身代わり1


　私は涼香。二十三歳。・・・現在は、とあるアパレル関係の会社に勤めるＯＬです。しかし、普通にＯＬをしているだけではありません。高校時代から素人モデルとして、雑誌に何度も出ていたこともあり、会社専属と言う形ですが、モデルとしての仕事もしています。主に、会社のＨＰに乗せる服のモデルですが・・・。
　身長は168cm。スリムなボディーが自分でも気に入っています。しかし、胸がＢカップと小さいのが、少しだけ気に入らないところ・・・・。
　それに比べ、五つ離れた妹の彩華は、私よりも若干身長は低いものの、胸はＤカップで、男性から見て魅力的な身体をしています。
　それだけではありません。高校生だと言うだけではなく、元々が童顔で可愛く、様々なプロダクションから、モデルやタレントとしてデビューしないか、と言う話が来ているようです。
　私は妹に嫉妬している訳ではありませんが、羨ましく思う気持ちはあります。
　でも、当の妹は、そうした仕事に興味は無いようです。彼女は、自分が何らかの仕事をして、その仕事に対して評価されたいのであって、自分自身が商品として扱われることに、少なからぬ嫌悪感を抱いているのです。
　そんなこともあって、高校を卒業するまでは、そうした仕事をするつもりはないと、遠回しに断っています。
　しかし、誰から見ても魅力的な彩華ですから、彼女に熱い視線を送る男性は大勢います。これまでに、ラブレターをもらったことは数知れず、さらには、ストーカーの被害にもあってきました。
　幸い、地元の警察に相談したら、夜に見回りをしてくれたりして、難を逃れてはいますが、そうしたストーカーは、一度や二度、警察から注意を受けても、懲りない面々のようです。
　そして、両親が海外旅行に出掛けた時を狙って、彼らが私たちの家に・・・・・。
　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　
「うううぅぅぅっ！！」
　夜中、私は息苦しさに目を覚ましました。しかし、寝ぼけていて、状況が良く分かりません。
「静かにしろ。・・・お前に用は無いんだ。大人しくしていれば、何もしない。」
　覆面を被った男二人が、私を見下ろしていました！！
　例のストーカー・・・？！！
　私はパニックになり、咄嗟に身体を起こして逃げようとしたのですが、身動きができません！私は猿轡をされていただけではなく、手も足も縛られていたのです！
　手は後ろ手にされ、足首を縛った縄と繋がれていて、まともに動けません。
　もしや・・・、彼らの狙いは、彩華・・・・？！！！
　彼らは私を置いて、部屋を出て行きます。
　彼らが隣の妹の部屋に行ったことは確かです。しかし、そこで何が行われているのかは、この部屋からは分かりません。
　実は、両親は私たちにピアノを習わせたくて、この家を建てる際に、二階の一部屋を防音工事してあったのです。なので、その部屋で大きな声を上げても、ほとんど外に音が漏れることはありません。
　私は何とか身体を起こして携帯のある所まで移動しようとしたのですが、手足を括られていては、まともに起き上げることすらできません。
　しかし、諦めてしまう訳にもいかずもがいていると、二人の男が戻って来ました。
「監視をしていないと、何をするから分からないからな。」
　一人の男がそう言うと、私の足の縄を解きました。そして、隣の部屋へと私を連れて行きました。
「おおぉぉぉっ！！」
　妹は縄で後ろ手に縛られているばかりか、胸の上下にも縄が掛けられて、ベッドに転がされていました。幸い、まだパジャマを着ていましたが・・・。
　それ以上に驚かされたのは、室内にセッティングされた数台のカメラや簡易のレフ板、大きなバッグの中の様々な淫具の存在でした。彼らは、妹を犯すだけでは飽き足らず、器具まで使って陵辱する気なのです。そして、その全てをカメラに収めようとしていたのです！
「その女が姉の涼香か・・・。なかなかの美人じゃないか。」
　バッグの中からいくつかの道具をテーブルの上に出しながら、メガネを掛けた男が言う。どうやら、この男が主犯格の男らしい。年は三十を少し過ぎた頃だろうか、メガネから受ける印象からか、見た目には真面目そうだけれど、どこか陰湿な感じのある男だ。
「その女をソファーに座らせて、足を縛っておけ。それから、猿轡は外してやってもいいぞ。・・・彩華ちゃんのもな。」
　どうやら、この部屋に防音の施設があることに気付いたらしい・・・。
