６．水野 真希（17歳）

　わたしは姉の美希が結婚すると同時に同居することになりました。
　姉の旦那さんは、岸田 龍一さんといって、26歳、だけど若いけど、ＩＴ会社を経営してる社長さんです。
　チョッとカッコ良くて、姉が羨ましい。
　わたしと姉は６歳離れていて、姉は母親代わりでした。
　わたしが中学生の時に両親が事故で亡くなって、それ以来、姉が働いて、わたしを今日まで面倒みてくれたの。
『真希ちゃんも僕が面倒をみるから、結婚しよう！』
　そう言われて、姉は龍一さんのプロポーズを受け入れたみたい。

　この日、真希は試験が終わり、お昼に帰ってきた。
「ふぅ〜やっと終わったわ！もう寝不足〜」
　真希は４日間の試験中、昼間帰ってきて仮眠をとっただけで、今日も眠くて、友達の誘いを断って帰ってきた。
　お昼を軽く摂り、シャワーを浴びて、そのままベッドに入った。

　龍一は仕事の資料を家で作成しようと帰宅した。
「会社に居ると、何かと用事が入るから・・・」
　そう言って、携帯も電源を切って部屋に入った。
（あれ？玄関に、真希ちゃんの靴があったような・・・）
　龍一は気になって真希の部屋に行った。
「真希ちゃん、帰っているのかい？」
　龍一はそっとドアを開け、中に声を掛けた。
「居ない・・・・・・ん！？」
　薄暗い部屋のベッドに人影を感じた龍一は、目を凝らして見た。
「真希ちゃん・・・寝てるのか！そうか、今日は確か、試験の最後の日だったな」
　龍一は真希の姉の美希同様に、真希には父親的に接していた。
「風邪を引くぞ・・・」
　龍一は真希の傍に寄って、真希に蒲団を掛けようとした。
（うっ、裸！・・・）
　薄い毛布が半分掛かっていたが、半分は露わになっていた。
（大人なんだな・・・もぅ・・・）
　龍一は蒲団を持っていた手を放し、毛布を掛けようとしたが、真希の瑞々しい若い裸体に思わず手が伸び、豊かな谷間を作っている乳房を包むように触り、滑らかなラインを描くお尻を撫でていた。
（はっ！な、何をしてるんだ！義妹だぞ！）
　龍一は自分に言い聞かせて毛布を掛け、部屋を出て行った。
（お義兄さん・・・龍一さんなら・・・わたし・・・）
　真希は以前から龍一に憧れていた。
　しかし、どうすることも出来ない気持ちを抑えていたのだ。

　狂おしい日々が流れていった。
　真希は15歳の時に学校の先輩と初めてのセックスを経験し、その先輩が卒業するまで関係は続いた。
　16歳の時には、部活の顧問の先生に誘われ関係をもった。
　それほど真希のプロポーションは人目を惹きつけた。
　そして17歳・・・真希の興味は龍一だけに向かっていた。
（いけないって分かってる・・・お姉さんは苦労してわたしを育ててくれた母親代わりだし、龍一さんはわたしを本当に可愛がってくれるし・・・）
　真希の葛藤は日毎に膨れ上がっていった。

　龍一も、あの日から、真希を直視できないでいた。
（思わず触ってしまった自分は何なんだ・・・美希は素敵な女性だし、最愛の妻であることは間違いない！だが・・・真希は美希とは同じ次元では考えられない）

　あの日から２週間ほど経った平日の朝・・・
「お義兄さん、もう会社に出かけたの？」
「うん、それがね・・・今日は具合が悪いから出社しないって・・・」
「えっ！そんなに悪いの？」
「多分、少し風邪気味なんだと思う・・・最近、マスコミが騒がしくて、龍一さんも忙しかったから・・・」
「じゃあ、お姉さんも、今日はお休み？」
「うぅん！今日はいろいろ予定が入ってて、とても休めないの。大丈夫よ！少し疲れているだけだから寝ていれば・・・」
「そう、じゃあ、良かった」
　そう言って、真希は学校に向かった。
（今日は龍一さん、お休みなんだ・・・）
　真希は登校途中で友達の携帯に電話をし、今日は学校を休むことにした。

