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　まさかおじさんの奥さんから、こんなに強い喜悦を貰うとは思いませんでした・。
　チョット考えただけで、とってもおかしいでしょう・？
　けれども、わたしは・身体の全てが熱くなっていました。
　それは、わたしだって奥さんを素敵な方だと、憧れさえ感じるほどに思っていたんですよ。おじさんの奥さんでさえなければ、お知り合いになれたのはとても光栄ですもの！
　 そんな方の意外な行い・。俄に拒否なんて出来ません。

　身体の全ては当然で、頭の中まで熱い悦気で一杯になっています。
　男性から貰う悦びとはチョット違った感じがします・。女性同士なだけに、愛撫して来られる順は奥さんが欲しい順番になるのでしょう？・・経験なのでしょうか？・奥さんが感じる処をわたしに与えてくれているのでしょうか？
　こんな関係はいけないと思う気持ちと、早く先へ進んで欲しい気持が入り交じって、わたし自身が何を求めているのかさえ、分からなくなっていました・。
　焦らし方だって念が入っているんですもの、息苦しささえ感じていました・。

　悦楽にわたしの総てが呑み込まれてしまい、熱くなった胸が押さえ付けられているみたいなんです。
　それでもまだ、良く知られているだろうポイントには刺激が控えられていました・。
　これだけだって、わたしは焦らされているんです！

　そこを刺激されれば、たぶんいつもより強い刺激になって、わたしは二段跳び三段跳びで、エクスタシーに近付くでしょう・。
　奥さんはそれをさせてくれないんです・。もっと昂見に昇りたいのに・。
　まだまだ中途半端なんですもの・・・。

　恋人の奥さんに愛される恥ずかしさ・・・。これは大きなファクターです。
　しかし、このファクターが悦気を大きくするなんて思えませんでした・。
　思えないんですから、恥ずかしい事は嫌でした・。
　今わたしに悦びを送り込んでいるのをおじさんだと思いたかったんです。
　そう・、悦びは愛する人とこそ分かち合いたいですもの。
　奥さんからの喜悦の中で、わたしはおじさんへの愛を再確認させられました・。
　逆らえない、奥さんからの喜悦。わたしの中がバラバラになりそうです。わたしの悦びはおじさんとこそ分かち合いたいんです。
　わたしの肌を滑る心地良さは、おじさんおじさんとの交歓かのように・・。
　でも異質なんです・。
　おじさんとならわたしも求めてしまいます・。
　でも奥さんを求める気持なんて、わたしにはありませんもの・。
　本当なら、止めて欲しい筈です。
　それなのに総ての逆らう気持を抑え込む悦び・・・。
　奥さんに応えたい気持さえ浮かんでいるんです・。
　わたしの身体がわたしの意志を離れて行っている感じです。
　わたしが知らないわたしのポイントを、奥さんの手が探っては刺激して来るんですもの！
　刺激って云ったって、嫌な感じが全然ないんです・。
　雲の上にいるみたいなフワフワした気持・・・。

　状況は、奥さんを撥ね除けようとするなら出来るんです。
　それでもわたしには、奥さんを撥ね除けるなんて出来なかったのです・。
　だって、この気持ちの良い感触を途中で止めちゃうんですよ！
　勿体ない・・・。

　おじさんの奥さんと云う事は大きな障害なんですけど、奥さんを個人的に見てみればとっても魅力的なんです。女性の目から見て魅力的な方なんです・。物腰、装い、言動も・、どれをとってもわたしを惹き付けずにはいないんです。
　わたしはレスビアンだとは思っていませんでした・。ビアンの真似事は経験したこともありますけど・、やっぱり不自然な気がするんです。
　こんな心地良い思いをしていても、まだ、ビアンには抵抗を感じるからです。
　奥さんは黙ったままで、わたしの上半身の総てを撫で些擦りました・。
　奥さんの手が暖かい・。

　若い男の人だと、直ぐにお股へ手が伸びてくるのですが、経験の充分な人ほど強烈な処を後回しにするようです・。奥さんもそうなんです・。
　今は上り詰めてしまいたいのに、・そうはさせてくれないんです。
　焦れるンですよぉ・。このままでは・・・。・
　焦れちゃうのに、それさえも感じる・。
　チョットわたしが考えていた内に奥さんの全ての動きが止まっていました。わたしの上では・・・？
　シューっと衣擦れの音・？
　帯を解いているんです・。・振り返った眼に留め紐を解いている黄八丈姿の奥さん、わたし、硬直です。
　応接間の庭に面した大きなガラス戸からの光りが、奥さんを逆光の中に浮かび上がらせていました・。