　私はソファーに座らされ、足を縄で括られていきます。
　この部屋は、私が今使っている部屋よりも一回り大きい。情操教育をするには、天井を高くしたり、部屋を広くしたりして、気持ちにも余裕がなければならない、と言う父の考え方を反映してのことです。（余談になりますが・・・。私は最初、この部屋を使っていました。ですが、中学に入ってから、ピアノの練習に明け暮れる日々が嫌になり、バスケ部に入って、ピアノのレッスンを受けなくなってしまいました。ちょうどその頃、まだ幼かった妹がピアノに興味を持ち出し、それならば、と言うことで、妹の部屋と交換させられたのです。）
　猿轡が外される。
「彩華！！大丈夫？！！」
「お・・お姉ちゃん・・・・。」
　妹は大きな声を出せないほど怯えていました。
　私は抵抗しても無駄だと思いながらも、メガネの男を睨みつけ、言います。
「私たちを、どうするつもりなんですか？！！こんなことをして、ただで済むとは・・・」
「お嬢さん。」
　私の隣に、まだ二十代の前半と思しき男が座り、私の膝を撫でます。
「俺たちは、彩華ちゃんが大好きなんだ。だから、彼女の全てを見たいし、全てを手に入れたい・・・。ただ、そう思っているだけだ。」
　すると、もう一人の秋葉男（一見してそれと分かる気味悪さを持っていた）が彩華の隣に座り、彩華の髪を撫でながら言う。
「彩華ちゃんの処女は、僕らがもらう。他の者に奪われる前に・・・。でも、彩華ちゃんには、辛い思いをさせたくはない。じっくりと身体を愛撫して、何度も何度も逝かせて上げたりして、女の肉の喜びを教えて上げるんだ。それと、男に犯される喜びも、教えてあげようと思ってね・・・。」
　彩華は目を瞑り、顔を背ける。怖くて、仕方がないのだろう・・・。
　リーダー格の男が言う。
「俺たちは、あんたに興味は無い。この三日間で、彩華ちゃんが少女から女へ、そして淫乱なマゾ女へと成長していくところを、そこで静かに見守ってやるんだな。」
「お願いっ！！！彩華には、手を出さないでっっ！！！」
「ふふふふ・・・・。俺たちは、彩華ちゃんにしか興味はないんだ。おあいにく様だったな。」
　男が立ち上がると、私の膝を撫で回していた男も立ち上がり、二台のカメラの位置を確認し、手にはハンディーを持って彩華に近づいていく。すると、彩華の隣にいた男が、彩華の身体を起こし、後ろから身体を支えた。
「お願い・・・・。や・・・やめて・・・。」
　彩華は、消え入りそうな声で哀願する。
「可愛いよ。・・・君の涙を流すところを見られるなんて、俺たちは幸せ者だよ。」
　リーダー格の男がそう言うと、彩華のパジャマのボタンを、上から順に外していく。
「あああぁぁぁーー・・・・・・。」
　あまりにも哀れな彩華の声・・・。私は、じっとしていることに堪えられず、立ち上がってジャンプをするようにして、彼らの所に行こうとしました。勿論、この三人組の暴挙を阻止する為に・・・。ですが、三歩もジャンプしない間に、身体のバランスを崩し、その場に倒れこんでしまいました。
「おやおや・・・・。彩華ちゃん助けようと、お姉ちゃんは必死なようだ。」
「お願い。私に・・・、性の奉仕をさせて下さい。どんないやらしい命令にも従います。だから・・・、妹には、手を出さないでっ！！」
　私は必死でした。彼らは彩華の身体を奪うつもりなのであって、私に興味が無いことは分かっています。ですが、少しでも私に気を惹きつけ、彩華が陵辱される時を遅らせられれば・・・、ひょっとしたら、助けが現れるかもしれない！そう、思ったのです。その為なら、彼らの玩具にされようと、屈辱的な目に遭わされようと、甘んじて受けるつもりで・・・・。
　立ち上がれないまま、私は上目遣いにリーダー格の男を見つめます。すると、リーダー格の男は、メガネの奥から射るような目で私を見つめ返しました。
「どうする・・・？お姉ちゃんに、まずは前座を勤めてもらおうか？！」
　秋葉男は、あくまでも彩華の身体を早く見たい、早く犯したい、と言う気持ちのようでした。ですが、カメラを構えていた男は、それも面白いかもしれない、と言うように、ニヤッと笑いました。
「まあ。いいだろう。・・・・時間はたっぷりとあるんだ。・・・直樹。彩華ちゃんを見つけてからこれまで、長い間待ったんだ。後、少しだけ待ってもかまわないだろう。」
「あ・・・・・ああ。」
　不満を隠しきれないようだったが、直樹と呼ばれた秋葉男は、彩華ちゃんとぴったりと寄り添っていられるなら、少しだけ待ってもいい、と言った。