　真希は少し遠回りをして家に戻った。
　姉の美希は会社に出かけていた。
（お姉さん、ゴメン！どうしても抑えきれないの！）
　真希はそれが禁じられた淫戯であることは百も承知なのだが、どうしても込み上げてくる想いを抑え切れなかった。
　静かに玄関の鍵を開け、ドアロックをして部屋に入った。
　荷物を自分の部屋に置き、裸になって龍一の部屋に向かった。
（もう後戻りできない！）
　大きく息を吐き、龍一の部屋のドアを少し開けると、龍一はドアに背中を向けて眠っていた。
（龍一さん・・・絶対に拒絶しないで！でないとわたし・・・）
　真希は龍一が応えてくれなければ、家を出る決意だった。

　真希は静かに龍一のベッドに歩み寄った。
　掛け布団をそっと捲り、龍一の背中に抱きつくように寄り添った。
（寝てるわ・・・まだ気づかないで・・・お願い！）
　真希は神に祈る気持ちで、龍一のパジャマのボタンを外した。
「うぅ、ぅぅぅ・・・」
　パジャマの下は裸だった。
（ゴクッ・・・ふぅ〜）
　真希は龍一のパジャマのズボンの後ろに指を掛け、少しずつ引き下ろし始めた。
「うっ、何だ！？・・・真希ちゃん！」
　龍一は真希の顔を見て驚いたように声を上げた。
　真希は一気に龍一のズボンとトランクスを引き下ろした。
「な、何をしてるんだ？」
「龍一さんが風邪を引いて寝てるというから、温めてあげようと思って・・・それには、素肌が一番いいの！」
　龍一は後ろ手に真希の身体を触ってみた。
「真希ちゃん！ダメだよ！こんなことをしちゃ・・・」
　真希は龍一の身体を仰向けにして半分身体を預け、右手で龍一の肉棒を握った。
「うっ！」
「あら？ダメと言いながら、こんなに大きくなってるのは何故？」
「そ、それは・・・」
「口ではダメと言いながら、身体は正直なものね！龍一さん、素直になった方がいいんじゃないの？わたしの胸とお尻の感触・・・忘れられないんじゃない？」
「えっ！・・・」
（もぅ、ダメだ！毒を食らわば皿まで・・・か）
　龍一はパジャマを脱ぎ捨て、真希の見事な身体に抱きついた。

　龍一は真希の若々しく張りのあるプルプルとした乳房を掴み、乳首を口に含んだ。
「待って！」
「ん？」
「お姉さんとわたし・・・どっちがキレイ？」
「えっ？そ、それは・・・」
「フッ、分かってる！無理しなくてもいいわ！お姉さんには敵わないことぐらい・・・じゃあ、どうして龍一さん、わたしを？」
「それは・・・」
「お姉さんより少しは身体がいい・・・からかな？フフッ、冗談ですよ〜こうして龍一さんに抱いてもらえるだけで・・・」
「真希ちゃん・・・」
　龍一は再び真希の乳房に顔を埋めた。
（本当に素晴らしい感触だ！美希には済まないが・・・）
　龍一は真希の肌、括れ、乳房、お尻・・・と、夢中になってその感触を味わった。
（この張り・・・この艶・・・この柔らかな肌触り・・・）
　龍一に股間を開かれ、熱く潤んだ淫唇を舐められた時、真希もまた至上の悦びに包まれていた。
「あっ、はぁぁ・・・ん、はぁ、はぁ・・・」
　龍一の頭を軽く抑え、自分の股間に圧し付け、真希は瞳をしっかり閉じて快感に浸った。
「あぁああああ・・・龍一さん、あっ、そ、ソコッ・・・あ、はぁ・・・」
　龍一の指がクリトリスから淫壷の中に移ると、真希の淫らな悦びは頂点に達した。
「あぐっ・・・ぁぁぁぁ、ぃぃ・・・ぃっ、イッ、くぅぅぅ・・・」
　龍一の指をキツク締め付け、真希は熱い汗を噴出した。

