第１６章　とりぷる

　妻が姿を現したのは、それから１０分ほどたってからでした。
　ほんのり上気したピンク色の肌が、淡いピンクのバスタオルに包まれているのも、なまめかしさを感じます。
　タオルを取るんだよ。
　ほんのわずか、ためらう様子を見せた後、妻はゆっくりとタオルを取ります。
　唇は、わずかに開いたまま、何かに魅入られたような表情の妻。タオルの下から現れた裸体も、うっすらとピンクに染まっています。
　おいで。
　ゆっくりと近寄ってくる妻からは、湯上がりのいい匂いが漂っています。
　恥じらいからか、右手が胸を覆い、その左手は、自然と茂みを隠すようにあてられていました。その細い腕で隠しきれるはずもない、柔らかな膨らみは、腕の下で、白く揺れています。
　恥じらいに､自然と身体を隠す仕草をしている妻は、ついさっきまで、私以外の男と今まで一緒に風呂に入っていたのです。
　ふるふると震える胸も、やわらかい尻も、そして、この茂みの中すらも欲望をむき出しにした視線に犯されていたはずです。
　いえ、視線だけではなく、指が妻の乳房を触り、果ては、美肉に指が入ってしまったかもしれません。何しろ、その直前には、夫以外の、その「オトコ」の怒張そのものさえ、受け入れてしまっているのです。
　そんな妻が、慎み深く、恥じらいのポーズ、そのままで、私の目の前に立ちました。
　頬が上気しているのは、お風呂のせいだけではなく、表情そのものに浮き上がるオンナの媚態そのものかもしれません。
　今や、慎み深く恥ずかしがり屋の妻から、性の欲望に乗っ取られた「オンナ」そのものとなっていました。
　だから、視線で誘導しただけで、フラフラと意志のない人形のように、ベッドに腰掛ける私の前に跪きます。
　すでに、最大限に膨張してい私を、何も言わなくても妻の手は、そっと握り締めてきます。
　じっと見下ろしている中で、ぬるりと唇を一度舐めた舌が、私のモノをペロリとなめ上げてきます。見たこともないほど、興奮した妻のフェラです。
　根本から、ゆっくりと先端まで、ヌメヌメと動いた舌が、今度は、カリを舐めながら、根本に添えた手が、ゆっくりと動きます。
　優しい手つきで指先が私の幹に沿って動き、カリまで来たら、そのまま、ゆっくりと握り締めて、今度は、その手を扱き降ろしながら、唇は、ねっとりと私のモノに被さってきます。
　扱きおろしたてとシンクロするように、私のモノは妻の口に、飲み込まれていくのです。
　何とも言いようのない心地よさを覚えながらも、頭に手を当てて、さらに深く飲み込むように要求しながら、顔を上げました。
　もちろん、私の怒張の先端は、喉の奥まで飲み込まれます。
　圭司君、こっちにおいで。
　私が廊下に向かって声をかけると、おずおずと顔を覗かせます。
　おそらく、妻の後に廊下まで来たものの、いきなり、私に命じられた妻がバスタオルを取り去ったため、そのまま、固まってしまっていたのでしょう。
　圭司君、いいから、早くこっちにおいで。
　私のモノをくわえながら、妻が、抗議のつもりでしょうか、くぐもった声を出します。しかし、私は妻に、続けて、と促して、離れることを許しませんでした。
　一瞬、私のモノを離そうとした妻も、両手で頭を軽く押さえただけで、あきらめたように、フェラを続けます。
　圭司君は腰から下にバスタオルを巻いた姿で、恐る恐るといった感じで入ってきました。しかし、目は、全裸で跪く妻に釘付けになっていたのです。
　タオルの中で、若い怒張を目一杯、大きくしているのでしょう。見事に中央が盛り上がっています。
　ここに座ってごらんよ。
　私の横に招きました。
　ふらふらとよろめくように私の横に腰を下ろしたのです。その目には、おびえと欲望がない交ぜになって浮かんでいました。
　妻は、何も言わなくても、私が何をして欲しいか知っていました。
