16．

　そうなの！・好きな人との初体験は一つの夢だったわ。
　どんな人だってそういうものだわ！・だって、女性は自分の身体の中にまで入り込まれるのよ。・・・好きな人でなければ、ただただ気持ち悪いだけよ！
　１００人の女性がいれば、９９人は同じ様に思っているはずよ。
　そこで思うのが、本当に好きな人には、なかなか深い自分の気持ちはさらけ出すことが出来ない。って事なのよ。
　好きな人の前に出ると、上がっちゃう！って云うか、思いもしなかった理解の仕方をされる様な気までして、本当の気持ちは、なかなか言い表せないものなの・。
　経験の少ない内は、余計にその傾向が強く出てしまう・。
　それで、・・・わたしも一番好きな人との初体験ではなかったのよ。

　若い時には「好き」と「愛」との違いが分かっていても、頭では思う様な状況を作り出せないのよ。好きな男の子には、恥ずかしくって「抱いて！」なんて云えなかったの。
　・もし、「抱きたい！」なんて云われても「その人の思う反応と違う反応をして、嫌われてしまったらどうしよう！」って、思ってしまうのよ。・・・それで逃げ出してしまう女の子も少なくないの・・・。
　もう一押しして欲しいのが本音なのよね・ぇ。
　・・・その上、女の子のセックスへのシチュエーション作りが上手い男の人がいるのよねぇ。・・・男の人だって、特別に「この子でなけりゃぁ！」なんて思ってもいない人は「駄目で元々！」なんて思っているから、大胆な事も出来るし、歯の浮くような台詞も格好を付けて吐き出す事だって出来るのよ！
　わたしも上手くして遣られた口だったわ・！
　ムード作りなのよ！・・・それだって大胆に仕易いものなの！
　・・・大人の世界に憧れていた時代だったけど、大学に入った年に知り合った３０歳目前の営業系の人だったわ。
　結婚までいく人じゃぁ無いと思っていたから、コンドームだけはしっかりして貰った。
　だって、愛してもいない人の子供を産むなんて、考えただけでも悪寒が走ったわ。
　もっと怖いのは妊娠でもして、世間体を気にする父母に知られでもしたら、その人と一緒にさせられてしまうかも知れませんもの！
　・・・若い内は、父母には強い反対は、し難いじゃない・・・。
「好き」の範疇にいたからって、「愛」には程遠い人と一緒に生きる。なんて考えられなかったわ！
「その人の為なら・・・。」って、・「総てを投げ捨てられる。」なんてこと無いもの！
　その位の人と一生なんて、とっても共に暮らせる訳無いじゃない！！！
　それでもセックスへの興味は捨て難かったから、流れの中で、試しのセックスなら良いかな？・なんて思っちゃったのよ。
　結論から云ってしまえば、これは大失敗だったわ！
　前にも云っているけど、男は「一度抱いただけで女を支配した！」と思い易かったのよ！
　次の日から嫌に馴れ馴れしくなって来て、「バッカじゃない！」としか思えなかったし、とっても「長い時間付き合う。」なんて出来なかったわよ。
　大体、わたしが「良い気持ちになり始めた！」と、思った処で終わっちゃったんだもの！
・・・それまで痛いとか気持ち悪いのを必死で我慢していたのよ！
　身体を委ねてみたことから失敗だった！としか思えなかった・。
　試しでもそれなりの思いでも無ければ、委ねてはいけなかったんだわ。
　そんな、失敗の塊みたいな初体験だったの・・・。

　その後のお付き合いした男性達も、格好付けの言葉は言うんだけど、中身が追い付かない世人が多かったわ。・・・格好ばっかり！・言葉に行動を追い付かそうとは思っているんでしょうけど、格好良い言葉を吐くほど、中身との格差が目立ってしまうモノなのね。
　若い人達って、言葉ばっかり・・・。「有言不実行」なのよ！
　言い過ぎかしら？・みんな自己中過ぎるのよ。
　もちろん、わたしの眼鏡に叶わない人ばっかりじゃぁ無かったの。・わたしの方が相手の方の眼鏡に叶わなかった事だって無い事はなかった！・・・なかなか巧く行かないわ。
　だから、「愛」と「好き」の間にはとっても大きな開きがあっても、単なる「好き」でなく、本当に相手の人のことを分かることが出来て「愛」を感じられた人は幸運だわ。
　その上、お互いがそういう愛を感じているとしたら、この上無い幸福わせなのよ！

