ある日の深夜、男は冴子をBMWの助手席に乗せ、何処へ行く当てもなく高速道路を疾走していた。
　冴子の視界にはヘッドライトに照らされた暗闇が迫っては消えていく。

　冴子は運転している男の横顔を見つめた。
（私は夫を持つ身でありながら、この人を愛してしまった・・・・・色んな顔を持つこの人を・・・でも、後悔はしていない。今では、私にとっては一番大切な人だもの・・・）

（女の名前は冴子４２歳、専業主婦、子供は既に自活していて、今では４８歳のサラリーマンの夫と二人住まいである。男は冴子の隣に住む５２歳独身、離婚暦のある中堅の事業経営者である。
ある日偶然に、男の部屋の窓越しに冴子のオナニーシーンを覗き見たことが切っ掛けで、互いに知り合うこととなった不倫の関係であった。）

　男は正面を向いたまま、高速を走らせていた。

（あなたの横顔、素敵よ・・・ふふっ・・・私ったら・・・）

　ハンドルから離した手が冴子の太腿の上に置かれ、スカートを捲り上げていった。

「あなた・・・危ないわ・・・」
「ふふふ・・・心配かい？」
「ええ・・・私が代わりに・・・して上げるわ」
「ああ、頼むよ・・・さっきから、催していたんだ・・・」
　冴子は男のズボンの前に手を当て、そのはちきれそうになっている膨らみを擦った。

　冴子の手がファスナーを引き降ろしていく。
　ツツ・・・・・・・・・・

　堅くなった肉棒がファスナーの間から引き出され、ひやりとした外気に触れた。
　そして、根元を握り、扱き上げる仕草を開始した。

「冴子、しゃぶるんだ・・・気持ちよくしてくれ」
「はい・・・でも、運転には気を付けてね・・・」
　冴子は助手席から身を乗り出すように、男のそそり立った肉棒を咥え込んだ。

　ンンング・・・・・・チロチロチロ・・・・・・

　男はシートを後ろへずらし、冴子の口の動きを助ける。

　チュバッチュバッ・・・・・・・・ングングング・・・・・・・・・

「冴子、着ているものを脱いでくれないか・・・」
「えっ？ここで？・・・・・・」
「ああ・・・・・・・・冴子の裸が見たい・・・触りたい・・・」
　冴子は男の云われるまま、着ているものをバックシートに脱ぎ捨てた。

　暗闇の中でも、その裸体が白く眩しく男の目に映る。
　丸く豊かな胸と柔らかそうな尻肉が男の目を捉える。
　恥じらいを浮かべ、薄めの恥毛を隠すように脚を閉じる姿は男の官能に火をつける。

　深夜の高速道路を疾駆する車内で次第に、淫靡な世界が広がっていく。
　冴子はシートに四つん這いになった態勢で、運転する男の股間に顔を埋めていった。
　男の手が冴子の尻肉を捉え、その双臀の割れ目へと指を這わせていく。

「ううううう・・・・・・・・」
　冴子は屹立した怒張を咥えたまま、くぐもった声を発した。

　冴子の尻の間に伸びた指が、その潤んだ秘裂を捉えて弄った。
　既に、たっぷりと愛液を溢れさせた冴子の秘裂は、いつでも男を迎え入れる用意ができている。

「冴子、たっぷり濡れてるぜ・・・・・・」
「ンンンンンンンンン・・・・・・・・・・・」
　冴子はかぶりを振って、拒絶の仕草を見せると同時に、冴子の口が飲み込んでいる肉棒を強く吸い込んだ。

「うっ！イイ・・・出したい気分になってきたよ・・・」
「出して・・・・・飲みたいわ・・・あなたの精を・・・」
「俺だけが満足するわけにはいかないだろ・・・そのまま、咥えていろよ・・・車を停めるよ」
　男は前方に見えるサービスエリアへと車を滑り込ませ、人目から遠ざけるように端の方を選んで停車させた。
　そして、冴子に告げた。

「さあ、安心して、たっぷりサービスしてもらおうか・・・・・」
「誰かに見られないかしら・・・・・怖いわ」
「ふふふ・・・・・今度はそんな心配かい？大丈夫だよ・・・・・・・こんな夜中にそんな物好きもいないさ、それより、脱がしてくれないか・・・」
　男はシートを倒し、仰向けになった。

