第2部　第2章


　香織は、大輔と逢瀬を重ねる度に、マゾの血が騒ぎ大輔の好みに調教されていく。
　心では「行けないと思いながら」女の子宮は、彼の濃厚で満足させてくれる愛撫に痺れ、心身の陶酔を心待ちにしている。

「3人の母親なのに-----」
　香織が自己嫌悪になる言葉であった。それでも大輔からの呼び出しの携帯メールを待ち望んでいた。そんな香織の身体の渇きと潤いを大輔の方が理解していた。大輔は香織をこのクラブの女に仕立て上げることであり、香織は金を稼げる女であることを嗅覚が嗅ぎつけていた。数か月の歳月が流れ、香織を娼婦としてデビューする日が近づいていた。

　香織が呼び出されるのはいつも金曜日である。泊りになることが多くなっていた。
　その日もいつものように呼び出された。

　館に着くと全裸になり、大輔に奉仕し大輔のペニスを咥えながらバックから大輔をサポートしている竜二に貫かれていた。この二人のペニスによって、香織は狂わされ肉体を支配されている。言葉では、命令されないが香織から自然に求めていた。竜二のペニスに膣の襞がからまり、ペニスを締め付けていく、その締め付けが香織の淫乱さを加速させる。

　60分の時間の中で何度も意識を失い、何度も上下の口でペニスを吸い上げ続けた。
　二人の男たちの「出すぞ」の声で、身体が「ピクッ」と反応しながら噴火したマグマを一滴も漏らすまいと吸い続けた。飲み干しペニスを口で清掃し終えるとそのままベッドに沈みこみ眠りこけた。

　眠りから覚めると追い立てられるように風呂に行き、身体に磨きがかけられた。
　膣もアヌスの中まで浣腸され清められた。
　化粧室でメイクされ、髪を梳かれ、薄紫のイブリングドレスを着せられた。香織が娼婦としてデビューする日となった。

　一夜、100万円で買われた女となる。香織には、何も知らされていないが40代後半の経営者で、最高の経営トリオと新聞に騒ぎ立てられている新進の上場会社の会長、社長、専務のトリオが香織を毎月、第一金曜日に300万円で一年間買い取られたのだ。
　月、1200万円、年間契約1億4000万円で、3人に命を預けられた。

　3人は、スタイルが良く、顔だちも良く心から男を好きになれる30代の熟女を求めていたのだ。彼ら3人の思いが香織であった。

　彼らの志向は、常に三人で同時に一人の女を愛することにあった。当然、口、バギナ、アヌスを使用しての同時セックスを理想の愛撫と信じていた。

　香織は、妊娠しないように薬を知らない内に飲まされ、生で精液を3穴に注入することが3人の愛することの意味であった。今夜は、一穴に一人が2回づつ出したいと豪語する性力家なのだ。

　大輔の立ち合いで3人を紹介された。その場で香織は初めて買われた身であることを知らされた。
「香織のご主人として、これから毎月お仕えするのです。反抗することも粗相することも許されない」
　と宣言された。

　奴隷契約書を読まされた。
「頭山香織は、小佐野隆三先生、村上佐渡先生、立花元気先生を夫として、ご主人様としてお仕え致します。命令されたときは、いつでも、どこででもご主人様のペニスを愛撫し、妾の穴を提供します。如何なる命令にも服従することを誓約します。命令違反したときは、生命をもって償います」
　
　香織には、反論する余地もなかったし、反論する気持ちもなかった。その言葉を朗読しながら子宮が熱くなり、愛液を溢れさせていた。

　シャンパンで乾杯して、契約が成立したことを祝した。5人の男の前で全裸になり、会長の小佐野の前に丁寧に挨拶して、ベルトを緩めた。会長のペニスは、どす黒く太く垂れ下がっていたが、嫌な顔もしないで頬ずりして、亀頭を舌で愛撫し、金玉を両手で愛撫していった。

　太腿に愛液が流れているのがキラキラと輝いている。
「この女、ペニスを咥えながら愛液を流している。好きものだ。理想の女だ」
　社長の村上は、それを見て背広を脱ぎ棄てて、バックが愛液で溢れている膣に垢光りした20センチ砲を一気に埋め込んだ。
「あああぁぁぁぁ------」
　香織も歓喜の声を上げる。白い肌がピンクに染まっていく。

　専務もそれを見て、背広を脱いだ。会長がそれを見て香織を止め、ベッドに上がらせた。社長が下になり、香織の膣にもう一度ペニスを沈めた。

　それを見て、専務がオイルを塗ったペニスをアヌスに挿入していく。意外とスムーズに太さ5センチ砲をアヌスが飲み込んでいく。
「あああぁぁぁ---」
　と歓喜の声を上げたとき。それを待ち構えていたように会長のペニスが香織の口を塞いだ。4Pの完成である。

　香織は、強烈な刺激と混乱に目をシロクロさせるばかりであった。アヌスと膣の皮一枚の刺激が心も身も狂わせていた。今は、何も考えられなかった。その刺激と痺れるような陶酔感に身を委ねることが女の真の悦びに思えた。

　恐怖と思っていた4Pの刺激は、香織を更なる女に変身させようとしていた。一匹の牝になりきり、4人が同時に歓喜に包まれることが至福の道と思えた。


2-3に続く