　おじさんはわたしをいつも、大事に大事に扱ってくれる。言葉の端々に、わたしを只の擦り寄って行く女としてではなく、一人の人間として見てくれている響きを感じたの・。
　奥さんへの気遣いが、わたしに云う言葉を詰まらせている。のだと思ったわ。
　おじさんには驚きと尊敬とで興味を持った筈だったの。・・・興味だけよ。
　それで、おじさんをもっと知りたくて、一日だけの知り合いで終わりたくなくて、絆を求めて繋ぎ止めようとしたんだった。
　でも、わたしの気持ちを尊重しすぎたおじさんは、わたしから連絡するまで梨の礫だった。・・・あのカフェで出会えなかったら、多分まだ、こんな関係にはなっていないでしょう。・・・そして、だんだん忘れて行くだけだったんでしょう・・・ね。

　もう駄目よ！
　・・・絶対、おじさんを離さないから・・・。
　指先から・・・、わたしに触れる身体から・、おじさんの気持ちが受け取れる。
　思い遣りと優しい「愛情」。

　あの奥さんにはまだ敵わない。心だけの奥さんなのに・・・。
　でもおじさんとのお付き合いを許したのは、女の宣戦布告・？
　おじさんを取り合う戦い・の・？・・・わたしはまだ、おじさんを共有できる。なんて思えないんですもの！
　それとも・、３人で「仲良く」なんて出来るのかしら？
　そうよね、奥さんだって素敵で、尊敬できる方だったわ！・色々教えて頂けそう・・・。
　おじさんを独占したいのに・・・、わたしに共有なんて出来るのかしら？！
　出来ないわよね！・・・でも、わたしの愛は与える愛・・・。奪うのは愛じゃないもの！
　それでもわたしといる時は、わたしだけのおじさん・！！？

　わたしの中心を・、もっと深く押し深めて来るおじさん。
　熱い・身体が燃えるみたい・！
　溜まらないわっ！
　始めて人を好きになった時みたい。
　・・・恥ずかしさと絶対嫌われたくない恐れ、そんな気持ちが何か気後れさせてしまうのよ。・・・それにわたしだって、おじさんしか選択肢が無い訳じゃないのに・・・。
　おじさんだって良い歳じゃない！
　わたしだって３０と云えば、若い娘達にはオバン呼ばわりされる歳・・・。
　だけど、おじさんに釣り合わすには若すぎるの・。
　だって、どう見てもおじさん５０は過ぎているでしょう、考えるまでも無く２０歳以上の歳差は、ヘタすれば週刊誌が血相変えて飛び付いて来る親子の差、艶ネタだわ！
　普通に釣り合いが取れる歳って云えば、プラスマイナス３〜５歳くらい・？おじさんの歳で考えたって１０歳以内でしょう・。・・・その倍も離れている事になるの。
　それに、おじさんは既婚者じゃない！・・・あんなに素敵な奥さんがいて・、わたしと一緒にもなる事も出来ないでしょ。

　・・・わたしの心が揺れているの。・嵐の中の小舟の様だわ。
　それでもおじさんと一緒にいたいのよ。わたしの方が！
　・・・どうしてなのかしら？
　どうしてこんなに歳の離れて人に惹かれるの？　
　間違いなく、わたしはおじさんを愛している。・殆どの男の人を相手にしたくなかったわたしが・・・。かと云って、女性に興味を惹かれる訳でもなかったしぃ・・・。
　だから、わたしにレズの素養があった訳でもないはずだわ！
　おじさんは良い歳だわ。・父と同じぐらい？・もしかしたら、父よりも歳上かも知れない？・父に男性を感じたことなど無かったし、父の友人達にだって男性を感じた事は無かったわ！・どうしておじさんには、男性を感じるのかしら？
　しかも惹かれているのよ！
　どちらかと云えば、おじさんは口数だって少ないと思うわ。それに何でも遠慮勝ちで・殆ど自分の事は話してくれないんだもの、・・・分かり難い人なのよ・。

