２．千鶴

　千鶴の家は代々八百屋だった。
　自宅の表玄関は八百屋の売り場になっていて、千鶴は幼い時から、その環境が嫌いだった。
（プライバシーなんて全く無いんだもん！八百屋なんて大キライ！）
　しかも両親は朝早くから夜遅くまで働き通しで、千鶴は幼い時から淋しい思いをしていた。
　その反動なのか？千鶴は勉強だけは懸命にしていた。

　千鶴は12歳、小学校６年生だった。
　身体の発育は良く、身長はクラスでも一番高い方で、当然のように生理も早く、小学校４年の時に始まっていた。
　私服の時は大人の女性と見間違うほどだった。

　千鶴はこの日も、いつものように学校からの帰り、自宅には戻らず、裏の『生島 直樹』の家に寄っていた。
　生島は自宅で翻訳業をやっている28歳の独身で、両親を５年前に一度に亡くし、ひとりで暮らしていた。
　５年前の事故の時の後遺症で、時々、激しい腰痛に襲われていた。
　千鶴は生島の家の和室で、コタツに入って勉強をし、その隣の部屋では、生島が翻訳の仕事を行なっていた。
　夜、８時過ぎになると、決まって千鶴の母親が野菜を持って訪れ、生島に挨拶をして千鶴を連れ帰っていた。
「この娘は毎日毎日、他人の家で勉強して・・・」
「だって、家じゃ、お客さんが来て集中できないんだもん！その点、生島のお兄さんの家は、広くて静かだから・・・」
「でも、生島さんも迷惑してるんじゃないの？」
「そんなこと無いと思うよ！ だってお兄さん、いつも仕事してるから、会う事も無いし・・・」
「だったらいいけど・・・」
母親は日常的なことなので、特別な心配はしていなかった。

ある日、いつものように勉強をしている千鶴のところに、生島が入ってきた。
「チョッと邪魔してもいいかな？」
「えっ!?あ、お兄さん、珍しいですね！何か？」
　千鶴は生島のことが好きだった。
　好きと言っても、愛情というより尊敬に似たものだった。
　知的で優しく大人の雰囲気を持った生島を、千鶴は慕っていた。
「聞きにくいことだけど・・・変に思わないでほしんだ・・・」
「・・・？」
「千鶴ちゃんは小学生だけど、背も高いし発育もいいから、当然、セックス・・・についても、知っているよね？」
「えっ!?セックス・・・ですか・・・」
　千鶴は不思議そうな顔をして生島を見たが、生島がいつものように知的で真面目な顔をしていたので、質問に答えることにした。
「一応、知識はありますが・・・」
「男女とも、どうすればいいのか？どうすれば感じるのか？ そういう知識もあるのかな？」
「うぅ〜ん・・・詳しくはチョッと？経験が無いから・・・」
「でも、興味は・・・ある？」
「それは・・・えぇ、まぁ・・・でも、今は勉強が一番で・・・同級生の中には、経験してる子もいるみたいだけど・・・」
「へぇ〜そうなんだ・・・千鶴ちゃんは、身体つきも大人っぽいし可愛いから、男の子から良く誘われるんじゃない？」
「うん、まぁ・・・大人と間違えられて、大人の人に誘われたり・・・」
「そうだろうね・・・」
　千鶴は生島の質問の意図が分からなかったが、セックスには確かに興味はあった。

　オナニーは習慣的に経験していた。
　身体の発育が同級生よりも早く、その発育した乳房や薄い恥毛の生えた股間を触っているうちに、身体が感じる・・・気持ちがいい・・・ということを覚え、寝る前の蒲団の中で、触ってしまうことが多くなっていったのだ。

