１

　由依はいつも学校が終わると、義姉の杏奈のところで時間を潰すのが日課だった。
　目的は美しい義姉と楽しい時間を過ごすこと。

　義姉の杏奈は美しい女性で、いまいちパッとしない兄貴と良く一緒になったものだなと初めて杏奈を紹介された時には不思議に思ったものだった。しかし、由依はすぐに杏奈を好きになっていった。杏奈の美しさは勿論の事、早くに母親を無くした由依は杏奈に母親の面影を見ていたのかもしれない。

「こんにちわー」
　いつもの様に由依は殆ど遠慮せずに結婚１年の兄の新居に入り込んで行った、
「おかえりなさい。」
　杏奈はいつもおかえりなさと言って由依を迎えてくれるが、由依はどうしても、ただいまとは恥ずかしくて言えずにいた。
　いつもの様に由依は杏奈とお茶を飲みながらとりとめのない話を重ねた、話の中心は殆どが兄の伸彦のことで、由依が兄の昔の事を面白可笑しく話し、それを杏奈が上品な優しい笑いを浮かべて聞いているのが常だった。
　部屋にはいつも杏奈の好きなクラシック音楽が流れていた。

　いつも通りに時間が過ぎて行く中で由依は急に物凄い眠気に襲われた、それは寝不足だとかそう言うものから来るものでは無く、何ものかによって無理矢理眠りを強制されているような眠気だった。
「お姉さん、私なんだか眠くなってきちゃっ・・・」
　と、言い終えるより先に由依の大きな目は瞼と長い睫毛に覆い隠されてしまっていた。
「・・・・ごめんなさい、ごめんね、由依ちゃん・・・・」

「ん・・・・」
　遠くから流れて来るショパンの夜想曲で目を覚ました。
「私・・・・そうだ、急に眠くなっちゃって、それから・・・・」
　由依は朦朧とした意識の中でそこが新婚夫婦のベットの中であることを理解した、枕元には二人の結婚式の写真が飾られている、写真の中で微笑む杏奈はとても美しく、そして幸せに満ちている。
「今何時だろう、私どの位眠っちゃってたのかな・・・５時か、お義姉さんも起こしてくれれば良いのに、とりあえず帰らなくちゃ・・・」
　独り言のように呟いた後、由依はいつもより重たい感じのする体を引きずるようにして、寝室からリビングに向かった。

