壮一郎は、下着姿になって、股間の物にしゃぶりついて来た七恵の、柔らかくウェーブした髪を手荒に掴んだ。力を籠めて頭を押すと、七恵はより深く肉棒を咥えていく。 「ん…ぅ……んぐぅ………」 苦しそうに呻く七恵の喉に、壮一郎の肉棒は締め付けられる。 「ぁぁ……いいぞ……七恵……」 七恵がフェラチオをするのは、同じ場所に第三者が居る時に限る。 壮一郎が、七恵に挿入するのも同じことだった。 （お互い様か……） 時折腰を動かしては、七恵の喉奥を突き上げながら壮一郎は苦笑する。 「あぁ……乃梨子……いいよ……すごい……」 正面の席に座っている雅史は、目を閉じて乃梨子の舌技に夢中になっている様子だった。 （だいぶ仕込んでやったからな。上達してるだろうよ） 色白の身体に赤い紐状の下着を纏っただけの乃梨子は、伸び上がっては頭を上下させて夫へ懸命に奉仕している。 部屋の中に、二人の女が奏でる小さな水音だけが響く。 ふいに、乃梨子のもっと恥ずかしい姿を見たいと思った。 七恵の髪を引っ張り、フェラを中断させる。 「…っふぁ…はぁ……はぁ……」 息を弾ませ、七恵が身を起こす。 「七恵、上に乗れ」 命令すると、 「はい………」 七恵が従順に返事をする。 「下着を脱いで、あっちを向いて跨れ」 「はい……」 命令に従って、七恵はまずブラを外し、それからショーツを脱いでいく。 乃梨子に奉仕をされたまま、雅史の視線が七恵に向かうのが分かった。 豊かな乳房は、その先端の蕾をツンと尖らせている。 七恵が後ろ向きに、座っている壮一郎に跨ってくる。 十分に潤った割れ目に肉棒の先端を合わせてやると、すぐに腰を落としてくる。 「そう…ぁぁ……そうだ……」 「はぁぁ……いぃ……あなた……」 七恵の秘所は涎を垂らしたように濡れ、壮一郎の肉棒を包み込むと淫らに絡み付いてくる。自分の妻に挿入するのは久し振りだ…と壮一郎は考える。 「ほら、竹下さんにお見せして」 耳元で指示をすると、七恵は揺れる乳房を両方の掌で持ち上げた。 雅史に見せ付けるような仕草だ。 乃梨子に奉仕されながらも、雅史の視線は七恵の巨乳に釘付けになっているのが分かる。 「んっ……んぅ……っ…」 雅史が激しく腰を動かしたらしく、乃梨子が苦しそうに首を振る。 「ぁん……あなた…もっと……はぁぁ…いいの……そこぉ……」 乳房を自分で揉みながら、七恵が腰を揺らす。 「七恵の厭らしい姿、もっと見て頂け」 七恵の腕を背後に回させる。 手首を掴んで支えてやると、七恵は自分から身体を前傾させ、乳首を雅史達の方へ突き出して見せた。 七恵の膣が、蠢くように肉棒を締め付けてくる。 「……んっ…ぁぁ……乃梨子さんも……同じように……っ…」 喘ぎながら、七恵が乃梨子に声をかける。 雅史の股間に顔を埋めていた乃梨子が、顔を上げて振り返った。 ピンク色の口紅が滲み、口元が唾液で濡れている乃梨子を見て、壮一郎は肉棒が膨れ上がるような感じを覚えた。 「……雅史さん……いい…？」 立ち上がって、夫に許可を求めていながら、乃梨子はすでに下着を脱ぎ始めていた。 「え……ぁ……うん……いいよ。乃梨子も……七恵さんみたいに……」 雅史の股間のモノが、乃梨子の唾液で光っている。 脚を開き、背後にお尻を突き出して、乃梨子が雅史の膝に跨っていく。 「んぁ……ぁはぁぁ……」 夫の肉棒を受け入れていく乃梨子と、壮一郎の目が合った。 （後で、入れさせてもらうからな） ニヤっと笑いかけると、乃梨子が切なげな表情を浮かべた。 七恵の腕を引き、立ち上がらせる。 身体を繋げたまま、壮一郎も立ち上がる。 「あ…ぁぁ……いい……はぁぁぁ……」 腕を自由にしてやると、七恵は乃梨子の身体を抱き寄せた。 「…ぁ……ぁん……七恵さん……っ…」 乃梨子が立ち上がったので、雅史もそれに合わせて立ち上がる。 背後から雅史に貫かれたまま、乃梨子が七恵にしがみつく。 二人の白い裸体が絡み合い、乳房が身体の間でひしゃげる。 「あぁ……ぁ……うぅ……すげぇ……」 雅史が呻き、手を伸ばして七恵の乳房を掴んだ。 それなら…とばかりに、壮一郎も乃梨子の乳首を摘む。 