「千鶴ちゃん、僕の事故のことは知ってる？」
「えぇ・・・わたしは幼かったけど、お兄さんの両親が亡くなって、お兄さんも大怪我をして・・・」
「うん・・・その後遺症で、今でも腰が痛むんだけど・・・後遺症は、それだけじゃないんだ」
「えっ？」
　生島は少し言いにくそうに言葉を続けた。
「セックスに興味があるのなら・・・協力してほしんだ。実は後遺症というのは・・・僕はセックスが出来ないんだ」
「えぇ〜っ！ほ、本当ですか？」
「内緒にしてて欲しいんだけど・・・全くダメなわけじゃないんだ。オトコのモノが大きく堅くならないと、女性の中に入らない・・・言うならば・・・不完全勃起なんだ」
「・・・・・・・・・」
（だからお兄さん、カッコイイのに彼女がいないんだ・・・可哀想・・・大変だろうな〜イライラして・・・）
　千鶴は生島を胸の中で思いやった。
「もう諦めていたんだけど・・・最近、千鶴ちゃんを見てて・・・」
「えっ、わたしを・・・？」
「あぁ、千鶴ちゃんを見てて、僕のモノが反応したんだ！」
（えっ！ウソ・・・わたしに反応なんて・・・）
「変に受け取らないでほしいけど・・・本当なんだ！ 自分でも信じられなかったけど、本当に反応したんだ。それで、千鶴ちゃんに協力してもらおうと・・・」
「・・・・・・・・・」
「信じられないだろうね？こんな話し・・・ダメだろうね・・・・・・ひとつ実験に付き合ってくれないかな？ その結果で、協力するかしないか、決めてほしんだ」
「実験・・・ですか？」
　千鶴は生島がウソを言っているとは思わなかったが、協力・・・というのが何を意味しているのか、良く分からなかった。

　生島は部屋に戻り、再びビデオテープを持ってきた。
「このビデオはセックスをしている、言わばエッチビデオだ。千鶴ちゃん、観たことがあるかい？」
「ううん！あるってのは聞いたことがあるけど・・・観たことは・・・」
「そうだよね！だけど刺激の強いものだと言うことは分かるよね？」
「うん・・・」
「コレを観たら、普通はオトコのモノは勃起するけど・・・僕は勃起したことが無い・・・だけど、その後で・・・千鶴ちゃんを見て反応したら？」
「う、うん、信じられる・・・」
「だよね！だから、見ててほしいんだ」
　そう言うと、生島は部屋のデッキにビデオをセットし再生した。
『・・・・・・・・・』
　ビデオはすぐに激しいセックスシーンが再生された。
　生島は下半身を露わにし、萎えた肉棒を千鶴の目に見えるようにした。
「キャッ！・・・」
　千鶴は思わず声を上げ、視線を生島からもビデオからも反らした。
「ダメだよ！ビデオも僕のモノも見ててくれないと・・・これは真面目なテストなんだから・・・」
（そうだったわ・・・お兄さんにとっては重要なことだったわ！）
　千鶴は初めて観るハードコアの映像に胸がドキドキし、淫唇がムズムズとし、淫らな液が滲み出していた。
（すごぉ〜ぃ！これを観て感じない人なんて・・・）
　絶対に居ない！と思い、生島の肉棒に目を遣った。
　少し大きくなっているような気もしたが、ダラリと垂れ下がり、堅く勃起してはいなかった。
（本当に後遺症が・・・）
　ビデオでは、女性が淫らに悦んで肉棒を舐め回したり、前後の穴に肉棒を受け容れて、狂喜している女性が映し出され、千鶴は異常な興奮を覚えていた。
「千鶴ちゃん、どうだい？」
「うん、お兄さんの言うとおり・・・だけど、わたしを見てって？」
　その言葉に、生島は千鶴の方に身体を向けた。
「千鶴ちゃん、その場に立って身体を回転させてくれるかい？」
「は、はい・・・」
　千鶴は生島の言うとおりに立ち上がり、身体を回転させた。
　千鶴のスカートは超ミニで、締った両脚が太股までしっかり見え、お尻がアップし、胸元からは発育の良い乳房の谷間が見えていた。

