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第1話 謎の勧誘
武田 晴人は身長177cm、俳優 溝端 ○平似の甘いマスクの若者である。
にもかかわらず晴人は童貞であり、それには理由があった。
晴人は男子校で進学校として有名な「ラ・サール高等学校」の出身だったのだ。
つまり勉強は出来るが、性のことになると全く無知に近かった。
それでも女の子への興味は人一倍強く、長い受験勉強を経て現役、それも首席合格を勝ち取り晴れて東京工業大学１年生となったのだ。
まさに前途洋々と何不自由ない学生生活を満喫していた。
イケメンで首席の彼を友人達は餌にして合コンを設定してくれるので、忙しい毎日を送っていた。
女性に関しては無知な晴人であったが、そのお陰で２歳年上の女子大生「美帆」に出会い、童貞を奪われてセックスの素晴らしさを教えて貰った。
美帆は、身長166㎝ Bアンダー70のＥカップ，W60，H90とモデル並みのダイナマイトボディの持ち主で、容姿はＡ○Ｂ４８「篠田○里子」似の美人であった。
美帆は童貞狩りを趣味とする性癖の持ち主で、美帆の肢体に溺れて夢中となった晴人を用済みとばかりに邪険に突き放した。
なんで振られたのか分からない晴人は呆然自失で、しばらく落ち込んだ日々を過ごすが、極上の女体を知ってしまった若い肉体は爆発寸前であった。
見かねた友人が晴人をソープランドに連れて行った。
そこで出会った３０歳代半ばのソープ嬢「あゆ」に、晴人は再び惚れてしまう。
「あゆ」は容姿こそ普通の何処にでもいるタイプであったが、傷心の晴人を癒やせる経験豊富な女性であった。
晴人の青くさい失恋話などを真面目に聞いてくれて、前向きなアドバイスをしてくれたのだ。
そして導かれるままに、初めてスキンレスのセックスを経験した。
晴人は狂ったように何度も何度も「あゆ」の中に精子を放ち、「あゆ」はなにも言わずに、その晴人の放つ体液の全て受け入れてくれた。
限界まで精を放ち尽くした晴人は崩れように「あゆ」の上に突っ伏した。
「あゆ」はそんな晴人を何処までも優しく受けとめてくれて、ゆったりとした時間の流れと共に至福の入浴タイムを過ごして、快く店から送り出してくれたのだ。
それ以来、晴人は友人達に隠れて「あゆ」のもとに通い詰めた。
「あゆ」は若く荒削りな晴人の迸る欲望を受け流しながら、晴人にセックスにおける男の義務、役割、女体の扱い方など徹底的に躾けた。
数ヶ月経った頃には、晴人は「あゆ」ですら絶頂を極めるほどの性技、そして絶倫と言って良いほどの精力を身に付けていた。
あゆ 「晴人 もうそろそろ 卒業する時よ」
晴人 「えっ 卒業？」
あゆ 「うん 会うのは今日が最後よ」
「晴人は まだ若いのよ」
「ソープ嬢なんかに溺れちゃ駄目」
晴人 「あゆ 好きななんだ」
あゆ 「もう お馬鹿さん あゆ なんて幻 偽りの姿なの」
「本当の姿 きっとガッカリするわ」
「それに 見せたくないの」
「晴人 好きよ これはホント」
晴人 「両思いなのに 幸せにするよ」
あゆ 「あなたは頭の良い男 分かっているでしょ」
「晴人には もっと若くて素敵な女の子がいるはず」
晴人 「あゆ・・・・・」
あゆ 「もう晴人は一流の男よ」
「どんな女の子でも セックスしちゃえば イチコロよ」
「プロの私が保証するわ」
晴人 「また会いたいよ」
あゆ 「駄目 それじゃ卒業って言わないわ」
晴人 「うぅぅぅん そしたら 今日はトコトン責めるよ」
あゆ 「うふふ 卒業検定みたいなもんね」
余裕で卒業検定でＡＡＡを獲得した晴人は意気揚々と街に送り出されたのだが、「あゆ」に週に何度も通い詰めた結果、余裕を持ってひとり暮らしできるようにと両親が持たしてくれた百万円ほどの軍資金のほぼ全てを使い果たしていた。
あとは毎月仕送りで貰う生活費があるだけであり、とても親に仕送り追加を頼める状況ではなかった。
高校時代も進学校であり、バイト経験もなく途方に暮れた。
友人から次々と合コンの誘いはくるが、参加するお金すらなく女性との出会いなど儚い夢であった。
晴人に取り柄があるとしたら、「勉強が出来る」の一点しかなかった。
友人の勧めもあって「家庭教師」を志し、大学の学生課にある掲示板での家庭教師募集を漁っていた。
