２．

「すごーいい。愛し合うってこんなに素敵なことなのね。」
　上気した顔でおでこをひっつけながら恥ずかしそうに小さな声で、　まややは云った。
「気持良かったの？」
「うん、とっても気持良かった。あなたは？」
「気持良かったよ…」
「うれしい…」
　また唇を押しつけてきた。ぬるぬるくちゃくちゃ…
　大量の甘い唾液がでてくる。ごくりと飲み込んでも次から次へと唾液が溢れ出る。また、唇の端からこぼれ落ちた。
　まだ、　まややの股間はゆっくりと動いている。
「ねぇ？ずーっとこうしていていい？」
「うん。でも、時間は大丈夫？」
「今日は6時までオフなの。おにいちゃんが迎えに来るまで、まだたっぷり時間はあるから…これがデートのかわり。ねぇ、いい？」
　返事のかわりに　まややをぎゅーっと抱きしめた。
　二人とも床に倒れ込んで全身を密着させた。
　まやや　の脚や腰は俺の肉棒の感触を探し求めて忙しく動き回る。
　俺はセーラー服の背中に手を入れてブラジャーのホックをはずした。
　ぷるるん
　セーラーの薄い布地の中で解放された巨大な乳房が揺れていた。
　やがて、俺が下になって、　まややが座る形になった。　騎乗位というやつだ。
　俺の肉棒の感触を逃がさないように腰はずーっと押しつけられている。
　いつの間にか俺のスエットは腰まで脱げていた。パンツは膨張しきった肉棒を包み込めなくなっていた。
　さらに、　まやや　が動き回るものだから、ほぼ完全に露出している。
　しかし、まやや　は気付いていないようだ。
「なんか、さっきよりもあなたを強く感じる…」
　また苦しそうな表情になって懸命に腰を動かしながらそういってきた。
「うん、俺も感じる…」
　俺はゆっくりとスカートの中に手を入れてちっちゃくて少し堅い尻を触った。
　一瞬、　まやや　の動きが止まった。
　やばい！
　まやや　は俺の顔を見て微笑んだ。
「動き、はやい？」
「いや…お尻を触っていい？」
「うん　恥ずかしけど…」
　俺は腰の動きを手でコントロールした。
　もっと大きく肉棒の下から上までをスライドするように動かした。
　新たな感触に　まややはうれしそうに微笑んだ。
「あ、これ気持ちいい…」
　指を少しずつ硬い尻の付け根の部分に伸ばしていった。
　薄いパンティーはじゅくじゅくに濡れていた。
　すべすべの肌の感触が突然変わった。ぬるぬるとした愛液が熱く溢れ出ていた。
　薄い股間の生地をすこしずらしたら熱い愛液が肉棒にこぼれ落ちた。
「あん！」
　生のあそこの感触が肉棒で感じられた。
　快感が高まったので不思議そうな顔で　まやや　が俺を見ている。
「なにしたの？　また、さっきより気持良くなったけど…」
　最大限に硬くなった肉棒はピッタリと閉じた大陰唇を掻き分けて起立したがっていた。
　まやや　の股間はそれを抑え込もうとしている。
　まややが少し位置をずらして動けば、亀頭は肉壺の入り口で一気に起立するだろう。
　これから先の行為を望んでいないのかも知れない。　まやや　の腰の動きが止まった。
　それでも愛液が次々とこぼれ出ているのを感じる。まるでオシッコを漏らしているみたいだ。
　まやや　は細くて長い指先を俺のトレーナーのなかにすべりこませた。
　俺の胸をさすりはじめた。
「ねぇ？　きもちいい？」
　ついつい、　まやや　の尻に回した手で腰を動かして肉壺の入り口に誘導しようとするが、　まやや　は腰をびくとも動かさない。