　左手が、そっと圭司君のタオルに忍び込みます。
　あっと圭司君が、かすかな声を立てたのは、妻のしなやかな手が圭司君に届いたからに違いありません。
「せんせい」
　小さな声です。しかし、その声は、妻の耳にも届いたのでしょうか。僅かにみじろぎをして、そして、私をさらに深く、くわえ直しました。
　私は、そっと圭司君のタオルの端をほどいてしまいます。妻の手の動きに、タオルはするするとベッドに滑り落ちました。
　むき出しになった、先の尖った、発展途上のペニスは、手の動きで、先を剥かれていました。ほんのわずかな期間なのに、敏感な先端も鍛えられてきたのでしょう。
　ヌルヌルと分泌した、先走りの液体をまとわりつかせた妻の指が、まだ、真っ赤と言って良いほどの幼い亀頭を柔らかく撫でまわしても、痛みを感じるどころか、うっとりとした表情で、委ねきっていました。
　まだ、大人の怒張になりきっていないのに、この尖ったペニスは、オンナの美肉の奥深くに射精することを覚え、舌に絡め取られながら、青臭い精液を飲ませる快感を知ってしまったのです。
　もちろん、自分勝手に、ただ、青臭い精液を放出するだけではありません。
　カチンと音がしそうなほどに硬くなったペニスを使って、オンナを快感にうち震えさせ、己の欲望のままに屈服させることとを覚えてしまったのです。
　そして、このペニスに全ての神経をさらけ出して悶え、オンナの屈服する姿をさらけ出したのは、まぎれもなく、私の大切な妻。
　妻の頭を両手で起しました。オンナの媚態そのものの表情と、愁いを含んだ表情を複雑ににじませながら、目だけは情欲に潤みきっています。
　妻の口元に、わずかにこぼれた涎をそっと手で拭ってやりながら、静かに言い渡しました。
　さ、これからだよ。
　妻は、聞こえたのか聞こえなかったのか返事をしません。ただ、潤んだ表情のままで眼を閉じて、その白くて薄い肩が、ヒクヒクとケイレンするように震えたのです。
　怖さ？いえ、それは、オンナの欲望が期待を電撃のように走らせたに違いありません。夫以外のオトコ、それもとびきり若いオスに与えられる青くも甘い快楽への期待が、妻の白い裸身を駆け抜けたのでしょう。
　そんな妻の頭を両手で包むように動かすと、ためらいを少しも見せずに、眼を閉じたまま導かれるままについてきます。
　妻の頭を、ゆっくりと私の隣に座る圭司君の股間へ。
　何も言われなくとも妻の口は大きく広げられ、自ら探るような動きを見せて、そのままオスの肉棒を探す仕草。
　これ以上のない淫らな唇。
　もちろん、その淫らな唇を、若いオスの「欲望の角」へと導くのも、私でした。　
　股間に顔をうずめるようにして、妻の唇が「角」を扱きながらゆっくりと飲み込んでいきます。
　その妻の背後に私は回りました。
　私は、そっと腰を抱え、膝だけで立たせます。
　もちろん、妻の唇は私に腰を抱えられている間も、ねっとりとペニスをくわえ、扱いています。
　しかし、さすがに、私の目の前に女性自身を差し出すポーズが恥ずかしかったのでしょう。その恥ずかしさから逃げるように、夢中の様子で咥え続けていました。
　若いオスのペニスを夢中になってしゃぶる妻のオ○○コ。
　そこはすでにしっとりと滴らんばかりに濡れていました。ヒクヒクと入り口が収縮する姿が、物欲しげにヒクリとうごめいて、また、新たな蜜がこぼれます。
　白くてむっちりした太腿にまで、透明な液体がこぼれていたのです。　
　私は妻の背後に膝立ちしました。妻の腰は、私が手を離すとゆっくりとうねるような動きを見せます。
　その腰を両手でぐっとつかみました。
　私の意図に気づいたのでしょう。妻が、あわてて顔を上げます。
「あなた、やめ…　ああう、あうう！」
　私は、何も言わず、妻の腰を抱え、ずぶりと突き立てたのです。
「あうう、あなた、ひどい、やめてぇ、抜いてぇ」