「ぁっ……ぁぁぁっ……っ」 「んくぅっ……んっ…んっ……」 二人の女が同時に高く喘ぎ、腰を淫らにくねらせる。 男達は背後から女の腰を掴み、激しく腰を使っては欲望を打ち込んでいく。 「あぁ…ん……いぃ……イっちゃうわ……」 激しく腰を振りたくり、七恵が叫ぶ。 「んっ……ぁんっ……ぁぁぁ……はぁぁ……」 乃梨子は喘ぐばかりで、何も分からなくなっているようだ。 「ぁぁぁぁぁ…一緒に…イって……はぁ…あぁぁ…」 「あぁんっ…んっ……いぃ……ぁはぁぁ……」 七恵が乃梨子の乳房を揉み、乃梨子も七恵の乳房に掌を這わせている。 「ぁっ…ぁっ…イク……………ぁぁぁぁぁっ……」 七恵の身体が硬直し、肉棒をきつく締め付けてくる。 締め付けに呼応するように、壮一郎も精を放っていく。 「んっ…ぁんっ……ぁぁっ……ぁぁぁっ……」 七恵にしがみつき、雅史に突き上げられながら、乃梨子が大きく声をあげ、身体をくねらせている。 「はぁ…ぁぁ……乃梨子さんも……イって……」 七恵の手が、乃梨子の股間へと伸ばされる。 「んっ…っくぅっ……イクっ…………イクぅ………っ」 七恵の指先がクリトリスを責めたのだろう。 乃梨子が、腰を大きく前に突き出し、身体をひくひくと痙攣させた。 「ぁ……ぁぁ………ぅ………」 乃梨子の背後で、雅史が低く呻いている。 しばらくの間、四人は身体を重ねたまま動けずにいた。 ※ ※ ※ 「はぁ…はぁ…はぁ……」 息を弾ませ、七恵は床に膝をついた。股間から、とろりと壮一郎の放った精液が流れ出る。夫の精を受けたのは、何ヶ月ぶりになるのだろうと、ふと思う。 他の三人も、床の上に崩れ落ちている。 七恵は、床に座り込んでいる雅史に這い寄った。 「今度は、交替…ね」 雅史の脚の間に入り、顔をじっと覗き込む。 「えっ…な…七恵さん…」 七恵の乳房を見つめて、雅史がごくっと生唾を飲み込むのが分かった。 「雅史さんの、ここが、欲しいの」 掌で包み込むと、柔らかくなっていた雅史の肉棒がすぐに元気になって来る。 「あのっ…そういう約束じゃ……」 「ほら、これを、触りたかったでしょ？」 雅史の言葉を遮ると、その手を取り、豊かな胸元へと導いてやる。 「あ…ぁぁ………だめです…俺………」 雅史の視線が、乃梨子の居る方へと泳ぐ。 妻を見ながらも、雅史の掌は乳房をまさぐり、愉しみ始めていた。 乃梨子はといえば、ぺたんと床に座り、ぼうっとした目でこちらを見ている。 「いいでしょ？ね？乃梨子さん」 七恵は、乃梨子を振り返り、口調を強める。 「…………ぇっ……」 乃梨子が悲しそうに顔を歪めた。 （自分はさんざん他の男に抱かれてよがってるのに…だんなさんは取られたくないのねぇ…） 唇の端を上げて乃梨子に笑ってみせると、七恵は雅史の股間へ顔を埋める。 「うっ…うわ……っ……」 いきなり肉棒を深く咥え込む。精液と愛液の混じった、苦いようなしょっぱいような味が口内に広がった。 「ん……んん………」 唾液を絡める。 舌先で亀頭を刺激しながら、指先で肉棒の根元を扱く。 「さて…と。こっちはこっちで楽しもうか」 背後で、壮一郎の声。 「ぁっ……いやっ……雅史さんっ……」 乃梨子が悲鳴のような声をあげた。 肉棒を咥えたまま、ちらっと見ると、乃梨子の身体を壮一郎が押し倒したところだった。 「乃梨子……っ…」 身体を起こそうとする雅史の腿をぐっと押さえ、七恵は肉棒をきつく吸い上げた。 「んぁ……あぁ…っ」 口の中の肉棒がピクピクと震える。 雅史が身体を仰け反らせ、腰を浮かせる。 七恵は上目で見上げ、ゆっくりと頭を上下させる。 （犯される奥様を見るの……ほんとは好きでしょう？） 陰嚢を揉み解し、引き締めた唇で肉棒を扱く。 「ぁぁ…っ……んっ……や……だめっ……っ…」 乃梨子の甘い声が聞こえる。 （ちっとも嫌がっちゃいないわ） 嫌がる素振りをしながら、乃梨子が乱れていくところは何度も見ている。乃梨子が自らの夫の前でどこまで乱れるのだろうと思うとぞくぞくした。 「うぅ……止めてくれ……乃梨子……乃梨子ぉ…」 雅史が妻の名を呼んでいるのは気にもせず、七恵は身体を起こすと二つの乳房で肉棒を挟んだ。 