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第3話 美味しい契約
晴人は精液検査、血液検査もパスして、晴れて「倶楽部」の「種付け男子」契約を交わした。
晴人は優子に出会ったことで、正直迷っていたのだが、優子に契約を強く促されての決断であった。
谷村にしてみれば、数年ぶりの大魚を得たようなものであり、晴人に異様に親切になった。
「種付け男子」のプロモーションビデオを製作にあたって、相手役を自由に選んで良いと提案して、ＡＶ女優名鑑なるファイルを取り出した。
彼女達との交渉とギャラは「倶楽部」が全て負担してくれるというもので、まさに夢にもみたＡＶ女優を抱けるチャンスでもあった。
思わずお気に入りのＡＶ女優「つ○み」ちゃんを探してしまう晴人であったが、不意に優子のことが頭をよぎった。
優子はＡＶ女優顔負けの見事な肢体を持ち、容姿も普通の女優に負けない美女だ。
実際に優子は芸能事務所にスカウトされたのは１度や２度ではなかった。
確かに画面の向こうのＡＶ女優への憧れは強いが、夢は夢でおいた方が幸せだとも思えた。
優子をパートナーとして得た晴人は、そんな優子をお披露目したい、みんなに知って欲しいと思った。
「優子は家庭に埋もれるような女じゃない」
そして晴人は驚くべき提案を谷村にした。
晴人 「谷村さん このファイル以外 僕が連れてくる女性と撮影 駄目ですか？」
谷村 「えっ ほとんど裏ビデオみたいなものだよ 大丈夫かな」
「それに彼女いないって言ってなかったかな？」
晴人 「昨日 出来たみたいな よろしくお願いします」
谷村 「昨日って・・・・・ まあ こちらとしてはお金掛からないし 撮影できるなら良いが」
晴人 「はい 是非」
谷村 「だが その子の了承得ていないのでは？」
晴人 「あっそうでした 数日待って貰えますか？」
谷村 「まあ 良いでしょう」
「だが 無理はしない方が良いよ」
晴人 「はい」
谷村は動揺していた。
晴人の「昨日」という言葉で、谷村の脳裏には「篠田 優子」の姿が浮かんでいた。
「まさか 篠田ちゃん？ いきなり付き合ったのか？」
「そんな馬鹿な」
「しかし篠田ちゃんだったら 見たい 撮りたい」
「あの子は 倶楽部でも評判の子で ファンも多い」
「辻井医師がガードしなければ とっくに誰かの女になっていたはず」
「その子 この若造は落としたのか」
「俺は とんでもない 大魚を 釣ったのかもしれない」
谷村は、３０歳近く年下になる若者の後ろ姿を羨望の眼差しで見送った。
事務所を後にした晴人は昨日と同じように優子に電話した。
てっきり帰ってしまったと思っていた優子は、まだ晴人の狭いアパートに居たのだ。
慌てて帰宅した晴人を暖かい昼食が出迎えた。
穏やかな笑みを浮かべる優子は、もう何年も付き合っている彼女に思える。
優子はチキンライスを作ってくれたのだ。
下宿生活を始めて半年経って、初めての手料理の味であった。
簡単なものであったが、１９歳の若者にはご馳走であった。
優子 「ごめんね あり合わせの素材に鶏肉買ってきただけなの」
「なんか身体が怠くって 晴人 凄すぎぃ うふふ」
晴人 「とんでもない ご馳走だよ」
優子 「うふっ 一応 わたし調理師免許持ってるの」
晴人 「凄い ますます惚れそう」
優子 「そう？」
晴人 「うぅぅぅん うまい 美味しい お店で食べてるみたい」
優子 「うふふ お世辞かな」
晴人 「ガチです うまい お代わり！！」
優子 「えっもう 凄い食欲ね うふっ」
晴人のモリモリ食べる姿を見つめる優子は幸せであった。
そしてやっとご飯を作ってあげる男性に出会ったんだと実感していた。
結局、自分の分まで晴人に差し出す優子であった。
食事を終えてくつろぐ２人であったが、ほどなく晴人が驚くべき提案を持ちかけてきた。
それは晴人の種付け男子プロモーションビデオへの相手役の話であった。
優子は他の種付け男子ビデオをいくつか見たことがあったので、内容はどのようなものか知っていた。