　しかし、拒否の声とは裏腹に、やわらかい妻の美肉は、離すものかと言いたげに、そこだけが別の生き物のように私に絡みついてきます。
　手を離しても妻は、私のモノから逃げようとはしませんでした。うねうねと、ねだるような、わずかな動きはしても、じっとしたままだったのです。
　妻は顔を横に向けたまま圭司君の股間に突っ伏しています。それは、何かに耐えるような仕草でした。
　妻のやわらかく、まとわりついてくる美肉の感触を味わうように、私はじっとしていました。
「ああ、うう、あ、あ」
　妻の言葉にならない声が唇から漏れてきます。
　ほら、圭司君が可哀想だよ。
　私の言葉に、妻はのろのろと反応しました。ゆっくりと顔を上げると、今まで妻の横顔の下につぶされていた、強張りが、そそりたちます。
　その、カチンと音がしそうなほど硬くなった強張りを、妻は再び飲み込んでいったのです。
「ああ」
　今度は、圭司君が感極まった、ため息ともつかない声を出してしまいます。
　ネットリと絡みつく舌が、さらに勢いを増したに違いありません。
　その間も妻の尻はうねうねとうごめき、私のモノを飲み込んだままでした。
　その姿は、この間、あの、おもちゃ屋の親父に尻を差し出したまま、姿勢を崩さなかった、あの時とそっくりでした。
　この姿なら、男に何をされても逆らえません。オンナが最も、恥ずかしい部分を全て、男の視線にさらしながら、後ろのご主人様に、オンナを全て委ねる姿。
　まさに、妻のＭの素質が、発揮された姿そのものでした。
　妻は尻を高く差し出したまま、私のものを飲み込んでいます。驚くほど美肉が熱くなり、濡れそぼった肉は、絡みついてくるように隙間無く怒張を包み込みます。
　私はゆっくりと動き始めました。
　ぬちゃ。ぬちゃ。
「むぐぅ」
　湿った音と、圭司君の若いオスをくわえたまま出す、妻のくぐもった声が部屋に静かに響きます。
　大きくはなくとも、妻の淫猥さそのものといえる音と、まとわりつく美肉。
　これ以上ないほど感じてしまっている妻がそこにいました。
　ゆっくりと抜き差ししていくと、圭司君のものでふさがれている妻のくちからくぐもったうめき声がひっきりなしに漏れてきます。
　妻の中は、熱いぬかるみでドロドロになっていました。
　奥まで突き入れると、あふれる秘液にヌチャっといやらしい音が響き、抜き出す動きには、止めようもないくぐもった声が響きます。。
　ギリギリまで大きくしたストロークで、カリが掻き出す秘液は、妻の太もももにまで伝って流れ出していました。
　普段では考えられないほど濡れそぼっているのに、摩擦感が薄らぐどころか、何箇所にも分かれての、ぐいぐいと締め付けは、経験したことののないものでした。
　別の若いオスを咥えながら夫に犯される、というオンナとしてありうべからざる姿。
　恐らくは、そんな状態でいる自分に、妻は隠しようもないほど乱れているのです。
　ふと、圭司君は、と見ると、目を閉じたまま天を仰ぎ、もはや感に堪えないといった風情です。
　背中が自然に伸び上がるような姿勢をしているのは、ひょっとして、限界に耐えているのかもしれません。
　さっき一度放出しても、若いオスの欲望は、衰えを見せていないのでしょう。圭司君の左手は、ごく自然に妻の頭を抑えるように置かれています。
「ああ」
　圭司君のため息のような声が、それでも、限界を見せてしまったに違いありません。
　私は思い切って、妻から引き抜きました。
　絡みついてくる肉を振り切って、ぴちゃっとしめった音を立てながら抜き出したモノは、白い膜に包まれたようになっていました。
　びっしりと私のモノを覆った、そのドロドロと白くなってしまった秘液は、妻が、私以外の男のモノをくわえたまま本気で感じている証拠でもありました。
　男のモノを求めているのか、あるいは、抜かれてしまったことに、嫌々をするように、腰をゆっくりとくねらせ続けていました。恐らくは、無意識のうごめきです。
