２．お試し特典

　男性５人は、狭いドアから細長く続く薄暗いスペースに案内された。
「ここは、何をするところですか？」
「会員の女性たちが、あなた方を賞味するところです・・・お試し特典に登録したでしょ」
　男たちは当惑顔でブースになった個別のスペースに入っていった。
「男性の皆様は下半身裸になって、壁に開いた穴から男性自身、ペニスを出してください。スタンバイしましたら、目の前の赤いボタンを押してください。身体を固定します」
各　ブースから男たちの騒ぐような声が聞こえていた。
「何がありましても、くれぐれも声を出さないようにお願いします。用心の為、そばのマスクを装着してください」
　男たちは局部だけを晒して拘束される形となった。ﾁ！出てきちゃったわ〜」
　慌てて傍のティッシュペーパーで包み、強く握って男性の放出する精液を受け止めた。
「う〜ん・・・扱き始めて３分か・・・ちょっと早いわねぇ〜カリも張ってるけど・・・ダメね」
「じゃあ、替わってくださいますか？」
「えぇ、いいわよ〜」
　先の女性は他の男性の様子を見るために立ち上がり、後から来た女性が椅子に腰掛けた。
「わたしは、回復力を確かめたいわ・・・だって、この形や大きさは魅力だもの〜」
　射精したばかりのペニスの先を舌でチロチロと舐め、張ったカリの下を舌で舐め回した。
　玉袋を手のひらで包むように摩りながら根元まで咥え込み、素早く扱き始めた。
　男は、足の指先が痺れるような快感を感じ、みるみるうちに太く回復し20cmほどになった。
「うわぁ〜前よりも一回り太く長くなってるわ・・・じゃあ、今度は何分持つのかしら？」
　股間の真下から袋まで指で摩りながら、回復したペニスを根元からカリまで舐め上げた。
「ウフッ・・・ピクピクして可愛いわ〜こんなのだったら、毎日しゃぶっても飽きないわ〜」
　男は今度は充分堪えることができた。
　10分・・・20分・・・まだ、イキそうも無かった。
　女性は、充分満足してカードに好みの記入をした。
　他のブースでも、似たり寄ったりのことが繰り広げられていた。
　萎えている時は太くて大きく感じたものの、勃起させても大して変わらないペニスや、直径が６〜７cm以上にもなる太いのもあり、女性は自分の入口の大きさも分からないのに、何人かの記入を集めていた。
　中には遅漏と言うのだろうか？それともタフなのか？１時間過ぎても、女性が交替しても、ギンギンに堅く誇示するようにそそり立っているのも、人気を集めていた。

「もう、よろしいですか？一通り味わっていただけましたでしょうか？」
　女性たちはおしぼりを受け取り、口や手を拭きながら、一応満足した表情をしていた。
「このシステムはいいわ〜だって、顔が良くても飽きるけど、セックスは飽きないもの〜」
「そうよね〜後は、わたしたちが、好みを記入した男性から選ばれるかどうかよね〜」
「はい、お静かに〜！今度は、あなた方が賞味される番です。こちらに来てください」
　女性たちは、待機室に案内されて準備に入った。
「男性の皆さんもお疲れですので、１時間ほどコーヒーを飲みながらビデオをご覧になってください。なお、男女とも、同じものをご覧頂いています」
　ビデオは、様々な体位や愛し合い方を紹介していた。
　それぞれ好きな体位や愛され方をおしゃべりしながら、あっという間に１時間が過ぎた。
　男たちも元気を取り戻したようで、ビデオを観て一層興奮している男性もいた。