またＡＶ女優との撮影に驚喜する若者を見たことがあるので、晴人がＡＶ女優に走らず、自分へ話を持ちかけてきたことに驚いた。
女の優子でも映像の向こうの異性に対して憧れる気持ちがあるのは否定できないので、そういう気持ちは男性は人一番強いと理解していた。
なのに晴人が自分のことを考えてくれたことを素直嬉しいと思った。
確かに裏ビデオに出演するのに等しい行為であったが、もとは言えば晴人を「種付け男子」の道に進むように後押ししたのは自分自身であった。
また自らの肢体には絶対の自信があり、ＡＶ女優にも負けないという自負があった。
過去付き合った男達は優子の肢体への未練を隠そうともしなかったし、男から別れを告げられたことなど一度も無かったのだ。
その自信が女として芯が通った行動に繋がり、辻井医師や谷村につけ込む隙を与えず、それでいて女の武器で適当にあしらってこられたのだ。
優子は晴人の提案に対して、早々に覚悟を決めた。
種付け男子プロモーションビデオは確かに重要なもので、あれの出来不出来で「種付け男子」活動の多い少ないは大きく左右されると以前、谷村から聞いたことがあったからだ。
晴人の素晴らしさは今伝えられるのは自分しかいないと考えていた。
「そうよ わたしは晴人と駆け上がってみせるわ」
優子の同意に、晴人は頭を下げた。
晴人 「優子 無理言ってごめん でも僕には」
優子 「分かってます だから幸せにしてね」
晴人 「おお 誓うよ」
その日の夜、２人は手を繋いで「倶楽部」の事務所にいる谷村を訪ねた。
そして２人でプロモーションビデオ出演の話を提案した。
谷村は冷静さを装って、了承の返事を２人にしたのだ。
撮影は翌週の土曜日に、都内にある「倶楽部」が持つ高級マンションで行われることになった。
そして出来れば、その土曜日と共に、翌日の日曜日を休みを確保するように話した。
２人が帰った後の事務所は騒然となった。
もともと「篠田 優子」は「倶楽部」にとっても興味津々の逸材であった。
「倶楽部」顧問医師のお気に入りでなければ、多少手荒い方法で「倶楽部」の女にされてもおかしくない存在であった。
それがいきなりの種付け男子プロモーションビデオデビューである。
違う意味でプレミヤ付く可能性が高かった。
この知らせに、一番落胆したのは辻井医師であった。
しかし本人が出るというのだから、もはや辻井医師のチカラではどうすることも出来なかった。
そもそも谷村が辻井医師の妨害を阻止した。
「見れる あの篠田ちゃんの全てが見れる アソコが見れるなんてラッキー いひひ」
惹かれあった若い２人の行動は早かった。
その週のうちに、晴人は優子のマンションに転がり込んだ。
２人は１日でも離れて暮らすのが耐えられないほど、惹かれあっていた。
特に優子が人が変わったように夜になると激しく求めるようになった。
若く精力が溢れている晴人は余裕で優子を連日満足させた。
それだけ晴人のセックスは素晴らしく情熱的であった。
なのでビデオ撮影の当日の頃には、見ていた者達が唖然とするほど２人のセックスの息はピッタリ合っており伝説の撮影会となるのだ。
都内の高級マンション、最上階ペントハウスで行われた撮影会はさながら本格的なＡＶ、いや映画撮影のように行われた。
監督、スタイリスト、複数台のビデオカメラ、多くのスタッフが集結し、監督以下全てが女性で固められていた。
谷村の話では、種付け男子プロモーションビデオの対象は懐妊を望む女性であり、女性目線の映像が大切であり、その内容次第で女性の晴人に対する評価は変わるとのことであった。
ベットが用意された部屋はなぜか狭く、３面の壁面が全面ガラス張りであった。
普通のＡＶではないので余計な前振りやストーリーは一切無く、いきなり絡みの撮影に入る。
まず晴人が躊躇いなく全裸になる。
その場には監督以下、スタッフ全員女性で有り、自然と晴人の肉棒に視線が集まる。
晴人は十数人の女性の前で、全裸になり興奮していた。
その場の女達は自身の性的高まりを感じて、動揺していた。
晴人の肉棒は堂々とそびえ立っており、立体的なカリ首の凄い段差が女達をおかしくさせた。
そして誰かが呟いた。