まさにそんな時、後ろから声を掛けられた。
スーツの男 「あのう 家庭教師の仕事 お探しですか」
晴人 「はい そうですけど」
スーツの男 「あれれ ひょっとして 武田 晴人さんですか？」
晴人 「はい あれ どなたですか？ お会いしたことありましたっけ」
スーツの男 「いえ 初めまして です 失礼致しました」
「実は わたしは とある お仕事のスカウトマンでして」
「こちらの各学部 首席クラスの学生さん限定で スカウトに来たのです」
「それで 武田さんのお名前とお顔を 大学の資料で拝見したのです」
晴人 「なるほど 大学関係の方でしたか」
スーツの男 「そこの掲示に出ているのは ありきたりの金額ばかりで」
「拘束時間長い割りに 実入り少ないでしょう」
晴人 「そうなんですよ」
スーツの男 「そうでしょう 実は 武田さんにピッタリのオススメのお仕事があるのですが」
晴人 「そうなんですか 是非 お話を」
スーツの男 「分かりました では ここではお話しづらいので」
「すぐ外に止めてある 私の車でお話ししませんか？」
晴人 「分かりました」
車はベンツＣＬＳクラスのセダンであった。
晴人が助手席に座ると、それまでの喧騒が嘘のように静かになった。
晴人 「うわっ さすがベンツ 静かですね」
「でも変わった色のベンツですね」
スーツの男 「あはぁはぁ カバンサイトブルーとか言う色みたいです」
「それは さておき お仕事の話する前に いくつか確認することあります」
「この条件に適合しなかった場合は 申し訳ありませんが、お話無かったことにして下さい」
晴人 「あらら やっぱり条件ありましたか 分かりました」
スーツの男 「簡単な一問一答です ただし嘘は バレると１００万円の罰金です」
「よろしいですか？」
晴人 「分かりました」
スーツの男 「では いきます」
「好きな芸能人は？」
晴人 「大島○子ちゃん」
スーツの男 「血液型は？」
晴人 「Ｂ型です」
スーツの男 「誕生日と星座は？」
晴人 「９月３日の乙女座です」
スーツの男 「身長は？」
晴人 「１７７センチくらいです」
スーツの男 「結婚願望 結婚年齢に希望はありますか？」
晴人 「えっ結婚ですか？ うぅぅぅん ３０歳過ぎたくらいに」
スーツの男 「子供は好きですか？」
晴人 「へえっ？ まあ 好きだと思います 可愛いし」
スーツの男 「携帯 連絡はマメにする方ですか？」
晴人 「うぅぅぅん 普通だと思います」
スーツの男 「童貞ですか？」
晴人 「へえっ？ あっすいません ３人経験あります」
スーツの男 「はい その調子で」
「初体験は？」
晴人 「ひやぁきた 今年の４月に・・・」
スーツの男 「ほおぉ 大学に入ってからですね」
「女性は好きですか？」
晴人 「はい 大好きです！！」
スーツの男 「彼女 もしくは それに類する人は 遠距離も含めていますか？」
晴人 「いません」
スーツの男 「好きでもない 初対面の女性とセックス出来ますか？」
晴人 「えっ？ あはぁ 出来ると思います」
スーツの男 「風俗店行ったこと、もしくは興味ありますか？」
晴人 「あります ソープに一時通ってました」
スーツの男 「ほおぉ 性病とか 気になりますか？」
晴人 「うぅぅぅん エイズは怖いけど 他は最近あるのでしょうか」
「まあ相手さえ選べば 大丈夫のような気がします」
スーツの男 「スキン有り派、スキン無し派 どっちですか？」
晴人 「ノースキン賛成」
スーツの男 「性対象にみれる女性の年齢上限は？」
晴人 「うぅぅぅん ４０歳位まで大丈夫かな」
「まあ それより上でも相手次第だと思います 年齢に比べて若い人もいるから」
スーツの男 「ほおぉ それは結構 結構」
「おっと 続けます 秘密厳守と言われて ちゃんと守れる方ですか？」
晴人 「そうですね 自分では守れる方だと思いますし トラブルに成ったこともありません」
スーツの男 「相手の女性の過去とか 気になったり 知りたがったりする方ですか？」
晴人 「気にならないって言ったら嘘になるかも でも駄目って言われたら訊かないです」
スーツの男 「時間は守れますか？」
晴人 「はい どちらかというと 先について待つタイプです」
スーツの男 「車の運転免許はお持ちですか？」
晴人 「大学入学間際に取得したばかりです」
