第９章　　マミのアナルに至福の一発


　マミはアナルで気を失ったことにショックを受けていた。
「私は、こんな淫らな女になってしまった。元の生活に戻りたい」
　飽く迄も思考の世界なのだ。真美の子宮の疼きも身体の官能も新たなる歓喜に喜びを見出し、狂うように感じ、失神したのだった。

「これで真美も一人前の女になった。口で逝き、膣で逝き、アナルで逝けるようになれば、誰にも負けない娼婦になれる」
「娼婦----」
　真美には、屈辱の言葉であった。涙が溢れていた。

　そんな真美を無視して、熊太郎のペニスは膣を犯していた。
「今度は、子宮に出すから俺の子を孕めよ」
　そのまま眠っていたい。マミの心とは裏腹に甘美な快楽に全身が包まれていく。
「マル、ごめんなさい」
　謝っても、真美も身体は、元には戻れない。新たなる性感帯が更に真美を苦しめることになる。自己の淫靡な身体を恨んでいた。　

　甘美に身体が染められ、子宮がその快感に更に刺激を求めてくる。白い肌がピンク色に染められながら優美な蕩ける快感に委ねている。自然に熊太郎に口づけを求め、熊太郎の大きな舌を啜っているのだった。夫では、得ることのできない不倫しているという後ろめたさがトロトロと燃え上がらせてくる。

　何もかも忘れてその快感に、狂うような淫靡な世界を謳歌することがマミに与えられた唯一の逃げ道だった。正上位から側体位になり、ドッグスタイルになり、ペニスの先端が子宮を刺激してくる。
「ああぁぁ----いいぃぃ-----いきます----」

　幾たびも失神を繰り返し、激しいピストンに追い詰められる。
「もうだめです。逝かせてください。逝きます」
　それに合わせるように、熊太郎も精液を子宮に浴びせている。精液がピクピクと二度目、三度目と放出していた。

　精液で濡れているペニスをマミの口に入れていく。マミは口を大きく開け、その膨張している肉棒を愛しいもののように舐めていく。さらに、尿道に残っている精液を「チューチュー」と吸い出している。役目が終わるとそのままベッドに沈んでいった。

　熊太郎は、マミをそのままにして風呂に入る。溜息を付きながら至福の放出に満足していた。ウィスキーで水割りを造り、マミの裸体を眺めながらご満悦そうに飲んでいる。一杯目を飲み干し、二杯目を造る。それを口に含み、失神しているマミの口に流し込む。無意識に冷たい飲み物が咽喉を潤してくれる。
　二口目、三口目と飲まされる。

　今夜は泊ることになっている。明日の夕方まで何発、真美の子宮に注げるかと楽しみを噛みしめている。この真美を抱けることに至福を覚えている。
「これで真美は、完全に落ちたと確信していた。アナルの快感は忘れられないと聞く。次の作戦は、真美に露出させることにある。結果として真美を妊娠させることが熊の隠れた夢であった」

　熊太郎もウィスキーを飲みすぎて眠ってしまっていた。目が覚めたときは、外は明るくなっていた。まだ、酔っている真美を起こして入浴させる。

　身体の汗を流すと気分もすっきりしてきた。
　ホテルのレストランで食事しながらお酒を飲む二人。お酒に酔った勢いで、
「ところで、俺は真美の何人目なの---」
「エッー、なぜそんなことを聞くの---」
「真美のこと、知っておきたいから---」
「そうね。熊太郎さんは、私の四番目の人になるの」
「一番目は、パパ。二番目が会社の課長、三番目が部長、四番目になるの」
「その課長と部長に、凄いことさせられていたのではないか」
「縛られて、エッチされたくらい」
「口と膣に入れられたのではないの」
「そんなとこ----」

　それ以上のことは、口が裂けても言えなかった。