　何回転かした時、千鶴の目線が生島の肉棒で止まった。
「あっ！」
「分かったかい？」
「うん・・・お兄さんのオ×ン×ン、少しピクッとして・・・確かに、さっきより大きくなって・・・完全じゃないけど・・・」
　千鶴は真剣な顔で生島に答えた。
　初めて大人のオトコの肉棒を前にし、最初は驚愕した千鶴だったが、生島の真摯な姿勢を感じ、真面目に観察をした。
「言ったとおりだろ？だから、千鶴ちゃんなら反応してるんだ。あんな激しい興奮するセックスより・・・」
「でも・・・協力って、どうするの？」
「千鶴ちゃんを見てるだけで少し反応するなら、千鶴ちゃんに触れれば・・・もっと反応するかも・・・？ 結果は分からないけど、試してみる価値はあると思って！」
「触れるの？う〜ん・・・」
「だから、聞いたんだよ！セックスに興味があるかって？ 僕にとっては治療になり、千鶴ちゃんにとっては勉強に・・・」
「そうか・・・・・・勉強になる・・・治療に・・・お兄さんの・・・」
　千鶴はブツブツ言いながら、考えていた。
　ここでの千鶴の判断が、千鶴の性(さが)の始まりだった。
「ふたりだけの内緒にして・・・一日に5分でも10分でも、とにかく試させて欲しいんだ！」
「うん、分かった・・・」
　千鶴は、ここでも生島の強い姿勢に圧された形となった。
「始めるのは、明日でいい？・・・千鶴ちゃん、頼むね！」
　生島は千鶴に再度念を押して部屋に戻っていった。
　ひとりになった千鶴は、少し考え込んでいた。
（もう決断したんだから・・・それに、お兄さんだったら・・・セックスするわけじゃないし・・・）
　そう思って割り切り、生島が忘れていったビデオに見入っていた。
　千鶴は目の前で初めて見た生島の肉棒がチラツキ、次第にビデオの淫らな世界に引き込まれていった。
（あ、あんなことを・・・気持ちよさそう・・・あぁぁ・・・）
　その夜、千鶴は、蒲団の中で激しくオナニーをし、身悶えした。
　自分が前から後ろから肉棒を入れられ、悶え悦んでいる姿を想像し、それが脳裏から離れなかった。
（眠れない・・・わたしイヤらしいのかな・・・？）
　そう思っても、指が淫壷の中から出せずに夜を過ごした・・・。

　翌日、千鶴は学校帰りに、いつものように生島の家に寄った。
（今日は一日、変な感じだったわ・・・どうしよう？）
　いつもと同じではないことが、今から起こると思うだけで、千鶴は胸の鼓動が早くなり、戸惑っていた。
（約束しちゃったし、今更、お兄さんに断れない・・・）

　千鶴はドキドキしながら生島を待ったが、生島はすぐに現れず、少し拍子抜けして宿題を片付けていた。
「宿題は終わったかい？」
　生島が熱心に勉強していた千鶴に声を掛けた。
「あっ、お兄さん！」
「いいんだ。そのまま続けて！昨日はありがとう・・・千鶴ちゃんはそのまま勉強しててくれれば・・・僕は昨日の約束どおり、千鶴ちゃんに触らせてもらうから」
「う、うん・・・」
　生島は当然のように振舞っていたが、千鶴はそうかいかなかった。
（勉強してて触られるの？・・・そんなこと・・・）

