五

　五月の連休が終わり、通常の勤務に戻った綾は、命令どおり、毎日生ゴムパンティーを穿いて、出勤していた。
　綾は、毎日朝一番に出勤しているのは、皆の前で、着替える事ができない事情が有るためであった。
　綾は、毎日矢上か加代のどちらかに、下着の検査のため、地下室に呼び出され、チェックを受けるのが日課となっていた。
　それから、約一ヶ月ほどたったある日、綾は矢上に相談があると、小声で言い、その日の夜、二人だけで逢いたいと伝え、夕方駅の構内にある、喫茶店にいた。
「相談て、なんだい。」
「実は、生理が来ないんです先月から。」
「え、一回やっただけじゃないか。」
「それも、あのときは中途半端に終わってしまって、中に出してないと思うけど。」 「でも、生理が来ないのは事実です。」
「そう言えば、ナプキンもタンポンも付けてる日は無かったな。」
「しょうがない、俺の知り合いが、東京で産婦人科の病院をやって居るから、そこで一回見てもらへよ、早速電話入れておくから。」
　矢上が、そう言って携帯電話でどこやらに電話をし、週末土曜日に予約を入れてもらった。
　週末の土曜日が来たので、綾は普通の下着と、バックの中に替えの生理帯とナプキンを入れ、指定された時間に産婦人科へと、向かった。
　矢上の知り合いの産婦人科は、御徒町駅のそばに有り、看板はほとんど目に付かない様な所に小さく出ているだけで、綾は道に迷い危うく時間に遅れそうになったが、何とかぎりぎりの時間に病院に着いた。
　病院に着くと、診療申込書と問診票を書かされ、検尿用のコップを渡され、看護婦が事務的に説明をし、待合室脇に有る、トイレで検尿用のコップに尿を取り、待合室で順番を待っていた。
　病院の待合室は、お腹の大きい人は一人も居無く、皆堕胎のために来ている患者ばかりであることが、伺えた。
　綾は、自分の前に三人待っていたので、順番が来るのを待合室で待って居た、三人の患者が診察室に入りその内の二人は、診察室から出て来なかった。
　順番が来て、綾は診察室に呼ばれ、医師に簡単な問診を受けると、内診するからと、奥の内診室へ案内された。
「武田さん、スカートと下着を取って、その診察台に乗ってください。」
　綾は、看護婦に言われるまま、スカートと下着を脱ぎ、脱衣篭に入れ、おずおずと、婦人科の診察台に上がった。
　しばらくすると、看護婦が、綾の股間に手を伸ばしてきた。
「武田さん、内診の前に洗浄します、ちょっと冷たいかもしれないけど、我慢してね。」
　そう言われると同時に、綾の股間は、イルリガートルに入れられた、洗浄液で綺麗に洗われた。
「武田さん、ここの毛剃っちゃったの。」
　綾は、看護婦に言われ、はっとし、とっさに嘘の言葉を並べていた。
「水着になるのにはみ出ると恥ずかしいから。」
　看護婦は、機械的に綾の性器を洗浄するために、時にはつまんだり引っ張ったりしながら、隅々まで洗浄をしてきた。
「アウンー」
　診察台の上で、綾は思わず呻いた、看護婦が、綾のクリトリスにめがけ、洗浄液をひつように掛け、その瞬間に思わず声を上げてしまった。
　看護婦は、お構いなしに、綾のクリトリスに洗浄液を間隔を開けて噴射させてきた。
　しばらくその行為が続けられ、洗浄が終わると、医師が綾の診察を始めた。
　最初に医師は、綾の性器にゴム手袋をした手で、指を挿入し、子宮の当たりを探り、次に婦人科独自のペリカンの嘴型のクスコを挿入し、内診をし始めた。
「尿検査の結果はマイナスなんだけど、ちょっと子宮が腫れてるみたいね。」
「看護婦さん、子宮の位置を調べるから用意して。」
　医師は、綾の傍らでそう言うと、看護婦がなにやら、あわただしく支度を始めた。
