３．マッチング

　後日、今回参加した12名の男女の元に、相性の結果が通知された。
　今回のマッチングは、６名・３組という結果だったが、少し複雑だった。
　高田 正人と雪野 舞子で１組、山下 晃、相田 光太郎と宮下 純で２組、さらに、大島 孝一と広瀬 麻子、柿内 珠美で３組だった。
　１組目は問題ないが、２組と３組は、ちょっと難しい形になったようだ。

　相談所で用意した部屋で最終テストが行われる。
　個別に好みを選んだ結果によってマッチした男女の本番行為による確認である。
　単純に言えば、セックスを実際に行ない、自分の選んだ判断に誤りがなかったかの、判断を行なう最終関門だ。
　これで、お互いが納得すれば、交際が始まりゴールインとなるわけだ。

「高田さん、雪野さん、お互いに初めてお逢いするわけですが、身体は既に知り合いです。お互いに長い結婚生活に重要なセックスの相性確認を、実際に行なってください。
その後、交際するかどうかは、別問題です。それでは、明日の朝までごゆっくり・・・」

　案内人が去った後、ふたりはどうしていいのかモジモジしていた。
「高田です。こういうのは初めてなので・・・どうすればいいのか？」
「雪野です。わたしも恥ずかしさを我慢して参加したので・・・」
「時間はありますから、先ず、お風呂で汗を流して、お互いの裸を見せあいませんか？」
「そうですね・・・もう恥ずかしがっても、仕方ありませんものね〜」
　ふたりは別々の場所で裸になり、バスタオルを巻いて浴室に向かった。
　バスタブに湯を溜めている間、お互いの身体を確認した。
「高田さんって、ガッチリして逞しいんですね〜」
「学生時代はラグビーばかりやってましたから・・・全部、太くなって・・・雪野さんは、中肉中背で理想的なスタイルに見えますが・・・」
「いえ、胸が小さいので、男性の方には物足りないかと思いますが・・・」
「そんなことありませんよ〜きれいな形をしてるじゃないですか〜」
「あのぉ〜もう、大きくなってますが・・・すごく太い気がしますが・・・？」
「えぇ、これが悩みなんです・・・標準の倍も太くて長いので・・・怖いですよね〜？」
「はい、いえ、わたしと合うのかどうか・・・心配で・・・」
「じゃあ、湯も溜まったので、身体を温めてから確かめてみましょうか」
　まだ、お互いの身体を洗い合うこもなく、それぞれ交替に洗い湯に浸りベッドに向かった。

「僕があなたの身体を愛撫してから、合体しましょう〜」
　高田は雪野の小さめの乳房を揉んだり舐めたりしてから、草むらの下のワレメを摩った。
　緊張からか、雪野はあまり声も出せないで堅くなっていた。
「いいんですよ、ふたりきりなんだから・・・大きな声を出しても平気ですよ〜」
　高田は雪野の緊張を和らげようと言葉をかけて、ワレメを舐め始めていた。
（あぁ〜このオマ×コは・・・確かぁ〜ガバガバだといっていた・・・じゃぁ、いいかも〜そうか・・・女性には自分がガバガバかどうかなんて分からないから・・・）
　高田は自分が選んだ女性の特徴が分かり、気分良く愛撫を続けた。
（この人なら、絶対に、僕の太いのでも壊れないで出来る・・・）
　そう思うと、急に愛しさが増し、顔が蜜で濡れるほど懸命に愛撫した。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・あっ、ぅっ、ぅぅぅぁああああ〜〜〜いぃ〜わぁ〜〜」
　雪野も固さが解れ、高田の頭を自分のワレメに押し付けて、快感に酔い始めていた。
「それでは入れますよ〜」
　高田は雪野の腰を持ち上げ、両脚を自分の太股の上に乗せ、ゆっくり挿入し始めた。
　ズブッ、ズブズブ、ブシュ、グシュ・・・・・・
　肉と潤滑液が擦れ缶コーヒーのような高田の肉棒が雪野の淫壷の中に入っていった。
「うっぉおおおおお〜〜〜っ・・・あぁ〜〜はぁ〜〜」
　根元まで一気に挿入できた高田は、感激とホッとした気持ちでいっぱいだった。
「あぁ〜っ、あっ、すごい・・・はっ、ぁぁああああぁ〜〜はぁ〜ぁ・・・っぁああぁ〜〜」
　雪野も自分の壷を圧迫して入ってくる肉棒を受け容れたのは初めてで、初めて味わう挿入の快感に身体が震えていた。
「大丈夫ですか？」
「えっ？えぇ〜いぃ・・・いぃ気持ちですぅ〜」
「そうですかぁ〜じゃぁ、もっと、良くしましょう〜」
　高田は喜んで腰を繰り出し、ピストンで初めて味わう気持ち良さを実感していた。
「あぁ〜あぁ〜あぁ〜〜ぁうっ、っ、っはぁ〜ぁ・・・あうぅぅ・・・っぁあああ〜〜〜」
「うぅおぉおおお〜〜〜っ、あぁ〜〜っ、いぃ〜溜まんない〜〜〜」
「わぁ〜ぁ、すっ、すっご〜〜〜ぃ〜、あぁ〜あぅうううっ、いぃ〜イッくぅううう〜〜」
　高田は激しい衝撃で肉棒の奥から込み上げる放出を開始した。
「いぃ〜いぃ〜いぃ〜〜〜っ、あっ・・・あっうっ・・・っはぁ〜〜ぁ・・・・・・」
　お互いに満足して頂点を迎え、満足しきって抱き合い、初めて口唇を交わした。
　その後、朝まで、何度となく愛し合い、飽きることのないセックスの相性を確認しあった。