　千鶴は戸惑いながらも、生島の言うとおりにするしかなかった。
　コタツに入って勉強をしている千鶴の隣に生島が座った。
（な、何!?はぁ、はぁ・・・イヤだ〜ドキドキして勉強どころじゃ）
　千鶴はフレアーのスカートにセーター姿で、コタツの中に、両脚を投げ出して座っていた。
　生島は千鶴の素肌の太股に手を置き、何気なく擦り始めた。
「あっ、あはぁぁぁ・・・あ、ぁぁぁ・・・」
　千鶴は身体をピクッと震わせ、驚きと何とも言えない声を洩らした。
「千鶴ちゃん、オナニーしてるね？」
「う、うん・・・分かるの？」
　千鶴は恥かしそうに小さく頷いた。
「感じ方が・・・性的に感じてる声を出して・・・いいんだ！それで・・・千鶴ちゃんは素直に感じてれば」
（そうなんだ・・・わたしは本当の愛撫を経験して感じれば・・・）
　生島の指は、千鶴の太股の内側を這い、虫が這うように次第に千鶴の太股の付け根に向かっていった。
「はぁ、はぁ、ふ、ぅぅぅぅ・・・ぁ、ぁぁぁ・・・」
　千鶴はお尻を前にずらし、さらに両脚を投げ出すようにした。
「千鶴ちゃんは、大人の女性と変わらない雰囲気を持ってる。だけど、大人とは違って、清楚な感じ方をして・・・色っぽいけど・・・瑞々しい色気があるね」
「・・・ぅぅ、ぁぁぁ・・・」
　千鶴は生島の言葉も聞こえないほど、快感に気を集中していた。
　生島は千鶴のパンティに触れると、その指をそっと滑らせるように股間に這わせ、千鶴のワレメにそって擦り始めた。
「あ、あああっ・・・はぁ、はぁ、ぃぃぃ・・・」
「濡れてる・・・もうパンティが濡れ濡れになってる」
（うっ、少し、熱くなって・・・）
　生島は股間の肉棒が少し熱くなるのを感じていた。

　しばらくして、生島は千鶴のパンティの縁から指を入れ、熱く濡れていた千鶴の幼い淫唇の中を弄り始めた。
「あぁ〜い、ぃぃぃ・・・ふぅ、ふぅ、はぁ、ぁぁ・・・」
（自分でオナニーするのと、全然違うわ！ これが、本当の、愛撫・・・はぁ、はぁ、凄く、感じちゃう〜）
　クチュクチュ・・・
「千鶴ちゃん、感じやすいんだね！こんなにエッチな液が出て・・・」
「あっ、イヤッ・・・言わないで・・・恥かしい・・・」
「恥かしがることないよ！千鶴ちゃんが大人の女性と変わらず、セックスが好きなだけで・・・オナニーより、いい？」
「ふぅ、ぅ、ぅん・・・全然、違う・・・お兄さんの方が、いぃ・・・」
　事実、かなりオナニーで弄っていたようで、生島が千鶴の小さな肉芽を弄っても、淫壷の縁を撫でても、千鶴は敏感に淫らな反応をしていた。
（随分前からオナニーしてたんだな・・・無理ないか？ これだけ身体の成長が早いと、当然の経験かもしれないな）
　生島は指を千鶴の淫壷に挿入し、ゆっくりと弄り始めた。
（すんなり入った！処女だとは思うけど、かなり指で経験してる。もう破瓜の出血の心配も無いみたいだ・・・）
　毎晩のようにオナニーをしていた千鶴は、自分の指を淫壷の奥まで挿入し、両脚を擦り合わせて感じていた。
「あぁっ・・・そ、そぅ、はぁ、い、いぃ〜〜はぁ、はぁ・・・やっぱり、違うぅぅぅ・・・凄く、いぃぃ・・・あぁ・・・」
　千鶴は身体を後ろに反らせ、生島の指の愛撫に身体を震わせていた。
「今日は、この辺で・・・」
　生島は千鶴のパンティの中から指を抜いた。
「はっ、はぁぁ・・・ふぅぅ・・・お兄さんは、どうだったの？」
「うん・・・少し堅くなったけど・・・まだ、ダメで・・・１回や２回で、どうにかなるとは思ってないから・・・ また明日、いいかな？」
「うん！わたしは・・・」
　千鶴は頬を紅潮させ、生島の方を恥かしげに見遣った。