「武田さん、これからお尻から指入れて子宮の位置を触診で調べるのに、浣腸してお腹の中を綺麗にしますからね。」
　そう言うと、看護婦は先ほどの洗浄液の隣に、五〇〇ＣＣの石鹸浣腸液を用意し、綾のアヌスにゼリー状の物を塗り込み、嘴管を挿入し、浣腸液を注入し始めた。
　注入は、以外と時間がかかり、大股開きの状態で寝ている綾は、その間が非常に永い時間に思われた。
「はい、注入終わりました、しばらく、我慢してください。」　
　看護婦は、嘴管をアヌスから抜くと素早くアヌスに脱脂綿をちぎった物で押さえてきた。綾は、すぐにでも出そうな便意を、診察台の上で必死に我慢していた。
「もうだめです、出ちゃいます、トイレ行かせてください。」
「もうちょっと、我慢して、お腹の中綺麗にしないと、触診出来ないから。」
　看護婦は、綾のアヌスに押し当てていた脱脂綿を先ほどより少し強く押してきた。
　綾は、診察台の上で必死に便意を堪えていた。
　それから、五分ほどしたとき、看護婦は押さえていた脱脂綿をいきなり外した。
「ウワー　出ちゃう。」
　綾が、叫ぶと同時に、綾のアヌスから大量の水状の便が診察台の下に置かれた、汚物トレーに吐き出された。
（ブリブリブリー）
　その音は、診察室内に響き渡り、異様な臭気を室内にまき散らしていた。
「ずいぶん貯めてたみたいね。」
　看護婦は、冷ややかに言い放つと、綾の汚れた、股間を再び洗浄し、医師を呼んだ。
「先生、終わりました。」
　医師が、診察室に戻ってくると、診察台の前に来て、綾のアヌスにゼリー状の液体を塗り、いきなり中指をアヌスの奥深く沈めてきた。
「アウグンー」
　綾は、その行為に一瞬呻いたが、すぐに目つぶり、行為に身を任せていた。
　医師は、綾の膣内にも指を入れ、左手で綾の下腹部を、力強く押してきた。
「ウンー」
「妊娠してないわよ、ただ少し遅れてるみたい、近い内に始まるでしょう。」
　医師は、そう言うと綾の診察を終わらせた。
　綾は、診察台から降りると、素早く下着を付け、身支度を整へ、待合室に戻った。
　待合室に戻り、支払いをしようと窓口に行くと、先ほどの看護婦が、先生がお話が有るそうですから少し待つように綾に言い、綾は待合室に一人座っていた。
「武田さん、診察室に入って。」
　綾は、医師に呼ばれ、診察室に再び入り、医師の前に座った。
「あなた、矢上さんからの紹介でしたね。」　医師は、優しい言葉で綾に話しかけてきたが、その目は何か獲物を捕まえた鷲のように鋭い視線が注がれていた。
「はい、そうです。」
「矢上さんから、あなたの事一応話は聞いてるのよ、あなた今日本当に妊娠してると思ってここへ来たの。」
　綾は、医師の言葉に何も返事をせずに、ただ俯いていた。
「まあいいわ、もう少しでアウスの患者も帰すし、待合室で待っていて。」
　そう言うと医師は席を立ち、回復室と書かれた部屋の奥に消えた。
　綾は、診察室を出て再び待合室の椅子に掛けていた。
　三〇分ほどして、綾は再び医師に呼ばれ、診察室に入ると、先ほどまで着ていた白衣を脱いだ医師が、そのスレンダーな美貌をあらわに、診察室の椅子に座っていた。
　医師の名前は黒田真理と言い、父親が開業していた内科の医院を自分が大学を卒業して医師となり、研修期間が終了した後、父親を引退させ、自分で産婦人科の医院を開業したのである。
　開業するときに、医院の改修や医療機器等の購入等かなりの資金が必要で逢ったが、その資金を貸し付けたのが矢上であった。
　真理は、普通のお産をするための婦人かでなく、人には言えない秘密の堕胎を専門に開業し、結構芸能関係者からも重宝され、銀行からの借金も数年ですべて返済する程繁盛していた。