　おじさんの事で解っていると云ったら「写真を撮る時には、この上無く真剣になっている。」って云う事・。それと、出来た写真が素晴らしい事。・・・それが一番大事なことなんです・、写真はおじさんの生きる糧なんですものねぇ。
　
　わたしをフェアリーの様に捉えてくれたおじさん・。
　おじさんの前でわたしはニンフ・。
　・・・どうしてなんだろう？

　会社の後輩達には「お局」とさえ呼ばれているけど、おじさんの前にいると、不思議に素直に自分が出ていってしまうの・。
　同僚や後輩がいる会社では、思っている事に、付けなくても良い格好を付けた言葉が口を突いて行くの。
　別に「格好を付けなければ！」なんて、意識した事も無いのに・・・。
　それが、・おじさんの前では、全く飾り気を取り払っているわ！・思った通りのことが云えるの。・今までのボーイフレンド達では考えられない事だったわ。
　何でもおじさんの云う事は受け入れたいし、おじさんなら、何でも聞いてくれそうな気がするの・。
　このわたしが、虚飾を掛けなくなったのよ！

　虚飾無しにお付き合いできるって、こんなにも心安らぐなんて考えもしなかった・。
　だって、わたしって誰が相手でも、どうしても格好を付けてしまうところがあるの。
　格好だけを付けても、何も意味が無い。と思ってはいるんだけど、口を出て行く言葉には虚飾が付き物だったの・・・・。
　こんなに素直にモノが云えるのは、おじさんが初めてなの。
　もちろん、素直に云おうとした人は居たんだけど、意識を張り詰めていないと、変な物言いになってしまっていたの・。
　当然長続きは出来なかったわ！
　別離のショック！・それからは無理に抑えるのを止めようとしてきたの。
　だって、突拍子も無い程の虚飾をする訳でもないんです。
　話しをしている相手の人よりチョットだけ優位に立ちたい。そんな思いからの虚飾だと分かったんです・。
　あんまり意味のある事ではないでしょう？
　その事が分かってから、自然に虚飾から離れていったの・。

　おじさんは決して強い力を掛けたり、必要以上に激しい動きをする訳ではなかったのに、わたしが受ける感じは今までのどの人よりも確実に高くなるの！
　自覚を無くしてしまう様な事・、おじさんとお付き合い・始めるまで無かったのよ。
「ァアア！・・・ア〜！・アッ・アッ・ァア〜！」特に早く動かしている訳ではないの。
　むしろゆっくり動かすから、内襞の一枚一枚がそれぞれに喜悦を起こしてしまう・・。
「ヤッ、・・・すご・い・ぃ・・・！」タンタンタン・タンタンタン・。って、わたしの中の襞を弾かれる度に、発する喜悦が大きくなってくる！
　余りに響きが大きいので、おじさんを見てしまったの。
「わたしは普通にしているだけだろう？」おじさんは気負いもなく応えてくれたんだけど、何が違うのか？わたしは考えちゃったの。
「だって、・すご・い・ぃ、・・・おじさん、・いつも凄いっ！」
　ホンの短い時間なんだろうけど、わたしはこんな疑問について考えていたの。
　わたしが『次がここだったらなぁ・。』って思う前にその場所を、おじさんは刺激して来る！
　経験の差なのかしら？・・・優しさだけなら、おじさんよりも優しい人だって経験したもの・。
　いいえっ！そんなモノだけじゃないわ。その人だって、わたしをこんなに燃えさせなかった・・・。経験的にポイントを知っているから？・・・それはあるかも知れないけれど、初めての時から、そんなに個人差のあるポイント迄が分かる筈ないわ。
　結局わたしに分かったのは、わたしの反応を見極めるだけの眼を持っているんだ！って、事だったわ。
　言葉で云ってしまえば簡単なんだけど、実際にこれを実践するのは並大抵じゃぁ無いわよ！
　天性の素質が必要だもの。
　生きる波動？・・・そんなモノの同調が必要なんだと思うもの。
　 ・それが相性なのよ！
　そんな調和を出来る人が、『赤い糸で結ばれた人』って、言うんじゃないのかしら？
　セックスなんてしなくたって、