　ドロドロに感じているオンナそのものを曝しながら、欲望のままに、白い尻をウネウネと打ち振る妻。
　そこには、私が見たこともない、淫乱なオンナがいたのです。
　圭司君の横にしゃがみ込みました。目の前には、若いオスをくわえる愛しい妻の横顔。
　頬をピンク色に染め、ヌメヌメとくわえたモノを味わうように動き続ける唇は、ねっとりと、まだ、発展途上のオスをしゃぶっています。
　視線を感じたのでしょう。ふと目を開け、私がのぞき込んでいるのに気づくと、あわてて、口元を手で隠そうとします。
　明らかに狼狽しながらも、それでいてフェラをやめようとしません。
　おいしい？
　妻は何も答えないまま、再び眼を閉じて、圭司君のモノを飲み込みます。すぐ脇で、夫に見られているのを承知で、嫌らしく、唇でオスを扱き続ける姿が、そのまま答えでした。
　入れたい？
　一瞬、妻の動きが止まったあと、今度は、はっきりとコクリとうなずくのが見えました。
「ああ〜」
　恥じらいながらも、それでも、はっきりと、若いオスを受け入れたいと、意志を示したのです。
　肯いて見せた妻は、もはや、一刻も我慢できなかったのでしょう。ゆっくりと、しかし、ためらいを捨て去って体を起こします。
　そうです。夫の目の前で、若いオスを受け入れるための行動を起こしたのです。
　しかし、いざとなると、やはり、夫がすぐ横にいるのに、積極的に動くことをためらってしまったのかもしれません。
　立ちあがりきる前の、中腰の中途半端な体勢のまま、私の様子をうかがうのです。
　ちらっと、圭司君を見てみると、もはや限界寸前。このまま、いつになくびっしりと締め付ける妻の美肉に入れれば、妻が達する前に、暴発してしまうのは目に見えています。
　若さ故に、きっと、すぐまた回復するのでしょうが、私は、このまま、妻が女の羞恥の極みに達する姿を見たかったのです。しかし、若いと言っても、また出してしまえば、回復までに、それなりの時間がかかるはずです。
　どうする？
　二人の男に見つめられながら、妻だけが達するところを見たい。
　その欲望が、心の中で自問した次の瞬間、ふと、嗜虐的な行為を思いつかせてしまいました。
　カチンと音がしそうに膨張した圭司君には、少々可哀想でしたが、妻の羞恥を優先させることにしました。
　ベッドにあがって。
　おそらくは、妻の期待通りの「命令」だったのでしょう。幾分ホッとしたような表情をしながら、それでいて、のろのろとした動きでベッドに上ります。
　言われもしないまま、妻は、オトコを受け入れる姿、そのままに、仰向けに寝そべりました。欲望がこらえきれず、そのくせ、オンナの慎みを思い出したかのように、中途半端に広げた脚。
　圭司君に下から見られながらも、両脚を閉じきれないのは、欲望の強さ故でしょう。
　私は素早く妻より先にベッドの枕のところにあぐらをかき、妻の頭を足に乗せます。あぐらの真ん中に頭を乗せた妻と、一瞬目が合いました。
　恥ずかしそうな、それでいて、何ともうれしげな様子で、妻が微笑んだ気がしました。
　その笑顔にドキリとしました。
　こんなすてきな笑顔を見せる妻の体を、私の欲望のままに、他の男の快楽の道具として差しだそうとしているのです。
　しかし、深い業に取り憑かれた私に、迷いは一瞬でした。　
　圭司君、さ、そこにあがって。
　私は、ごく自然に広がった、妻の足の間の空間を指さしました。圭司君は、ハイ、と素直な返事をしてあわてたように上がってきます。
　妻は、私と目を合わせたまま、圭司君の気配を感じると、ごく自然な動きで、足を広げます。
　膝を軽く曲げ、男がたやすく入れられるように、大きく広がる白い太腿。
　男を迎え入れる姿そのものでした。
　おかしなものです。私がそうさせているのに、その動きに、思わず嫉妬してしまう自分がいました。