　それは、訪れた芸能関係者で、結構売れっ子の少女達が、真理の病院で堕胎をし、そのことの口止め料は普通の十倍以上の料金でも月に数例有り、その他通常の堕胎でも、数十例から百例近く毎月こなし、特に芸能関係者の場合、必ず後処理として、一週間後に来院させ、そのときに自分の趣味で、これはという子を物色し、自分のペットとして、飼い慣らす事を常としており、現在真理のペットは可憐な少女ばかり十数名に達していた。
　そして、芸能界では無いが綾が真理のペットに加えられようとしていたのである。
「さっきも、言ったけど、矢上さんからあなたのことは、全部聞いてるのよ。あなたがマゾだって言うこともね。」
「それで、今日はどうしていつものパンティ穿いて来なかったの。」
　綾は、いきなりの質問にきょとんとした顔をして、診察室の椅子に座っていたが、真理がその場で立ち上がると綾の手お曳いて、隣の部屋へと連れて行った。
　その部屋は、診察室と同じ様に婦人科の診察台がおいてあり、他はいろいろな医療器具等が整然と並べられた機械台が周りを囲んでいた。
「さてと、特別診察の開始よ。」
　真理は、そう言うと綾にその場で全裸になるように、指示を出した。
　綾は、言われるがまま、ブラウスから脱ぎパンティー一枚になったところで、真理からとんでもない、言葉が発せられた。
「今日は、生ゴムパンティーはどうしたの。」
「毎日穿いて出勤して居るんでしょ。」
「今日は、診察を受けるから穿いてきませんでした。」
　綾は、小さな声で答えた。
「毎日は穿く様に指示されていたでしょ。」
　真理は、綾に向かって吐き捨てた。
「まあ、良いわ、これから特殊な診療をあなたに受けてもらいます、結構きついかもしれないけど、これもあなたのためだから、素直に受けるように。」
「さあ、最後の一枚もこっちによこしなさい、その可愛らしい、ナイロンショーツよ、早く脱ぎなさい。」　
　綾は、今日は白のキュウートなレースをあしらったナイロンパンティーを穿いていた、それを脱ぐと、傍らの脱衣篭に入れ、指示に従って、全裸の体を冷たい診察台に乗せた。
　綾が診察台に横たわると、真理は綾の手をゴムロープで診察台の脇に縛り、自由をもぎ取り、両足は診察台の足かけに固定した。
「これから、ここの調教するは。」
　真理がここと言って、綾のアヌスにいきなり指で触った。
「イヤンー」
　綾は、甘ったれた声をはっした。
　よく見ると、綾の股間は既に濡れていて、膣口が左右にピクピク蠢き、そこから、白い液体が少量で有るがあふれていた。
「あら、何もしない内に、もう濡らしてスケベなオマＸコね。」
　真理は、卑わいな四文字熟語を発し、続いて、綾の膣になにやら、メーターの着いた器具を挿入した。
「ハウンー」
　綾の膣には、膣圧計が挿入され、真理により、空気を注入されていた。
「結構締まりは良いみたいね。」
　真理は、膣圧計のメーターの数値を確認しながら言った。
　問題は、こっちと綾のアヌスに指をはわした。
「ヒヤンー」
　綾は、突然アヌスに指を当てられ、小さな呻きともつかない声を上げた。
「さっきの浣腸で、お尻の中は綺麗になっているから、すぐに拡張する事にしましょう。」
　そう言うと、機械戸棚から、奇怪な形をした、エボナイト製の器具を出してきて、綾のアヌスにキシロカインゼリーを塗布し、その器具の一番太い直径三センチメートルの物をゆっくりと、挿入した。　
　綾のアヌスは、キシロカインゼリーの麻酔効果により、太い器具は簡単に挿入された。
　しばらくの間、薬の影響で綾はアヌスに挿入された異物の感触は無かったが、挿入されて五分ほど経つと、麻酔効果が薄れ、綾はアヌスの異物感に悩ませられていた。
「ウンーウンー」
　綾は、アヌスに力を入れ、出そうと試みるが、まだ麻酔効果が完全にとれていないアヌスの括約筋は器具を排出するだけの力は無く綾は、診察台の上でただ無意味にいきんでいた。