スーツの男 「女性に惚れっぽいタイプですか？」
晴人 「はい すぐ好きになっちゃう」
スーツの男 「あはぁはぁ 同時に複数の女性と関係持てますか？」
晴人 「えっ？ まあ 相手の女性が許してくれるなら 持ちたいです あはっ」
スーツの男 「ズバリ セックスは好きですか？」
晴人 「はい 今それが悩みなんです」
スーツの男 「悩み？」
晴人 「相手がいないんです お金無いし」
スーツの男 「あはぁはぁ それは解決するかもしれないですね」
「最後の質問です」
「精力 体力に自信ありますか？」
晴人 「一晩で ５回戦出来ます もちろん早漏じゃないですよ」
スーツの男 「１回で どれ位？」
晴人 「入れてから 早くて１５分 大抵 ２、３０分は頑張ります」
スーツの男 「おおぉ 若いのに それは凄い」
「うん 合格です」
「詳細は 事務所に行ってから説明します」
「がっ 詳細聞くと 辞退できなくなります」
「最低３カ月働いて貰います もちろん報酬は出ます」
晴人 「えっえぇぇぇ なんか怖いですね」
スーツの男 「金額は 成功報酬ですが 最低で５０万円出ます」
晴人 「ごっ５０万円？ そんなに出るんですか？」
スーツの男 「はい 成功報酬なので 頑張る人だと その何十倍 稼ぐ方もいますよ」
晴人 「・・・・・」
スーツの男 「ただし あなたに身体的問題があった場合は 例外で」
「秘密保持の誓約書を書いて 参加不能になります」
「これ以上は事務所でしか話せません」
「決心されるなら」
「この参加同意書にサインして下さい そして免許証見せて貰えますか？」
「もちろん 今なら 車から降りるだけで 辞退できます」
「どうします？」
晴人 「うぅぅぅん 怖いけど 何やら美味しい仕事のような気がします」
「決めました 参加します」
スーツの男 「では サインを」
晴人は何やら性的なサービス業、ならば年上女性相手の派遣売春みたいなものだろうと予想していた。
お金を貰えてセックス出来るなんて、美味しい仕事だと勝手に思っていた。
想像しただけで、もう肉棒は熱く硬くなっていた。
「あゆ」の元から卒業してから既に３ヶ月ほど経っていて、ずっとセックスしていないので溜まりに溜まっていた。
毎日、見飽きたＡＶで狂ったようにオナニーする日々が続いており、女性とセックス出来ると思うだけで大興奮であった。
参加同意書と免許証を受け取ると、スーツの男は「谷村」と名乗り、今から病院で検査を受けて貰うと話すと車を走らせ始めた。
晴人の不安をよそに、車は地元の大病院駐車場に滑り込んだ。
谷村の案内で病院に入った晴人は、ずっと奥、人影がまばらな建物の端にある病室に通された。
谷村 「ご心配なく こちらは我が倶楽部 顧問である辻井先生の研究室なんです」
「しばし お待ちを」
若い女性看護師 「あら 谷村さん また検査ですか？」
谷村 「はい 彼のをいつも通りで お願いします」
若い女性看護師 「うふふ 分かりました」
「では これに精液を出してきて下さい」
晴人 「プラスティックコップ・・・無理です」
「これって 精液の不妊チェックか なにかですか？」
谷村 「さすが正解です 大事なことなんです」
晴人 「うぅぅぅん でも１人じゃ」
谷村 「そう言いながら もう立ってるじゃないか」
若い女性看護師 「可愛い」
「こうしたら すぐ出来るわよ」
若い女性看護師はおもむろに前屈みになり、胸元のボタンを外して胸の谷間を晴人に見せつけた。
晴人 「うはぁ はぁはぁ お願いです 手伝って下さい」
若い女性看護師 「まあ 素直な子ね ルックスもガチ タイプだし」
「そしたらね 私とデートするなら手伝ってあげる」
谷村 「おっいいなぁ そんなサービス初めてだ」
晴人 「えっ良いんですか？ 是非」
若い女性看護師 「うふ 正直でよろしい こっちに来て」
晴人はカーテン陰に連れて行かれると、誘われるままに横にあるベットに浅く腰掛けた。
晴人は若い女性看護師の名札に、目がクギつけになった。
「篠田優子 ・・・・・ＡＫＢみたいな名前だ」
「可愛いなぁ 何歳くらいかな？ ちょっと年上かな？」
「優子ちゃんみたいな彼女欲しいぃ」
「あっ！！」
唐突にズボンの前ボタンを外され、あっという間にファスナーを下げられてしまった。
