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14．
ララララ〜ララ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ〜・ララ〜・ララ・ラララ・ラ・ラ・ラ・ラ〜・・・・・・・
ライトパープルのスリップは、わたしの欲情と純情を表すの。
パープルは欲求不満の現れだって云う人が多いんだけど、ライトかダークかでその程度が現れるかも知れません？
パープルって東洋人の黄色みを帯びた肌の色の黄色味を抑えて見せるのよ。
コーディネートしたブラとショーツに隠されない、肌をピンク色に見せてくれて、わたしを官能的に見せているはず・。
全身をリズムに乗せてしまったわたし・、抑揚を持ったなだらかなリズムがわたしを熱くするんです。
中心だけだったのに・身体の・・・。
揺れ続ける内に隅々まで熱くなって来るの。
ジワァ〜って広がる熱の塊・。
みぞおちの裏まで熱くなって来ると、もう我慢できないの。
わたしの身体の空虚なところが・、
反対側のシングルソファーに座ったままのおじさんは身じろぎもしない。
熱くなってよ！
「いつもレイさんにリードされちゃうな・！」照れた様なおじさんの言い方・、照れちゃうのはわたしの方よ！・今まで女を売り物にした事の無いわたしが『悩殺できれば！』って考えてるんだもの。
イメージよ！
さっきの上着だけ脱いだストリップだって・、今まであんな風に誘惑みたいな事したことは無かったわ。
ドリス・デイがこんなにウェットだなんて思ったこともなかったの・。
リズムはあるけど抑揚の無い音楽。
激しく１６ビートを叩く・・・。
それが音楽だと思っていた・。
感情の表れは激情でしかなかった・。
だからドリス・デイなんて考えた事も無かったわ。
砕ける波じゃない。
押し寄せてくるうねり・。
正面から向かって来るだけじゃない！
いつの間にか、心の奥底にまで入り込んでわたしの中で膨らんでいく・・・。
殆どシースルーのスリップで踊り続けたわ。
「今日は湿っぽかったわよ。・おじさんらしくカラッとしてよ！・何か悩み事？」
音量が絞られ始めて、曲の終わりが近いことを告げるとソファーに戻って腰掛けたわ。
「わたしは女房を大切に思っているよ。」
「それで良いのよ。・奥さんだっておじさんを愛しているわ。・男の人の愛し方とは違うかも知れないけど・。」
「男と女で人の愛し方が違うのが分かっていたのか・？！」
「わたしだって十代じゃぁないわ！・男と女の機微ぐらい多少は知っているわよ。・それに・おじさんが奥さんを愛していらっしゃらなかったら、おじさんの魅力が半減することも・・・。」そうなのよ。・奥さんを愛していない人は、グルゥっと廻って誰も愛する事が出来ない人なのよ。・・・そんな人に魅力を感じる人は相当に変わった人だけよ。
わたしはそんな変人じゃぁないわ！・愛する人には愛されたいし・、それには人を愛する心のある人でなければならないわ。
次の曲の前奏が始まると云わないではいられなかったの・。
「来て・！」って・・・。
ジャケットを座っていたソロソファーの背に掛けて、ゆっくり歩み寄って来る。
少し厚手のチェックが入ったワイシャツ、ライトイエローのネクタイ、そしておニューじゃぁないの！？・って思ったリーバイス・ジーン・・・。
いつ会っても素敵に見える、おじさん・。
わたしの心の虚しい処を埋めてくれるおじさん。
スキンシップがその架け橋なの・。
おじさんに触れる事で、そうなるの・・・。
セックスじゃない！
セックスになっちゃうけど、触れ合って・、おじさんを感じることが大事なの。
手の平だけじゃなく、唇だけじゃなく、肌と肌、全部の肌が、わたしの全てがおじさんを感じたがっている。
おじさんがわたしの横に来たわ。
ネクタイを取ってシャツのボタンを外す。上から一つ、また一つ・・・。
静かに全てのボタンを外したわ・。
アンダーシャツになっても、リーバイスは穿いたままだった。
そして、ソファーの下に腕を伸ばしたの・？
