４．美里

　小島 美里32歳、夫の健一36歳、ふたりは新興住宅地に、新居を建てたばかりだった。
　５年前に社内結婚したが、子宝に恵まれず、心機一転、高齢出産にならないうちにと、家を建てたのだった。
　ところが入居して１ヶ月あまり、夫の健一に転勤辞令が下りた。
「どうするの？」
「あぁ・・・本当はふたりで行きたいが、新築したばかりだし・・・」
「単身赴任？・・・仕方が無いけど・・・益々、子供出来ないわ」
「う〜ん・・・大丈夫！マメに帰ってくるから・・・」
「無理よ！ローンもあるし、無駄遣い出来ないのよ！」
「・・・・・・まぁ、何とか・・・でも最初は暇が無いかもな・・・」
「仕方ないわ！お仕事頑張って、出世してくださいね！」
「おう！そうだな！よし、頑張るぞ〜」
　美里は来月から、５ＬＤＫの一戸建てに、ひとり住まいとなった。
　美里の家は玄関前に６m道路があり、向かいも同様の家が建ち並び、両サイドにも既に家が建っていた。
　裏手も家が建ち並び、この住宅地全体で新しい街が形成されていた。

　夫の健一が単身赴任して１ヶ月が経とうとしていた。
　新しい赴任先の仕事が忙しく、まだ一度も戻って来れなかった。
（あぁ〜あ、何となくイライラするわ！ひとりって・・・気楽かと思ったけど、やっぱり物足りないわ・・・今まで、ずっと、ふたりだったんだもの・・・それに・・・もう１ヶ月以上も、セックス無しだなんて・・・）
　美里は顔は10人並みだったが、身体には自信があった。
　全体的には細く見える肢体だが、乳房は豊かで盛り上がり、骨盤は横には張っていないのでヒップは小さく見えたが、長く伸びた脚からキュッと引き締まってアップしていた。
　なかなか出来ない子供を作るために、毎日のようにしていたセックスが無くなったことは、想像以上に美里には辛いものだった。

４−１．松宮 修治

　この日も美里は午前中の早い時間に家事を終えていた。
（やっぱり、ひとりだけだと早いわ・・・やること無いし・・・）
　美里はリビングのソファで紅茶を飲み憩いでいた。
「奥さ〜ん！居ますか？」
（うん？うちかしら？）
「あ、はぁ〜い！」
　美里はスクッと立ち上がり、窓ガラスを開けた。
　左隣のご主人だった。
「松宮さん、何か？」
　美里が尋ねると、松宮は静かに近づいてきた。
「これ・・・奥さんのじゃ？」
　手には、今朝、洗って干した洗濯物が握られていた。
「あっ、そうです！わたしの・・・」
　その中には、パンティやブラもあった。
「やっぱり・・・風が強かったからかな？うちの庭まで飛んで・・・」
「すみません！」
　美里は少し頬を紅潮させて受け取った。

　松宮は消防署に勤務していて、この日は明け番で家に居たのだ。
「昨日は泊まりだったんですか？」
「えぇ、だけど、なかなか眠れなくて・・・」
「じゃあ、お礼に、お茶でもいかがですか？」
「そうですか。じゃぁ、遠慮なく」
　松宮は玄関に回って美里の家の中に入ってきた。
（丁度、暇だったし・・・話し相手も欲しかったし・・・）
（前から一度、この奥さんとは・・・）
　松宮は美里の後姿を下から上へ舐めるように見つめていた。
　職業柄、松宮は逞しい身体つきで、以前から美里も話しがしたいと思っていた。
（健一とは全くタイプが違うから、面白い話しでも・・・それに・・・あの逞しさには、チョッと惹かれちゃうかな？）
　松宮は美里の夫の健一と同年代だった。
　男の子と奥さんとの３人暮らしで、奥さんも仕事を持っていた。