　一五分ほど放置され、挿入されたエボナイト棒をアヌス内でピストン運動を始めた。　「アウンーウンーイヤンー」
　綾は、ピストン運動されるたびに、大きな声で呻いていたが、しばらくするとひときわ大きな声で呻いた。
「イヤンイクー」
　綾は、アヌスでエクスタシーに達してしまった。
「フーハァーフーハァ」
　綾は、診察台の上で、大きくお腹をうねらせていた。
「気持ちよかった。」
　真理に言われ、綾は小さく頷いた。
「あなただけが、気持ちよくても私はまだ欲求不満なのよ。」
　そう言うと、真理は診察台を離れ、機械戸棚に向かい、引き出しの中から双頭のディルドウを持つ手来て、綾のバギナに挿入し、片側を自分のバギナに挿入すると、力強くピストン運動を開始した。
「ハウンーウンーアァァァー」
「ハオーヒィーアウンンー」
　二人の喘ぎ声が特別診察室内に響き渡っていた、その行為は真理がエクスタシーに達するまで、続けられ、綾はついに診察台の上で失神してしまった。
　綾が、失神からさめると、真理は診察台から降りるように綾に命じ、手に持っていた、ディルドー付きの生ゴムパンティーを着用するように命じた。
　そのゴムパンティーは、バギナの部分とアヌスの部分に大小の突起がでていて、両方の穴に挿入するように出来ていた。
「今日からは、これを穿いていなさい。」
　真理は、命令張に綾に渡すと、綾は渋々とそのおぞましい、パンティーを着用した。
　パンティーの前の突起は以外とスムーズに綾のバギナに挿入されたが、もう一つのアヌスの突起は、先ほどのエボナイト棒より少し太いようで、綾のアヌスはなかなか挿入出来ず、やっとの思いで挿入すると、その違和感が、括約筋を刺激し、立っていられない程の感触を綾に与えた。
　パンティーを穿いて、洋服を着窓口に戻り料金計算をしていると、綾は突然呻いた。
「あうんー」
　綾の二つの穴に挿入されたディルドーが突然振動し始めたのである。
　綾は、思わずお尻に手を回し、振動部分に手を当てていた。
　綾は、真理から診察が終わったら、ここへ行くようにと小さなメモを渡された。
　綾は、診療費を支払い、病院を後にし、御徒町の町中で、もっと悲惨な事が綾のアヌスに起こった。
　アヌスに挿入されていたディルドーから直腸内に液体が突然注入された。
　このディルドーは、有る一定時間が来ると仕込まれていた浣腸液が自動的に直腸内に注入される仕掛けがしてあったのである。
　さらに、綾はこのパンティーが自分で脱げない様に褌状のゴムベルトに鍵を付けられているのである。
　綾が、病院から出て向かっているのは、矢上が待っている、湯島天神近くのホテルであった。
　御徒町からは、交通機関の便が無いので、歩いて向かっていた。
　まだ、ホテルまで一五分以上歩かなければならないし、道路は渋滞中でタクシーに乗ってもよけい時間がかかる状態であったので、綾は仕方なく、両方の穴の感触に悩まされながら、歩いていた。
　相当強い浣腸液らしく、綾の便意は先は度大量に出したにも関わらず、今にも爆発しそうな勢いで、降りてきているが、挿入されているディルドーにじゃまされ、外に出る事は無かったが、歩くのもままならないほど強い便意が綾を襲い、何度か立ち止まり、必死に便意と戦いながら、やっとの思いで矢上の待つホテルへ到着した。
　矢上のメモには、ホテルの部屋番号が書かれていて、直接ホテルの部屋に直行した綾は爆発寸前の便意を必死に堪え、ホテルの部屋の呼び鈴を押した。
「やっと来たか、待っていただぞ。なんか変な格好してるな。どうしたんだ。」
