第6章


　香織が目覚めたときは、翌朝になっていた。逆さに吊られたことで全身の筋肉が強張っていた。全身が血だらけになったと思っていたがどこにも鞭打ちの蚯蚓腫れもなかった。喜多村老人が塗った媚薬に秘密があった。


「香織はん、私のところに来ることがそんなに嫌だったのか」
「そんな-----」
「お前を妻として躾することが私の仕事なのだ。解るね、素直になることが躾の基本なのだ。二度と刃向わないように---」
「ハイ---わかりました」
「そうだ、お前にはイエスしか道はないということを覚悟しとき」
「ハイ--」
　香織は、一度慶吾老人と来ていたので、その怖さは解っていた。
「香織、私のペニスに奉仕しなさい」
「ハイ」
　覚悟を決めた。笑顔で「ハイ」と答えていた。
　喜多村老人の着物を肌蹴て、慶吾老人に決して劣ることのないペニスを引きづり出した。根元の陰毛は、半分が白髪になっていた。


　香織が舌と唇で愛撫し、尿道を吸うとペニスがニッコリと大きく固くなるのがわかる。大砲になるまでに時間を要しなかった。長さ１８センチ、太さも５センチは超えている。こんな大きなペニスの日本人がいることに驚く。指先は、睾丸と肛門を愛撫していた。老人をより早く満足させることが課せられた仕事なのだ。
　顎がだるくなるまで愛撫するが一行に噴火する気配を感じないことに恐怖感を抱いてきた。早く何とかしなければ-----。


　さらに、３０分、ペニスへの愛撫が続く。もう、１時間以上奉仕を続けている。股間が熱くなり、愛液が噴出していた。喜多村老人が乳首を刺激するたびに濡れてきていた。
　もう、だめ、逝きそうになるが懸命にペニスの吸引を強める。９０分も奉仕続けて香織の口内に大量の精液を放出していく。
「香織、おいしいだろ---全部飲むのだ」
　飲まなければ、どんな恐ろしい罰があることを知っていた。


　喜多村老人との一週間は、女は如何に男に奉仕するかを徹底して教え込まれた。弟子の精液も飲み干した。毎日、３人の奉仕とセックスの体位と女の動き方を教えられた。知らず知らずの内に、セツクスドールに仕立てられていた。


　慶吾老人の基に妻として戻ってきた。言われなくてもペニスを待ち望んでいた。夜になると香織から慶吾老人のペニスを大きくして、膣に精液を放出して貰っていた。そんなことが３ケ月も続くと香織の身体に異変が起きた。生理が止まったのだ。
　慶吾老人の子供を妊娠していた。
　妊娠してから慶吾老人も安心したのかセツクスを求めてこなくなった。バイアグラの力でセックスをしていたのだ。妊娠して慶吾老人の身体の艶が落ちた気がしていた。あんなに子宮がペニスを求めていたが、子宮が受胎ということで満たされると性欲もなくなっていた。


　妊娠から出産までの８ケ月間、二人は平穏で赤ちゃんが生まれてくる希望だけに生きていた気がしていた。香織の二人目の子供を出産した。女の子であった。


　研一との子供が沙織なので、詩織と名付けた。慶吾老人の子供なのだ。香織３５歳、慶吾老人７２歳の子供となった。