　美里は松宮をリビングのソファに座らせると、自分はキッチンに向かおうとしていた。
「あっ、今、わたし紅茶を飲んでいたんだけど、ご主人も紅茶でいいかしら？」
「えっ、えぇ〜僕は何でも・・・」
　松宮は美里の身体のラインから目が離せなかった。
（本当にいい身体してるなぁ・・・年齢は女房と変わらないのに、体形は大違いだ！スラッと伸びた脚・・・キュッと締って盛り上がったお尻・・・抱き締めたくなるほど括れた腰・・・それに、あの胸・・・子供が居ないのもあるんだろうけど・・・あのスタイルは特別だな・・・）
　松宮は美里の身体を眺めながら乾いた口唇を舐めていた。
（うっ・・・マズイ！勃ってきちゃったよ！）
　見ると、松宮の股間は着ていたジャージを突き破らんばかりに、肉棒が昂っていた。
（そう言えば、ここんとこ、女房ともやってないから・・・ふぅ〜あのブクブク肉のついた女房じゃ、抱く気にも・・・）
　そんなことを思えば思うほど、昂りは大きくなるばかりだった。
　美里は脚にフィットしたスラックスにブラウスという、極めてラフな服装だったが、身体のラインや肉付きは強調されていた。

　まもなく美里が紅茶を運んできた。
「どうぞ、今日は本当に助かりましたわ」
「いえ、いえ、こちらこそ、ご馳走になっちゃって」
　松宮は美里に股間の膨らみを見られないようにしていた。
「あぁ美味しい・・・それにしても、奥さんのスタイルは抜群ですね」
「えっ、そんなことは・・・」
（やっぱりパンティもブラジャーも見られたんだわ・・・）
「うちの女房とは同じくらいの年齢とは・・・」
「それなら松宮さんだって、うちの夫と同じくらいなのに、筋骨隆々って感じで、逞しさを感じますわ」
　ふたりは他愛のない話しを続けていた。
「あっ、そうそう、美味しいお菓子があるんだったわ！」
　美里はスッと立ち上がり、キッチンの棚から菓子の入った缶を持ってきた。
「これ、松宮さんは男性だから、お口に合うかどうか・・・」
　そう言いながら、美里は缶の蓋を開けた。
「あっ！すみません！」
　勢い良く開けた缶の中から菓子が飛び散り、松宮の身体にも多く散らばった。
　美里は慌てて松宮の身体の傍に寄り、菓子を拾い始めた。
（ヤバイ！まだ勃起したままなのに・・・気付かれたら・・・）
　松宮は身体を捩って自分の股間に落ちた菓子を拾った。
（えっ！?・・・勃起してる・・・？）
　美里は松宮の股間が大きく膨れているのに気がついた。
（テントを張るって言うけど・・・これって、そうよね・・・でも・・・えっ？わたしを見て？わたしに反応してるの？）
　美里はチラリと松宮の顔を覗き込んだが、松宮は平静を装っていた。

　菓子を拾い終わると、松宮はソファを立った。
「奥さん、ご馳走さま！また、寄らせてもらいます」
「えっ、もう帰られるんですか？・・・また、いつでもどうぞ！」
（勃起したのが気まずくて帰るのね・・・奥さんとしてないのかしら？少しビックリしたけど、ある意味じゃ、悪い気はしないわね！そう言えば・・・かなり大きかったような気が・・・バカバカ！何を考えてるの！・・・・・・わたしって欲求不満なのかな？）
　美里は何気なく松宮の股間に視線を遣って送り出した。
（まだ大きいわ！・・・あぁ〜何か、したくなっちゃったわ！健一、早く帰って来てよ〜〜）
　美里は股間がヌルッと湿り気を帯びているのを感じた。
（やだわ！わたしったら・・・濡れてきちゃって・・・）
　美里はシャワーを浴びてスッキリし、着替えることにした。
　その頃、松宮は自宅の庭に美里の下着が残っていたのに気づき、それを手に美里の家に引き返そうとしていた。
（こんなのを持って歩いているところを、誰かに見られたら変態かと思われるな〜）
　そう思った松宮は誰にも気づかれないよう美里の家に向かい、ドアを静かに開けて中に入った。

