龍 晃一 作
| 第１章 デートクラブの女 河野真知子は、大学祭の見学に来ていた先輩の奈美美智子に誘われるままに人材派遣会社に入社した。 真知子は身長１６０センチ、体重４８キロ、バスト８８センチ、ウェスト５８センチ、ヒップ８７センチのスリムで顔立ちも良く成績も優秀であった。何よりも語学が堪能なことが真知子の魅力でもあった。外人と接しても怯むことなく堂々と発言できるセンスがあった。 先輩の森山美智子は、表向きはジャパン ハイセンス 人材派遣会社の社長を任されていた。経営の実権会長である藤堂隆行が握っていると言われている。表向きは人材派遣をしている。裏の仕事としてデートクラブを運営しているのだ。デートクラブと言っても表には出ない存在であった。 人材派遣会社ということで大手の社長や役員が海外出張するとき、 「通訳兼秘書を探してくれないか」 と言われたことが起因していた。人材派遣会社としてと大手企業と取引があった。会社の創立記念日とか挨拶に行ったときにこんな話を持ち込まれた。裏の稼業というよりもサービスのつもりで秘書兼通訳兼メイド役てきな女性を求めた。日当約３０万円と言う高額の金額に英語ができ、海外慣れしている貞操観念の少ない女性が殺到してきた。こんなことがあって表向きには、パンフレットも募集もしないが仲の良い会長や社長に口頭で案内をしていた。 １日の手当が３０万円で１０日間の予定で計算す３００万円の収入になった。年収位であった。旅行に付き合った女性の半分は、その社長の愛人になったり、定期的に会ってプレゼントをされるケースが増えてきた。誰でもできる仕事ではない。通訳が出来なければならないし、専門用語にも通じていなければならなかった。語学が堪能であることと若いというよりも老人の夜の相手をすることを求められた。 若い女性は男慣れしている女性も多くいた。旅行期間中は、同じ部屋で寝泊まりをするのだから妻の役目もあることを話しても驚く人は少なかった。日当を３０万円も貰えるということは覚悟してきていた。 これまでに面接してセックスもしなければならないと云って辞退する女性はいなかった。海外旅行に行けそれもファーストクラスに乗れ、ホテルもスイートルームを使用する。こんな旅行は、新婚旅行でも行けなかった。割り切るとこんなに楽しい仕事はなかった。 ある上場会社の社長がヨーロッパに３０日間行くので英語が堪能で可愛い女性と指名してきた。高学歴で理知的な女性が応募していたが、ＯＫしなかった。応対した社員の真知子が好みと言われた。会社は真知子に今回の仕事を引き受けることを命じた。普通は、３０万×３０日で９００万円になるが日当３５万円で３０日の手当を支給するので引き受けることを強要した。会社は、１５００万円を派遣料として貰えるのだ。 真知子の覚悟は出来ていた。その為に１週間の訓練を受けていたのだ。結婚をしたいと考えていた男もいなかった。１ケ月で１０５０万円の手当が貰えることは、この上ない好条件である。 真知子の給与は、朝の１０時から夜の９時まで勤務して給与は手取りで４０万円にも満たないが他の企業の仲間に話してもかなりの高給であった。友達とヨーロツパに旅行に行きたいと話したことがあった。真知子は無料でヨーロッパに行け、高額な日当を貰えることになった。真知子を指名した社長は５５歳の叩き上げの辣腕経営者であった。高校しか卒業していなかった。英会話は苦手であった。出発する１週間前に甲斐信夫社長の誘いで食事会をした。食事の後はお酒を飲み、ホテルで一夜を共にすることになっている。 真知子はこれも契約の中の条件になっており、お互いを理解しあえる為の儀式であった。豪華な一流ホテルの最上階にあるクリスタルラウンジでワインで乾杯した。仕事と割り切ることしか考えていなかった。甲斐信夫は脂ぎった精力旺盛な男であるように思えた。乾杯の後に口付けを交わした。強引に舌を吸われて信夫の胸の中に倒れ込んだ。 「真知子は、可愛いの----」 「-----------」 「真知子が気に入ってくれれば、生涯秘書として契約してやる」 真知子が愛人になっても森山美智子には、数千万円の手切れ金が入り仕組みになっている。 入社したときに研修があり、入社誓約書を書かされた。 誓約書 ① 会社で知り合った情報は一切社外に漏らさないこと。 ② 会社で行っている業務内容についても一切口外しないこと。 ③ クライアントの要望があった場合、社員は拒否することはできない。 ④ クライアントが望んでいる要望事項を歓んで適えてあげること。 ⑤ クライアントよりクレームがあった社員は、施設で研修を受けなければならない。 ○○○○年４月1日 河野真知子 印 入社して森山美智子の社長宅で男を愛する手ほどきを受けさされた。ここで二人の男から膣と口を犯されて何度も失神した。その時に裸の写真も撮影されていた。真知子はこのときに、美智子からは逃れられなくなったと悟った。社長宅に半年ごとに呼ばれて、セックスの手ほどきを受けた。緊縛され吊られて浣腸もされた。全てビデオに録画されてしまつていた。 このビデオを会社が保管している限り、会社に反抗することも拒否することも許されなかった。社命は天の声と信じて従うことが社員の務めとされた。 入社した者は自己都合での退職はあり得なかった。望まれた人の奥様になるか、富豪の二号になるか愛人になるしか道はなかった。二号になった晩年はどのような人生が待っているかはその人の運命に従うしかなかった。先輩達が歩んできた道は、決して平坦ではないが貧乏になったという話は聞かなかった。 河野真知子は、入社して社長の館で男達に犯され以来、森山美智子を天皇の様に崇めることにしていた。 反抗することは不幸になることと思えていた。緊縛されて浣腸されても運命としか思えなかったが緊縛されて身体の子宮が疼き、浣腸されて排泄しながら愛液を流していた自己をМだと思えた。 社長の見ている前で男の肉棒を咥え、その精子を飲み干すことを何度もしてきた。男の肉棒を咥えると愛液が流れ出ていることを確認され、膣にも肉棒を咥えて前後から犯され続けた。セックスをすることは決して嫌いなことではなかった。身体を痙攣させながら失神していく真知子を感じていた。 真知子が狂ったように悶える姿を撮影したビデオは、クライアントにプレゼントされていた。クライアントは真知子の昼間の顔と夜の顔が豹変して娼婦の顔になることを知っていた。結婚したこともないのに、男達から教えられたセックスの味は麻薬の様に真知子の子宮を悶えさせ、社長の命じることを忠実に守っていた。 真知子は１ケ月前に寮にある第一研修場行きを命じられた。勤務は通常のように行うがそこに一般の家庭があり、真知子はここにいる二人の男の妻として使えなければならなかった。ここに来ることは、クライアントが確定する段階に来ていることを意味した。 真知子は１０階にある１号室に入った。斉藤という男が待っていた。 「只今-----」 「お帰り----お食事は----」 「まだだ---」 「今から作ります。村田も来るから三人分を----」 この１週間は男達と夫婦生活を送ることになっている。家庭に戻ったように料理を作り、洗濯をしてお風呂に入り、男達が満足するまでセックスをする。朝になると出社しなければならなかった。 料理が出来たときに村田が戻ってきた。斉藤は６０歳を越えているが極太の肉棒を持った絶倫であると先輩から聞いたことがあった。寮の管理人であり、女達の監視役でもあった。村田は６６歳で頭髪は真白であるが長く太い肉棒を持っていた。後1名いて３名の管理人がいる。管理人兼竿師とも言えた。 ビールで乾杯した。 「真知子は料理作るの旨い。美味しいよ」 「ありがとうございます」 「由紀、服を着たままでは味気ないよ。これからは裸にエプロン姿が似合っている」 「さっそく、裸にエプロン姿になって----」 由紀は、拒否することは出来ないのだ。 「ハイ----」 キッチンの続き間の居間で男達の見ている前で服を脱いで行った。観られていると思うと股間が熱くなってくる。 ブラウスを脱ぎ、スカートを落とした。ブラウスとスカートをたたみ、ソファの上に置いた。ブラを取るとＣカップの乳房に視線が集中している気がした。エプロンを着けて、ショーツを脱いだ。ブラとショーツを小さくたたみ洋服の下に隠した。 「そこで廻ってみて----」 男達の視線を感じながら身体を回転させた。乳房はエプロンの横からは丸見えであったが言われるままに椅子に座り、食事を食べた。 男達からワインを何倍も飲まされてしまった。頬が赤く染まっていた。股間からは愛液が溢れていた。