　ゆっくりと律動するおじさんは、ゆっくりだからわたしの反応を確かめられるんだわ。
　わたし自身にさえ分からない様な、小さな反応をおじさんは感じ取っているの！
　それだって、おじさんの歳の人にすれば大変なことでしょう？
　感受性はやっぱり若い内なんだもの・。
　鋭い感受性を持っているからこそ、まだカメラマンを続けられるのかも知れません？

　そうして感じ取った幽かなわたしの反応に依って、細やかな感覚でわたしに返してくる。
　わたしの感じ方に合わせて次の刺激を作ってくるんですから、わたしの感じ方が大きくなるのも道理ですね。
　でもねぇ、・わたしの事なんて考えないで、もっと夢中になって抱いて欲しい気持ちがあるのも、本当だわ。・自分ながら相反する望みだって分かっているんだけど・・・。

「ァゥウウウ・・・。」おじさんとだとつい、余計な事まで考えてしまうんだけど、喜悦は直ぐに溜まってしまうの！
　Ｇスポをコチョコチョされて、ゆっくり遠くを押して少しずつ一番深い処から浅くしてくるの！
　それも、前壁、後ろ壁、右壁、左壁、それぞれが順序良く強く擦られるの・。
　次に擦られる処が分かっていても、どの位の感覚で来るのかが分かっていても、次の刺激を待ち焦がれてしまう。
　身体の中心に熱い塊が出来て、ワ〜って全身に広がるの。
　おじさんの動きに合わせて、大きなうねりの様に喜悦が繰り返し拡がって来ます。
　おじさんが弾いた襞からボワァアって・・・。

　わたしの中心が膨れる様な気がします。・・・一瞬なんですけどね。弾かれた襞は振動して直ぐに収縮します。・おじさんのくびれを締め付けるんです。
　締め付ける力が強くなると、擦れ方も強くなって拠り一層強い喜悦が生まれるんです。
　おじさんが一度入って来ると、３〜５回の喜悦が起こります。
　その一回ずつがタンタンタンタン！と起こって、一拍付いた時に一つの塊になるんです！
　塊になった喜悦が総身にズ〜ンと響いて来ます・。

　もうメロメロです・！
　抑えようがない悦びが拡がってきます！
　乳房に触れたおじさんの胸、・しっかり突き出す自慢のバストがほんの少し圧し潰されています。
　おじさんの身体が動く度に胸が擦れて行くんです！
　その度に乳房と云わず、乳首と云わず、小擦れで細かいバイブレーションが起こってしまうのです。・・・この細かいバイブレーションがまた気持ち良い！
　心の奥にまで、ジ〜ンと直接響くんです。
　おじさんの優しい眼差しとの間に、星が飛び回ります。
　見詰めたおじさんの眼の奥には、優しさが溢れているの。
　愛されているのを感じるわ。・・・奥さんを愛しているおじさんなのに・・・？
「ァンッ！・・・ァァァア〜！」まだ抑えていたい悦びが、私の意志を乗り越えて溢れ出てくるんです！
『男の人は、複数の女性を愛せる。』を信じるようになってしまいました。
　だって、おじさんの愛してくれる様な細心の注意を払った、女性の反応を中心とする、Ｓｅｘは、あんまり聞いた事も無かったんですもの！

　まだ、おじさんは静かな動きで、わたしのポイントを一つ一つ、確実に振るわせ、悦ばせて行くんです！
　内襞の一枚一枚さえ、それぞれに愛おしんでいるようです。
　内襞の一枚一枚がそれぞれに違う感覚を持っているなんて、おじさんと回を重ねなければ分からなかったわ。・微妙に快悦が違うんです！
　くすぐったい様な・・・、ビリビリとする様な・・・、連続するリズムの様でいて、なだらかなうねりの様な・・・。
　全ての感覚が中心に集まってしまう様な、全身の感覚が失われて行く様な・。