　翌日、翌々日と、同じように過ぎ、４日目になった。
　千鶴は早々と宿題を済ませ、生島が来るのを待っていた。
（毎日、お兄さんに愛撫される度に、感じ方が大きくなる・・・セックスって、あのビデオのように、凄く感じるのかな？）
　千鶴は日毎に良くなる快感に、愛撫だけでなく、セックスそのものに大きく興味が沸いてきていた。
（もっと違うビデオもあれば、観てみたいなぁ〜早く、お兄さん、来るといいのに・・・）
　コタツの中に手を入れ、自分の指でパンティの上から擦り、気を集中させるが、生島の愛撫のようには感じなかった。
（うぅ〜ん・・・やっぱり、愛撫はしてもらうものなのね・・・）
　少しガッカリしていた時、生島が部屋に入ってきた。
　前の３日間と同じように愛撫された千鶴は、身体の奥に快感を募らせ、思わず後ろに倒れてしまった。
「はぁ、はぁ、ぁぁぁ・・・なんか・・・ジィ〜ンと・・・ふぅ・・・」
　淫悦に浸る千鶴を見た生島は、コタツをずらせて千鶴の下半身を露わにした。
　裾の乱れたスカートを捲り上げ、ムッチリと張った太股を擦り、小さな白いパンティをゆっくりと引き下ろしていった。
　その間、千鶴は、何をされているか分からない状態だった。

　露わになった千鶴の股間には、薄い恥毛の下に濡れたワレメがあり、幼さを感じるふっくらした淫唇から、淫らな舌が少し出ていた。
「キレイなオ○○コだね・・・ふぅ、はぁ・・・」
　生島は少し息を弾ませ、いつもより興奮していた。
「えっ!?・・・あっ・・・恥かしい・・・」
　千鶴は自分の秘密の場所が露わになっていることに気づき、生島の視線が淫唇の近くまで来ていることで、訳が分からないくらいに興奮し、身体中が火照っていた。
　生島は優しく恥毛を撫で、濡れた淫唇を再び擦り始めた。
「はぁ、あっ・・・あ、ぁぁ・・・ぃぃ・・・ふぅぅぅ・・・」
（あぁ、おかしいわ・・・見られながら弄られると、凄く感じるわ！）
　千鶴はコタツの中で弄られていた時より、深く感じていた。
　生島はゆっくりと淫唇を左右に開き、中を観察するように覗いた。
「あぁ、イヤッ・・・ホントに、見ないで・・・はぁ、はぁ・・・」
　千鶴は顔を持ち上げ、股間を覗き込む生島に言った。
「キレイだよ・・・千鶴ちゃん！クリちゃんが僕の舌を待ってる・・・」
　そう言うと、生島は千鶴のヌメヌメと光るクリトリスを舐め始め、同時に、指を淫壷に入れ、中を強弱をつけて圧した。
「あぁあああああ〜〜〜〜」
　千鶴は今までに感じたことの無い快感を感じ、大きく叫ぶように奇声を発していた。
　さらに生島は舐め方に変化をつけ、ネットリと舐め続けた。
「あぁ〜あぁ〜な、な、なんか・・・はぁ、あ、あぁぁぁ・・・・・・」
　千鶴は上半身を激しく左右に揺すり、両手を突っ張っていた。

「あっ！・・・」
　しばらくして生島は急に千鶴への愛撫を止めた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ど、どうしたんですか？」
　千鶴は上半身を起こして、生島に聞いた。
「千鶴ちゃん、チョッと・・・」
　生島はズボンを脱いで肉棒を取り出し、千鶴の手に握らせた。
「うわっ・・・・・・」
（熱い・・・初めて、オ×ン×ンに触った！）
「千鶴ちゃん、ほら、少し堅くないかい？」
「えっ!?」
　千鶴はあらためて生島の肉棒を見た。
　確かに勃起しているように見えた。
「見た感じは・・・少し大きくなって・・・でも、触ったのは初めてだから・・・堅さは、チョッと・・・」
「あぁ、そうか！そうだったね！」
　生島は嬉しそうに微笑んでいた。
（良かった！わたしだけじゃなく、お兄さんも良くなってきて・・・）
「そのまま握っててくれるかい？そうすれば変化が分かるから」
　生島は下半身を千鶴の顔の方に置き、逆さになって舐め、指の愛撫を続けた。
　千鶴は時々、強く快感を感じ、生島の肉棒を握り締めていた。
（うっ・・・はぁ、いぃ刺激だ・・・）
「今日はここまで・・・」
「お兄さん、あの〜セックスのビデオ・・・貸してくれませんか？」
「うん？いいけど・・・どうするの？」
「いろいろ観て、勉強になればと思って」
　千鶴は、その夜、両親が寝静まった後、ひとりで激しいセックスシーンの続くビデオを観ていた。
（わたしも、あんな風に、お兄さんのオ×ン×ンを舐めて・・・）
　千鶴は自分ばかり舐めてもらってる・・・と言う意識があった。
（わたしが勉強して舐めてあげれば、ちゃんと堅くなるかも・・・）
　千鶴はビデオを観ながらバナナを剥いて舐め回していた。