　冴子は男の指示通り、ズボンを脱がしていった。
　暗がりの中、晒された男の肉棒が凛々しくそそり立っている。

「ああ・・・・欲しいわ・・・・・・・・この太くて堅い・・・・・あなたの・・・・・・」
　冴子が暗がりの中、屹立したペニスを扱きながら呟いた。

「まだだ、もっと口で奉仕してからだよ・・・・・・俺の顔の上を跨いで・・・俺も、舐めたい」
　冴子は男の肉棒に舌を這わせながら、男の顔の上を跨ぐようなシックスナインの態勢になった。

　その狭い車内が、互いの肉欲を貪る淫靡な空間と化している。

　クチャクチャ・・・・・・・ピチャピチャ・・・・・・・ングング・・・・・・

「あああ・・・・・・いいわ・・・・・・・凄いわ・・・・・刺激的ね・・・・・こんなセックスも・・・」
　冴子が呻いた。

「冴子は多少の刺激では満足できない体になっているからな・・・・・・」
「そんなことはないわ・・・・・意地悪ね・・・・・・・」
「ふふふ・・・・・そうかな？それにしても、この濡れ方は凄いぜ・・・・・・・興奮してるんだろ？」
「ええ、乱れてしまうわ・・・・・・・でも、あなたがそう調教したのよ・・・・・」
「そうだな・・・・・そろそろ、欲しい頃だろ？さあ、くるんだ・・・・・・・」
　冴子は騎上位の体勢になり、固くそそり立つ肉棒を握り、その濡れそぼった秘裂を掻き分け挿入させた。

「あああああああ・・・・・・・・・・・・・イイッ！」
　暗闇の車内で二つの塊が絡み合い、嗚咽の叫びを上げている。

　人目のつかない場所と云っても、そこは公共の場所である。
　離れた場所には仮眠中のトラックが停まり、トイレに向かう自家用車が止まっている。
　誰かが、パーキングエリアの端に停められた車に不審を抱いても不思議ではない。
　そして、近づいて窓の中を覗き込めば、そこは常人では考えられない淫靡な世界が目に飛び込んでくる筈である。
　そんな危険さえ、今の二人には官能をそそる刺激となって興奮剤の一種のようなものと感じていた。
　見られるかもしれない、という昂揚した雰囲気が二人の欲情を一層高めていた。

「どうだい・・・・・刺激だろ？」
「堪らないわ・・・・・・・・・この、感覚・・・・・・」
　男は態勢を変え、冴子を四つん這いさせた。
　冴子の顔が正面のフロントガラスに向けられ、その後ろから男の肉棒が貫いた。

「ウグッ！・・・・・・・・・ああああああ・・・・・・・・・スゴイ・・・・・すぐにも、イキそうよ・・・」
「まだ、だめだ・・・・・・もっと、楽しむんだ・・・」
　男は開かれた冴子の脚を折り曲げ、柔らかい尻肉を掴み、激しい腰の動きで刺し貫いている。

　ズンズンズン・・・・・・・ズブズブ・・・・・・・

「ヒイィィィィィィィィィィ・・・・・・イク、イク、イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥ！！」
　冴子はその膣奥に突き刺さるほどの激しい抽挿で一気に上り詰めていく。
　冴子の背中が海老のように反り返り、尻を突き出すように男の精を求めた。
　男が冴子の乱れた様子で射精感を高めていく。

「オオオオオオッ・・・・・・・・・・・・！イク・・・デル・・・・・・・・・・！！」
　男の腰の動きとともに、一気に冴子の膣奥にザーメンを撃ち付ける。

　ドビュッ！ドクドクドクン・・・・・・・・

「あああああああっ・・・・・・来てるわ・・・・・当たってるの・・・・・もっとよ・・・・もっと一杯出して・・・ください・・・」
　冴子の昂揚した呻き声が狭い車内に響き渡った。

　そして、同時に上り詰めた二人は、うつ伏せに重なり合ったまま、恍惚感に浸っていた。