　身体の下にある筈のベッドの感覚さえ感じなくなるんです！
　宙を漂うって云うのか？何処までも落ち続けて行く・感覚って云うのか？まるで、この宇宙におじさんとわたししか居ない様な感覚・・・。・熱いとも、寒いとも、感じます！

　まるで知らなかった世界なんです！
　スッ！って、挿れられた時にはこんな感覚分からなかった。・おじさんはＧスポットの辺りから躊躇する様な、特にゆっくりになってＧスポットッを擽ってから、襞を確かめる様にゆっくりと、一枚ずつ弾く様に挿れて来るの！
　わたしの襞が絡み付いて行って、おじさんを包み込んでいるみたい！
　その後、窟底がだんだん強く押されるの！
　その時はわたしの中心がグ〜ッて圧し拡げられる様な気がするの・。
　その感覚が全部、頭の奥にまで伝えられるの！
　凄い！・・・凄すぎる！
「ァァァアァ〜！」幸せな感覚が総身に染み渡るわ！
「今日・は、随・分、・・喘ぐね？・」
　これが『喘ぎ』・？・・・我慢出来ないで、身体の奥の方から滲み出てしまうのよ！
「おじさんが出させるのよ！」
「苦しいかぃ？」チョット心配顔で聞いてきたの。
「・・・ぅぅん！・・・満たされていく感じっ。」横に首を振りながら、抑えようとしても抑えられない、嗚咽で喘ぎそうな息の中から云ったの・。
　一瞬、おじさんが微笑んだ感じを受けたけど、眼の中の優しい光が『レイちゃんが何もしなくても、今日は充分に満足させて上げるよ。』なんて、云っている気がしたわ。
　冷静なら聞き取れない筈もないんだけど、悦楽に高ぶった神経はこんなに密着しているおじさんの声さえ聞き落とさせるのよ・。

　そんな嗚咽の遣り取りまで含めて、おじさんは全身でわたしを刺激し続けていたの。
　わたしの中にいる分身だって、静かな入出とは全く別に、それ自身に膨らみと収縮の、緩急のある脈動があるんだもの！・・・おじさんが感じている時は、おじさん自身が太くなるの。
　バストに伝わって来る心臓の鼓動にシンクロしているから、おじさんの分身には動脈の血管が浮き上がっているのね・。・・・この時わたしには、全てが目の前にあって、手の平に拡げられているかのようにハッキリと分かっていました。

　こんなエロティックなイメージがわたしの頭に拡がっていましたから、全ての感覚が淫性に流れてしまうのです！
　ホンの僅かな空気の流れさえ、肌を撫でた途端にラブプレイになってしまうんです！
　頭に浮かぶ現実にはまだ起こっていないイメージも・・・！
　わたしの身体はそれらにいちいち反応していました。
　身体の中にうねりが起こり、波紋となって身体の隅々にまで伝わって行くの！
　わたし、・・・全身、・総身でおじさんを感じている！

　グ〜ン・・・グゥ〜ン・・・って、わたしの中を刺激する動き・・・。
　わたしの中を動き回るおじさん。
　おじさんにまとわり付こうとするわたしの襞や内壁・・・。
　決して早い動きにはならないで、むしろゆっくりなだけに、その細かなところまで感じ取れてしまう・・・。
　わたしが示したホンの僅かな反応を、次に通る時には注意深く、もっと反応させる様に刺激して行くの！
　柔らかい先端が狭い合わさりに滑り込み、弾力のある硬い部分がそれを圧し開くの！
　一段太くなっている弾力が通り過ぎると、急激に細くなる。・・・クビれているの。
　拡げられるだけ拡げられた内襞は、おじさんに絡み付くように寄り添って、内へ外へと翻弄されていたの。・その上、翻弄される細かな動きの全てが頭の奥深くにまで染み渡って来てたわ！
　内襞も内壁もおじさんの動きを追ってシンクロしているの・。