２

「由依ちゃん」
　姑くの沈黙が続いた後の突然の山本の呼び掛けに、由依は条件反射的に声のする方に顔を向けてしまった。
　その瞬間由依の目に映ったのは、丁度屈みこんだ由依の顔の高さにあった二人の結合部分であった、山本のペニスを咥えこんだ杏奈の淫穴は蜜液がペニスでかき混ぜられることにより、白く泡立ち、淫らに捲れ上がった花弁が山本のペニスに絡み付いていた。
　由依にはもう目を塞ぐ力も、耳を塞ぐ力も、声をあげる力も残っていなかった。
　由依はただ目の前にある醜くそして淫靡に変わり果てた杏奈の淫壷を見ていることしかできなかった。

　由依が大人しくなったのを見て山本は一層激しく杏奈の体を上下に揺さぶった。
「あぁいい、いいのぉ、気持ちいいぃのぉ、御主人様のオチンポ良いのぉお！」
　淫部からはさらに激しい擦れ合う音が出ていた、
　ぬじゅっぬじゅ・・ぬじゅぬじゃ・・・
　山本のペニスを受け入れる為には十分すぎる程溢れた杏奈の蜜液は尻を伝い、床に大きなシミを作っていた。

　ひたすらその様子を見せつけられていた由依の呼吸は僅かに荒くなっていた。そして最悪なことに、本人が気付くよりも先に山本と言う悪魔のような男にそれを気付かれてしまった。
　山本は由依の変化を見て取ると、抱えていた杏奈の体を床に下ろし、バックの体勢になった。醜い山本に聡明で美しい若妻の杏奈が組み伏せられるその体勢に由依は初めて味わう淫靡さを感じていた。
杏奈の桜色に染まった形の良い尻をがっちりと掴むと山本は最初はゆっくりと、杏奈の反応を楽しむように動かした。そして徐々に根元の方まで巨大なペニスを沈めていった。
「杏奈、由依ちゃんにちゃんと綺麗なお顔を見せてやんな。」
　そう言うと山本は乱暴に杏奈の髪を引っ張った。
　由依の方を向いた杏奈の顔は由依の知っている杏奈では無く、ただ一匹の雌、山本の肉奴隷の顔であった。
「ゆ、由依ちゃん、ご、ごめんね・・・ひぐっ！で、でもね、山本さん、いいえご、御主人様のチンポとっても、ぎひっ！とっても気持ち良いの、由依ちゃんもきっと、きっと分かってくれるからぁ」
　山本が時より奥深くまで挿入するとそれに反応して言葉が途切れたが、杏奈は由依の目の前で、甘い香水のような息を吐きながら由依に語りかけた。
「そうだぞ、だから由依も何も心配しなくて良いぞ。杏奈と由依の竿姉妹は俺の肉奴隷として一生可愛いがってやるからな。」
　いつの間にか山本は由依を呼び捨てにしていた、由依がその言葉の変化の意味に気付くわけが無かった。
「それじゃあ二人は竿姉妹にして俺の肉奴隷になるんだから、誓いのキスでもしてもらおうかな、勿論神様なんかじゃなく俺に誓うんだぞ。」
　山本がそう言うと、
　杏奈は体を支えていた両手の内の片方を手を由依の肩にかける、そして由依の体に体重を乗せると、もう片方の手も由依の肩に回した。杏奈の細い指が由依の黒髪をとかし、化粧等していない、そしてそれがさらに美しさに引き立たせている由依の顔を手で撫でた。杏奈の指先が由依の唇をなぞる、杏奈の指先に荒くなり始めている由依の吐息が吹きかかる。
　由依の頬はいつもまにか上気し紅く染まっていた。
　杏奈の顔が由依の顔に近付いて来る、近くで見てもやはり杏奈は美しかった、そして杏奈も由依に対して同じ気持ちを抱いていた。
「やめて、やめてお義姉さん・・・お願いだから・・・」
　もはや抗う気力も無く何かの呪文のように弱々しく言葉を吐き出した由依の唇であったが、その言葉は重ね合わされた義姉の唇によって儚く消えていった。