「・・な・・も・・欲・・・・・・い・・・お・・・」
　リビングの方から男の声がする。
　兄が帰ってきているのとも思ったが、すぐにその声は兄のものでは無いと分かった。兄よりももっと年を取った男、そう４０才位の声に聞こえた。
　何より兄は昨日から一週間の出張に向かったはずだ。
「お義姉さん、お客さん来てるの？」
　リビングの灯りは付いておらず、暗闇の中、杏奈がソファーの上でもぞもぞと落ち着き無く座ってい姿がぼんやりと見えるだけだった。
「どうしたの？灯りもつけないで。」
　スイッチをつけ、灯りを点した瞬間、由依は思わず気を失いそうになった。
　ソファーの上で落ち着き無く座っていたと思った義姉が、実は一糸纏わぬ姿で、しかも身も知らぬ男の上に跨がっていたからだ。
　由依の思考回路は一瞬にして停止した、美しい義姉は由依が部屋の灯りをつけたことなど気付かない様子で、その上品な顔からは想像できない豊満な体を由依に見せつけるかのように男の上で淫猥に踊り続けた。
「おはよう、由依ちゃん、良く眠れたかい？」
　由依が呆然と言葉を失い立ち尽くしている中、沈黙を破ったのは杏奈とは伸彦以上につり合わない、ガマガエルのような顔をした、大きな弛んだ体の醜い男であった。
　男はまるで朝の挨拶でもするように、平然と混乱状態の由依に声をかけてきた。
　由依から返事が得られないと見るや、男はさらに口を開いた、
「こんにちわ、由依ちゃん、俺の名前は山本、君の事はお義姉さんからよーく聞いているよ。」
　山本と名乗るその男はそう言うと、視線を狂ったように山本の上で踊り続ける杏奈に移して言った、
「オラ、お前から紹介しないから由依ちゃんが怖がってるじゃねーか！」
　荒々しく杏奈に向かってそう言うと、山本はまた由依に視線を移し、その醜悪な顔に態とらしく偽善的な微笑みを浮かべた。
「ゆ、由依ちゃん、こ、こちらはや、山本さんっ・・」
　杏奈が息も絶え絶えに山本の紹介を始めた、
　すると、それを遮って、
「馬鹿野郎、話す時は相手の方を向いてってのが礼儀だろうが！」
　そう言うと山本は自分の体の上にあった杏奈の体を荒々しく突き放したした、すると杏奈の中からズルリと音をたてて醜い山本の体の中でもとりわけ醜悪な部分が姿を表した。
　杏奈の柔肉を存分に犯し杏奈の蜜液によってヌラヌラと光っていた山本のどす黒いペニスは杏奈の細い体の一体どこに収まっていたのかと言う程の大きさであった。男性経験も無く、勿論勃起したペニス等見たことも無い由依にもそれが常識を外れた大きさであることが分かった。
「いやぁー！！」
　遂に由依の口から叫び声があがった。
「由依ちゃん、そんな大声を出さないで、御近所の迷惑だよ、ちょっと由依ちゃんは混乱してるみたいだけど、お義姉さんから事情を聞けばきっと分かってくれるからさ。」
　山本はちょっと困った顔をしたものの落ち着いた様子でソファーに腰をかけたまま、そう言うと、床に寝そべり体をピクピクと小刻みに震わせる杏奈の体を起こし、その体を自分の膝の上に置いた。
「さぁ杏奈、由依ちゃんに説明するんだ。ちゃーんと由依ちゃんの方を見てね。」
　そう言うと山本は杏奈の体を先程までとは逆の向き、つまり由依の方を向くように動かした。
　華奢な体に不釣り合いの形の良い杏奈の乳房が由依の目に飛び込んでくる。
　杏奈の長い両足の付け根からは山本の醜悪なペニスがまるで杏奈から生えているかのように杏奈の臍の辺りまで聳え立っている。
　それは彫刻のようなバランスの取れた杏奈の体には全く似つかわしく無いモノであった。仮に杏奈が一糸纏わない姿で由依の前に現れたとしたら、由依はその美しさにため息をついただろう。しかし、杏奈の股間部分からは山本の醜悪なペニスがその存在を誇示するかのようにそのグロテスクな姿を晒している。山本のペニスの存在は杏奈の体から芸術的な美しさを奪う変わりに、えも言われる淫靡さを杏奈の体に与えていた。
　さぁと、山本が杏奈を促すと、杏奈はその美しい手に醜悪なペニスを握り、おずおずと腰を浮かせた。
「いや・・・・いや・・・・何するのお義姉さん！止めてぇ！」
　由依の叫びも空しく、杏奈は自らの体を山本の醜悪で巨大なペニスを突き立てていった。
　ずぶっ・・・ずぶり・・・ずぶぶ・・・
　先程までそのペニスを受け入れていた杏奈の肉壁が再度その醜悪なペニスによって押し拡げられていく。
　しかし先程まで杏奈の柔肉を潤わせていた杏奈の蜜液はすっかり乾いており、杏奈の肉壁はミチミチと悲鳴を上げた。
「くふぁ・・・・」
　山本のペニスが半分程杏奈の胎内に進入した時、杏奈は小さく呻いた。