　松宮は素早くドアを閉め、美里の姿を探した。
（あれ？どこに行ったのかな？・・・２階かな？）
「失礼しま〜す・・・」
　小さな声で断った後、階段の上のほうに耳を立てながら覗いた。
（居ないみたいだな・・・じゃあ、トイレ？）
　松宮は奥にあるトイレの前に立ったが、人の気配は無かった。
　その時、横の洗面所の方から呻くような声が聞こえた。
（ん？こっちか・・・）
　洗面所に入った松宮は、そのままそこで硬直状態になった。
　曇りガラスの向こうに美里の裸体の影が見え、その影から明らかに喘ぐ声が聞こえてきていたのだ。
　シャワーの連続する音に混じって、途切れ途切れだが、美里の淫らに悦ぶ声が聞こえてきた。
「ああ・・・あ、あ・・・ぁふぅ・・・っ、あぁぁ・・・」
　自宅に戻って鎮まっていた松宮の肉棒が急激に昂り、ジャージを突き破りそうになっていた。
（ふぅ、はぁ・・・旦那が単身赴任して、やっぱり欲求不満なんだ・・・あの身体だ！淫らな欲求が無いわけが無い・・・ふぅ〜〜こっちもご無沙汰してるんだ！どうする？）
　松宮は理性を保って考えていたが、頭の中がグチュグチュになって思考が定まらなかった。
　嬌声から美里が自分の指を淫壷に入れて悶える姿が想像でき、松宮の理性が一気に壊れた。

　ドアノブを握り、松宮は勢い良く浴室のドアを開いた。
「えっ!?・・・キャァ〜〜〜」
　美里は突然のことに一瞬息を詰め、次の瞬間、大声で叫んでいた。
　シャワーの下で身体を小さく屈め、視線をドアに向けた。
「お、奥さん、コレを・・・」
　松宮は咄嗟に持っていた美里の下着を差し出した。
「もう一枚落ちていたので、持って来たら・・・」
　美里は松宮を見ながら声が出せなかった。
「大きな声を出さないで・・・旦那さんがずっと留守だから・・・オナニーは仕方が無いですよ！そんなに素晴らしい身体・・・我慢できなくて当然・・・はぁ、ふぅ・・・僕だって、ほら！」
　松宮はジャージのズボンとトランクスを一気に下げて見せた。
「わっ！・・・・・・」
　松宮の股間から昂った肉棒が飛び跳ねるように出てきた。
　美里は再び声を上げそうになって息を呑んだ。
「僕も女房とは時間帯がすれ違い、もう１ヶ月以上してないんだ。奥さんの気持ち・・・分かる気がするから・・・」
　松宮は少し落ち着いた様子で、上半身も裸になった。
（凄い身体だわ！胸板が厚く・・・太股が盛り上がって・・・筋肉の塊のような身体から、オ×ン×ンが大きく突き出して・・・太くて逞しいオ×ン×ン・・・あぁ、アレで突かれたら・・・）
　美里は屈んだ身体から、力が抜けていくのを感じていた。