　山下 晃、相田 光太郎と宮下 純の３名は、３名一緒に個室に案内された。
「男性２名に女性１名という異例の組み合わせになりましたが、お試し結果なので、そのまま尊重して３名ご一緒ということになりました。
　今から、３名で思う存分セックスを楽しんでいただきます。結果、どういう組み合わせになっても、遺恨は残さないでもらいます。
これが最後ではありませんので、外れた方は、別の方をまた選んでください。それでは、朝まで・・・ごゆっくり〜」

　３人は顔を見合わせ、しばらくの間、静かな時間が流れた。
　山下が口火を切った。
「こんなの初めてだけど、仕方がないよ〜僕は山下 晃、君は？」
「わたしは、宮下 純よ」
「僕は相田、相田 光太郎」
「とにかく相性がいいと言うことなんだから、それを確かめるしかないね」
「そうだね、宮下さんは抵抗があるかもしれないけど・・・ふたりを同時に相手をしないと、どちらかひとりか、ふたりともダメか・・・判断できないでしょ？」
「あぁ〜ぁ・・・困ったわ〜」
　純は困ったと言いながらも、目は嬉しそうで期待感を表していた。
　男ふたりは、純に近寄り、両サイドから純に抱きつき、衣服を脱がせ始めた。
　純は成り行きに任せることにして、ふたりの男を吟味するつもりでいた。
「どんなアソコだったか、見てみないと分からないけど・・・素敵な身体ですね〜」
「ホント・・・バランスのいい女性らしい身体つきで、肌も木目細かな感じですね〜」
「あなたちの裸も見せていただける？」
　男たちはすぐさま裸になり、ベッドに腰掛けている純の前に並んで立った。
「ふたりとも筋肉質で逞しいのねぇ〜あぁ・・・触りたいわ〜胸板が厚くて素敵だわ・・・うわぁ〜〜ふたりともアレも逞しいのね・・・はぁ、はぁ、触ってもいいかしら？」
「ご自由に・・・あなたの好きにしていいですよ」
　ふたりは、口を揃えて同じことを言った。
　純は、左右の手で同時にふたりの肉棒に触れ、感触を味わった。
　天井を目指してそそり立った肉棒は、ふたりともピクッと反応して凄みを増した。
　純は息を荒くしながら、根元からふたりの肉棒を舐め、交互にしゃぶった。
「分かったわ・・・山下さんは、亀頭が張っていて、イッた後、すぐに復活した方ね〜そして、相田さんは、堅くて太いまま、みんなの愛撫に負けなかった持久力の強い方」
　純は幸せそうに２本の肉棒に頬を摺り寄せ、撫で回していた。
「やっぱり、試してみるしかなさそうね〜」
　純はベッドの上に仰向けになり目を閉じて男ふたりの愛撫を待った。
　ふたりは純の身体を挟んで左右に分かれ、それぞれ思いのまま愛撫を始めた。
「あぁ〜〜っ・・・うっ、わぁ〜すごい・・・ふたりだと、一気に感じちゃいそう〜」
　乳房から太股まで、局部を外してふたりは擦ったり舐めたりしていたが、やがて、純の身体を横向きにして前と後ろに別けた。