　綾は、部屋に入ると今にも泣きそうな顔をして、矢上の座っている端の応接セットにお尻に手を回しながら、ヨチヨチ歩きで向かいいきなり、スカートを脱ぎ、恥ずかしいディドーを挿入された生ゴムパンティーを矢上の前に露出し嘆願した。
「早く、鍵を開けたください、お願いします、もうだめです、お腹が破裂しちゃいます、お願いします。」
　綾が必死に嘆願すると、矢上はズボンのポケットから小さな鍵を取り出し、ゆっくりと綾に近づくと、綾をバスルームにゆっくりと連れていった。
「アァァンーもうだめ早く取ってください。」
　バスルームに付くと綾の呻きは大きくなり全身を震わせて、嘆願してきた。
　矢上は綾の前に回ると、ゴムベルトに固定されていた南京錠を外すと、綾のウエストに手を掛けお尻の方から、汗と体液でベチョベチョに濡れている生ゴムパンティーを一気に脱がしたとたんに綾のお尻から、卑わいな音が発せられた。
（ベリベリベリー）
（ブリブリブリー）
　綾は、それまでつかえ棒になっていたアナルに挿入されていた、ディルドーをいきなり抜かれ、拡張しきっていた、括約筋はその役目を果たす間もなく、綾の腸内から注入された浣腸液をバスルームにまき散らしていた。
「イアヤー見ないで」
　綾は、バスルルームで、ひときわ大きな声で叫び、その声はホテルの廊下まで筒抜ける程の大きな声であった。
　綾の放出は、すぐには収まらず、しばらくの間バスルームで綾は呻き続けていた。
　数分後、体を清め再びディルドー付きの生ゴムパンティーを付けただけの体を、ホテルのベットに横たえていた。
　ベットルームに行くと、矢上がソファーでタバコを吸いながら、綾の生ゴムパンティーだけの裸体を見つめていた。
　ソファーの前のテーブルには、綿ロープ、バイブレーターやその他種種の責め具が並べられ、ベットには全面的に生ゴムのシートが引き詰められていた。
「やっと来たか、そこにまずは座りなさい」
　綾は、言われるままに、生ゴムシートの引かれたベットに腰を掛けた。
　綾がベットに腰掛けると、矢上はタバコを消して、テーブルから赤い綿ロープを持って綾の傍らに近づき、豊満なバストにロープを掛け、乳首に釣りようの錘をぶる下げたクリップを取付た。
「イター」
　乳首にクリップを付けたとたん、綾は思わず叫んでいた、綾の形の良いバストは、錘の重さで、垂れ下がり、変形していた。
「そこに横になりなさい」
　矢上は、綾を縛り手の自由を奪うと、次に足首に、革製の足かせを付け、ベットに横たわらせた。
　綾は、不安そうな顔を矢上に向け、生ゴムシートの上に横たわった。
「キャーツメタイー」
　引き詰められた、生ゴムシートに横たわった綾は、背中に当たったシートの冷たさに思わず、叫んでいた。
　しかし、その感触は、すぐに綾の背中を湿らせ、ゴム特有の、臭いと感触で綾をすぐさま興奮状態に導いて言った。
「アフンー」
　矢上は、綾がベットに横たわるとすぐに全身を手と口で愛撫し始めた。
　綾は、すぐに快感を訴え、恍惚の表情を浮かべ矢上の愛撫に身を任せていた。
「アウンーイイィー　イクゥー」
　綾の、喘ぎが突然大きくなった、矢上がバギナとアヌスに挿入されているディルドーの電動スイッチを入れたのである。
　綾は、スイッチが入れられたとたん、すぐにエクスタシーを迎え、ベットの上で、大きく喘いでいた。
　矢上は、綾が一度目のエクスタシーを迎えたのを確認すると、生ゴムパンティーを脱がし、テーブルに置かれていた、極太のバイブレーターをバギナに挿入し、アヌスに大量のゼリーを塗り込み、ディルドーで拡張されたアヌスに自分のペニスを挿入した。
「アウンー　ヒィィーダメェー」
　綾は、ひときわ大きく呻き、悶えた、挿入されてしばらくすると、一段と激しく綾は悶え始め、ついにはバギナから大量の淫水を吹き出した。
「イヤンーダメー　デチャウゥー」