　そして杏奈はさらに腰を落として行き遂には山本の巨大なペニス全てををその美しい体の中に受け入れた。
「あぁはぁんっ・・・・」
　山本のペニスを受け入れた瞬間、杏奈は由依の存在など忘れてしまったかのように美しい顔を歪め、艶かしい声をあげ、先程と同じように淫靡な動きを開始した。
　ただ先程までと違うのは背中を向いてていた為見えなかった杏奈と山本の結びついている部分が、今度ははっきりと見えることだった。
　醜悪なペニスによって犯されている杏奈の肉洞は瞬く間にその潤いを取り戻し、杏奈が淫猥に動く度にペニスと淫穴の間にねっとりと何本もの糸を引いた。
　ぐっちょん・・・・ぐっちゅ・・・ぐちゅ・・・・
　一心不乱に腰を振り続ける杏奈を制するかのように、山本が口を開いた、
「杏奈ぁ、由依ちゃんに俺を紹介するんだろぉ？忘れたのかぁ？んっ！」
　そう言うと、山本は不意に腰を杏奈に向けてせり上げた。
　山本のペニスが杏奈のさらに深い所までめり込んで行く。
「あふぁ！」
　杏奈は声にならない声をあげた。
「この口で、由依ちゃんにちゃんと説明しろよ、オラ！」
　そう言うと山本はペニスと同じく大きくゴツゴツとした歪な形の指を杏奈の口の中に押し入れた。
　杏奈は口内に無茶苦茶に進入して来たその指に愛おしそうに舌を絡めていく、
　ちゅぷ・・・じゅ・・ぬる・・・ちゅぱ・・
　瞬く間に山本の太い指は杏奈のだ液に塗れていく、山本が杏奈の口内から指を引き抜くと大量のだ液が山本の指を伝って杏奈の口元にべっとりと垂れていった。
「止めて、止めて、止めてぇ！！」
　その醜悪な行為を見せつけられていた由依が悲鳴に近い声をあげた、
「由依ちゃん、き、聞いて、このや、山本さんは、くふぁああ・・・・」
　杏奈は最後の力を振り絞るようにして言葉を続けた、
「わ、私のとても大事なひ、人なの、由依ちゃんのお、お兄さん、伸彦さんよりも、もっと大事な、大事な人なのぉふぁぁん・・・」
　そこまで言うと杏奈の口からはもうまともな言葉は発せられず、ただあんとかうんとか喘ぎか呻きかさえわからない言葉が発せられるだけだった。
「やれやれ、由依ちゃん、今の説明で分かって貰えたかな？そんなわけで俺は杏奈と仲良くさせて貰っているんだけど、杏奈には仲の良い義妹がいるって聞いてさ、それなら是非御挨拶したいなと思ってお邪魔させてもらったのさ。」
「嫌！嫌です、あなたなんか知らない、帰って、帰ってよぉ！」
　由依は泣きそうになりながら必死に言葉を返した、
「そんなこと言わないで、杏奈は君とはずっと仲の良い姉妹でいたいって言うし、それこそ実の姉妹のようになりたがってるんだ、け　れどそれはどうしようもすることができない。それなら俺が協力して血を分けた姉妹と同じ、いやそれ以上の関係にしてあげるってことになったんだ。」
「じ、実の姉妹以上の関係？」
　由依は何とか山本の言うことを理解しようとし、言葉を返した、しかし言葉に力は無く、由依が恐怖に支配されているのは誰の目にも明らかだった。
「そう、実の姉妹以上の関係。竿姉妹って奴だ。ようするに二人で同じチンポを経験しようってことさ。」
　由依は恐怖に凍り付いた、今まさに目の前で行われていることを自分にも経験させるとこの男は言っているのだ。
「いやよ、絶対いや、そんなの絶対嫌・・・・」
「そんなこと言わないで」
　そう言うと、山本は太い腕でがっしりを杏奈の両足を掴み、そのまま立ち上がった。
　杏奈の長い足は秘部を由依に見せつけるかのように広げらていた。
　山本は杏奈にペニスを深々と挿したまま、ノッシノッシと由依の方ににじり寄って来た、
　由依は恐怖のあまり声を上げることも、その場から逃げ出すこともできず、ただ震えながらその場に立ちすくすのみだった。
　そして由依が動けないのを良いことに、山本は由依の震える音が聞こえるような距離まで近付いてきた。
「ねぇ由依ちゃん、お義姉さんを見てご覧、今の杏奈はとても美しいだろう？」
「いやー！！」
　由依はその場に屈みこみ、目と耳を固く塞いだ。
「やれやれ・・・・」
　山本はそう言うと抱えていた杏奈の体を激しく上下に揺さぶり始めた。
「いやぁ・・・何で、どうしてこんなことになったの・・・助けて、誰か助けて・・・」
　幽かな隙間から由依の耳に杏奈の声と、ずちゅっ・・・にちゃっ・・・と言う杏奈の淫肉と山本のペニスが擦れあう音、そして先程からエンドレスで流れ続けているショパンの夜想曲が聞こえて来る。
　由依はひたすら体を小さくし、このおぞましい宴が終わるを待った。

つづく