なごり雪 『新・ＳＭ小説書庫２』二次元世界の調教師 作
２３．狂気の全裸露出プレイに挑戦 「こんにちは、ご主人様！」 「あら、今日はとっても元気ね、美里ちゃん」 「そうなんですう」 　専門家である、アダルトショップの店長三枝さんに協力を仰ぎ、準備万端で迎えた週末。やはり「全裸露出」は、初心者にはハードルが高い。本当に、正気の沙汰とも思えぬ、変態プレイの実行に、俺は悶々と悩み、前夜はよく眠れなかった。 　ところが、当事者である美里は、いつになく上機嫌で、まるで遊園地にデートに出掛ける、ルンルンな女子みたいであった。世にも恥ずかしい、全裸を晒すと、言うのに。コイツ、もしかすると、本気でアブない性癖の、露出狂の変態マゾなのかも知れない。ごく普通のお嬢様風な服装なのに、いきなり脱いでしまいそうな勢いだった。 「オイ、ちょっと待て。まずは腹ごしらえしてからだ」 「美里ちゃん、お昼作るの、手伝ってくれる？」 「ハーイ、わかりましたあ」 　ヤル気満々で見せたがってる彼女を、どこまで暴走させて良いものか。変態の先輩である真理おばさんと、今日の露出プレイについて談笑しながら、家の厨房に立つ美里に、俺は一抹の不安を覚えずにはいられなかった。 　さて、今日の予定はまず、腹ごしらえを終えてから、白昼堂々、全裸露出プレイ。美里に散々恥ずかしい露出を強要した後で、俺も出陣し、ご褒美に野外露出セックス。いわゆる青姦で締める。そして深夜に、上級変態プレイを決行。俺のチンポがどこまで保つのか。それが、最大の懸念であった。 「すいません、お借りします」 　全裸露出に選んだ場所は、正志さんの自動車修理工場。完全半ドンで、皆引き上げ、土曜の午後は無人になるのだ。入口も閉鎖されるし、人目に付く事はない。恰好の露出プレイ場であった。もちろん、変態夫婦のお二人は、興味津々で見張ってくれている。 「おお、なかなかいいな」 「美里ちゃん。首輪と手錠がとっても似合うわね」 　俺の奴隷である証の、拘束具を着けて立たせた美里は、もう、奮い着きたくなるような、完璧に「いい女」であった。形だけなので、自由に動けるのだが、バンと張り出した大きな乳房も、剃り上げてしまった無毛の女性器も、全く隠す事なく、堂々と誇示している。 　俺は余りにも魅力的な全裸の恋人にクラクラしながら、美里に近寄り命令した、 「その場でしゃがむんだ」 「はい、ご主人様」 「オナニーして、気をやれ」 「ああっ！　す、凄い……」 　すぐに大きな乳房と、股間に手をやった美里。露出のスリルで感度が上がってるのだろう。ビクンとカラダを震わせ、感極まったアヘ声が出た。 「コイツが欲しいか？」 「欲しいわ」 「なら、しゃぶれ」 　ズボンから取り出したチンポの包皮を剥いてやると、美里はパクリと口に頬張り、クチュクチュとしゃぶり始める。 「出してやるから、お前も一緒にイクんだ」 　最愛の彼女が、カラダを燃やして絶頂に昇り詰めながら、情熱たっぷりな、チンポのご奉仕をしてくれるのだ。美里のテクは上達してたけど、そんなの問題じゃなかった。俺はもう美里のオクチに魔法が掛かってると錯覚するほど、次々に射精を促され、大量の精液を美里の口内にぶちまけていた。本当に腰が軽くなったと感じるくらい、出してしまい、直後に猛烈な虚脱感を覚えた。 　このプレイで、俺のチンポが保つかどうかが問題、と言った言葉が冗談じゃなくなり、俺はすぐ変態夫婦に相談した。 「あのう、これじゃ美里をかわいがるのに、チンポが持たないです」 「あら、美里ちゃんのオクチが、そんなに気持ち良かったの？」 「しばらく、休憩するしかないな」 　正志さんの、現実的な提案を受け、休憩しながら、美里を責める方策を考えた。まず手拭いを目にグルグル巻きにして、美里の視界を奪う。