　そう、叫んだ瞬間であった、綾のバギナから、オシッコみたいに大量の淫水が吹き出したのは、矢上のペニスはアヌスに差し込まれたままの状態で、綾は潮吹きをした、吹き出た淫水は矢上に勢い良くかかり、その瞬間に綾は無意識にアヌスの括約筋を締め付けたため、矢上は綾のアヌスの中に勢い良く射精した。
　矢上はペニスを抜くと、ソファーに座りタバコを吸い始めた。
　綾は、生ゴムシーツの上でお腹を大きく上下にしながら、エクスタシーの余韻を味わっていた。
　しばらくして、矢上が綾のバストに掛けたロープと足枷を外すと、綾は重い足取りでバスルームに行き、体を洗い、再びベットルームにバスタオル一枚巻いて矢上の前の椅子に腰掛けた。
「今日はすごかったな」
「こんなに、激しく行ったの初めてだろ」
　綾は、黙ってソファーに腰掛けていた。
「さてと、そろそろ帰るか、支度しろよ」
　矢上に言われ、綾はけだるい仕草で、着てきた洋服を身につけたが、パンティーの替えが無いため、ノーパンティーで夜の町へと出ていくこととなった。


　夜の湯島の町は人通りもまばらで、二人は地下鉄の湯島駅から大手町まで地下鉄の車中の人となった。
　土曜日の夕方の割に車内は込み合っており二人はドアーの近くで向き合って立っていた。
　しばらくすると、矢上の手がスカートの上からお尻にタッチしてきた、ノーパンティーの綾は、矢上に小声で言った。
「ヤメテ、恥ずかしい」
　そんな、痴漢行為に身を任せながら、大手町に到着した。
「軽く食事していこう」
　矢上に言われた綾は、二人で大手町の地下街にある洒落たレストランに入った。
　軽くお酒おのみながら、食事を済ませた時矢上から、意外な事を告げられた。
「実は、俺今度転勤になる、だからいままでみたいな、プレーは毎日は出来ない、後は加代と今日のドクターに君のことを預ける事にしたから。」
「後は、女同士でうまくやっていきなさい。たまに、参加させてもらうけど」
「いつ、どこに転勤するの」
「来週には、北関東支店の支店長として赴任する、単身でね」
「たまには、遊びに来ると良い」
　綾は、不安そうな顔をしながら矢上の話を来ていた、約２年間続いた不倫ＳＭが解消される時が来たのだ。
　サラリーマン特に銀行員にとって転勤はしょうがない事としても、久里浜支店に作られた秘密の部屋も、来週中には改装され、本来の倉庫として使うようになる、加代も矢上の転勤と共に、近々退職し別の職業に就くようだ、そんな事を綾は聞かされ、自分が今の陰湿な奴隷生活から解放され普通のＯＬに戻れるそんなことを考えながら、矢上の話をいていた。
　二人は、大手町で別れそれぞれ帰路に就いた。
　綾は、帰宅するとすぐに自室に入り、新しい下着を出して穿き、今日の一日の出来事を思い出しながら、ベットに横たわっていた。
　綾の穿いた下着は、ビニール張りの生理帯で、穿いた寸間から綾は自分の性器付近に異様な感触を抱き、あれだけ責められて、くたくたにくたびれているはずの体が、いつの間にかまた隠微な快感を求め、自然に性器に指を這わし、自慰を始めていた。
　その後、１週間はいつも通り、綾は生ゴムパンティーを穿いて、出勤し、いつものように矢上と加代のおもちゃ奴隷としての生活を送ったが、矢上の転勤、加代の退職に伴い自然と普通のＯＬ生活に戻れるつもりでいたが綾の体にシミ付けられた、Ｍ女としての欲求が次第に高まり、その後綾も銀行を退職し、今では五反田の高級ＳＭクラブのＭ女として、沢山の男達に責められ、そして自分の欲求を満たしている。
　なんと言っても、綾はＳＭ譲として非常に人気のあるＭ女として、界隈では有名になっている、なぜならば彼女はいつも生ゴムパンティーを穿いて、客に接しているからである。

完