微かなモーターの音がして、ゆっくりソファーの背が倒れていく・。
『泊まる事もある。』って、云ってたわね・？
これがベッドだったの・！
「本当のことを云ったのに、・まだ続けるの・？」
「わたしがおじさんと居たいの・。・おじさんを感じたいの・。・・・そう・。」
おじさんと屈付いていたい！
おじさんだって、ズボンの前を膨らませているじゃない・！
わたしの中・心も身体もおじさんの事だけ・・・。
脇に立って、だらしなく垂らした右腕をゆっくりと掴んでベッドへ曳いたわ・。
先にベッドに横たわって、左手を引いて、曳き倒したおじさんを横に寝かせて被さって、両手で顔を挟んだの。
わたしの両方の頬に、おじさんの手の平が抱きしめてるの。
右手だけ・、頭の後ろへ回し遣っておじさんの顔を引き寄せたわ。
鼻と鼻が触れる直前に首を傾けるの！
お互いが直角に交差して、唇の全ての間が隙間無く密着した・ぁ・・・。
心の隙間が埋まっていく・・・。
そんな感じなの・・・。
軽い唇同士の触れ合いから・、口の中まで撫で探り合う濃密な kiss 。
強過ぎない・、でも力強い・。
だからわたしからも、 kiss 返せるの・。
身体は苦しくないのに、心が苦しくなって来る。
『力の無い正義は無意味』
『優しさは強き中にあり・強きは優しさにある』
『塚原ト伝は、暴れ馬には近付かない様にして通り過ぎた・・・。』
柔と剛の関係は、様々な言い表しに現れているくらい、多くの比喩があるわ。
それだけ多くの面を持っているとも云えそう・。
おじさんいつもゆっくり徐々にだから・、強い力も包容に感じる・。
弱い力だって急激だったら強く感じるのよ。
わたし、おじさんの愛おしみを一手だって見逃さない様に注意していたわ。
唇が瞼に被さって、耳たぶに流れて首筋を下がっていく・・・。
ピリッ・ピリッ・って、軽い喜悦が全身を擽って来る・。
いつものウォーミングアップ・・・。
ジワって身体の所々が熱くなるの・。
首筋に唇を感じたら、左のバストが脇の方から支え上げられる・？
ゆったりとスムーズに流れるおじさんの手、バストサイドに擦れて微妙な擽ったさ。
大きな安心感が広がって行く・・・。
ニップルが固くなり出すの・。ここに優しく口付けが欲しい・・・。
分かっている癖に、ニップルには決して触れない・。
こんな焦らされ方も好き！
さっきのストリップ紛いで、わたしの準備は進んでいるのよ。
クリットだって湿っている。
こうなったら、早く一つになりたいの！
おじさん・、焦らすのよねぇ・。
触れている処から何とも云えない喜びが沸いてくるの。
わたしにはもっと感じるトコがあるのよ。
それなのに、おじさんはその近くまで振るわせてくれるのに、なかなかポイントを着いてくれないの！
それは焦れるわよぉ！・・・早くポイントを刺激して欲しくなるのに、焦らされるのよ！
ただ焦らされる丈だったら、絶対に二度目はないわ。
でも、的確に我慢の限界の直前でポイントを刺激されると、そのまま逝っちゃっても不思議にならない位に、凄い刺激を受けるのよ！
おじさんが写真に向かう姿勢だけで、わたしはおじさんを尊敬していたわ。
その上にこれだけわたしを昂めてくれるのよ！
尊敬が愛になるのに、時間は必要なかったの。
セックス丈が幾ら良くても愛になる事は無いわ。
わたしだって３０女。そこまで安くはないわよ。人間としての魅力の方が大きいわ。
実際の行動でわたしに見せ付けてくれた、おじさんの技量、人間性、価値観、趣味、etc。
わたしの見た限り、全てが本物なんだもの！
詳しくないことは素直に認めてしまうトコも好き。
幾ら本物を語っても、紛い物や付け刃は直ぐにメッキが剥げるものよ。
・おじさんが垣間見せてくれた行動には、確かな本物があったの。
わたしが幾ら破天荒なことをしても、おじさんならわたしから逃げる事無く包み込んでくれる。
こんな信頼感を持てる人には出会ったこともなかったんだもの。
奥さんが云っていた『あの人のクリエーションにはセックスが必要なの。』・・・どう云う意味かはまだ分からない・。
