私は、もえもえ、２０才。
　今すごく悩んでいるんです。
　数日前に１通のメールが届いてからというもの、返事も出さないでずっと悩んでいるんです。
　メールの差出人は、高校時代の先生なんです。
　すごく好きだったんです。ええ、愛していたと思います。
　今でも先生のことを思い出すだけで濡れちゃうんです。
　その先生、一見真面目な感じなんです。
　でも実際はすごくエッチなんです。
　じょうずって言うか、ふつうとちょっと違ってて、それに填まっていたのかも知れません。
　だけど大学を東京に決めた時から、もう別れようと決心したんです。
　先生も仕事を捨ててまで、上京する訳にもいかずすごく悲しそうでした。
　そんな先生から、今度東京に仕事で行くから会いたいって言って来たんです。

　でも、今、彼氏がいるんです。
　サラリーマンで今２４才なんです。
　すごく優しい人だし、私を大切にしてくれてます。
　今の彼氏に特に不満はないのですが、エッチに関しては先生の方がずっと良かった…。
　今でも思い出すだけで濡れちゃうんです。
　お茶をするくらいならいいのではと思ってます。
　でも東京までやって来る先生と会ってそれで済むだろうか…？
　自信がありません。
　今の彼氏のこともあるし、会うべきではないことは判ってます。
　でも…でも…すごく会いたいんですぅ。

　恥ずかしいけど、私と先生との想い出を少しお話したいと思います。
　高校時代の私は今と違って、引込み思案な性格でした。
　特に人前で話すのは照れ臭くって、すぐに言葉が詰まってしまうのでした。
　でも何とか人前で上手に喋りたかったんです。
　２年生の時でした。
　そんな私に、当時担任の車野先生が、放送部に入ってみたらどうか？って提案してくれました。
　車野先生は放送部の顧問をしていたので、話はすぐに実現しました。
　クラブの部員もすぐに紹介をしてくれました。
　部員の人達もすごく優しくって断る理由なんてどこにも見つかりませんでした。
　発音の練習や放送設備の扱い方も徐々にうまくなって行きました。

　そして３年の春がやって来ました。
　担任は引き続き車野先生でした。
　これはまったくの偶然でした。
　私はその頃、車野先生に恋心をいだいていたのでしょう。
　すごく嬉しかったのを思えています。
　当時、車野先生とは冗談を交わすほどに親密になっていたけど、特に男女の関係に発展することもありませんでした。

　それに先生には恋人がいたみたいだし。
　帰りにふたりでお茶をと言うような事はなかったけど、グループでは時々反省会なんかがあって、いつも先生にごちそうになっていました。

　そんな車野先生との関係も、ある事件が切っ掛けで急速に変化しました。
　それは初夏の蒸し暑い朝のことでした。
　その日は朝礼がありました。
　校長先生の挨拶の後、教頭先生の長い長い話がありました。
　そして…
　最近の女子生徒の服装についての注意が、延々と続いたのです。
　私は急に気分が悪くなり目の前が暗くなってしまったのです。
　そうなんです。日射病に掛かったんです。
　そのまま倒れてしまいました。
　その後のことは、気が付くまで憶えていないので、車野先生から聞いたことを書きたいと思います。

　車野先生ともうひとり男の先生ふたりで、保健室まで担いで行ってくれました。
　ところがまんの悪いことに、その日は保険医がお休みだったんです。
　車野先生は、もう1人の先生に言いました。
「私は医学の知識が多少ですがありますのでお任せください。吉田先生は朝礼にお戻りくだされば結構です。ありがとうございました。」
　と丁重に挨拶をし、吉田先生も車野先生に任せることにしたようです。
　私は保健室のベッドに寝かされました。
　すぐにリボンを緩め、ベストは脱がされて、ブラウスのボタンは外されました。
　窓を開け風を通し、頭と胸を濡れた手ぬぐいで冷やされたようでした。
　あ、それと実はブラジャーも外されてました。
　その日はイエローの上下お揃えの下着だったんです。
　胸を冷やさないといけないから仕方がなかったのでしょうね。

　それから何時間か経った頃、私は眼が覚めました。
　もう昼になっていたと思います。
　その間、車野先生はずっと付きっきりで私の看病をしてくれていたようです。
　濡れたタオルも何回か取り替えてくれたみたいです。
「あっ、先生、すみません…。私、朝礼で倒れてしまってそのままだったんですね。ご迷惑をお掛けしました。」
「おお、やっと眼が覚めたか。心配したよ。でももう大丈夫のようだね。ああ、まだしばらくはそのままで…。」
「ありがとうございます。先生、授業はどうなさったのですか？大丈夫なんですか？」

「今日は満良く、僕の授業は２時限だけ。他の先生に頼んで来たよ。だって、もえもえを保健室にひとり放っておく訳にはいかなだろう？僕のクラスの大事な生徒なんだから。」
「あ、そうなんですか。本当にすみません。」
　もえもえは、ペコリと頭を下げた。
「いいんだ、いいんだ。気にしなくていいよ。あ、そうだ、さきほど自販機でスポーツドリンクを買っておいたんだ。水分を補給しておいた方がいいよ。」
「ああ、先生、すみません。何から何まで。」
　私は先生に礼を述べ、差し出されたドリンクをゴクゴクと飲みました。
　すごく喉が渇いていたのでペットボトルの半分ほど飲んでしまったのです。

　美味しそうにドリンクを飲む私を車野先生は、優しい瞳でずっと見つめていました。
　あんまり見つめたら恥ずかしいよぅ。
　車野先生は言いました。
「もう大丈夫のようだね。よかった、よかった。最後に熱だけ計っておこう。まだ熱があるようだと、医者に行った方がいいよ。」
　そういって体温計が目の前に差し出されました。
　自分で計るものだと思って、体温計を受取ろうとしましたが、先生は「計ってあげるよ。」と言って、一旦着たベストを上までめくられました。
「あっ、先生、そんな…胸見えちゃう…。」
　私が言うよりも早くベストはまくられ、乳房が丸見えになりました。
　体温計は脇腹にゆっくりと差し込まれました。
「脇をギュっとしぼって。そう、体温計が落ちないようにね。」
「あ、はい、先生。」

「もえもえって意外と胸が大きいんだね。洋服の上からだともっと小さいと思ってたよ。でも身体はとてもスリムだね。」
　と言いながら、繁々と胸の辺りを眺めているんです。ああ、恥ずかしい…。
「そんなに見つめたら恥ずかしいですぅ。たいして大きくありませんよ。もっと大きな胸の子はいっぱいいますよ〜。」
　私はあえて明るく答えることにしました。
　だって何か妙な雰囲気になって来たんだもの。

「さあ、もういいかな？はい、脇を緩めて。」
　車野先生は私の後に廻り、体温計を取るため脇を上げるように指示しました。
　その一瞬でした。
　先生の左手が私の乳房を掴んだのです。
「ああ、もえもえ、君のオッパイはなんて素敵なんだ。ちょっとだけ触らせてね。」
「いやぁ…先生、何をするんですかぁ…」
　私は先生の手を振り解こうとしましたが、がっちりと乳房は握り締められ、手を放してくれません。