第５章　　マミに恋する熊太郎

　マミが私の手の中に戻ってきた。明るい笑顔は、少しも変わっていなかった。
　寧ろ、バストは大きくなり、ウエストが細くなったように思われる。小百合と風呂に入って、寝させたところであった。

　熊からのプレゼントを大事そうに抱えていた。
「あなた、ありがとう---」
「疲れたのだろう、風呂に入り---」
「嫉妬しているのでしょう---して上げるから----」
「待っている---」

　私は、寝室に行き、マミが来るのを待っていた。
　マミは全裸にバスタオルを巻いた姿で、戻ってきた。
「部屋を少し暗くするね」
「あまり暗くしないでよ----」

　バスタオルを取ると、首、乳房、太腿に無数のキスマークが付いていた。
「キスマークが体中に付いているよ----」
「ゴメンネ、一杯付けられてしまったの---」
「怒っているの----うん---怒っている」
「怒らないでね。一杯してあげるから---」

　マミが私の身体の上に乗り、キスを交わし、男の乳首を何度も舐め、吸ってくれる。
　ペニスの角度が上がってくる。マミは股間に下がり、亀頭を咥え、睾丸を右手で揉んでいる。更に、亀頭から陰嚢まで何度も唇を往復させ、睾丸を咥えて口の中で転がす。

　一気に私のポルテージが駆け上がっていく。更に固くなったペニスを咥えてくれる。
　身体を起こして、私に跨り愛液で溢れている秘部に亀頭を宛がう。
「きもちいい----」
　ペニスを一気に入れないで、入れては戻し、更に深く入れては戻している。ペニスは溢れた愛液で輝いている。

　騎馬上位で腰を廻している。そのマミの乳首を摘まむように愛撫する。
「アアァァ---ダメよ---だめ----」
　真っ白な餅肌が薄いピンク色に染まっている。それでも懸命に腰を振っていたが、私の上に倒れ込む。
「もう---だめ----変わって---」

　体位を入れ替える。マミの両脚を大きく拡げて、ピンク色から深紅になっている秘部にペニスを沈める。
「あああ-----いいい---わわ---しあわせです---」
　そのまま、マミを一気に追い上げていった。

「逝きます----逝きます----逝く----」
　マミの子宮に残っていた精液を放出する。出し終えて秘部から抜くと湯気が昇っている。そのペニスを口元に持っていくと愛しいものを食べるように何度も残っている尿道の精液を吸出し、竿を舐め清めてくれる。

　私はそのまま睡魔に襲われ眠ってしまう。朝、目覚めたときは、マミはベッドには居なかった。キッチンで朝の準備をしていた。

「ママ---ママ---」
　と小百合が起きてきた。
「小百合、おはよう」
　と抱き上げる。ママが居たことに安堵して抱かれて寝てしまう。

　キッチンのソファーに一端寝かせて置き、食事の準備が整うと再度、起こして３人で朝食を共にする。
　私が出勤するとマミを保育所に連れて行き、パートに行ったが午前中で帰宅したと聞いた。疲れてマミが戻る直前まで眠っていた。

　平穏な日々が戻ったと思っていると水曜日の夕方にマミからメールが届いた。
「今日、熊さんが20時頃に大阪に来ます。行ってきても良いですか---」
　拒否できなかった。
「１９時には、帰宅する」
　とメールした。

　私にも熊太郎からメールが来ていた。
「マミさんに恋してしまった。今日奥様を貸してください。これから少しづつ調教していきます」

　私は後悔していた。マミも前回の上司との恋に抜け出せなくなった経緯がある。女は身体を満足させられると身も心も惚れてしまうことを。

　マミが帰宅したのは、深夜の1時前であった。乳房全体にキスマークが無数に点在していた。熊太郎の激しいセックスの後、私にはお座なりの愛撫をして、私がマミの子宮に放出した時は、半分は眠っていた。

　朝も起きられなかった。
「マミ、7時になるよ----」
　漸く、起き上がり朝の準備を始めた。

　熊は、5時間くらいの間に五回も精液を吐き出したと聞かされた。口内に二回と子宮に三回も放出して、今朝の始発で東京に戻るようだ。その三回とも騎馬上位でマミの子宮に精液を出すことに快感を伴うとメールがあった。

　マミが熊太郎と不倫したいと言った時、辞めさせていれば良かったと後悔する。私の後悔とは、裏腹にマミの身も心も、熊太郎に引き寄せられていた。