「理想的なモノね 凄いぃ」
その場の女達全員が、その肉棒を自分が咥え込んだ時の変化を想像していた。
その肉棒を独り占めするバスローブ姿の美女が入室してきて、晴人に寄り添うと晴人によって流れるようにバスローブが床に落ちた。
女同士でも羨望の眼差しで見つめられる美の化身のような裸身であった。
監督から指示が出るより前に、２人はベットに倒れていった。
その様子だけで、女性スタッフから感嘆の吐息が漏れた。
３面の壁面、全面ガラス張りは実は全て高級なマジックミラーであり、周りは全て特別な鑑賞ルームになっていたのだ。
このペントハウスは、今回のようなプロモーションビデオ撮影や各種プレイを「倶楽部」のメンバーが鑑賞を楽しむ施設のひとつであった。
この日、「篠田 優子」の出演を聞きつけた「倶楽部」幹部や有力者達が集まって大盛況で、鑑賞ルームには５０人近い男女がいた。
その観客の間をバニーガールスタイルの女達がドリンクサービスを忙しそうに給仕していた。
マジックミラーではない壁面には１００インチほどの液晶ディスプレイが複数台据え付けられており、プレイルームのビデオカメラが捉えた映像をリアルタイムで個別に映し出していた。
プロモーションビデオ撮影でこれほどの観客が集まるのは前例がないことであったが、それだけ「篠田 優子」が「倶楽部」で注目されていた女性であった証拠でもあった。
プレイルームにいるスタッフ女性達の異変は、鑑賞ルームにも微妙な空気感と共に伝わる。
マジックミラー越し、大画面に映し出される眩しいほど白い両脚を押し広げて秘部に情熱的にクンニを施す晴人の姿に鑑賞ルームの者達の動きが止まった。
大画面には桜色した美しい秘部を押し開き、溢れ出る愛液を巧みな舌さばきでクンニする様子がアップで映し出され、別の画面には晴人の背後から肉棒をアップで捉えた映像が映し出された。
男達は夢にみた優子の美しい秘部の様子に興奮したが、それを自由に舐め回す晴人に嫉妬を感じた。
しかしそれは敗北にも似た劣等感に転落するのにさほどの時間を必要としなかった。
晴人は男達が劣等感を抱かざるを得ない極上逸物の持ち主であることが画面から伝わってきたからだ。
いつしか鑑賞ルームのバニーガールを含めた全ての女達の羨望の眼差しを画面に投げていた。
その空気感は男達には屈辱であった。
ミラー、画面越しの女達ですらそんな有様なので、同じ部屋いる女性スタッフ達の変調は哀れであった。
決して晴人の肉棒は巨根ではない。
長さなどは、中の上程度だろう。
それでも女達の目には極上の逸物に見えたのは理由があった。
それは精巧なデフォルメディルドと見間違うほどの圧巻の形にあった。
太さとカリの段差たるや、見ただけで経験豊かな女達は濡れてしまう魔物であった。
それが目の前で猛狂っているのだから、女達は堪らない。
そしてクンニがプロと言われている男達顔負けの舌さばきであり、なにより情熱的であった。
受けている優子が何度も達し逝って激しく痙攣する様に圧倒されていた。
その場の女達全員が自身がされているような錯覚に陥り、秘部濡らし下着を汚していた。
再びスタッフから声が漏れる。
「わたしも・・・・・」
マジックミラー越しではあるが、最前列で辻井医師はうな垂れていた。
長い間ずっと想い慕った優子が目の前でまんぐり返しの体勢で陵辱されていた。
何度、想像したかわからない、美しい桜色の花びらを若者は思うがままに舐め回していた。
若者の目に止まらないほど早い舌の動きに翻弄され、白く美しい両脚が切なげに宙を舞う。
打ちのめされて敗北感いっぱいの辻井医師の目には涙が溢れていた。
その肉棒は哀れなほど小さく萎縮していた。
「俺の優子はもういない 奪われてしまった」
「あのチンポで やられたら」
その隣で対照的に興奮する谷村がいた。
「２人ともスゲェ」
「篠田ちゃんは 思っていたとおりのナイスボディだ」
「それもグラビアアイドル真っ青の芸術品ときた」
「武田も 極上マラ 魔棒の持ち主とはマイッタ」
「女達が みんな目がトロンとしている」
「イケル 武田は時代を作るぞ ガハハ ザクザク稼がせて貰うぞ」