　山下は片脚を立てさせて局部が露わになったワレメを舐めたり擦ったりし始め、相田は背筋をお尻の谷間まで何度も繰り返し指先を這わせ、項を舐めていた。
「あぅ、っ・・・ぁああっ、あぁ〜あぁ〜、はぁ、はぁ、はぁ〜ぅっ・・・」
　純は今までに経験したことのない全身への同時の愛撫に、すぐにでもイキそうになった。
「あぁ〜もう・・・はぅ〜っ・・・あぁ〜、どうしよう・・・もう、イキそう・・・」
「まだ、我慢して・・・」
　相田は愛撫がまだお尻までいってないので、慌てて引き締まった尻を開いて舐め始めた。
　チロチロと菊状に萎んだ穴に舌先でくすぐるように愛撫し、指で周囲を解した。
「あぁぁあああああっ、っ・・・っ・・・ぁっ、っぅうううっ、ぁあああ〜〜」
　純の感度の良さに、相田はお尻でイッた女性に間違いないと確信し、愛撫を続けた。
　純の身体がガクガクと上下左右に震え、絶頂が近いことを感じさせた。
　そこで、山下は仰向けに寝て純の騎乗位での上からの挿入を促した。
　純は快感で痺れるような身体を起こして、ゆっくり山下のカリの張った肉棒を沈めた。
「ふぅっ・・・ぅぅっ、ぁあああ〜〜はぁ〜ぁ・・・あぁ〜〜」
　自分で乳房を下から持ち上げて揉みし抱きながら、腰を上下に激しく動かした。
「はぁ、いぃ〜〜もう〜あぁ、ああああああ〜〜っ・・・・・あぁっ、引っかかるぅ〜〜〜」
　相田は、もうすぐイキそうに悶え狂ったように喘ぐ純の身体を後ろから前に倒した。
「そのままでいいから、お尻を少し上げて〜」
「うわぁあああっ・・・ホント？後ろからも入れてくれるのぉ〜〜？」
　ギンギンと逞しさを誇示している相田の肉棒は、純の菊蕾にズブズブと挿入された。
「うっ、わぁ〜ああああああっ・・・っぁああ〜〜っ、あぁ〜〜っ、イッ・・ぅううう〜〜」
　相田が菊蕾に挿入して腰を動かし始めた途端に、純は堪えきれずにイッてしまった。
「はぁ〜はぁ〜はぁ〜〜ぁ〜・・・・・あぁ〜〜ぁ・・・凄すぎるぅ〜はぁ〜〜ぁ・・・」
　純が少し落ち着くのを待って、男ふたりは位置を入れ替え、純を再び前後から責めたてた。
　純は再び激しく昇りつめ、同時に山下の射精を背中に感じた。
　相田はそのままの状態を維持し、純の身体を起こして胡坐の上に抱え上下させて続けた。
　さらに正上位の体制で、純の両脚を肩に担ぎ、前後の腰を繰り出して純を何度もイカせた。
「あぁぁあああああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜」
　悲鳴のような連続した絶頂に狂う声をあげながら、純はかつてない快感に酔いしれた。
　純の意識が遠のくのと前後して、相田は射精感を感じ、淫壷から抜き出して菊蕾に挿入し、そこで一気に溜まった勢いを爆発させた。
「うっ・・・わぁああああああああ・・・・・・っ・・・っ・・・、・・・・・・・・・」
　しばらくして、純は意識を取り戻し、相田の肉棒をしゃぶっていた・・・。