　龍一は真希の長く引き締まった両脚を肩に担ぎ、ゆっくりと昂った肉棒を熱い淫壷に挿入していった。
「入れるよ、真希・・・」
「・・・・・・・・・」
（あぁぁ、いよいよだわ・・・は、早く入れて・・・）
　真希は待ちに待った龍一の肉棒に全身を震わせていた。
「あぁ、あぁあああああ〜〜〜〜いっ、いぃ〜〜っ・・・」
　龍一は真希の何とも言えない表情を見ながら、腰を縦横に変化をつけながら動かした。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ああっ、あぁ〜はぁ〜あぁいぃぃ・・・」
　真希の快感が高まったのを察し、龍一は真希に被さるようにし、腰の動きを早めていった。
「あぁ〜あぁ〜あぁああああっ・・・・・・いっ・・・くぅぅぅ〜〜〜」
（おっ！すごい締め付けだ！ああっ、ヤバイ！あぁ・・・）
　真希が昇りつめるのと同時に、龍一はその淫壷の快感に堪えきれなくなっていた。
「ま、真希・・・うあっ・・・・・・あ・・・うっ・・・・・・はぁ、はぁ・・・」
　龍一は淫らな粘液を真希の中に放出し、真希に被さった。
「龍一さんも・・・イッたのね・・・」
「あぁ、はぁ、ふぅ・・・真希ちゃんのが、凄く良くて・・・」
「そぅ・・・」
「ん？どうしたの？」
「今日・・・危ない日だったの・・・」
「えっ！」
　龍一は真希の身体から少し離れ、真希の顔を見た。
「フフッ、ウソ！冗談で〜す！」
「真希・・・」
「本当に良かった？」
「あぁ、最高に」
「でも、まだこれじゃ、龍一さんの風邪は治らないわ」
「ん？」
　真希は龍一の身体を起こして離れ、龍一を仰向けにした。

　真希はわざと龍一の視線の先に自分のお尻を向け、淫らな粘液を放出したばかりの肉棒を弄り始めた。
（真希・・・うっ！しかし・・・いい尻だな・・・）
　龍一は真希を制しようと思ったが、出来なかった。
（真希に舐めてもらいたい・・・）
　真希は肉棒を掴み何度か扱くと、根元まで口の中に咥え、舌を押し当て口唇で肉茎を挟み、吸うようにして擦り始めた。
「うっ、あっ・・・」
　龍一は真希の手馴れたフェラに身体が痺れるような快感を覚えた。
　強さを変え、速さを変えながら、真希は手で玉袋も擦った。
「あはっ・・・ぁぁ・・・」
（堪んない！何処で覚えたんだ・・・あぁ、いぃぃ・・・）
　龍一は全ての神経が肉棒に集まっているように感じていた。
　真希の龍一への愛撫はそれだけでは終わらなかった。
　肉棒を握って扱きながら玉袋を舐め回し、片方ずつ口の中に含んで舌で転がした。
（ううっ、絶妙だ・・・た、堪んない・・・）
　さらに真希の舌は龍一のお尻の穴まで舐め始めていた。
「ああっ！うあっ・・・はぁ、あうっ・・・あ、ぃぃ・・・」
　初めて味わう強烈な快感だった。
　真希の舌先が龍一のお尻の穴の中に挿入された時、龍一は、思わず飛び跳ねそうになった。
「ふぅ〜〜龍一さんて、エッチね！ほら、もうこんなに堅くなって！さっきよりもっと大きく・・・」
「えっ！」
　龍一は真希の言葉に、自分の肉棒が再び昂っているのを知った。
（こんなの最近じゃ初めてだ！真希のフェラと愛撫が・・・凄い！本当に・・・）
　龍一が起き上がろうとすると、真希はそれを制した。