続いて、背中に回した両手に手錠を掛けて、拘束すると、美里は大きな乳房を突き出す恰好で、動けなくなった。更に首輪のリードを繋いで、行動範囲を制限する。 「じゃあ、俺のチンポが回復するまで、そこにいろよ。冷えたら、ションベンしてもいいぞ」 「ご主人様！　行かないで」 「事務所で、お茶でも飲みますか」　 　 　もちろん、美里を本当に放置するわけじゃない。離れた場所で見守ってるのだが、極力音を立てず、不安にさせてやる。そして正志さんに頼んで、入り口のシャッターを、わざと大きな音で、ガラガラと開けてもらった。いつもは特別な物は何もないので、開けても人が入って来る事はないんだけど、全裸放置で目隠しされた美里には事情がわからず、知らない人に見られたら、と言う不安で、凄まじい興奮に襲われるに違いない。 　それから３人で事務所に入り、真理おばさんにコーヒーを入れて貰って飲む。ちなみに、拘束放置してる美里は、この事務所に首輪を繋いでるのだ。事務所の窓から監視出来るのだが、すぐ近くなので、話し声を聞かさぬよう、皆無言であった。 　と、おばさんが、俺に何やら耳打ち。 「チンポたった？」 「いえ、まだ……」 「若いのに、だらしないわねえ」 　まだ、１時間もたってないのだ。無茶を言わないで欲しい。すると、おばさんは、更なる耳打ち。 「チンポを出しなさい」 「いや、それはさすがに、ちょっと……」 　俺は正志さんに、救いを求める視線を送った。いくら変態夫婦とは言え、夫が見てる前なのだ。だが、おばさんは、正志さんに耳打ちし、アッサリ承諾を取ってしまう。 「構わないって。ホラ早く」 　まあ、分かっちゃいたが、全く困った人達である。諦めた俺が、ダラリと情けなく萎れたチンポを出すと、早速おばさんは、ムンズと?む。おばさんは、手でしごいても反応しないのを見ると、バッと胸をはだけて、ノーブラの乳房に挟み、オクチにくわえてくれたのだが、人間技とは思えない大量射精から、１時間もたたないチンポを、勃起させるのは、やはり無理であった。 　がっかりして嘆息してるおばさんに、申し訳ない気分になったが、やはり無理なものは無理である。すると、美里を監視していた正志さんが、手招きをするので、俺達は、窓際に集まった。美里は何と、オシッコしてしまい、黒い水たまりが出来ていたのである。後始末してやるため、俺達は事務所を出て、失禁した美里の所に集まった。 　持って来たトイレッとペーパーで、後始末してやるのは、もちろん俺の役目だ。さすがに情けないのか、美里は声を忍んで、シクシク泣いていた。が、ちり紙を陰部に当てがい、優しく拭いてやってると、とんでもない反応を見せる。中まで拭くため、紙を丸めて突っ込んだ俺の指に、膣肉がギュッと絡み付き、エッチな刺激を貪ろうとするのである。様子を見ていた変態夫婦が、呆れたように声を掛ける。 「チンポが欲しくて、我慢出来ねえみたいだな。全く、嫌らしいお嬢ちゃんだぜ」 「これ、持って来てて良かったわ。彼氏君のチンポ型、食べさせてあげるわね、ウフフ……」 　真理おばさんは、オシッコを拭き終えた俺の指と、入れ替わるように、俺のチンポを象ったディルドを、美里の陰部に食べさせてやった。 「コレでしばらく我慢しててねえ」 　こうして、オシッコ直後の美里に、俺のチンポ型ディルドを仕込むと、俺達は再び事務所に入った。そして事務所の窓を全開にすると、外の美里に聞かせるため、変態夫婦は激しいセックスを始めたのである。 「この歳で青姦はキツイからな。真理のよがり泣きを聞かせてやるぜ」 「浩平君、しっかり見てね。彼女のために、チンポを勃起させるのよ」 　この２人がノーマルな性行為の筈はないと思ったが、やはり事務所の床で、おばさんを拘束した、SMプレイだった。まず背中で後ろ手錠をはめられ、ひざまづいたおばさんに、正志さんがチンポをしゃぶらせるイラマチオ。