　大島 孝一と広瀬 麻子、柿内 珠美の３人は、他の組と同様に個室で待っていた。
　大島は真面目なサラリーマン風の優しそうな感じで、麻子と珠美も今風の女性だった。
　係りの男性が入ってきて一通りの説明をし、大島に羨ましそうな顔を向け去っていった。
「どうしますか・・・？男一人に女性がふたり・・・」
「こうなったら、やるしかないわね！ねぇ？」
「そうね・・・ねぇ〜先にお風呂に入りませんか？」
「えぇ、そうしましょう〜先にわたしたちふたりで入って・・・大島さんは、後で〜」
　麻子と珠美は、そろって浴室に向かい、大島はどうしていいのか分からなかった。
　部屋を暗くして大島も裸になって彼女たちが出てくるのを待っていた。
　浴室の中でふたりは、この後、どういう風にするか打合せをしていた。
「いわゆる３Ｐという形で・・・しますか？」
「それしか・・・ないわよね〜？」
「でも・・・彼って、大丈夫かしら？」
「そうねぇ〜持つかどうかが心配ね〜」
　ふたりとも恥毛までリンスをして、準備を整えて出てきた。
「どうぞ・・・お待たせしました」
　バスローブに包まれた女性が湯上りの上気した色と香りを漂わせて、寝室に消えた。
　大島は急いで湯を遣い、湯上りのままで寝室に入っていった。
　寝室では、ふたりの女性が裸体を惜しげもなく晒し、ベッドの上で待っていた。
　大島はふたりの間に入り、横になった。
「どちらからでも・・・お好きなように〜」
　麻子が大島を促すと、大島は麻子の乳房を愛撫し始め、徐々にリラックスしてきた。
　麻子の乳房の後は珠美の乳房、珠美のワレメの後は麻子のワレメと、順に愛撫した。
　女性ふたりは、最初はあまり感じない様子だったが、愛撫がワレメになると声が漏れた。
「あっ、ぁぁぁっ・・・うっ、あぁ〜〜ぁ・・・はぁ〜はぁ〜あぁ〜〜〜」
　一通りの愛撫が終わると、今度は大島が仰向けに寝て彼女たちの愛撫が始まった。
　麻子が乳首や胸板に舌を這わせていると、珠美は先に肉棒を咥え扱いていた。
「あぅぅっ、っぁあああ〜〜〜っ、あぁ〜・・・はぅっ・・・」
　それを見て麻子は自分の股間を大島の顔の上で開いて押し付けた。
　大島は舌を伸ばして麻子のワレメの中を舐め始めた。
「うっ、ぅわぁ・・・ぁうっ、ぅぅううううっ・・・あぁああああ〜〜〜いぃ〜〜」
　麻子は自分の乳房を強く掴んで悶え、さらにワレメを押し付けた。
　大島は麻子のクリトリスを舐めながら、指を淫壷の中に入れ襞を押し始めた。
　その間にも珠美は肉棒の咥えた淫壷を上下に激しく動かし、絶頂を迎えていた。
「あぁぁあああああぁぁぁ〜〜〜〜〜いぃ〜ぃ、いぃっ・・・イッくぅうううううう」
　麻子は指の愛撫でイキそうになったが堪え、珠美と入れ替わり肉棒に跨った。
「あぁ〜〜っ、ふぅ〜〜ぅ・・・っぁぁあああ〜〜〜っ、あぁ〜いぃ〜〜イッくうううう」
　麻子は上下に身体を動かし始めてすぐに、アクメに達して声をあげていた。
　珠美は大島の指と舌の愛撫に酔いしれ、腰を振って快感に浸っていた。
　だんだん大島は大胆になり、ふたりをベッドの縁にうつ伏せにし、交互にバックから責め、ふたりを重ねて自分の腰の高さを変えて連続して休むことなく責め続けた。
「あぁ、あぁ、あぁ・・・いぃ〜いぃ〜いぃ〜〜ぃっ・・うあっ、いぃ〜イッ、くぅううう〜」
　同時にふたりとも絶頂を迎え、重なったまま身動きできなくなっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ〜ぁ・・・もう、ダメ〜堪忍してぇ〜〜」
　ふたりとも大島の馬力に耐えられず、途中で白旗を揚げてしまった。
「ごめんなさ〜ぃ・・・毎回、こんなに責められたら・・・って思うと、ついていけないわ〜」
　大島は頑張ったのにどうしてという気持ちで、茫然自失状態だった。

　その後、２組のカップルは結婚し、幸せなセックスライフを送っているらしい・・・。　その他の男女は、再度、チャレンジをしているようだ・・・。