　俺の胸をさすっている　まやや　の胸がセーラー服の胸元から見える。
　ブラジャーがはずれて自由になった白い胸の先には桜色の小さな乳首があった。
　まやや　の胸を揉むなんて考えられなかった。しかし、揉みたい。
　あの可愛らしい乳首をつまみたい。
　まやや　も俺の胸を触っているのだ。
　俺は勇気を出して尻に回していた両手をセーラー服の下から滑り込ませた。
　びくん
　まやや　の動きが止まった。
　かまわずに、柔らかいけど張りのある大きな乳房を持ち上げた。
　心地よい重さと、しっとりと吸い付いてくるような肌のきめ細やかさ。
　両手でそれぞれの乳首をつまむと、苦しそうに大きく息を漏らした。
「はぁあああ〜。」
　全身の力が抜けてしなだれかかってきそうになった。
　まやや　の上半身を乳房を揉みながらささえているという体勢だ。
　乳首に触れると、びくん　と身体が動く。
　その瞬間に腰が少しずれる。
　そして、大量の愛液が吹き出る。
　俺の亀頭が少しずつ蜜壺の入り口に近づいていく。
「ああ〜ん」
　びくん
　まやや　はふと我にかえって、また腰をずりあげようとするが、敏感な部分が肉棒にこすれて快感がさらに高まってしまう。
　それを何度も繰り替えた。
「だめだよ…これ以上は…　はぁ…」
「やめる？」
「だめ…」
　頭ではこの状況から逃げたがっているかもしれないが、まやや　の一番敏感な部分は肉棒にこすれたがっている。
「やめようか？」
「うん…だめだよ…これいじょ…う…はぁん…」
「やめる？」
「うん…やめ…はぁん…あん…」
　少しずつ声が小さくなっていく。
　乳首を触るたびに亀頭が蜜壺の入り口に近づいた。たぶん、入り口の部分で凄い力で起立しようとするだろう。
「ねぇ…愛してる？」
　突然、　まやや　が耳元でささやいた。
「うん。」
「ちゃんと愛してるっていって…」
「愛してるよ。愛している。　まやや　を愛している。」
「うれしい…」
　そういった瞬間に腰がほんの少しずれた。
　柔らかい大陰唇を掻き分けて俺の肉棒が起立した。
　ぬりゅ…ずぼ…
「え？なに？」
　熱くなった肉襞のなかを掻き分けて起立しようとする。
「ああ…ん」
　しかし、そこまでだった。入り口の少し奥で強い抵抗を感じた。
「わたし…はじめてなの…やさしくしてね…」
「え？」
「少し、痛い…」
「ごめん。やめようか？」
「ううん、お願い。最後まで…して…」
　苦痛で顔をしかめながら俺を見つめた。
「うん。」
　俺はキスをした。すると、びくん　と　まややが動く。
　めりっ
　少しだけ亀頭が奥に入った。
「い…た…」
　次に乳首をつまんだ。また　びくん　と小さく動く。
　めりっめりっ…
　さらに亀頭が先にすすんだ。
「んん…」
　まやや　の目尻から一筋の涙がこぼれた。
「いいかい？　力を抜いて…もうすこしだから…」
「うん…だいじょうぶ…」
　背中に回していた手を肩にそえて一気につらぬいた。
　ぶちっ　ぶちぃ
　俺のギンギンに膨らんだ亀頭が処女膜を破って肉襞を掻き分けて奥の奥まで突き進んだ。
「いたぁ〜ああいい！」
　まやや　が腕の中で暴れた。
「ああ〜いた〜いい…。」
　苦痛から逃れようともがくので、よけいに痛いのだろう。
「じっとして。じっとして。」
　俺の顔を見て　まやや　は素直に従った。
「おねがい…動かないでね…」
「そう、まやや　もじっとして。」
　動きが止まった瞬間すべての感覚が肉棒に集中した。
　ざわざわと動く肉襞。亀頭の先をジンジンと刺激する子宮。
　溢れ出る愛液の熱さ。
　まやや　も痛さにかわってしびれるような感覚を感じていた。
　ずっしりと重たくて堅くて熱いものが自分の下半身に突き刺さっている。

　まやや　は上体を起こして膝を少し立てて子宮の圧迫感から逃れようとした。
　その時、熱い肉棒の先っぽのカリの部分が、腹部から一番敏感な部分の裏側の肉壁を強く刺激した。
　そして、恥骨の裏あたりで強烈な刺激を感じた。
　膝の力が抜けてがくっと腰を下ろしてしまった。一気に子宮を亀頭が直撃した。
　入り口の部分には痛さが残っているが、それを上まわる刺激が背骨を走った。
「ああん！」
　上体をのけぞらすとさらに肉棒が奥に進んだ。子宮の入り口をこじ開けて一番奥まで到達した。
「いたい！」
　もう一度、膝に力を入れて抜こうとするのだが、あの部分にカリの部分が当たると腰の力が抜けてしまう。
　それを繰り返しているうちに、すべての部分で快感を感じるようになってきた。