　リーダー格の男は、ポケットから飛び出しナイフを取り出すと、直樹に渡した。そして私の寝転んでいる所にやって来ると、こう言ったのです。
「もしも、俺たちに歯向かおうとしたら、妹の命は無い。それに、もしもお前一人がここから逃げ出せば、妹は俺たちがもらって行く。そうすれば、妹は二度とここには戻って来られなくなる。いいな。」
　男は私の縄を解いていきます。そしてその様子を、若い男がカメラで撮影をします。
　ようやく縄が解かれましたが、私は緊張と恐怖で立つことができませんでした。
「まずは、ストリップでも見せてもらおうか？！」
「・・・・・・・・・」
「返事がないな・・・。」
　男はそう言うと、バッグの中から一本の鞭を取り出しました。
　私はその鞭を見て、男の言葉を思い出しました。「彩華ちゃんが少女から女へ、そして淫乱なマゾ女へ・・・」と言う言葉を・・・。この男は、女を犯すだけでは満足できない、サディストだったのです！！
　私は、とんでもない男たちに魅入られてしまったことを、この時に思い知らされたのです！
　私はゆっくりと立ち上がると、ピアノを背にするように立ちました。そして、ゆっくりとパジャマのボタンを外していきました。
　これまで、七、八人の男性の前で裸を晒してきましたが、これほど緊張したことはありません。でも、脱がない訳にはいきません。私はボタンを外してしまうと、思いきって前を開きました。
　Ｂカップとはいえ、形のいいおっぱいは私の自慢でもあります。でも、乳首は嫌いです。胸の割の大きくて、前に突き出しているのが、凄くいやらしいからです。しかし、そんな乳首を男たちは喜んでくれるのですが・・・・。
　彼らは無言のまま、私の胸を見ている。私はその視線を痛いほど感じ、顔が真っ赤に染まっていきます。でも、躊躇っている時間はありません。私は何も考えないようにして、パジャマのズボンを脱ぎ、さらに、ショーツも脱いでしまいました。
　全裸になっても、手で身体を隠す訳にはいきません。もしも身体を隠そうとすれば、きっと鞭で打たれてしまいます！この男は、女を鞭で打つことなど平然とするサディストなのですから・・・・。
　私は、じっと男たちの視線を受け止めながら立ち尽くしていました。すると・・・・
「俺はストリップをしろと命じたはずだ。大昔の額縁ショーならともかく（日本で初めてストリップが上演された時、女性が裸で額の中に入っていて、その動かない女性を見るだけだったそうです）、ダンスをしてもらわないとな・・・。」
「・・・・・・・・っっ！！」
　ダンスと言われたって、ストリップと言うショーがどんなものなのか知らない私には、どんな動きをしたらいいのか分かりません。頭の中で、外国の映画の中で、そうしたシーンが無かったかと、必死で思い出します。そして、ある映画の中で、太いポールを抱きながら、身をくねらせたり足を開いたりするストリッパーの姿を思い出しました。ですが、ここにはそんなポールなどありません！
　焦れてきた男が、私に命じます。
「まずは、その貧弱なおっぱいを揉んで、身体をくねらせてみろ！！」
「・・・・・・は・・・はい。」
　貧弱なおっぱい・・・、その言葉に傷ついた私ですが、今はそんなことを考えている暇はありません。私は言われるままに胸を揉み、身体をぎこちなくくねらせます。
「ははははは・・・。出来の悪いフラワーロックのようだな。」
　屈辱的な言葉にも、どう対処していいのか分からない私は、ぎこちない踊りを続けるしかありません。
「自分で胸を揉んで、感じればいいんだ。そうすれば、自然にいやらしく身体がくねるようになる。・・・胸を揉んで感じない不感症なら、そのでかい乳首を摘んでみろ！！いくらなんでも、それなら感じるんだろう！！」
　次々と浴びせ掛けられる屈辱的な言葉に、自然と涙が溢れてきます。
「どうした？！もう、できないのか？！・・・と言うことは、俺たちが妹を玩具にしてもいい、と言うことなんだな。」
「や・・やります！！」
　乳首を摘むことを躊躇ったのは、私の乳首が敏感だからです。
　小学生の三、四年の頃から、乳首を弄ると感じることを覚えた私は、クリトリスを弄ることを知らないまま、乳首だけを苛めてオナニーをしていました。そんなこともあって、私は乳首だけを苛めて絶頂に達することができます。男は乳首を摘んで・・・、と簡単に言いますが、私にとってそれは、クリトリスを弄ってオナニーをしろ、と言われているのと同じなのです。
「ううぅぅっ！！」
