第８章　アナル処女を捧げる

　マミはマルとの平穏な日々に満足していたが、熊太郎によってその平穏な生活が揺らいでいた。マミも熊太郎とのセックスと調教によって、知らない内に淫らで淫靡な行為に刺激と快楽を求める身体になっていた。

「行ってはいけない」という思いと「メールが来ると行かなければ--」という思いが交差するが、いつも子宮の疼きと誘惑に負けてしまっていた。熊との刺激を身体が求めているのだ。

　就職した会社の課長に騙されて犯され続けた意識が蘇っていた。「行けない。行ったら駄目になる」という意識は頭で考えているが、内線で「今夜、何時にいつものスナックで」と言われると断ることのできないマミがいた。

　マルとの結婚も諦めていた時があった。けれど、偶然の再会がマミを救ってくれた。あのホテルでの「妊娠宣言を受けた屈辱のとき」マルがそこにいたのだ。
　全てを過去に捨てて結婚した二人、子供にも恵まれた。

　私の一言がマルを悲しめている。
「私も浮気するわ」このことが熊太郎との出会いになり、刺激的で陶酔するようなセックスをしてくれるが、これ以上の深入りが家庭を崩壊させるのではないかと心配していた。

　マミはその土曜日にいつものホテルの１９階に来ていた。危惧している熊太郎を待っていた。その日は少し遅れてきた。
「お待たせ、真美---」
　ごく自然に差し出された腕に縋り付く真美がいた。

　乾杯した後は、口移しで飲まされる。恥ずかしい、汚いという思いは無くなっている。愛されることは、従うことと教えられていた。真美が酔ってきたところでショーツを脱がされ、そのショーツを渡すことも慣れてしまっていた。

　習慣になると恐ろしいことがある。最上階のスイートルームに入ると二人だけの密室になる。全裸にされ、唾液を飲まされると次は、ペニスの奉仕となる。睾丸まで愛撫しないと精液を噴火してくれない。

　３０分の格闘の末、ネバネバした熊太郎独特の匂いの濃い濃縮ジュースを飲むことが真美の役割になっていた。咽喉にへばり付くような感覚の精液を飲み干してペニスの奉仕は終える。

　今日は、赤いロープで乳房の上下を緊縛される。
「怖い-----」
　熊太郎は黙々とお湯を汲み、浣腸器を出してくる。上半身をベッドに預けて尻を言われるままに持ち上げる。
「真美の尻は、形も色も最高だよ」

　アヌスに熊太郎の唾液を塗される。そこに前回注入されたノズルが侵入してきてお湯をょ注いでいる。
「ああぁぁ----」
「気持ちいいだろう---」
「お願い、もう入れないでください」
「パシッー---」
　真っ白なお尻に平手が炸裂する。お尻に赤くなった指の跡が浮き出てくる。２回目、３回目、４回目と注がれた。
「苦しい-----」
「10分間我慢するのだ」

　１２００CCのお湯を注がれて、１０分の我慢は辛いものがあった。押し迫る便意とゴロゴロとお腹が鳴っている。身体から冷や汗が浮き出てくる。
「ようし、10分経過した。出してもいいぞ」

　トイレに連れて行かれ、カメラを構える熊太郎。
「お願いです。見ないで----撮らないで」
　その時には、強烈な爆発音と共に、汚物が便器を叩き付けていた。大便と共に小便も出だした。
　そんな屈辱の姿をカメラは、克明に記録していった。この男から一生逃げられなくなるのではないかと不安がはしる。

　お風呂で身体を洗い汗を流し落とした。熊太郎に抱えあげられてベッドに運ばれた。
バッグからオリーブオイルを出してきて、アナルにオイルを垂らす。指で何度も中まで指でオイルを塗られる。さらに、ペニスにもオイルを垂らしている。

「痛いよ-----」
　亀頭がアナルを通過した時に激痛に襲われ、悲鳴を上げる。信じられなかった。アナルに熊太郎のペニスが根元まで貫通している。膣とは異なる快感が蠢いている。熊太郎は、ゆっくりペニスを引出し、また根元まで挿入していく。ペニスが動かされる度に優美な快楽が身も心も包んでくる。

「変になりそう-----あう---あぅ-----」
　楔のように強直に貫かれ、真美は口をパクパクするしかなかった。甘い刺激に身体を震わせながら真美の背中に熊太郎が覆い被さって、身体を強く抱きしめてくれる。さらに乳首を刺激され、陶酔が全身を駆け巡る。

　長い長い繋がりも４０分くらいペニスをピストンされ、爆発のときを迎えた。直腸の中に熱いお湯を注がれた感覚で精液が奥深く噴火して、真美は意識を失った。アナル処女を奪われた瞬間であった。

　真美は、生駒熊太郎から消すことのできない印しを刻まれた思いがしていた。