　俺の腰の上で激しく動き始めた　まやや　の乳首をいじりまくっていた。
　じゅる　ずぼ…
　いやらしい音が部室に響いた。
「いやん、はずかしい…」
　そういいながらも腰の動きはだんだんと激しくなってきた。
　さすがに射精しそうになってきた。しかし、いつまでも　まやや　を感じていたい。
　俺は、　まやや　の背中に腕を回して座位になった。
　すると、さっきまで刺激されていた部分ではなく、膣全体に柔らかい感触が広がった。
　しかし、一番敏感な部分が恥骨に当たって強い刺激となっている。
「痛くなくなった…えへ…」
　そういいながらも小さな腰を動かしている。
　俺はトレーナを脱いで上半身裸になった。
　すると　まやや　は俺の乳首を指で弄りはじめた。
「さっきのお返しだよ。」
　苦しいそうな吐息の中で、恥ずかしそうにそういった。
　脱いだトレーナを床に敷いた。
　いったん、肉棒を引き抜いて座位から正常位に体位を変えた。
「あ…私のために…」
　俺のトレーナの上に　まやや　を寝かせた。
「痛くない？」
「ううん…いい気持ち…」
　まやや　の脚を持ってＭ字に開いた。スカートがめくれた。
「いやん。恥ずかしい…」
　真っ白なパンティーは破瓜の血がついていた。しかし、あまりの愛液の多さでピンク色になっていた。
　またの部分が横にずれて　まやや　のあそこがまる見えだった。
　薄くて少ない恥毛と、桜色の恥部があらわになっている。
　まやや　は両手で顔を隠している。
　さっきまで俺の肉棒がここに入っていたとは信じられない。
　ピッタリと閉じた秘部は少女のようだ。
　しかし、ぬるぬらと愛液が溢れ出ている。パンティーをずらして指を突っ込んでみた。
　ぷちゅ　ぷちゅ…
　指の太さでもこんなに抵抗感がある。よく、俺のモノが入ったものだ。
「いやん…ああ…　あん」
　指に肉襞がくちゅくちゅと纏わりついてくる。
　俺はさっきの恥骨の裏の敏感な部分でひとさし指を折り曲げてみた。
「あああ〜ん」
　身体が大きくしなった。
「ここ気持ちいい？」
「うん…きもちい…いい…」
　まやや　は俺の腕をつかんで目を見つめた。
　早く入れて。
　そういっているようだった。
「わかった。また入れてあげるね。」
　こくり　と　まやや　はうれしそうに頷いた。
　ぐしょぐしょになったパンティーを脱がして膝を立てさせて開いた。
「いくよ。」
「うん。」
　足を開いているのに大陰唇はピッタリと閉じたままだ。
　俺はそのまま、適当に肉棒をあてがった。
　すると、にゅるっと愛液が溢れてきて　まやや　が自分で腰を浮かして入り口に導いた。
「ここ？」
「うん。」
　俺は腰をグッと沈めた。
　ぬちゅる　ぶじゅ…　大きな音をたてながら肉棒は先に進んだ。
　正常位だとさっきのように深く挿入できない。そのかわり恥骨の部分が当たって気持ちがいい。
　そのとき　まやや　の一番敏感な部分の皮が自然にめくれた。
「ああ！　なに！　え？　なにこれ！」
　激痛のような快感が　　まやや　の脳天を刺激する。
　俺の身体の下で大きく見悶えながら、俺の恥骨に一番敏感な部分を擦り付けてくる。
　その動きは肉壺の中と連動してぎゅうぎゅうと締めつけてくる。
　やばい　射精しそうだ。　俺は腰を引いた。
　しかし、　まやや　は身体を弓のようにしならせながら、一番敏感な部分を擦り付けようとする。
　そうすると、俺の肉棒が一番奥にまで届いてしまう。
　俺はあまりにもすごい快感から逃れるために、腰を落とそうとするのだが、　まやや　はぐいぐいと腰を押しつけてくるのだ。
「だめだよ…まやや　気持良すぎる…」
「私も…私も…」
　小さな頭を抱えてキスをして、なんとか気持ちを散らせようとした。
　このままだと、イッてしまう。終わりたくない。
　俺は、肉棒を一気に引き抜いて　まやや　を俯けにさせた。
　小さくて可愛いお尻がプリプリとゆれている。
「え？なに？」
　俺はすぐに、　まややの腰を抱えて四つんばの体勢にさせて肉棒を挿入した。
　にゅる
　この体勢だとさっきより抵抗感なく挿入できた。
「えぇ…ああ…すごい…」
　痛みは少し残っていたのだが、あまりにもの感覚で　まやや　は羞恥心が飛びそうになっていた。
　俺は縊れた腰から小さなお尻までのラインに見とれながら、さらに深く挿入した。
　すると、奥深く入っていた肉棒が尾てい骨から肛門の入り口の裏側を刺激することになった。
「あ…あ…うそ…うそ…すごい…」