「女性の皆さんは両脚をあげて仰向けに寝てください。壁に膝の裏があたるまで出して、折り曲げて広げた形で固定します。固定されることで疲れも無く快感に集中できます。男性と同様に声を出してはマズイので、マスクを装着してお待ち下さい」
　女性たちの準備が終わると、先に賞味された男性が５名入ってきた。
「うわぁ〜壮観だなぁ・・・こうしてみると、みんな違うんだなぁ〜」
「こうして並べると、見た目の違いは歴然とします。傷つけたり痛めたりしなければ、指で弄ったり舌で舐めたりして、お確かめ下さい。なお、セックス出来ません。
お気に召したオマ×コに記入して、先ほど女性たちが示した好みと合えば、後日、セットさせていただきますので、ご安心下さい。それでは、どうぞ〜」
　男たちは一斉に局部だけが晒されている７名の女性たちを観察し始めた。
「あのぉ〜お尻の穴も晒されてますが、ここも弄っていいのでしょうか？」
「モチロンです〜アナルセックスが好みの方もいるかも知れませんので・・・」
　男たちは、一見して分かる恥毛の生え具合や手入れなどからチェックをしていた。
「これは、パスだな・・・僕は〜毛深すぎて、手入れもしてなさそうだ」
「いやいや、昔から、毛深い女性は情が深いと言いますから・・・分かりませんよ〜」
「こっちは、ほとんど生えてなくてツルツルだよ〜剃ったんじゃなく生えないんだ・・・」
「へぇ〜きれいでいいねぇ・・・ワレメの色もピンクできれいだ・・・後は、中身だな〜？」
「おいおい、こっちは、上付きで具合が良さそうだよ〜」
「ほぉ〜これはまた・・・きれいな尻の穴だな〜舐められ慣れてるのかな？」
　まさしく十人十色で、皆、それぞれに特徴があり、確かに好みの問題だった。
「いいシステムだよな〜顔で判断しても、最初から見せてくれとは言えないもんな〜」
「うんうん、これなら、安いもんだろ〜コレっきりじゃなく、好みが見つかるまでなら〜」
「そりゃそうだ・・・このオマ×コは、クリトリスが発達してるよ〜感じやすそうだな・・・」
　そう言いながら、ワレメを広げたまま指で擦ってみた。
　お尻がピクピク上下して感度の良さが分かった。
　毛深いオマ×コを舐めてた男は、すぐに溢れてきた大量の蜜に喜んでいた。
　きれいな尻の穴に指を入れて感触を確認してた男は、３分ほどで小刻みな収縮が始まり、女がイッたのが分かると、今度はオマ×コの方を確認し始めた。
「すごい・・・本当にイクんだな〜これで、前が良ければ文句なしだが・・・？」
　指を１本２本と挿入して、締まり具合や中の感触を確認し始めていた。
「うっおぉぉおおお〜〜凄いぞ！指が千切れそうなくらい、よく締まるよ〜」
「いやぁ〜これは・・・？中の襞が指にまとわりつくようで・・・名器だよ〜」
「これは・・・ガバガバだ〜指が５本全部入っちゃうよ〜」
「でも、僕みたいに太すぎる男には丁度いいよ〜」
「そうか・・・やっぱり、事前に分かるっていいよなぁ〜〜」
「このオマ×コは感度抜群だ！・・・指ですぐにイクし、ほら、潮も吹くよ〜」
　ブースの女性たちは、それぞれ身悶えしながらアクメに達するものや、全く感じないのも。
　感じ方もマチマチで、５分もしないうちに２回もイッた女性もいた。
　大盛況のうちに時間が過ぎ、男たちは複数の女性に記入していた。
「はい、お疲れ様でした〜後日、ご連絡しますので・・・」
　男女、顔を合わせない様に、別々の出入り口から退出していった。
　女性は、指や舌でイカされた女性が沢山いたので、少し、休憩してから退出した。
「指の使い方が上手い人がいたわ〜クリでイカされて、中でもすぐにイカされて・・・」
「舌が長くて動きの巧みな人もいたわよ〜何が入ってきたのかとビックリしたわ〜」
「へぇ〜気持ち良さそう・・・まぁ、あの方、何度イッたのかしら・・・気絶してるわよ〜」
　身支度を整えながら、男たちの愛撫の品評会を行っているようだった。