　黄八丈が脚元に滑り落とされると、折り鶴の地模様が見事な絹の肌襦袢・。
　奥さんの肌が幽かに透けて見える気がします。
　なんて艶っぽい・！
　日本の完熟女性の魅力の全てが、そこに凝縮された気さえするんです！
　光業しくさえ・・・？
　思考が定まりません！・・・女のわたしでさえ、魅了されてしまいます・。
　見えている景色さえグラグラと揺れていしまうんです・。
　不思議・・・まるで夢二の世界に入り込んだようです。
　日常の中の幻想の夢・・・。
　素敵な空想の世界が目の前にある様なんです。
　暫しの間、ただ見取れてしまいました・。

　これは奥さんの優雅な仕草があってこその幻夢・。
　手指の流れに、足投の一つにも無駄が全く無く、それでいて滞りもないのです。
　まるで日本舞踊を見ているようです。

　かつての日本の女性は、日本舞踊が必須だった。と云われる訳が、解ったような気がしました。。その所作、仕草がその人の人格を示してくれる・？
　静止した姿にではなく、所作、仕草の中にこそ品格があることも一瞬で理解出来ました。
　手の返し一つでも、こんな僅かな所作の中にもリズムがあるんです。スゥ〜っと流れを感じさせる動き・。それはスムーズに流れてこそ意味を持つんです。
　パッパッと動いてしまったりギクシャクしたりすれば、全てが壊れてしまいます。
　優雅さは静止しいるだけでは表現できないんですね！

　見取れている内に奥さんが大きくなってきました。
　わたしが見取れていた所為だとも思ったのですが、流れる様な足運びで近付いて来ていたのです！
　殆どお顔しか見えなくなって・、そのお顔が傾いたかと思うとまた、口付けされていました！
　随分長い間口付けが続いた様にも思うのですが、一瞬のことだったかも分かりません？
「どう為さったの？」
　狐に摘まれた様な顔をした侭のわたしに、奥さんが怪訝な顔をして聞いて来ました。

「奥さんこんなご趣味・？」
「試してみたくなったのよ。・ウチの人を受け入れられ無くなっちゃったから、レイさんで試してみたいのよ。・・・思う様だったら、三つ巴でしょう？！・３人で上手く遣れると思う？」
「・・・・。！・奥さん初めてなの・？」
「そうよ。・レイさんは？」
「凄く上手だから・・・。」
「ウチの人より良い人がいなかったの・。なんて、信じる？」
「半分ぐらいは・・・。」これ、わたしなりのジョークよ。
　こんなに驚かされたんですもの！全部なんて認めて上げないわ。
「レイさんは行動力のある人よねぇ？・わたしが経験出来なかった事を沢山経験為さっている・。？」
　これ、・・聞いて来ているのかしら？・それとも、・決め付けている？
「メイビー？」
「I whish get hevenfeel agein！」
　一瞬は聞き取れませんでした・。まさか、即答が英語でされるなんて思いませんでしたもの！
　でも先に英語を使ったのはわたし・・・。ただの悪戯心なんですけどね・。
　もちろん多少は英語だって話せますけれど、奥さんが即答して来た様には行きません。
　だから、驚いたのはわたしの方でした。・奥さんを驚かそうと思ったのに・・・。

「やだっ、・奥さん英語もお得意なんですね！・・・茶目っ気が裏目に出ちゃった・。」
「その位は遣って来るだろうと思ってましたわ。」
　えっ！予想していたなんて、・・・そんなにわたしの事を認られちゃってるの？
「編集なんて遣っていらっしゃるのに、脇が甘いですわよ。」
　本当に予想していたようで「上手く返した！」と、微笑んでいる様な感じを受けました。
　まいったぁ！・才女って、奥さんみたいな人を云うンだわ！

　英語が得意だという人には、前から時々やる悪戯なんですけど、こんな、微笑みながら返されたら、器の大きさに呑み込まれそう・。
　この時、奥さんのお話になって要らしたことの全てが納得出来た気がしました。
　社会通念だとか道徳だとか云うモノより、ズゥッとスケールの大きな人なんだ・。

　その肢体の見事さの上にこれだけのスケール・、「素敵！」なんて概念を通り越して、憧れに近いモノが湧いています。
　そんな人の傍にわたしがいる。・とても楽しい気分になってきました。

「レイさん可愛いわ！・・・」
　優しい目でわたしを見た奥さんに言葉が出なくなりました。
　わたしの前にまっすぐ立ち直して、スウッと身体を捻って腰紐を解き、襦袢を滑らせて落としました。
「レイさんだけ裸にしては、・・・ね！」
　わたしに近付きながらでした・。
　両腕がわたしの脇の下を潜ります・。ブラのホックが外され、ストラップを方から滑らせられました・。
　頬と頬が軽く触れていました。
　奥さんの顔が目の前に廻るとまた口付けが・・・。
　ぁあ、なんて柔らかくて暖かい口付け・。
　奥さんの両手が再びわたしの背に廻って、ちょっと引き寄せられたの・。
　わたしの官能が反応していました。考えもしない内にわたしの腕も奥さんの身体にぶら下がっていました！
　二人共立ち上がって抱き合い、口付けを続けています。

