第2部　　第6章　愛奴への道



　女の身体は、男によってどのようにでも変われるものであることを知った。余りセックスに関しては、淡泊であり感じられることもなかった。それが一人出産するたびに感度が良くなってきていた。3人目を出産して、初めて大輔に挿入されたときは、それだけが快感が全身を包。何度も失神を繰り返すほど乱れた。



　第一週の小佐野隆三・村上佐渡・立花元気の3人によって、4Pで女の3つの穴にペニスを刺し込まれて以来、娼婦の血が騒いでいた。男達に会っただけで股間が濡れてきていた。貪欲に性を貪る一匹の牝になっていた。その牝になりきった香織が可愛くて仕方なかった。



　ブルネイのルイも香織をブルネイに連れて帰りたいと何度も大輔に懇願して、10億までは出すと云ったが大輔は、ルイだけのものにはできないと拒否していた。



　SMの喜多村甲と団鬼八も香織の、マゾ性をあった時から感じていた。虐めても、虐めても虐めがいのある牝になっていた。牝になるほど従順になり、男を満足させ、自己も至福の道に落ち込んでいくことに悦びを見出していた。



　ジョージは巨根で香織を逝かせることに悦びを感じている黒人であるが、子宮に亀頭を入れ込むごとに、亀頭を包み込み、抜けなくしていく香織の性業に魅力を覚えていた。



　精液を体内に注がれることは、身体を汚すことのように思われているが、牝の本性はその精液を吸収して、肌の艶を磨き、身体が妖艶に輝いてくるのだ。香織はそんなことは、知る由もないが男達からペニスを入れられ、激しいピストンで膣が燃え上がるのではないかと思える激しさもあるが、貪欲に精液を奪い取っているにすぎなかった。



　自宅に戻り子供達と接しているときには、この女が牝になりきれるなんて誰もが想像だにできないくらい、凛として子供を躾けていた。そして、単に愛するだけでなく、厳しさと愛情を区別していた。



　大輔もそんな落差のある香織を愛していた。余りにも愛するが故に、更なる魅力を見出すために、貸し出しているのであった。香織を抱くたびに香織が進化していることを感じていた。そんな香織をこよなく愛しているのが大輔なのかも知れなかった。



　男達に抱かれ、激しい攻めとセックスをいつも徹夜して見つめている大輔がいることを知らなかった。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完