　息を呑んで、圭司君が乗ってくる瞬間を待っていたに違いありません。妻としては、当然、圭司君がこのまま入ってくる瞬間を待つつもりだったのでしょうから。
　しかし、妻は知りません。私の左手がベッドボードの小引き出しから、いつか妻を狂わせた、あの「おもちゃ」を取り出していたことを。
　圭司君に手で合図して妻の足の間に座らせます。激しい興奮のせいでしょうかカクカクとした動きで座り込みます。
　圭司君の股間には、先ほどからの刺激と期待で、極限まで硬くなったオトコが力をみなぎらせています。先端からは、オトコの我慢の象徴である、透明な液体が幾筋もこぼれ、光を反射して輝いています。
　一刻も早く、妻の美肉に包まれたいに違いありません。しかし、妻の顔の上を通るように、私から渡されたモノを見ると、圭司君の顔が紅潮しました。
　いやあ〜。
　妻も同時にそれを見て、甘えたような拒否の言葉をクチにします。しかし、その言葉が、おもちゃを使われることに対する拒否ではなかった気がします。
　私は、上体を倒し、妻の膝を両手ですくい上げるようにして、白い足を持ち上げてしまいます。
「あなた、だめ、お願い、やめて、恥ずかしすぎる、から…」
　そうです。私が両手で妻の身体をひっくり返すように、足を広げて持ち上げてしまったのです。
　今や、妻の足は極限まで広げられ、女性自身が圭司君の目の前にこれ以上ないくらい、むき出しにされています。
「いやあ、恥ずかしい、恥ずかし過ぎる、やめてぇ、あなたぁ」
　拒否の言葉を口にしながらも、私の手を払いのけようとも、足を閉じようと暴れもしません。
　まるで男に媚びを売るように、ひたすら、拒否と懇願を口にするだけで、妻の両脚は、軽く添えた私の手のままに広がりきっていました。
　圭司君が幾分興奮気味に、左手でオモチャをかざしています。
　ね、圭司君は女の人のここを、じっくり見たことあるの？
　照れたように頭を振りながら、今度はしげしげと妻の秘所をのぞき込みます。
　恥ずかしさの限界だったのでしょうか。ここにいたって、ようやく、いやあ〜と私の手をふりほどいて、足を閉じようとしますが、もちろんそれを許しません。
　かえって、がっちりと抱え込み、妻の大事なところが真上を向くまで、身体をひっくり返してしまいました。
「ああ、許してぇ」
　懇願する声が大きくなるのとは裏腹に、足を閉じようとする力は、まったく掛かってきません。
　いささかの余裕を持って見下ろすと、妻の広げきった秘所がびしょびしょに濡れているのがわかります。
　どうやら、隠すことのできないようにされながら、一番恥ずかしい場所を、圭司君と私にのぞき込まれて、こらえようがないほど興奮してしまっているらしいのです。
　圭司君に女性の性器を教えてあげないとね。
「あなた、だめぇ、許して」
　ほら、指さして教えてあげるんだよ。
　私が一瞬右手を離して、妻の右手をつかみ、むりやり、秘所に導きます。
「ああ！」
　自分の指が触れた一瞬、妻は、悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げましたが、一度触れた指を離すことはしませんでした。
　それより、私を驚かせたのは、嫌がっているはずの広げた足を、一瞬とは言え、私が手を離しても、広げきった、そのままの姿勢でいたことでした。
　さ、教えてあげるんだよ。
　私が目をつぶったままの妻にそっと促します。
　ちゃんと、よく見てって、言ってごらん。
「ああ、だめぇ、そんな、恥ずかしくて」
　ほら、ちゃんとするんだよ。それとも、ずっとこうしている？嫌らしいオ○○コを丸出しにしたまま。
「あうっう〜、いやあ、言わないでぇ」
　イヤイヤとかぶりを振りながらも、背中をわななかせています。
　ひょっとして、これ以上ないほどの羞恥の中で、軽いオーガズムが駆け抜けたのかもしれません。