言葉の通りに受け取らせて貰うわ！
わたしは、おじさんとのセックス好きだもの。
「ォゥゥゥ・・・」おじさんの唇が乳房を滑っていくと、ジーンって熱い痺れの様な悦びが拡がって来る・。
『はやくぅ・・・』って、身体全体がどんどん熱くなっていくの・・・。
左胸から拡がる熱い・感覚？
おじさんの顔を見ていたわたし、おじさんの眼が動いて行くのを追っていたわ・。
ゆっくり流れるおじさんの視線。・わたしを確かめるように流れていく・。
わたしの目から離れて、耳、首筋、肩、鎖骨、脇の下、バスト、ウエスト、・・・。
こんな眺め方をされたら・いやらしく感じるはずなのよ、わたし。
それなのに全然、いやらしくなんて感じないの！
おじさんが確認してくれているような・・・
わたしとおじさんが、一つになる前の儀式のような感じだったの。
おじさんの視線を受けたところが熱く感じる・。
一歩遅れておじさんの熱い手が追いかけてくるの。
ゆったりとわたしを慈しんでくれてるのが分かるわ。
わたしの中心がおじさんを強烈に求めて、焦れているのが分かるんだもの！
そんな事・。おじさんに見せたくなかったわ。
だって、おじさんはどんな時にも品を大事にしている事が分かっているんだもの！
積極的におじさんを求めるばかりでなく、おじさんにこの身を委ねたい。
始めっから、 おじさんが送り込むに身は捩ってしまうし、うねらせてしまう度に、中心は愛を求めた分泌液に満たされていくの・。
両手におじさんの両手を捜させたの。
手の平を合わせて・、指を交差して・ギュッと握り締めて、そのまま両腕を左右に思いっきり拡げたの。
おじさん、わたしに曳かれるように急激に崩れ落ちて来た。
わたしの上に重なってるの。
身体を重ねる様に調節しながら、胸は既に圧し潰されていたの。
おじさんの重さ。・・・と云うより、わたし達が密着している感じの方が大きかった。
満たされている・この幸福感！
・どう云ったら言い表せるのかも分からないわ。
わたしの全てが満たされた感じ・？
もう、何もこれ以上の何物もいらない・。
気分的には満腹で動けなくなったようなもの・？。
「お願い・。・・・来て・？」さすがにこれは大きな声では云えなかったわ。
掠れるような声しか出せなかった。
それが精一杯・・。
わたしから男性にお願いしたのだって、これが初めてなんだもの。
わたしから求めたときは、いつも何も云わなくなっちゃうの。
おじさんがリモコンを使って部屋の明かりを殆ど消したの。
殆どの灯りが消え、間接照明の内の幾つかが、ぼんやりと部屋の中の判別を出来るようにしているだけだった。
そこに落ち着いた空間が生じるなんて分からなかった。
間接照明の幾つかだけになると、おじさんとわたしにだけ、スポットライトが当たったような錯覚に陥ったわ。
ロマンティックな舞台のクライマックスシーンのように・・・。
シーナリーは出来上がっていました。
わたしからではなく、おじさんから来てくれるのは始めて・・・
緊張するわぁ・。
左バストがおじさんの手に支えられるように持ち上げられて包まれたの。
「柔らかいね。」静かに漏れてきたようなおじさんの声。
まだ弾力があって、突き出しているわたしのバスト。わたしには自慢の一つなのよ。
仰向けだと重さで潰れそうに見えるバストを支えられると、わたし自身が支えられる様な気がするわ。
安心できるのよね、おじさんだと。
胸が熱くなり始めたわ。また・。
おじさんの触れてるトコだけじゃないの。
胸から身体の中を伝わって、わたしの中心がドンドン熱くなるのよ。
そして、そこにおじさんを求めた愛液が滲み出していく・・・。
自分の身体の中・、見た事も無い処の動きが良く分かるの！
バストからサイドをゆっくりとなだらかなタッチで滑り降りるおじさんの手・。
わたしの身体の中を熱い塊が、その手を追って走っていく・。
こんなに熱い塊を作った人はいなかったわ。
だから、わたしの身体の中で熱い塊が走るなんて感じたこと無かった・・・。