　由依は今まで男性と付合ったことは無く、キスはおろか、手も繋いだことが無かったのだ。まさかファーストキスの相手が同性、それも義理の姉になるなどとは誰が予想していただろうか。
　そんな由依の事情等お構い無しに杏奈の舌はぴったりと閉じた由依の唇を開かせようとしてくる。緊張が続いたせいでカラカラに乾いていた由依の唇も杏奈の舌になぞられることによって徐々に潤いとその柔らかさを取り戻していった。そして由依の唇はあっさりと杏奈の舌の進入を許してしまった。
　まだ何ものにも犯されていないその口内は始めての侵入者を強く拒んだ、しかし進入者はそんなことはお構い無しに傍若無人に杏奈の口内を犯していった、侵入者はターゲットである由依の舌を敏感に察知し素早くターゲットを絡め取った。ヌルヌルとした杏奈の舌が由依の舌に絡み付き、ピチャピチャと卑猥な音をたてていく。杏奈の口から送り込まれた杏奈の唾液がその音をさらに大きなものにしていった。
　そして由依はいつしか自ら舌を動かし、そして杏奈の舌に自らの舌を絡めていった、まだ開発されていない由依の体の中でその舌先だけが唯一由依に女としての悦びを知らせる器官だった。
　杏奈を貫いていた山本の動きが激しくなっていく、それに伴い杏奈の息遣いも荒さを増していき、自らの唇にぴったりと張り付いた美しい唇から吐き出された甘い吐息が由依を刺激していった。
　そして、いつの間にか由依の息遣いは杏奈の息遣いにシンクロしていた。杏奈の息遣い、いや、山本の肉棒の動きに呼応していったのである。
　二人の可愛い肉奴隷が頬を染め、息を荒くし唇の周りをだ液でベトベトにして美しい顔を歪めているのを見て山本も一気に絶頂を迎えようとしていた。
「イクぞ！どこに出して欲しいか言って見ろ！」
「マ○コ、杏奈のマ○コに頂戴、御主人様のザーメン一杯頂戴。杏奈のマ○コの中を御主人様のザーメンで一杯にしてぇー！」
　知的な杏奈からは想像も出来ない下品な言葉が飛び出す。
　それを聞いた由依の頭の中に妊娠の不安が過ったが、杏奈とのキスによる異常な快楽の嵐の中でそんなものはすぐにかき消されていった。
「ようし、肉奴隷杏奈のマ○コにザーメン出すぞ！」
　そう言うと山本は今までよりも一層激しく杏奈の尻にその弛んだ腹部をぶつけていった。
　そして、オラッ！と叫ぶと同時に山本の激しい動きは収まり、ブヨブヨと揺れていたぜい肉も振えを止めていった。そのかわりに一瞬小刻みに体がプルプルと震えたようだった。
「いっぱい、いっぱいぃ、熱いのが、御主人様の熱いのが流れてるのぉお、杏奈のマ○コの中御主人様のでいっぱいなのぉ」
　杏奈はそう言うとスーと気を失っていった。

　間に挟まれていた杏奈が倒れこんだことにより、由依の目の前には醜い体に汗をだらだらと流している山本の姿が飛び込んで来る。先程までの杏奈の吐き出す甘い香りの吐息とは大違いの加齢と太りすぎによるすえた体臭が由依の鼻腔を直撃した。
　由依は杏奈が失神しキスが中断されたことと、山本のその匂いによってわずかに正気を取り戻した。そしてさっきまでどこかに行ってしまっていた恐怖が一気に蘇った。
　由依のおびえる顔を見つめながら山本は杏奈の秘穴からズボリとその巨大なペニスを引き抜いた、射精した直後であるはずなのにそれは全く固さを失っておらずそれどころか、浮き出た血管と、精液と蜜液が混ざりあった液体がべっとりと塗りこまれたことによるテカテカとした輝きで一層その醜悪さを増していた。
　長い時間山本の極太ペニスを咥えこんでいた杏奈の淫穴はペニスが抜けた後もだらし無く開いたままだった。そしてポッカリと開いた杏奈の胎内から己の大量の精液がドロリと流れ出て来るのを見て山本は満足そうに下卑た笑みを浮かべた。

つづく