくる日、幸枝の部屋に彌貴が現れた。
　彌貴は黙ってテーブルに５００万を置いた。
「何よこれ」
「何も言わないで、借金を返して」
「貴方のお金」
「そうよ、並木に貰った慰謝料の一部」
「慰謝料」
　彌貴は第五章での成り行きを説明する。（第五章川越偏参照）
「でも何時返せるかわからないし、もう少し我慢すれば」
「駄目よ、彼らは貴方をここから逃亡させるつもりよ。そして女体担保金融に債権を売らせる気よもう猶予は無いわ」
「やっぱりそなのね」
「並木は今回は手を出せないみたい」
「私が勝手に借金したのですから、その結果ここに居る訳だし、当然ですね」
「とにかく一旦借金を返して日本に帰って」
「でも貴方からこんなお金を」
「並木は非常に心配しているわ。あなたより彼らのやる事にだけど。そして吉見先生も」
「吉見先生」
「この国を作るのに大きく支えた占い師。川越の時も同じよ」
「そうなの」
「心配しないで今並木がお金を出す訳には行かないの。私が出したお金なら誰も何も言えないから」
「ごめんなさい」
「気にしないで、航空券も取っておきました。お金を直ぐ返して日本に帰って」
「お金は私の口座から降ろしたの。それ以上は絶対に言わないでね」
　女体担保金融に返済をして利息を引いて五十数万が手元に残った。既に三日分のギャラを返済していたからである。
　幸枝は束の間の安泰を得た。だがこれからも悲運は続く。吉見占い師のみがその理由を推測できている。これからもこの気丈な女の悲鳴は続く。（第八章全裸美女コンテストに続く。）

　余談

　それから３年後坤宮の工事現場で異例の事故が起こった。休憩時間美佐枝を強姦した６人は他の作業員と離れて、雑談していた。工事現場に一人の女性作業員が入ってきた。珍しくなかなかの美形である。又やらないかと原口が持ちかけたのである。雑談を行なっていたのはピットの上である。
　何本も鉄骨が置かれておりその上に彼らは座って食事をしていた。軽い地震が現場を襲った。だがあろう事かピットの一角のコンクリが崩れ、鉄骨ごと彼らは深さ５メートルのピットの底に落とされてしまった。
　数時間後に救助されたが、主犯格の原口克広は病院で死亡。横峰一博は半身不随。寺門泰造は両脚の骨が砕け、一名は全身打撲で重態。一名は両足骨折。堀内竜兵のみ軽傷であった。
　その少し後で美佐枝はあすか女王の勅令で特赦になった。指示は吉見鑑定士から出た。但し国内永久追放である。
　美佐枝が女体奉仕刑で稼いだ金が下田中佐から渡された。約80%万である。日本に帰るか、他の国でならばこの金で家を買って簡単な商売も可能と言われ、美佐枝は後者を選んだ。さらにＤＮＡ改造を戻すかどうかを確認されたが現状を選んだ。
　既に老化を止められているとはいえ美佐枝の風貌はやつれ切って美人の面影は無かった。航空運賃と出国手配は帝國が行なってくれた。


　第六章女体担保金融　完