　さらに数日が過ぎていった。
　千鶴の快感は、もう少しで昇りつめるところまで感じていた。
　生島も日毎に堅さが増していくのを感じていた。
　この日は部屋を温かくし、生島は千鶴の乳房も露わにした。
「千鶴ちゃん、オッパイ大きいんだね！」
「は、恥かしい・・・」
　千鶴は両手で乳房を隠して言った。
「何を言ってるんだ。こんなにキレイな形で盛り上がってるのに」
「だって、周りの子と比べると、わたしばっかり目だって・・・男の子もヒヤカスんだもの！」
「そうなんだ！だけど、女性としては自信を持っていいんだよ！」
「そうなの？」
「今日はオッパイも愛撫しようと思うけど・・・イヤなら止めるけど」
　千鶴は少し考えていたが、まもなく生島の顔を見て頷いた。

　生島は千鶴を完全に裸にし、セックスの前戯の時と同じように、千鶴の身体を愛撫し始めた。
「お兄さんも、裸になってくれる？・・・なんか不自然だし・・・素肌に服が触れると違和感を感じるし・・・」
「そうだね！じゃあ・・・」
　生島は千鶴に言われ裸になり、千鶴の身体の横に寄り添った。
「千鶴ちゃん、本当にキレイだね・・・」
（もう少しウエストが括れ、全体的に絞れれば・・・最高のオンナになるかな・・・それにしてもオトナ顔負けの身体だ）
　生島は千鶴のハチキレそうにプルプルとした乳房を揉み、乳首を口に含んで舐め回した。
「はぁあっ・・・ぁぁ・・・ぁん、ぁん、あぁっ・・・」
（オッパイて、こんな風に感じるんだ・・・あぁ、ずっと・・・）
　千鶴は初めて感じる乳房の快感に驚きながらも昂っていた。
　生島の愛撫は乳房から下腹部へ、さらに股間へと移っていった。
（あぁぁ・・・身体中が火照ってる・・・お兄さんも・・・）
　千鶴は生島の肉棒を手を伸ばして掴んだ。
「うあっ・・・はぁ、はぁ・・・千鶴ちゃん・・・僕も・・・」
　生島は今までに無い興奮を覚えていた。
「お兄さん、もし、良かったら・・・わたし・・・お兄さんのを・・・舐めてあげようか・・・？」
「えっ!?」
「わたし・・・いつも、お兄さんに舐めてもらってるから・・・もう少しで堅くなるのなら、わたし、頑張ってみても・・・」
「千鶴ちゃん・・・ありがとう・・・出来るの？」
「うん・・・お兄さんに借りたビデオで勉強したけど・・・」
「じゃあ、試してもらっても、いいかい？」
「うん！」
　千鶴は生島の肉棒に顔を寄せていった。

　千鶴は両手で生島の肉棒を握り、ゴクッと生唾を呑み込んだ。
（ふぅ〜いつも気持ち良くしてもらってるんだから、今日は頑張らないと・・・）
　千鶴は頭の中にビデオの激しいフェラを描き、生島の肉棒をパクリと口で咥えた。
　軽く肉棒を扱きながら、舌を肉棒に絡ませ舐め回した。
「あ、あぁ・・・ふぅ、ぁぁ・・・ぃぃ・・・」
　生島は千鶴に肉棒を咥えられてると思うだけで興奮していた。
（こんなことが、あってもいいのか？ でも、今はそんなことを言ってられない！ せっかく千鶴ちゃんが可愛い口で懸命に頑張ってるんだから・・・）
　千鶴は舌で何度も肉棒の裏筋を舐め上げ、口唇と上顎で肉棒を抑えるようにして激しく扱き始めた。
「あ、あっ！・・・・・・うっ、あっ・・・い、いぃぃ・・・」
「お兄さん！ほら、堅くなってる！」
　千鶴に言われて、生島は自分の肉棒を確認した。
「ほ、本当だ！凄い！凄いよ、千鶴ちゃん！」
　生島は狂喜して千鶴を抱き締めた。