　俺の肉棒が窮屈な肉壺を出入りするたびに、入り口の部分から愛液が泡を立てて吹き出る。
　肉棒には白くてネバネバしたものが付着している。それが、破瓜の血で少しピンクになっている。
　甘い匂いがむんむんと漂っている。
　俺は乳房に手をまわして丹念に乳首を愛撫した。
　がくっと　まややは四つんばいの姿勢を崩した。
　それにあわせて俺は　まやや　の背中にぴたりと密着して腰だけを動かした。
　これだと、入り口付近では恥骨の裏を、奥の部分では子宮の入り口辺りを強く刺激するようだ。
　左手では乳首を、右手は　まやや　の一番敏感な部小さな豆のような部分を愛撫した。
「いや　やめて　…だめ…だめ…」
　俺に押さえつけられた形で身動きできない体勢で、ひくひくと腰を浮かそうとしている。
　耳を軽く噛んでやると、自分の指を噛みながら絶叫を押さえようとした。
「もう…だめ…いっちゃう…しんじゃうよ…」
「俺もイキそうだ。」
「一緒にいこう　ねぇ　一緒にいって…」
「いくよ…」
「もうだめ…お願い…はやく…早くきて…」
　この体勢でもぎゅうぎゅうと俺の肉棒を締めつけてくる。
　俺は腰を動かすことも愛撫することもやめた。
　まやや　もじっとしている。
　すべての感覚が子宮に集中していた。
　ざわざわ…子宮の入り口付近が俺の亀頭を愛撫した。
　俺は上体を起こして腰を持ち上げて、　まやや　の一番奥まで挿入した。
「ああ！いくううううう！」
　まやや　の絶頂を感じた。

　どく　どく…　どくどくどくどく…

　大量の精子が爆発するように発射された。
「熱い！　熱い！　すごい！　ひぃ…　」
　俺の下で　まやや　が小さく震えている。

　精子が発射するたびに俺の肉棒がひくつく。
　それに答えるようにぎゅうぎゅうと肉襞が締めつけてくる。

　どく　どく　どく…

　全部放出したのに、堅さ大きさも維持したままだった。

　それから、ずーっと俺達は愛し合い続けた。
　まやや　も痛さを感じなくなりさらに感度を上げた。
　まるで極楽だった。いままでの恵まれない人生をとりもどした。
　さすがに4回目を放出すると二人とも気絶してしまった。

　これは夢かも知れない。それでもいいと思った。
　腕の中の　まやや　は重さも柔らかさも甘い匂いもすべて本物だった。

　ドンドン！　「まやや　居るんだろう！時間だぞ！急げ！」

　杉浦部長の声で気がついた。時計は6時を過ぎていた。
「いけない！　おにいちゃん、待ってね！」
「早くしろ!　事務所にバレルと大変だぞ。」
　まやや　は全裸だった。急いで持ってきた紙袋から私服に着替えた。
「ごめんね。これから仕事なの…」
　そういって、ぼやーっとしている俺の頬にキスして、さらに、唇に濃厚なキスをしてきた。

　ドアを開けると部長が時計を気にしながらたっていた。一瞬、部屋の隅で裸で寝転がっている俺をみてにやっと笑った気がした。
　まやや　は深めに帽子を被ると部屋を出ていった。

　部屋には隠微な匂いが残っていた。床には汗でグショグショに濡れたセーラー服が落ちていた。
　なんだったんだ？　現実？
　まさか…　でも、現実だった。　そっくりさん？　まさか…

　俺はセーラー服と強烈な匂いと愛液と血がついたパンティーを紙袋に入れて家に持ちかえった。

　ＴＶをつけたら　まやや　が映っていた。生放送だ。
　いつもとかわらない笑顔でインタビューに応えていた。　やっぱり夢だったんだ。
「最近めっきり大人っぽくなりましたね。恋でもしているのかな？」司会者がいやらしく質問していた。
「ええ。とっても素敵な恋をはじめました。」まややはカメラに向かって満面の微笑みを返した。
「おっと、爆弾発言ですね〜　またまた〜」と、司会者は冗談と受け取ったようだった。
「では、新曲です。どうぞ！」
　イントロが流れて　まややが踊りだした。　いつもよりぎこちない感じだ。
　曲が終わって、ぺこりとお辞儀をした。　
　誰も気付かなかったようだが、俺は目を疑った。
　ミニスカートからすらりと伸びた白い足を伝って白い液体がつーっと流れている。

　現実だったんだ。

　おわり