「あぁぁ……七恵さん……だめです……ほんとに……」 掠れた声を出し、こちらを見つめてくる雅史の目が潤んでいる。 （小犬みたい。可愛い子…） 「おっぱい、好きでしょ？」 掌で、両側から乳房を押しつぶすようにする。 柔らかな肉の間で、雅史の肉棒がプルンと震えた。 「……ぁ……ぁ……やめてぇ……お願い……ぁぁぁ…」 くちゅっ…くちゅっ…。 乃梨子の声と一緒に、壮一郎の指でかき回された蜜壺が立てる音が微かに聞こえてくる。 「乃梨子さんって、濡れ易いのね」 七恵の言葉に雅史が僅かに眉を寄せる。 が、乳房を揉みしだき、間に挟んだ肉棒を扱くと 「ぁっ……ぁぁっ……七恵さんっ…」 雅史はすぐに気持ち良さそうに声をあげた。 乳房の谷間から顔を覗かせる肉棒の先端は、新たな汁を滲ませている。 「ふふっ…雅史さんも、濡れ易いのね」 七恵は指先で、先走りの汁を伸ばす。 その上に唾液も垂らしていく。 ぬるっぬるっと肉棒は乳房の間で滑った。 「………………あぁぁ…」 感極まったような声をあげ、雅史が腰を動かし始める。 「んぁっ…ぁぁっ…はぁ…ぁぁ……やっ……だめぇっ…」 上擦った乃梨子のよがり声が、心地良い刺激になる。 「だめって……だんなさんが一緒の方が、感じるようじゃないか」 壮一郎が乃梨子を責める声。 それは、七恵に対しては発せられることのない声音で、聞いていると背筋がぞくぞくした。 「いや……違うのっ……ぁはぁぁっ…雅史さんっ……っふぁ…ぁぁぁっ…」 （違うなんて言ってもね…） 甘く裏返った声、愛液がたてる湿った音が、乃梨子が激しく感じていると語っている。 「いい……すごいよ……七恵さん……」 雅史が乃梨子の居る方へ顔を向けて言うのは、当て付けているつもりなのかもしれない。 「雅史さんのおチンポ……大好きよ……」 ちろちろと舌先を差し出して、鈴口の辺りを刺激する。 「ねぇ、もう…入れたいの……我慢できないわ」 乳房を動かし、肉棒を扱きながら見上げると、雅史はコクッと大きく頷いた。 「あぁ…俺も………七恵の…おま○こにぶち込みたい」 身体を起こした七恵の上に、雅史が覆いかぶさってくる。 七恵はさりげなく身体の位置をずらして、乃梨子と並ぶ位置に動いた。 「入れて……奥まで……」 雅史の背に手を回し、低く囁く。 「ぁ…ぁぁ……だめぇ……入れないで……っ…」 正反対のことを言っているはずなのに、乃梨子の声も壮一郎を誘っているようにしか聞こえなかった。 「……入れるよ……七恵さん……ぁぁ……あぁぁ……」 ちらちらと乃梨子のことを見ながら、雅史が腰を進める。 「はぁ…ぁ…ぁぁ……いぃ……」 七恵は大きく脚を開き、受け入れていく。 膣壁を擦り、奥まで到達した肉棒は、愛液を掻き出しながら入り口まで戻っていく。 「ぁぁんっ…すごい……奥まで……はぁ……あ…ぁぁ…抜かないで……」 雅史の腰に脚を絡める。 硬く勃起した雅史のモノは長く、ゆっくりとした抽送に刺激され、膣壁がひくつく。 「ぁっ…あぁっ……七恵…締め付けてくるよ……っ」 膣壁を意識して窄めると、愛液が溢れた。 「ぁぁぁ…雅史さんの…おチンポ…いいわ……ぁぁん……っ」 乃梨子に、壮一郎に、聞こえるように声をあげる。 「っ……ぁっ……ぁぁっ……んっ……っくぅ……」 乃梨子の喘ぎが聞こえる。 七恵の隣りで、乃梨子は脚を大きく開かれ、壮一郎の肉棒に貫かれて身体を仰け反らせていた。 雅史が居るのを気にしているのだろう。 自らの掌で口を塞ぎ、声を抑えようとしている。 「七恵さん……っ……七恵さん……っ…」 雅史の腰の動きが速まる。 七恵の両脚が抱え上げられ、上から打ち下ろすように肉棒が抜き差しされる。 「あ………はぁぁぁぁっ……！！」 身体をびくんと仰け反らせ、雅史の肉棒を締め付けながら、七恵の視線はすぐ隣で別の女を抱いている夫の姿を捉えていた。 |
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| 2009.12.26掲載 |
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