　ヒクヒクと、総身を震わせてから、潤んだ瞳で見上げます。
「ねえ、し、しないと、やめてくれないの？このまま？」
　そうだよ。奥に大きいのがほしいんだろ？ほら、ちゃんと説明できたらご褒美だよ。
「あ、あなたのをいれてくれるの？」
　妻が私のモノへのこだわりを見せてくれたのは、妻自信の気持ちと言うより、私への思いやりのようにも感じました。もちろん、若いオスを妻は待っているに違いありません。
　しかし、そんなことにこだわっている場合ではありません。
「夫のモノを入れてもらえるのがご褒美」と、自分に言い訳できるようにした方が、妻は欲望に素直になれるに決まっていました。
　そうだよ。ほら、早く教えてあげないと、圭司君が待ってるよ。じっと、キミを見てる。
「あ、ダメ！、いやあ〜」
　ほら、早くして。先生のを見てって言うんだよ。
　なんと言っても、目の前で、快感に体を震わせてしまった後です。もはや、限界だったのでしょう。
　妻がためらったのは、ほんの一瞬でした。
「圭ちゃん、恥ずかしいけど、あうう、先生の恥ずかしいところを見てぇ。女の人がどうなっているか教えてあげるからぁ、ああ」
　妻はその瞬間、ヒクンと足を引きつけるかのような動きを見せました。ひょっとして、自分のあまりにも淫らな言葉に、また、軽く逝ってしまったのかもしれませんでした。
　私は、さらに、妻を追い込みます。
　ほら、それじゃ、よく見えないだろ。両手を使って広げてあげなきゃ。
「いやぁ！そんなの、いや、だって…　だって…　恥ずかしくて」
　ほら、早く、生徒が待ってるよ。
　妻の左手も、ノロノロと広げきった足の間に伸びていきます。
　ほら、両手で広げて。
　本当は、すでに、ぱっくりと口を開けて、奥の、うねうねと動く、美肉の中まで丸見えでした。しかし、そのびしょびしょの秘唇を、さらに自分で広げたのです。
　それは、自らの手で、女の秘部をさらけ出す、恥知らずな行為でした。
　しかし、手が触れた瞬間から、妻の肩がふるふると震え、腰がうごめいた様子から、妻がこれまでになく興奮していることがわかったのです。
　まごうことない、快楽に乱れるオンナの姿そのものでした。
「圭ちゃん、ああ、ここが、クリ○リスって言って、女の人が一番感じるところ。触ると、あん！こんな風に、ああ！感じて、ああ、しまって、とっても、あん、敏感なぁ、ところ、なのぉ」
　妻は、指さすだけに足らず、自分で勝手にクリ○リスを撫でまわしています。
　ほら、他のところも、教えるんでしょ。
　オシッコのでるところはどこなの？
「ああ、ここ、ここから、女の人は、オシッコがでるの、ああ、あうう」
「ここ、ここが、大事な所。ここから、赤ちゃんが出てくるの、あうう！、もうだめぇ、あなた、我慢できないぃ、お願い、あなた、お願い」
　入り口に指を当てたときに、とうとう妻の我慢が限界に達したようでした。美肉に触れた指の感触が、もっともっと、大きなモノを欲しがってしまったのでしょう。
　圭司君、ほら、そこに、入れてごらんよ。
　圭司君は、これですか？っと、一瞬ためらった後、いきなりズブリと妻の中に一気に入れてしまったのです。
　これは、私にとっても、そして、きっと妻にとっても計算外だったのです。
　私なら、もっとネチネチと入り口あたりの感覚から楽しむことを考えたのでしょうが、若いオスは何事にも性急でした。
　しかし、その予想外の一撃で、一気に崩壊してしまったのです。
「あ、ヒッ」
　何か言いかけたまま息を吸い込み、私の足に、そのまま、ものすごい力でしがみついてきます。まるで、強い風に、飛ばされまいとしがみついているかのような形相です。
　圭司君、そのまま動かして。
　言われるがままに動かす、淫らなオモチャ。
　我慢することなど思いも寄らない快感が、妻を吹き飛ばしてしまいます。