「何年振りかな・・・？」
　千鶴は再び肉棒に舌をネットリと絡ませ、玉袋を指で軽く擦りながら愛撫を続けた。
「ううっ・・・千鶴ちゃん・・・はぁ、いぃ・・・」
（どうしよう？このまま千鶴ちゃんの口の中に出すか？ それとも・・・千鶴ちゃんのオ○○コに・・・？ 入れても抵抗は無いと思うけど・・・一応、処女だからな・・・初めてのセックスには違いないし・・・どうするか？）
　生島は肉棒に千鶴の愛撫を受けながら、再び、千鶴のクリトリスを舐め、指で淫壷を愛撫し始めた。
「あ、あっ・・・お兄さん、そんなにされたら・・・あぁぁ・・・お兄さんのオ×ン×ン、舐められないよ・・・」
　千鶴はすぐに快感に震え始め、身体を捩って悶え始めた。
「千鶴ちゃん・・・お兄さんのを、ココに入れてもいいかい？」
「えっ!?・・・・・・それって・・・もしかすると・・・セックス？」
　今更、セックス・・・と拘るのも可笑しいという気もしたが、生島は千鶴を気遣って聞いた。
（もう前からセックスしてるのと、変わらないとは思うけど・・・）
　千鶴はしばらく考えていたが、黙って頷いた。
（せっかく、お兄さんのが回復したのに・・・わたしが拒絶したら、また勃起しなくなると可哀想だし・・・いつかは経験することだし・・・あのビデオみたいに感じれば・・・）
　千鶴はより大きな快感が欲しくなっていた。

　千鶴は期待感と不安感で、呼吸が荒くなり身体中が火照っていた。
（いつか経験するって言っても・・・こんなに早くてもいいの・・・？ 指と違って、あんなに大きくて堅いのが入るの？ ビデオの女性は何回も経験して馴れてるから・・・やっぱり初めてだと痛いよね・・・それに赤ちゃんが出来たら・・・）
　身体は成熟してきていても、やはり12歳の少女であり、千鶴が不安がるのも無理は無かった。
　しかし、もう、お互いの身体は、挿入の準備は出来ていた。
　生島は千鶴のムッチリとした太股を抱え、何年振りかで昂った肉棒を、千鶴の幼くも淫らな壷に挿入し始めた。
（うっ、キツイ・・・だけど、凄い快感だ・・・）
「あっ！うぅぅぅぅ・・・ぁぁぁ・・・はぁ、はぁ、ふぅぅぅ・・・」
　生島の肉棒は千鶴の窮屈な肉壁を擦りながら深く挿入された。
　入り口で少々の抵抗を感じたが、初めてとは思えないほど、容易に肉棒が挿入されていった。
（あぁぁぁ・・・すごぉ〜ぃ、お兄さんのオ×ン×ンが入ってる・・・最初、少し、キツイ感じだったけど・・・あぁ、感激だわ！）
　生島は深く肉棒を入れたまま、久し振りの感触を味わっていた。
　そうは言っても、以前経験した女性たちの淫壷と千鶴とでは、比較にならないほど千鶴の淫壷の感触は良かった。
（僕のを包むように締め付けてくる・・・何回か擦ったら出ちゃうかも・・・千鶴ちゃん、初めてなのに痛がりもしない。こうなったら、千鶴ちゃんを気遣ってあげないと・・・）
　生島は自分の感激すべき復活と快感も気になったが、それ以上に、千鶴の感じ方を気遣わなければと思っていた。