　松宮はゆっくりと浴室に入り、美里の身体を抱き起こした。
「あぁ、ダメ・・・いけないわ・・・お隣同士なのに、こんなこと・・・」
「奥さん、正直に言って！本当に我慢できる？コレ欲しくない？」
　松宮は美里の背後から身体を抱くような格好で、昂った肉棒を美里の盛り上がったお尻に押し当てていた。
（あああ・・・あの逞しいオ×ン×ンが・・・お尻に・・・はぁ、はぁ・・・欲しい・・・欲しいわ！だけど・・・あぁ、もぅ、ダメぇ〜〜〜）
　美里の強張りが解けていった。
　後ろに手を回し、そっと松宮の肉棒を握った。
「うっ！」
（これだけで、出ちゃいそう・・・）
（熱い・・・太い・・・逞しい・・・・・・あぁぁ、欲しい！欲し〜〜ぃ!!）
　美里はそのまま壁に手をついてお尻を突き出した。
「入れて・・・は、早く・・・入れてぇ〜〜〜！」
　松宮は美里の淫らな豹変に興奮しながら、盛り上がった白いお尻を擦り、括れた腰を撫でながら、瑞々しい果実のように膨らんだ乳房を両手で掴み、昂った肉棒の先を美里の淫壷に入れ、そのままジッとしていた。
（あぁ・・・いい感触だ！本当にいい身体してる・・・）
「ぅぅ、あぁぁ・・・早く、奥まで・・・イヤ、あぁ、突いてぇ〜〜」
　美里はお尻をさらに突き出し、松宮の肉棒を咥え込もうとした。
　松宮は少し腰を引いて状態を保ち、ミリ単位で挿入し始めた。
「ぁぁぁぁ・・・ぃ、ぃぃぃ・・・・・・ぁぁぁあああああ〜〜〜あっ！・・・・・・ダ、ダメッ・・・うっ、イッちゃうぅぅぅ〜〜〜」
　松宮が深く挿入してから僅か数秒で、美里は自分の指では得られなかった大きな快感に昇りつめた。
　美里は細身のしなやかな身体を仰け反らせ、濡れた髪を左右に振り乱し、ガクガクと震えていた。
（凄い・・・うあっ・・・千切れるくらいにキツイ・・・あぁっ！ヤバイ・・・出る！出そうだ・・・うっ・・・）
「奥さん！ぼ、僕も・・・イキそぅ・・・」
「えっ！？・・・ダ、ダメぇ〜〜！」
　美里はお尻を引いて松宮の肉棒を淫壷から押し出した。
「あっ・・・あ・・・うっ・・・・・・はぁ、はぁ、ふぅ・・・」
　松宮の肉棒の先から勢い良く白濁の粘液が飛び出した。
「ご、ごめんなさい・・・はぁ、はぁ・・・わたしばっかり・・・」
　美里は快感に満ちた身体を松宮の前に置き、申し訳なさそうに少し萎えた肉棒を見つめていた。
（萎えきってないわ・・・凄い・・・はぁ、はぁ・・・もっと欲しい・・・）
　美里はシャワーで松宮の粘液を流し、手にボディシャンプーを泡立たせ、少し萎えた肉棒を擦り始めた。
　両手で肉棒を挟み、優しく揉むように洗っていた。
「お、奥さん・・・うっ・・・あっ・・・ふぅ、ふぅ、ぅぅ、いぃぃ・・・」
　松宮は股間に痺れるような快感を感じ、半ば萎えていた肉棒は、再び、否、それ以上に堅く昂っていった。
　美里は堅く太く復活した松宮の肉棒を満足そうに見つめ、両手で玉袋を優しく揉み、天井を突き刺すような肉棒を、舌で根元から舐め上げた。
（オンナはこのくらい淫らな方がいい・・・その上、この身体・・・）
　松宮は美里の淫らな舌技と指の愛撫を、ジックリ味わっていた。
「ふぅ、はぁ、はぁ・・・ここだとこれ以上は・・・」
　そう言うと美里は松宮を促し、外から見られないようにし、２階の寝室に連れて行った。

