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　慶吾老人は、香織をカメラマン、ガードマン、運転手の3人に犯させた。
　愛する人が犯されていることを目の前にすると激しい嫉妬と刺激で燃え上がってくる己が分かる。

「もっと犯せ、もっと狂え、もっと悶えろ-----」

　心とは、反対の言葉が飛び出してくる。
　もう一人の己は、3人を蹴散らかして香織を己だけのものにすることは簡単なことなのだが、香織が悶え狂う姿をもっと見たいという欲望に駆られる。
　嫉妬する心ともっと犯せというもう一人の己が対立している。
　この裏腹なことを妄想する老人がいる。
　それだけ香織を愛しているのだ。


　犯された身体を温泉で洗い流して戻ってきた香織に、嫉妬心が燃え滾る。
「香織、俺以外のペニスを美味しそうに咥えていたではないか---」

「申し訳ございません。燃え上がってしまうと自分が自分でなくなるのです。ごめんなさい」
「お前は、淫乱になると何でも出来るのか」
「申し訳ありません。お詫びします-----」
「お前は、男ならば誰でも良い雌犬なのか」
「お侘び申し上げます。もう、二度と他の男の前に晒さないで下さい。お願いします」

　理不尽なことなのだが詫びることが最良と思えた。


「罰としてお前の毛を剃る」

　両手を後ろ手に縛られ、安楽椅子に座らされ、膝を椅子の手置きに片足ごとに縛られる。目には涙が流れていた。
　慶吾老人に割目を弄られ、クリを舐められると燃え上がっていた肉体からは愛液が自然と湧き出していた。

「香織は、ここを舐められるとこんなに淫乱になり、愛液が吹き出てくる---雌犬か」


　シェービングフォームを股間の茂みに塗りこ込み、陰毛に馴染ませていく。

「ハァ−−−−はぁ---ハァ-----はぁ------」

　香織の呼吸が乱れてきていた。
　慶吾老人からクリストスを甚振られると悶えるように躾けられていた。
　慶吾老人から淫らなことをされると後戻りできない獣道に誘い込まれていたのだ。
　目を閉じ、身体が淫靡に反応して行くのが分かった。悦びを感じていた。　
　カミソリが皮膚を走ったところは、陰毛が剃られ、肌がむき出しになった。
　何度も股間を上から下に剃られると茂みはなくなり、縦の割目の明確に見えるようになった。無毛の丘になっていた。その割目の頂点に赤いクリが突き出ていた。


「香織、お前は俺の子供を孕むのだ。俺の赤ちゃんを産むのだ」

　殺されても言えない言葉が自然に出てきた。

「ハイ、香織はご主人様の子供を産みたいです」
「本当だな----」
「本当です---香織を孕ませてください」
「よく言った。香織を幸せにしてやるから」

　慶吾老人は、香織の舌を吸い、右手でクリストスを甚振っていた。
　遠のく意識の中で、二度と研一には会えないことを感じていた。
　それで良いのだと思えた。
　慶吾老人の白髪のあるペニスを口に咥え、一心に扱いていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく