第20章　　　美濃村先生にマミをレンタルする


　美濃村先生はマミを一目見て気に入った。マミを次回は、１週間ほど調教したいと考えていた。後輩の虎の命令で隠し刺青を秘丘に受けた女ということにも興味があった。餅肌で色白で柔らかな肌も気に入った。膣の襞襞も気に入ったのだ。

　マミの上下の口に精液を飲ませることを楽しみに少年のようにウキウキしていた。気に入った女とできることに男の欲望が膨れてくる。男は何歳になっても、憧れの女や初恋の女性としたいと思うものなのだ。感受性の高いマミは、先生の想いを感じている。けれど縛られて行うセックスは嫌いであった。両手で、両腕で愛する人をしっかりと抱きしめていたい気持ちは、男も女も同じなのだ。

　マミがＳМ映画の主演女優として適切かを観る。
　マミは、男達の前で全裸にされ、後手に手首を縛られ、乳房の上下を緊縛される。息が出来ないくらい厳しく縛られた。腰も縄で縛られる。両脚の踝も縛られる。そのまま下向きで吊られる。腰の縄が腰に食い込んでくるが痛みは和らげられた。両脚を別々に引き上げられ、自然に股間が開いてしまう。

　吊られた姿勢で若い男達のペニスが口と膣に侵入してくる。苦しい姿勢なのに遠慮なくペニスが子宮に当てられる。膣が異常に擦れ、燃えていく。苦しいのに口を犯しているペニスは遠慮なく、咽喉まで達していた。殺されるのかと錯覚するほどの激しくピストンされながら背中にローソクの蝋が垂らされた。
「ヒ----ィ----」
　言葉にならない悲鳴をあげる。
「全部、飲み干すのだ」
　その言葉に、反発しながら多量の精液を飲み干して、降ろされた。

　身体の節々が痛い。降ろされ、縄を解かれても手足の関節が痛くて思うように動かない。
　しばらくは動くこともできなかった。助手の雄太と健太に支えられて入浴する。身体が温まってくると関節の痛みもなくなった。汗と涙を流し、頭髪も洗った。そして、化粧を済ませて、与えられた部屋で眠った。

　これで初日の調教が終わった訳ではなかった。初めての緊縛に緊張感と疲労感にそのまま眠っていたが、２０時を過ぎた頃に起こされた。美濃村のオリジナル、スタミナドリンクを先生から口移しで何度も飲まされ、ワインを飲んで血色も良くなってきた。

　逆さづりを計画していたが仰向け吊り責めになった。上半身を緊縛され、宙づりになり、二人に犯されながら乳房にロウソクの洗礼を受けて絶叫するものの、口には、雄太のペニスが突き刺さり、膣にも健太のペニスを受けて甘美な快楽にのたうった。それでも二人が精液を放出するまでは、許してくれなかった。頭を下に下げ、首を反らせた苦しい姿勢で精液を飲み干して、やっと吊り責めから解放してくれた。

　吊られたままで痙攣しながら逝くマミにマゾの素質があると美濃村は診た。そして、マミは、花園で何人もの男達から犯される夢を観ていた。その夢の中の絶叫であるが膣からは夥しい量の愛液を流していた。

　腕には、縛りの跡が付いたまま眠っていた。マミが目を覚ませると雄太と健太が起きて来て、バスルームに誘ってくれた。熱めのお湯に身体を温めているうちに肌の縛り目の跡も消えていった。朝の７時頃になって、裸体にエプロン姿でサロンに行くと先生が食事の準備を整えていた。

　４人で暖かな牛乳を飲み、卵かけ納豆とご飯を食べ、ヨーグルトとフルーツの簡単な食事であるが、昨日はここに来てからは、何も食べられなかった。精液とドリンクを飲まされただけだった。

「マミ、虎太郎が"蛇と花"にお前を主演で出したいようだがマミは映画に出たいのか」
「私----解りません。主人にも相談しなければならないし----」
「マルがオッケーすれば、マミには異存はないなぁ」
「ハイ----」
「海部真美主演の映画を創ることにするか」
「雄太と健太も出演する」

　２日目は、逆さづりで雄太の精液を啜った。初めて鞭の洗礼も受けた。骨の髄まで痛さが沁み込んでくる。泣きながら先生から指示された６発を背中とお尻に受けた。ミミズ腫れがしている。ゴマ油を塗られた。明日には消えていると聞かされる。

　お尻と背中の痛みに耐えながら先生のペニスを膣に受け、雄太のペニスをアヌスに受け、健太のペニスをお口に受けて４Ｐを体験する。４匹は２時間に渡り、獣のように繋がったまま求めあった。裸体が汗を鈍く輝かせながらお互いのものをマミの体内に放出するまで続けられた。３人の熱いとばりを体内に受け、絶叫しながら痙攣するマミの裸身が観音菩薩の様に観えた。

　撮影となれば、１ケ月は家を空けなければならない。子供が春休みになることを待ってマミは１週間、先生に譲渡されることが決まった。映画撮影は、夏休みの期間で撮影する予定で準備も進められた。　

　言われてみれば、一度しかない人生なのだ。二度と若さは戻ってこない。若い時代に、美しい時代に、身体が綺麗な内にという思いはあった。女は、男に愛され、求められることに幸せを感じている。夫以外に熊太郎と虎太郎の寵愛を受けた。映画に出演することを青春の思い出にしょうと思った。

　子供が春休みになり、実家に送って行った。その足でマミはマルの運転する車で宇治に行った。
　虎太郎が玄関で待っていた。美濃村先生の屋敷は、宇治の小高い丘の上にある。若い弟子の雄太と健太と源太とで暮らしている。

　玄関に入ろうとすると雄太より「待った」が掛かった。
「マミさんはここからは全裸になって来て下さい。マミさんの意思で調教を受けにきたことを示してください」

　その言葉に驚くが健太の差し出した籠に脱いだものを入れていく。ジャケット、スカートを脱ぐとブラとショーツだけになる。ガーターベルとストッキングを脱いだ。そして、ブラを落としショーツを籠に入れた。その場で雄太より、手首を後手に縛られ乳房の上下を緊縛される。
　その場にいたマルは、妻を縛られることに怒りを忘れて興奮してしまっていた。

　マミは縄付きで座敷に連れて行かれた。別室でお茶を頂き、先生に呼ばれたので座敷に入った。
「今日より、一週間マミを調教する。それで映画出演させるか否かを決める」
　マミは床の間で左脚を高く吊られ、膣の中とアヌスに赤のバイブが突き刺さり、抜けないように固定され、ウィンウィンと電動コケシが唸っている。

　マミは眼を閉じ、コケシの振動に合わせるように身体をくねらせている。入室してきたマルにも虎にも気が付いていなかった。マルのパンツは瞬間にテントを張ったようになった。

　マミを置いて帰ることができないと思えるが仕方ない。屋敷を後にして、虎を京都駅で降ろした。
　大阪の自宅にどのように帰ってきたかも記憶になかった。ベッドで無心にペニスを握りしめ、何度もマミのショーツに精射していた。激しい嫉妬と後悔するがもう遅い。この１週間は、夫であるマルさえ会うことができなかった。