　生島はゆっくりとしたリズムで腰を前後させ、千鶴の小さな口唇に優しく口づけをした。
「はぁ、はぁ、ぁぁぁ・・・」
（痛くは無いみたいだ・・・指の時と同じように感じてるのか？ 少し肉襞を擦るように変化をつけた方が・・・）
　生島は千鶴の締め付けのいい淫壷の中を、堅くなった肉棒で角度をつけて擦り始めた。
「あぁ〜あぁ〜あぁぁ・・・はぁ、いぃ〜お兄さん、はぁ、ぁぁ・・・」
　千鶴の呼吸が次第に荒くなり、表情が変わってきていた。
「あぁ、お兄さん・・・はぁ、はぁぁ・・・あぁぁ、あ、あ・・・わたし」
（このまま昇りつめるんじゃ？よし！）
　生島は股間を千鶴の淫唇に擦りつけ、腰を回転させながら突いた。
「あぁ・・・あ、あ、あぁあああああ〜〜〜〜〜」
　千鶴は狂ったような大きな声を上げ、顔を左右に激しく振り、背中を浮かせるようにして反らし、両脚を突っ張った。
（イッた・・・千鶴ちゃん、昇りつめたんだ・・・初体験で・・・）
　生島はしばらくジッと動かないでいた。
「はぁ、はぁ、は、はぁぁぁ・・・お兄さん、わたし・・・」
「イッたんだね？」
「そうみたい・・・どうにもできないって言うか・・・凄くて・・・」
「良かったね！おめでとう・・・」
　生島は再びゆっくりと腰を動かし始めた。
「あぁぁぁ〜〜ダメ、あっ、いぃっ・・・はぁ、お兄さん、また、あっ、わたし〜〜あ、あっ・・・・・・イッちゃうぅぅぅ〜〜〜」
　生島も千鶴の淫壷の激しい収縮で、暴発寸前の快感を感じていた。
「ち、千鶴・・・あっ、もぅ・・・出ちゃいそう・・・あ、あぁ・・・」
「はぁ、はぁ、えっ!? ダメ！赤ちゃんが出来ちゃう！」
　千鶴の叫ぶような言葉に、生島はハッとし、どうにか我慢した。
「だけど・・・」
「お兄さん・・・じゃぁ、わたしの・・・わたしの口の中に・・・」
「えっ！・・・いいのかい？」
「うん・・・」
　生島はゆっくりと千鶴の淫壷から肉棒を抜き、千鶴の可愛い口の中に上から押し込むように咥えさせた。
（もう、限界だ！）
　生島は夢中で数回、千鶴の口の中に肉棒を繰り返し挿入すると、ピタリと動きが止まった。
「うっ！・・・・・・イク・・・あっ、うあっ！・・・・・・あぁぁ・・・あぁ・・・」
　何年振りかのセックス・・・そして、射精・・・生島はドクドクと全身が奮えるような快感を感じていた。
「はぁ、はぁ・・・千鶴ちゃん・・・はぁ、ありがとう・・・」
「ゴクッ！・・・うっ、はぁぁ・・・お兄さん、わたしも・・・」
　畳の上でふたりは身体を寄せ、優しく抱き合った。

　翌日からのふたりは、逢えば身体を絡め合い、淫らだが、価値ある時間を過ごすようになっていた。
　まるで恋人同士のように振舞うのが当然のような感じだった。
　生島は千鶴を気遣いスキンを使用していたが、千鶴の不定期な生理がきた時は、千鶴の可愛い口に欲望の塊を吐き出していた。

　千鶴が中学生になると、益々、その容姿は際立ち、生島は他の男たちに触れさせないよう気を遣っていた。
　しかし別れは、簡単に訪れた。
　生島が語学力を買われ、外国に行くことになったのだ。
　生島自身、迷ったが、やはり行くしかなかった。
　その事情を告げられた千鶴の方が、ショックが大きかった。
「ホント!?・・・おめでとう・・・」
　そう言うしか無かったのだが、本心は全く違っていた。
（お兄さんとの日々は、どうなるの？ これから、どうやって生きていけば・・・？）
　大袈裟に聞こえるかもしれないが、千鶴にとっては、深刻な問題だった。

　哀しい性を抱えてしまった千鶴は、生島以外のオトコで、それを悦びの性に変えていくしか無かった。