　一気に、オーガズムが貫いたのです。
　私の足にしがみつく妻の力が抜けないまま、妻は、呼吸すらできないまま、ブリッジを作って固まっていました。
　そして、固まったままの妻のカラダに、圭司君がオモチャを十数回も使った後に、ようやく、ふぅ〜と息を吐いて、意識が戻ってきたのです。
　逝っちゃったの？
　妻がこくりとうなずきます。
　じゃあ、ちゃんと言わなきゃ。
「ああ、い……　逝っちゃい、ました」
　ちゃんと、どうやっていったのか、言わなきゃダメだよ。
「あ、そんな、いやあ」
　ダメ、ちゃんという。
　強い言葉に、一瞬だけ恨みがましい、そのくせ、甘えた表情で、視線を合わせてから、妻は再び眼を閉じます。
「ああ、圭ちゃんに入れてもらった、オモチャで逝っちゃいました、ああん、もう、お願い、入れて」
　今、入っているじゃないか。
「ダメ、ホンモノがいいのぉ。オモチャはいやあ！」
　だだっ子のように、首を振ります。
　ちゃんとおねだりしてごらん、最初は圭司君だよ。
　もはや、妻には、それをためらうだけの理性は残っていなかったのでしょう。とにかく、男のモノを入れて欲しい一心で叫んでいました。
「圭ちゃん、先生に、圭ちゃんのをちょうだい、ああん、早く、早くちょうだい」
　ほら、後ろ向きだよ。
　私は妻の身体を横にくるりとひっくり返すと、獣のように、膝を突いて尻だけを高く掲げさせ、妻の顔が私の股間に来るようにさせました。
　ほら、圭司君、好きなようにしていいんだよ。
　圭司君が、妻の向こう側に膝立ちの姿になります。
　股間には、おへそにくっつきそうなくらい、上を向いた、若いオスのモノ。
　左手でそっと、それを押さえて下を向かせ、ねらいをつけているのが見えます。
　妻は、若いオスを迎え入れる予感からなのか、私の腿につかまったまま、目を閉じ、ハアハアとあえぐような息をしています。
　しなやかな若いオスの尻が、グッと前に突き出されました。
「あ、むぅぅう、う、あ、あ、あ」
　妻は、その瞬間、私の両膝を握りしめたのです。
　夫の目の前で、別の若いオスを迎え入れた瞬間でした。
「あう、あう、あう、ああ、あう」
　うわごとのような声を、圭司君の動きにあわせて出すのが精一杯のようです。
　妻の白く、ゆっくりとしたカーブを描く背中が、ヒクヒクとうごめきます。
　私は、妻の胸に手を伸ばし、乳首を両手で同時にコリコリといじめてやりました。ますます、ヒクヒクとした動きと、妻のうめきは激しくなっていきます。
　しかし、さっきまでのフェラと、オモチャでオンナを逝かせたという刺戟は、強すぎたようでした。
　圭司君の若いオスの武器は、それほど、長くは保たなかったのです。
「せんせい、せんせい、もう、ぼく、でちゃう、よぉ」
「いいのよ、圭ちゃん、出して、先生の中に、いっぱい出してぇ、ああうぅ、出してぇ！」
　目を閉じたまま、妻が叫ぶように圭司君に声をかけると、圭司君の腰が急に大きく数回動き、妻に目一杯深く突き入れたまま、動きが止まりました。腰がヒクヒクと小刻みな動きをします。
「ああ、先生」
「あうう、先生も、ああ、いっちゃう、ああ、圭ちゃん、出てるのね、ああう、ふうう、い、いくぅ！」
　妻は、私の腰に顔を押しつけるようにしたまま、急に、動きが止まりました。
　息もできなような硬直の後、妻は、ふ〜っと、息を吐き出して、私の膝に力なく顔を埋めました。力なく、膝から崩れようとした妻の腰を、つかの間、圭司君が後ろから支えました。まだ、完全には柔らかくなっていない圭司君のモノが残されます。
　プルプルと圭司君の腰が震えたように見えたのは、ひょっとして、妻の美肉がケイレンして、最後の一滴まで搾り取る動きをしたのかもしれません。
　若いオスのほとばしりを、子宮にまで届くように、深く、深く、搾り取るように受け止めた、妻のくびれた腰は、まだゆっくりと動き続けていました。