3.


　夫の研一が出勤前に尋ねた。
「香織、慶吾老人のところは慣れたか---あの年だから身体も求めてこないだろう」
　本当のことは、言えなかった。
「ハイ、お茶を飲んだり、散歩をしたりして過ごしています」
「やっぱり---安心したよ」
　夫の笑顔を見ていると口が裂けても真実は言うべきでないと思った。
　このまま研一に心配させたくなかった。
　会社を早く立て直して貰いたいと願う気持ちとこのまま慶吾老人との逢瀬が続くことも願っていた。

　女と言うものは、肉体が引き寄せられると心まで順応してしまうことを感じていた。嫌っていた老人であったが今は愛されることに悦びを感じ、満たされることで心から愛せる人になっていた。
　慶吾老人の邸宅でいるときは、炊事、洗濯、掃除までしてくれた。
　それぞれの専属の女中がついている。香織の下着まで洗濯してくれる。
　何もすることがなかった。毎日が慶吾老人のペニスを舐め、陰嚢を口に含み玉を転がすことも喜んで出来るようになってきた。
　精液を飲み干すことも吐き気との戦いであったが美味しく飲み干せる香織に驚いている。
　それだけ慣らされてきた。

　慶吾老人からの口移しの食事も嘔吐しそうになりながらも慣らされた。
　今は、老人が噛み砕いたものを美味しく食べれるようになった。

　金曜日は、朝から夜までスタミナが続く限り、ペニスを舐め、口に子宮にと精液を飲まされる。
　土曜日には、その精力も少し減退するのでデパートでのショッピング、ドライブで時間を費やしていた。
　夜になるとニンニクエキスと高麗人参のエキスを香織も口移しで飲む。
　これを飲むと子宮が燃え滾り、ペニスが膣をかき回し、精液を放出してくれるまで淫靡に悶えた。
　そして、全裸で老人の抱かれて眠った。

　日曜日に帰宅し、夫と娘との団欒を謳歌した。
　家族でいるときは、老人との生活を忘れることが出来たが、子供と夫が学校と会社に行くとごく自然にひとりエッチをする香織がいた。
　慶吾老人の愛撫を肉体が欲していることを否と言うほど知らされた。

　金曜日になるのが待ちどおしかった。
　この金曜日からは群馬の宝川温泉に行くと聞いていた。
　プールのような露天風呂で裸の男達が見ている前で、老人のペニスを咥え、犯されるかと思うだけで子宮が熱く熱ってきた。

　山の中の大きな旅館である。300坪を越える露天風呂が6ケ所も点在していた。
　スイートルームで隣の部屋には、運転手、ガードマン、カメラマンが待機していた。
　カメラマンが呼ばれた。
「香織、脱ぎなさい----」
　老人が椅子に座り、ペニスがムクムクと大きくなってくるのが分かった。
　香織も老人が何を求めているのか言葉がなくても、当たり前のようにペニスに舌を這わせ、鬼頭の溝を舌で舐め、陰嚢まで舐めてくる。
　その仕草をカメラがカシャカシャと克明に記録していく。
　慣れたことではあるが淫靡な香織が記録される。

　老人も興奮している。今日は鬼頭の先から先走りが溢れてきた。
　勿体無いとばかり、その先走りを啜っていく香織がいる。
　身体を反転させて、香織の股間が180度に開脚させられる。
「恥ずかしいです------」
　そのオープンされた割目を、開かれたピンクの膣の中までカメラは記録していく。
　恥ずかしいと感じると女は、さらに子宮を熱くして愛液が溢れてくる。
　その愛液を
「ピチャピチャ−−−−ピチャ、ピチャ----」
　と啜っている。
「ああぁぁ---きもちいい-----」
　慶吾老人と香織の官能がおのずと燃え上がっていく。
　そのまま、老人の勃起した30センチ砲が香織の膣に沈んでいく。
「きもちいい----」
　香織のスリムなお腹にペニスの形が浮かび上がる。
　子宮の中までペニスがめり込んでいく。身体を痙攣させながら一気に登りつめる。

　香織が何度も失神と膣を締め付けることによって、やっと老人の精液が子宮に噴火していく。余りの量と暑さに絶叫しながら失神していく香織。

　露天風呂には、運転手もガードマンも一緒に行った。お客のいる中で、老人のペニスを咥え、運転手、ガードマン、カメラマンのペニスを咥える。
　見られているという思いが膣を濡らせていた。

　禁断の愛撫をすることが更なる刺激になり、その禁断の刺激にのめり込む香織、露天で愛撫され、愛撫する刺激が今夜はさらなる淫靡な体験になりそうであった。
　温泉に来ていたお客までが香織の乳房を吸い、股間に指に這わせ更なる刺激を送り込まれる。慶吾老人は、香織が落ちる姿に目をぎらつかせながら食い入っていた。

　慶吾老人は、愛する香織が犯されそうになる姿にさらなる興奮を覚えていた。
　自分が犯す以上に興奮する己を感じていた。
　香織を自分だけのものにしたいという欲望を覚えたのがこの日であった。
　愛する女を他人に抱かせるという思いは、一般的には考えられないことであるが愛するが故に、強く独占したいが故に、愛する女を他人に抱かせるのだと思えた。

　研一の気持ちも理解できた。
　香織を研一のものから俺だけのものにする思いが募った。さらに、俺の子供を妊娠させ、出産させることを考えていた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く