逃げることも隠れることもできない。男達に肉体の隅々まで点検され、愛撫され、肉棒の奉仕と一緒に犯されてしまう。 外人達と行なわれるであろうセックスの手ほどきを受けるのだ。 テーブルの上には、ピルが準備されていた。妊娠することは避けなければならない。男達が立ち上がったときに1粒を飲んだ。いつの世も犠牲になるのは、女なのだ。この関門を通過することが真知子の幸せに繋がるか否かは分からないが、この一週間は男達と夫婦生活をすることが与えられた義務なのだ。 セックスに関して数回しか経験していなかったが、満足するところまでは至っていない。大学時代の男は満足すると勝手に精液を膣に放出して終わっていた。どんなセックスをして肉体を満足させてくれるのかと不安と期待が交差していた。社長の家で一度だけ犯されたことがあった。女の性感帯を知り尽くしている男だったので、真知子はめくるめく快楽の中で天にも昇る思いで悶えながら失神していたことを思い出していた。 セックスをすることは嫌いでもなかったが、本当は好きな人に処女を捧げたかったが好奇心で先輩に捧げてしまった。羞恥心と恥ずかしさで身を固くしてしまったことも事実である。嫌な思いで終わった初めての交わりから６年の歳月が流れている。 美智子に誘われて就職したデートクラブは、社員も販売の対象にされていたことに気が付いたときは、抜け出せない状態になっていた。誰と結婚しても同じことだと教えられてきた。愛の総ては、「お金」であると宣言する美智子に返す言葉もなかった。 斉藤と村田に両方の乳房を吸われている。二人の指先は、クリストスと源泉のスポットを的確に刺激されていた。 全身を包見込む様に身体が熱くなり、子宮が悶えてくる。身体も自分の身体ではないかの如く燃え上がってきていた。女のスポットを知り尽くした二人の男に愛撫されると真知子は身体を捩じらせながら悶えるしかすべはなかった。 村田の黒光りする肉棒を目の前に持ってこられると口が勝手に肉棒を咥えている。斉藤からはバックから膣をキリキリまで拡大された肉棒がゆっくり引き出され、スーッと侵入してくる。内臓の奥まで抉られる感覚が真知子を狂わせていった。口の中は、先走りの精液がピュー、ピューと噴き出してきていた。好きでもない人の精液を何度も飲み干すしかなかった。 吐き出すことは許されなかった。口の中に出された精液だろうと唾液だろうとおしっこも飲み干すことを求められていた。それがデートクラブのマナーになっていた。 ６０分もの長い時間、犯され続けて子宮と咽喉に熱く煮えている精液が放出された。子宮がキュンキュンと収縮して、精液を飲み干しているように思えた。口の中の精液も咽喉の奥まで噴火してきた。余りの多くの量に何度も咽喉を鳴らして飲み込んだ。その苦しさに涙が頬を伝っていた。 休ませてくれるものと思っていたら斉藤は口から肉棒を引き抜くとそのまま真知子の裸体の下に侵入してくる。 真知子を上に乗せるとその肉棒を真知子の精液が流れ出ている膣に入れ込んできた。 膣の中の居心地を確かめると村田が真知子のアヌスにオイルを塗りだした。人差し指が届く奥まで指で直腸の中までオイルを塗った。今度は肉棒にオイルを塗ってアヌスに肉棒を侵入させてきた。膣には斉藤の肉棒が占拠している。薄い膜を隔ててアヌスに侵入してきた肉棒が交互にピストンされてくる。子宮が前後から突き上げられ身体の中が燃えてくるように熱くなり、肉体が浮き上がって行き、子宮も肉体も心地よい快感と官能の嵐が肉体を駆け巡ってゆく。 「ああああああ-----いいいいい-----あぃ----あぃ-----」 真知子の肉体が真知子のものでなくなってゆく心地がしてきている。この快感は病み付きになりそうなくらい全身を心地よく悦楽に誘ってくれた。真知子は数えきれないくらい逝き、何十回と失神していた。それでも身体に突き刺さった肉棒は真知子を更に追い込んでいく。 この１週間の特訓は、真知子を確実に淫乱で燃える女になり、クライアントが望む女にされていた。 |
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| 2013.10.14掲載 |
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