　ベッドに横になるとすぐに松宮は美里の身体を覆うように抱いた。
　濡れた髪を指で救い、舌を美里の口の中に入れ、上顎や歯茎を舐め、美里の舌を吸うようにして舌を回転させた。
（あぁぁぁ・・・こういうキスなら毎日でも・・・）
　松宮は瑞々しく膨らんだ果実のような乳房を、下から持ち上げるように擦りながら、口唇で乳首を挟み、舌で転がすように舐め回し、充分に味わった。
（大きいのに弾力があって張り、触り甲斐のある乳房だ・・・）
　すっかり落ち着いた松宮は、美里を悦ばせ自分も満足したかった。
　見事に括れた腰から細く伸びた太股までを何度も擦ると、美里はもう我慢が出来ないというように身体を捩って悶えた。
「あぁぁぁ・・・ぅぅぅ・・・はぁ、ふぅ、ぁぃぃぃ・・・」
　松宮は美里の両脚を高く担ぎ、真上から股間を見下ろす形になった。
「奥さんのオ○○コ、締りが良くて最高ですよ！あぁ〜あ、こんなに淫らな液が溢れちゃって・・・可愛いお尻の穴までビチョビチョに・・・」
（健一にも、そんなに見られたこと無いのに・・・あぁ、感じちゃう）
「あぁ・・・ん、見ないで・・・わたしってイヤらしい？」
「えぇ、充分にイヤらしいですよ・・・でも、僕はそういうイヤらしさは、大好きですけど・・・」
　松宮は両手で濡れた淫唇を開き、ふっくらとしたクリトリスを舐め、そのクリトリスを指で擦り始めると、今度は舌を淫らな壷の中に入れて浅い肉襞を舐め回し、さらに萎んだお尻の穴まで指で弄り始めた。
「あゎゎゎ、あっ・・・い、ぃぃぃ・・・ふぅ、ぅぅぅ・・・あ、あっ・・・」
（健一とのセックスは子作りだけを考えてたから、すぐに入れてお終いだったけど・・・愛撫されるって、いいわ・・・身体の芯の方から溶け出すような快感が・・・ぁぁぁぁ・・・ぃぃ・・・）
　早く入れたがっていた美里は、松宮の執拗な愛撫に酔っていた。

　足の指１本１本まで舐められた後、ゆっくりと肉棒を挿入された。
（あぁぁ・・・壁を擦るように入っていくわ・・・はぁ、いぃ〜〜）
（今度はすぐにはイカないぞ！ふぅ〜我慢、我慢・・・）
　松宮は美里の淫壷の絶妙な締め付けに耐え、角度、速度、動作・・・全てに多様な変化をつけ、美里を責めた。
「あぁ〜あぁ〜すごっ・・・い、ぃぃ〜〜はぁ、はぁ、もぅ・・・」
「何度でもイってください！奥さんがイク時、好きですよ！」
「あぁ、あっ・・・いっ・・・はぁ、ぁ、イク・・・イッくぅぅぅ〜〜〜」
　松宮の肉棒を奥へ奥へと呑み込むように肉襞が収縮し、美里は豊かな乳房を揺らしながら昇りつめた。
　さらに松宮が指をお尻の穴に１本入れ、激しく腰を動かすと、美里は堪らず、すぐに昇りつめていった。
「あっ、ああっ・・・また・・・うあっ、イ・・・イッちゃうぅぅぅ〜〜」
　その後も繰り返し美里を絶頂に導き、松宮も限界になった。
「もぅ、いいかな？奥さん・・・」
「はぁ、ふぅ、えっ？・・・あ、あぁ・・・わたしの口の中にイって！」
　松宮は静かに肉棒を淫壷から抜くと、美里の少しイヤらしさを感じさせる口の中に深く咥えさせた。
　美里は肉棒の筒を指で扱きながら、舌を肉棒に絡ませるようにし、上顎に押し付けながら吸った。
「うっ、あっ・・・あ、あぁぁ・・・上手い、あぁ・・・出るぅぅぅ・・・」
　ドクドクと押し出すように白濁の粘液が口の中に放出された。
　美里は松宮の精液を飲み干し、出切った後も優しく舐めていた・・・。

　しばらく快感の余韻に浸っていたふたりは、優しくキスを交わし軽く抱擁した。
「奥さんとはセックスの相性がいいみたいだ」
「えぇ・・・わたしも、そう思う・・・」
「じゃあ、これからも僕の明け番には・・・？」
「えぇ、近所に見られないように・・・」
「そうだね！でも・・・いろいろと激しく楽しみたいね？」
「もぉ〜恥かしいわ！・・・・・・もっとしたいわ・・・」
　松宮は身支度をすると、再び美里を抱き寄せてキスをし、裏口から静かに出て行った。
（もう引き返せないわ・・・セックスって最高よ！）
　美里の燻っていた哀しくも悦びの性が目覚めた日だった・・・。