　短い様な長い様な・口付け・・・。フワァッとした感触です。
　その中の暖かさ・・・。触れ合っている処だけでなく、全身が徐々に熱くなってきます・。
　それは、奥さんも同じ感じだと思いました・。
　身体が熱くなっているのは耳たぶで分かります。眼の下も紅化するのですが、女性の場合、それはお化粧で殆ど分かりません。
　口付けそのものは柔らかい、暖かささえ感じられるのですが、二人とも次第に腕に力が入って来てしまいました・。
　もっと密接になりたい。・そんな思いが強くなってくるからです。
　胸と胸が密着して、そこからも熱が発せられている様です・。

　身体の接している処、手や腕、腿などファウンデーションも無い処では、お互いの体温を直接感じていました。お互いがお互いの体温を感じることで、また自分の体温を上げてしまうのです。

　お互いに密着しようとする事で、お互いのバストは圧し潰された感じにはなりましたが、そのバストに奥さんの心臓の鼓動が伝わって来ます。早い鼓動を打っていました。緊張か昂奮か？・奥さんにもわたしの心臓の鼓動が伝わっているでしょう。
　お互いの鼓動が次第にシンクロしてくるような感じです・。

　わたしの背中に回されていた右手が少し引かれて、脇の下から脇の下へと滑り、バストの側幅を包みます。
　また優しく、滑って降りていきます・。その後がフワァッと熱くなるんです・。
　感覚として熱くなるだけじゃぁないんです・。わたしの中心へ直接伝わっている感じがあります。
　ジワァっとそこが熱くなるのを感じますし、またが拡げられる感じ・？これはわたしの愛液の滲み出しです・。
　わたしの上を静かに滑って流れる奥さんの手は、行く先々にわたしの官能を集中させ、昂揚を誘うんです。
　始めは戸惑いだけでしたのわたしも、この心地良さに酔い始めていたのです。

　女学校時代のビアン経験が蘇ります。男性のお相手とはちょっと違う感覚。女性の方が極めが細かいんです・。かゆいところに手が届く。と云うか？
　欲しい官能を欲しい順番に起こし出してくれるのです・。
　男性の時には、相手の方の欲望を受け入れる感じなのが、女性同士ですとお互いに相手の感じ方を知り、次を考えてくれる感覚が伝わって来るんです。
　・わたしの為。言葉にするとこれだけなのですけど、行動でこれを起こすのは大変です。
　男性がこの種の官能を起こしてくれる事なんて、考えられないんですもの。

　奥さんに左手がわたしの頬を包みました・。
「可愛いわねぇ・。」奥さんの言葉に胸がキュン！となります。誰に云われても嬉しくなるんです。この言葉。そう云ってくれる人がわたしも好意を持っている人だったら、倍も三倍も嬉しいじゃないですか。
　また軽く唇が重ねられました・。ごく軽く・。

　わたし自身の鼓動が早まるのが分かります。
　わたし・、奥さんと・求めてるわ・！
　もう止めようが無いんです。右手を奥さんの首に回していました・。
　わたしから唇を重ねて行ってたんですっ！
　重ねてじゃないわ。・圧し付けて、奥さんの口を開いて舌を押し入れていました。
　薄ぅくレモンの香り・。清々しささえ感じるお口の中。滑らかな歯列を辿り、奥さんの舌を追って絡めて行きました・。

　奥さんの背に回していた左手は、豊かなバストの感覚を確かめていたんです・。
　滑らかな、極めの細かい肌からは本当の柔らかさ・、わたしの指の一本一本に絡み付いて来る様な感覚があります。わたし自身のバストよりもう一段階、柔らかく感じます。
　その癖、少し力を入れると深い処の芯があるような弾力・。
　柔らかさだけじゃぁないんです・。
　確かめたくなる感情を抑えて、手に力が入らないように気を付けて滑らせ、斜め下から支えるように包み直します。
「フゥッ・」奥さんの突いた息が聞こえました・。
　奥さんも感じてくれているの！・同じ感覚を共有すす悦びです。
　奥さんの首に回した腕に力が入り、より強い口付けを求めていたんです。
　奥さんの中で絡み合わせた舌が、巻き込まれそうです。
　吸い合った息が震えています。