　乳首を軽く摘んだつもりだったのですが、ズキンッ！と快感が走り、思わずくぐもった声が漏れてしまいます。そして、乳首をこりこりと弄っていると、自然に身体が疼いてきて、淫らに身体が揺れてしまいます。
　見ず知らずの男に、屈辱的な責めを受けていると言うのに感じてしまうなんて・・・！！こんなの・・・、嫌っっ！！！
　しかし、私が乳首を弄りながら感じていることを、男はお見通しでした。
「いやらしいメスだ！！・・・それとも、男の前で恥ずかしい姿を晒して発情する、マゾ女なのかな？！」
　恥ずかしい姿を晒して発情する・・・その言葉に、私はドキッ！としました。
　私は会社のＨＰで、水着を着ることがよくあります。その時には、カメラマンの前でいくつかポーズを取っているだけで、身体が熱くなり、いやらしい気持ちになってしまうことがあるのです。それだけではありません。いつかは、顔は出さないと言う条件で、インポートの下着を着せられたことがありました。その時には、どうしようもないほど興奮してしまい、その下着をぐっしょりと濡らしてしまったのです。当然、すぐに買い取りましたが・・・・。
「もっと強く乳首を摘めっ！！・・感じているんだろう。苦しそうな声を上げていないで、いやらしく喘いでみろ！！」
　命じられるまま乳首を強く摘むと、もはや声を抑え切れず、淫らな声を上げてしまいました。
「ああぁぁぁぁっ！！」
　妹が見ていると言うのに・・・！！！私は、マゾ女なんかじゃないのに・・・、何で、こんなに感じてしまうの・・・？！！！
「後ろに椅子があるんだ。・・・それに足を乗せて、びしょびしょに濡れたおま○こを晒せっっ！！！」
　ビシィィィッ！！
　男は興奮しているのか、手にした鞭を床に叩きつけます。
「は・・・はい！！」
　私は鞭に怯え、命じられるままに、右足を椅子の上に乗せました。
　私の股間の毛は、上の方にうっすらと生えているだけで、ラビアの左右には毛がありません。元々は、僅かに毛があったのですが、それがかえっていやらしいと恋人から言われ、脱毛してしまったのです。
　男たちの目の前に、無毛で濡れたおま○こを晒し、私は羞恥と興奮で、訳が分からなくなっていきます。
「凄いね・・・。涼香さんは、とびっきりのマゾ女らしい。理不尽な命令をされて、ここまでおま○こを濡らすんだから・・・。」
　カメラを持った若い男の声が、私の正面から聞こえました。それも、下の方から・・・！！そうです。その男は私の濡れた股間を、アップで撮影をしていたのです！！
「ああぁぁぁっっ！！！いやっっっ・・・！！！」
　気の遠くなるような羞恥に苛まれ、すぐにでも逃げ出したい私・・・。でも、逃げる訳にはいかないのです！そんな私を、さらに甚振るように、男が命じます。
「膝を開いて・・・。指でおま○こを広げて見せろ！！変態！！！」
　もう・・・、どうにでもしてっ！！
　私は自暴自棄になり、自ら膝を大きく開くと、左の手でラビアを思いっきり押し広げてしまいます。その恥ずかしさは、気が狂ってしまうほどでした。そして、その羞恥から逃れようと、私は右手で乳首を思いっきり抓り上げてしまいました。
　私はオナニーをする時、じわじわと乳首を苛めるのが好きですが、一気に絶頂に達したいと思えば、乳首を力一杯抓り上げます。
「ああああぁぁぁぁーーーーっっっ！！！！」
　私は目の前が真っ白になり、それまでに味わったことのない、凄まじい絶頂を迎えてしまいました。
　濡れたおま○こを見られるより、乳首だけで絶頂に達してしまう方が、よっぽど恥ずかしいのですが、絶頂の恍惚の中に逃げ込めるだけ、マシです。
　男たちが何かを言っているようですが、その意味など分かりません。分かったところで、私を軽蔑しているに違いありませんから、意味が分からない方が幸せです。
　その場に蹲っていた私に、リーダー格の男が近づいて来る。そして、項垂れている私の首に、幅の広い首輪を取り付けてしまいます。
「涼香。立てないのなら、そのまま四つん這いになって歩けっ！！」
　男はそう言うと、首輪に繋がったリードを軽く縦に振りました。私はメス犬のような扱いに、屈辱感を感じない訳ではありませんでした。でも、それ以上に、胸が締め付けられるような異様な興奮に襲われていました。
　私は虚ろな目をしながら、四つん這いになって歩きます。
「お願い・・・。もう、止めてっ！！お姉ちゃん！！！」
　彩華の悲痛な言葉が、私を我に返します！
「あああぁぁぁっ！！！」
　私は自分がしている浅ましい行為に気付き、その場に再度蹲ってしまいました。