中心だって、わたし自身が求めているのを感じた事なんて無かった・・・。
おじさんを知ってからだわ・・・。
おじさんを信頼できるからなのよね・・・。
おじさんを尊敬できるからなのよね・・・。
おじさんを愛しているからなのよね・・・。
わたし、ドキドキしていたわ。
今までのおじさんと違う気がしてもいたんです。
だって、今まではわたしの方が積極的に進めてきたのよ。それなのに、今はおじさんが積極的になってくれている。
自分が感じたいと思う処を刺激するんじゃないんだもの。次に何処をどう刺激するのかが分からないだけで、こんなにもドキドキするものなんだわ！
自分から積極的に『次はここへ・。』って、刺激するところを移して行くのとは全然違う・。
おじさんの昂めて来る遣り方は、意瓢を突くように思うの。
だって、普通の人が耳たぶへの愛撫をしていたら、次は首筋へ降りるのが順当だし、繋がりだって良いじゃない・。
おじさんも基本的にはそんな繋がりは持っていてくれるんだけど、その間にチョコッ、チョコッと他への刺激があるのよ。同時に何カ所も刺激してくるんだけれど、それぞれの処が昂まって、それぞれの処が高まりきる直前で他へ移ってしまうの！・
わたしの方だって、『もう少し・・・。』って思うじゃない！
次に移った処が感じ始めた頃に、戻ってその『もう少し・・・。』が補われるの。
『行ッちゃったぁ・。』って思っている処へ刺激が来ると、順序良く昂まるよりも大きな刺激に感じるわ！・・・期待通りの刺激って、受ける方も予想しているから実際よりも小さく感じるのよね。
期待なんて無かった処からの喜悦は、唐突なだけに驚く分がプラスされるのかも知れません？
それに、おじさんが刺激して来る処、全身のバランスを取っているみたいなの。
何処か一カ所だけが熱くされるんじゃないの。
全身、隈無く熱くされていく・。
アッチコッチ、バラバラに跳んだら感覚もバラバラになってしまうと思っていたのに、大きな塊に包み込むように、わたしの全身が同じ様に熱くなって行くのを感じていたわ！
腿に被さった手がゆっくりと滑って外回りで裏に回る。
おじさんの触れ方は、触れたか触れていないのか分からないぐらい・。
感じ始めるとツボを押さえて、チョコっと痺れさせるような悦激が来るんです。
何でそんなに感じるツボが分かるのか？・チョット不思議でした。
こう云うのがセックスでの相性なのかも知れません。だって、悦激の強さだって、来る順番だって、わたしの喜悦をドンドン高めていく気がするんですもの！
当然、強ければ良い訳でもないし、順序ばっかり気にしても駄目！
わたしの意瓢を突いた部分がスパイスになって悦撃を強めているんだわ。
自分から積極的に行っていた時には気付かなかったけど、受け身になっていると、おじさんの手先指先の一つ一つの動きまで良く分かるわ。
そう云えば、わたしが攻めてる気になっていた時も、唇と左手は同じ処を刺激し続けるけど、右手がアッチコッチへツボを捜して動いていたんだわ！
おじさん、受け身になっていた様でもわたしを刺激していたんだわ。
「ァアア〜！」・・・喜悦が一遍に拡がったの。
色んな事を考えている内に、おじさんはわたしのツボを把握しちゃっていたの！
もうピアノを弾くようにツボからツボへ、曲を弾くようにわたしに和音を響かせるのよ！
とっても不思議。
バストサイドと脚の付け根が静かに刺激され続けていたの。
それでいて、おじさんの右手が撫でる髪・・・、穏やかに安心感に包まれながら熱くなって行く・・・。
お淑やかにしている積もりだったのよ今日は・。でも我慢出来ないの！
嗚咽なんて押さえ込む積もりだったのに・・・。
悦撃がまとまった時にどうしても身体が跳ねてしまうの！
抑えきれない嗚咽が飛び出してしまう・・・。
ァア〜！・すごい・肩がすぼまっちゃう！
お腹が縮まる！
身体全部が縮こまる感じ・・・。
それでいて、脚が伸び切っちゃうぅ！
反射で脚が閉じちゃう！
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