ごっくん、と精子を飲ませてから、激しいセックスに突入していた。 「あああっっっ！！！　イクっ！　ま、又いっちゃううう！！！」 　体位を変え、肉がぶつかる音が響く、本気のセックスが続き、おばさんはどんどんアクメに達しては、歓喜のよがり泣きを張り上げる。こんな事が小１時間も続いただろうか。ピクリともしない程、くたびれ果てて、再起不能と思われた、俺のチンポが、遂に奇跡的な回復を見せていた。 「チンポが勃ちました！」 「でかしたぞ！」 「美里ちゃんをかわいがりに、行きましょう」 　イク！　イク！　と、あんな大騒ぎしてたのは、演技だったようだ。俺のチンポが回復した報告を、しっかり聞き届けてくれた変態夫婦は、すぐに簡単な服を着て、俺を誘い、事務所の外に出た。俺も含めて、一応服を着てるけど、即座に性交に対応可能だ。 　美里も他人の訳はないと、分かってるだろうけど、あくまで無言を貫き、真理おばさんと正志さんが、左右からソッと巨大な乳房に手を掛けた。すると、美里はビクンと大袈裟に思える反応を見せ、何やら鼻声を洩らす。まるで芯が通ってるみたいに、パンパンに張り詰めた膨らみの、先端の乳首をクリッと摘まれ、コロコロと転がされると、美里は呆気なく昇り詰め、大声ではしたなく、アクメを叫ぶ。 「ウヒイイッツ！！　イク！　イクウウウ！！！」 「あらあら、オッパイだけなのに、何てエッチな子なのかしら」 「浩平君、チンポの出番だぞ」 　 　乳房責めで、激しく気をやらせた二人は、乳房を放し、股間に埋まってた、俺のチンポ型ディルドを、スポンと抜いてしまっていた。ここまでお膳立てしてもらい、後は出陣を待つばかりだ。ブルンと大きく武者震いした俺は、痛いくらいバキバキに勃起したチンポを、空き家になった美里の女性器に、チョンと触れてやる。 「コイツが欲しいか、美里」 「欲しいわ！」 　更に焦らして、おしゃぶりを強要するには、俺の興奮も頂点に達していた。俺のチンポを欲しがり、マ○コを極度に疼かせてる美里。俺の選んだ体位は、女性上位の騎乗位。地面に仰向けで横になると、勃起チンポがピンと天に向かって屹立する、そして全面協力してくれる変態夫婦のお二人が、量感溢れる美里のグラマラスなカラダを、左右から抱えて、腰をゆっくりと下ろす。恐ろしく疼き上がった女性器が、見事にチンポをくわえ込むと、「キャアッ！」と美里は悲鳴を上げた。 　後はもう、本能のまま獣と化した美里の独壇場だった。「イイ！　イイ！」と「イク！　イク！」を何度も繰り返しながら、チンポをくわえ込んだ腰をグラインドさせつつ、高速の上下運動。俺は極力我慢したのだが、何発射精して、精子を搾り取られたか、覚えていない。狂乱の中、いつしか俺の意識は遠くなり、気付くと。事務所の中に寝かされていた。 「大丈夫？」 　何とそう声を掛けて来たのは、美里である。彼女は既に服を着て、涼しい顔をしていた。さらに。正志さんと、真理おばさんも、声を掛けて来たのだが。 「オイ、夜まで寝といた方がいいぞ」 「美里ちゃん。犬になるの、楽しみみたいよ」 　そうだ。上級者向けの全裸露出プレイとして、美里を「犬」にして、ペット調教する予定なのだ。 ーーこりゃ、どっちが辛いのか、わかりゃしないな 　美里の人間としての尊厳を剥ぎ取る、悪夢のような「犬調教」。だが、これに付き合う方が、もしかすると「悪夢」なのか知れない。何しろ美里のやつ、青姦までやったのに、ケロッとしてるんだもんな。そう考えてるうちに、俺は深い眠りに落ちていたのである。
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新・ＳＭ小説書庫２
2025年9月15日掲載
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