　ゾク〜っと背筋を官能が背中を走って行きました。
　こんなにソフトに愉悦に包まれて行った事はありません。
　背筋を走った官能のうねりは、わたしの肌表から肌の奥へ・、そして神経が中心へ集中して、もっと熱くさせるんです・。
　全てがソフトなんです！・わたしが拒否の少しでも態度を見せれば、終わりになって仕舞いそうな・・・。
　ですけどもう、止めていることなんか出来ません！
　奥さんの背筋に手を回してその手を背筋に添ってゆっくりと滑らせます。ウェストにまで滑らせて、もっと先にまで手を伸ばして奥さんを引き付けました。
　お腹とお腹が付き、強く圧されます。
　・ジュァ・・・ヴァギナが音を立てたような気もしたのですが、そんな音がする訳もないんです。それでもクロッチに滑りを感じるのですから、確実に愛液が滲み出せているのは確かでした。
　
　奥さんの腕にも力が入っていて、奥さんもブレークの限界に近付いているンです。

　ですけど、わたしは膝頭をピッタリと密着させてヴァギナはもちろんクリットへの愛撫さえ、受け入れない様にしていたのです。
　それはおじさんとおじさんの奥さん、そのどちらからも愉悦を受けることに、どうしても納得のいかない処があったからです。
　でも、奥さんはわたしの思惑なんて意にも介さない様に、わたしに愛撫を続けます・。
　
　奥さんがわたしの眼を確かめました。
　二人の目が、視線が絡み合って暗黙の了解が出来てしまったんです・。
　奥さんが身を沈めます・。
　何をされるかも分かってはいます・。それでもわたしは動けませんでした・。

「あぁっ！・・・・」嗚咽が飛び出てしまいました・。
　思った通りに奥さんの唇を感じたんです。・わたしの中心近くに・・・。
　折り返されたワンピース、スリップ、そしてショーツ。それらを通してさえ、奥さんの唇の熱ささえ伝わった気がしたんです。
　中心に力が入っていました。・気が緩みでもしたら、中心に滲み溜まった愛液が零れ出しそうでしたもの。
「経験はあるのよね？・わたしは・初めてなの。・・同じ女性とこんなこと・・・。」
「えっ！」これは口から外へは出なかったかも知れません？・でも、心の中は驚きだけでした。それほど奥さんの口から聞こえた「初めて・・・」は意外でした。
　始まりはビックリしただけでした。でも、流れる様にわたしの官能を高められて行くと、奥さんは、豊富な経験者だとしか思えなかったんですもの・。

　奥さんの両手がウエストに掛かるワンピースの折り返されたところを持って擦り下げました。足元にワンピースは手繰まりました
　右手を左の方に送り、スリップをブラジャーのストラップを滑り落としました。・もう、わたしだって邪魔なファンデーションを脱ぎ捨てたかったんですもの！
　直ぐに左手で右肩に掛かるストラップを滑らせて落とすと、スリップはフワァッとした感覚で足元のワンピースに重なったのを、足首の幽かな感覚が伝えて来ました・・・。

　ショーツを下げると奥さんを目が合いました。一瞬ではあったのですが、時間が止まっていたかのように、多くの事が感じられました・。
　奥さんがどんなにわたしに心を許しているのか。わたしと本当に仲良くなりたかったのか。そして、おじさんから得られなくなった悦楽への渇望・・・。
　この妙塾の婦人が溜まらなく愛しくなりました。

　立ち上がるのは二人がシンクロしたようでした・。そして、力の限りお互いを抱き締め、唇を圧し付け、お互いの息を吸い合っていました・。
　わたしの背中にあった奥さんの手の感触が消えると、下腹の辺りも圧力が消えて、奥さんの腰巻きが落ちて行くのが分かりました・。

　わたしに比べれば、幾らかの年月を感じさせる肌の滑りと、幾らかの衰えを感じさせる弾力、まだまだ奥さんのお歳にまでは感じさせないでしょうお肌でした・。
　まだまだ手に吸い付いてくるようでした・。
「奥さん素敵ですねぇ！・・・こんなにお肌がお若いなんて・・・！」
「お世辞は良いわよ。年月って残酷なモノなのよ・。わたくしでも、今が誇れる状態でないことぐらいは分かっているのよ。」
「いいえ、奥さんは素敵ですわ。・歳月と云うのは経験の別名ですよ。・・・経験は若さよりも素敵な価値を作りだしてくれる物でしょう？」力一杯に思いを載せて云いました。
「そうかしら？・・・」
　奥さんは気の無い返事です・。
　人は失ったモノにばかり気に掛け易く、変わりに自分がまだまだ持っているモノを忘れ勝ちになるのです。
「ホラッ。」わたしは奥さんのバストの斜め下の方に吸い付きました。
「ァァ・。」
　奥さんの初めての呻きでした。