既にギンギンにそびえ立っていた肉棒が躍り出て、若い女性看護師の慣れた手つきでトランクスから取り出されてしまった。
晴人自慢の肉棒は、亀頭太さ４６㎜竿太さ３９㎜の凄まじいカリ段差を持ち、長さは１４０㎜ほどあって長さこそ標準程度であったがカリ太さは迫力十分で、特にカリ段差は「あゆ」オススメの逸物であった。
若さの証拠ともいうべき堅さは鋼鉄並みで、竿が大きく反り返り亀頭部分ががヘソに付きそうなくらいであった。
優子 「ごくっ すっスゴイ こんなの初めて見た」
晴人 「はあぅ はぁはぁ かっ看護婦さん」
優子 「もう看護婦だなんて ムードないのね」
「スゴイ オチンチンなのね イケメンで逸物 素敵ね うふふ」
「優子と呼んで欲しいわ うふふ こうして欲しいのね」
晴人 「あっあぁぁぁ 優子さん」
優子 「まあ ピクピクしちゃって ひょっとして溜まってるの？」
「あはぁ！！ ほれほれ」
晴人 「あああ 気持ちいい」
優子 「これ わたしにくれるって約束してくれる？」
晴人 「うん これで良ければ」
優子 「うふふ 楽しみ じゃあ サービスしてあげるね」
「あはぁはぁ わたし なんか変 こんなの初めて」
晴人 「ふあぁ 優子さん うっうぅぅぅ」
谷村 「おいマジかよ 篠田ちゃん 今日おかしいぞ」
優子 「だってぇ」
谷村 「ひょっとして 武田さん ドストライク？」
優子 「うふふ」
晴人 「あっ やばい」
優子は艶っぽい表情を浮かべながら、右手は軽快に動いて晴人を責めたてた。
久しぶりの女性の柔らかい手は、晴人を激しい興奮に駆り立てた。
晴人の目線は露わになった優子の胸元に釘付けであった。
優子の左手には無地のプラスティックコップが握られており、その光景は滑稽であった。
カーテン越しにヤキモキしている谷村には、２人がセックスしているように思えたことだろう。
篠田優子は、病院でダントツナンバー１と噂される女優「木村 ○乃」似の美人看護師であった。
その美形故に、院長の息子である辻井医師の専属看護師に抜擢されたのだ。
辻井医師の一目惚れで、公私見境なく日常的に露骨までに口説き続けて早くも３年近く経っていたが、成果は全く得られていなかった。
優子はそのような打算や権力では屈しない強い女であり、それでいて効果的に女の武器は使いこなすことが出来るしたたかなタイプであった。
既に辻井医師はメロメロであり、日常的に訪れる谷村ですらゾッコンであった。
優子の男性関係はベール包まれており、男達はヤキモキするだけであった。
そんなの優子が初めてみせる、艶っぽいエロスであった。
谷村はショックで目の前が真っ暗になり、急に無口になった。
そして自分が連れて来た若者に、優子が連れ去られると直感的に感じていた。
優子は秘密倶楽部の裏事情に通じている数少ない若い女性であり、若者の可能性を誰よりも知っている。
谷村はその時初めて気がついたのだ。
優子が自分や辻井医師のセクハラまがいの行為を笑顔でやり過ごしてきたのは、このチャンスを待っていたに違いない。
好みのタイプで、将来性抜群の男が現れるのを待っていたのだ。
思えば納得だ。
倶楽部で成功すれば、副業で年に何千万円も稼ぐ金の成る木になるのだから、したたかな女の打算では当然の計算式が成り立つ。
優子の美貌を持ってすれば、大抵の男はメロメロだ。
晴人は美帆との経験から美形の女性を避ける傾向があったのは否定できなかったが、そんな杞憂は優子に出会って吹き飛んでしまった。
まさに白衣の天使とは、彼女のことだろう。
「あゆ」との経験が晴人を一人前の男へ成長を促して、女性との関係における空気を読む余裕をもたらしていた。
自分は優子からアプローチされているということを、しっかり理解出来ていたし、それを嬉しく思った。
とはいえ、肉体的欲求はもはや限界であり、解放の時を迎えた。
晴人 「うわぁっ でるぅぅぅ」
ドピュゥゥゥゥゥゥパクトゥゥ！！
優子は見事なタイミングで、晴人の激しい射精をプラスティックコップで受けとめた。
初めての共同作業は完璧な仕事で終わったのだ。
晴人は虚ろな目を泳がせて、腰を浮かせて痙攣させていた。
「きっ気持ちいぃ あああ こんなに出すって気持ちよかったけ？」
つづく
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