　真希は龍一の肉棒を握ったまま股間を跨ぎ、自分の淫壷の中に、肉棒の上からゆっくり沈めていった。
「真希ちゃん・・・」
「龍一さん、わたしの好きにさせて！」
　そう言うと、真希は身体を上下させ始めた。
「ううっ・・・」
（しなやかな身体が・・・乳房がイヤらしく揺れる・・・あぁぁ・・・）
　龍一は両手を伸ばして真希の乳房を掴み、揉みしだいた。
　真希はそんなこととは関係なく、腰を前後にスライドさせたり、妖しく回転させたりして、どんどん快感を強めていった。
「あぁ、あぁ、い、いぃぃぃ〜〜っ・・・あ、はぁ〜はぁ、はぁ・・・」
「真希、ああっ、いぃ〜」
「ダ、ダメッ！あ、まだ・・・まだダメェ〜〜ッ・・・はぁ、はぁ、あぅぅぅ・・・イッ、くぅぅぅ〜〜〜」
　龍一の肉棒の根元をキュッキュッと締め付け、真希は昇りつめていった。
（うっぁああああっ・・・すごい！あぁぁ、イキそぉ・・・）
「はっ、まだ、まだ、ダメッ！」
　真希は淫壷から肉棒を抜き、その根元を強く握った。
　龍一が射精を堪えきれたのを確認すると、真希はその握った肉棒を自分のお尻の穴に挿入し始めた。
「うっ、ああっ！真希・・・あ、はぁ〜はぁ、ぁぁぁ・・・」
　龍一は肉棒が真希のお尻の穴に沈むにつれ、その締め付けと吸い込まれるような感触に狂喜した。
　真希は片手で自分の乳房を揉み、もう一方でクリトリスを擦り、龍一の身体の上で踊るように腰を上下させた。
「あっ、あっ、あぁ、いぃっ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「ま、真希！あああ、うっ・・・いぃぃぃぃ、もぉ・・・あ、あっ・・・」
（何だ！この妖しげな魅力は・・・真希・・・）
「いっ、いぃ〜〜っ！あ、あ、龍一、さん・・・イッて・・・ああ、わたしも・・・あ、はぁ〜っ・・・あっ、イッくぅぅぅ〜〜〜」
「まき〜〜〜うあっ！」
　龍一の肉棒から真希に吸い取られるように、淫らな粘液が放出されていった。

　しばらくの間、時間が止まったように静かだった。
　龍一の身体を覆うように抱かれていた真希が、ゆっくりと起き上がった。
「真希ちゃん、凄いね・・・どこでそんなに？」
「えっ！ひどぉ〜ぃ・・・龍一さんを悦ばせようと・・・わたし、一生懸命に自分で研究したのに・・・」
「あっ、ゴ、ゴメン！そんなつもりじゃあ」
「それより・・・汗いっぱいかいたでしょ！一緒にお風呂に入って」
「そうだね！」
　真希は都合よく話しをそらした。
（経験が沢山あるなんて、普通言えるわけないじゃない！）

　昼食を挟んで午後からも、ふたりは快感を貪りあった。
「これからどうするの？」
　真希はわざと哀しげな表情で龍一に聞いた。
「美希に不満があるわけじゃない・・・かと言って・・・真希、君も離したくない！」
「だけど、それって、龍一さんだけ、いいんじゃない？」
「そぉ、そうだけど・・・もう少し、時間をくれないか・・・」
　龍一は真剣な顔で考え込んでいた。
（このまま淫戯を続けていいの・・・？）

　龍一の中では、ハッキリしないまま、時が過ぎていった。
　ふたりの禁じられた淫戯は美希の目もあり、週に１回ぐらいの間隔で続いていた。

　龍一は夜、美希に仕事をすると言って仕事部屋に行き、少し時間を置いて真希がその部屋を訪ねる。
　龍一が仕事をしている時は、美希は絶対に部屋には行かない。
　それを前提に、ふたりは淫らな時間を楽しむのだった・・・。