男達は皆、辻井医師と同じような身体状態に陥って萎縮していたが、谷村だけギンギンに肉棒をそそり立てていた。
谷村はニヤニヤしながら、真横で画面の魔棒に釘付けになっているバニーガールを引き寄せた。
「今日の女は お前だ」
谷村のもともとの本業はＡＶ男優、すなわち竿師だ。
年齢的に第一線は退いているが未だ現役であり、「タニデカ」と呼ばれて業界では有名な男であった。
そのあだ名通り、谷村は黒人並みのビックリするほどの巨根の持ち主であった。
亀頭太さ４２㎜竿太さ３８㎜に加えて、１９３㎜と圧巻の長さを誇った業界屈指のデカチンであった。
なのでデカチン勝負では晴人に対して、余裕で勝っているので他の男達のような敗北感は微塵も感じていなかった。
にもかかわらず篠田 優子を射止めた晴人には嫉妬を感じずにはいられなかった。
そして、あの病院のカーテン裏で起きた出来事が彼女を晴人のものにしてしまったのだと確信していた。
谷村はデカチン自慢ではあったが、その反面若い女達から敬遠されることが多く、自分ほどのデカチンは女達には恐怖心を与えて、経験の浅い女には負担が大きいと自覚していた。
だからこそ晴人のサイズは丁度良い大きさに加えて、抜群の形の良さは認めざるを得なかった。
多少太いかもしれないが、あのカリの段差は間違いなく女を狂わせる魔棒だ。
魔棒は一晩で、ガードが固く隙を見せない女「篠田 優子」を魅了したのだ。
女たらしと名の通った自分ですら落とせなかった女を一晩で落とした才能は恐るべしだ。
谷村はズボンの中で窮屈な肉棒を周囲にお構いなく解放した。
バニーガールの目の前に、今まで見ていた魔棒より巨大なデカチンが突きつけられた。
憂いに溢れた瞳を泳がせると、バニーガールは吸い寄せられるようにデカチンを咥えた。
「うん 良い子だ そう 思いっきり咥えるんだ」
「忘れられなくなるほど 犯してやる」
「まあ 若い女は幾らでもいる この子 骨の髄までしゃぶってやる」
「なんだ こいつ うまいな ふん」
周囲の観客達はざわつくが、すぐにバニーガールの豪快なフェラチオに圧倒される。
その時であった。
マジックミラーの向こうから、腹の底から絞り出したような雌本能の声、１度聴いたら忘れられない淫靡な切ない喘ぎ声が聞こえたのだ。
「あっあふぅ あぐぅふぅぅぅぅあんうぐっ」
谷村も、観客達も、思わずマジックミラー向こうに目線を走らせる。
「おっおぉぉぉ スゲェ 思ったよりコイツは太いぞぉ」
谷村の目の前で、晴人の魔棒が優子の鮮やかな桜色の秘貝を有り得ないほどに押し開いて、襞を巻き込みながらめり込んでいった。
あの声は魔棒侵入の圧迫に耐えかねた優子が漏らしたものだった。
極太の亀頭と落差のあるカリ首が膣内で猛威を振るい、ただ挿入していく過程で優子の肢体は激しく痙攣していた。
「悶絶」という言葉は、まさに今の優子のための言葉であった。
晴人のいたわりの心なのか、テクニックなのか、分からないが、恐ろしくゆっくり魔棒を嵌めていく。
「コイツ 女を知り尽くしている？」
大画面には魔棒の圧迫で無残に押し広げられた桜色の秘部から、ドロッと多量の白濁化した愛液が溢れ出している様子がアップで映し出されていた。
「篠田ちゃん すごく感じてる」
周囲にいる撮影スタッフの女達も挙動がおかしくなり、その場に座り込んでしまう者が続出していた。
彼女達も「倶楽部」の関係者だけに、セックスは経験豊富な女達であるが故に、目の前で行われているセックスが深い女の官能を強く刺激するものだということを頭ではなく身体で感じてしまうのだ。
見ているだけだというのに、ほとんどの女達はパンティが吸収しきれなくなった愛液が両脚を伝わる感覚に狼狽えていた。
刺激が強すぎて我慢しきれずに、自らの股間に手をやってしまう者まで現れつつあった。
再びスタッフから声が漏れる。
「欲しいの」
バニーガールも刺激を受けたのか、フェラチオがより激しく濃厚なものに変化した。
「うん？ この子 どこかで」
「ふぁあ これは 素人じゃない うっうぅぅぅマズイ」
「この舌使い マジかぁ うわぁ あっ 綾 じゃないのか？」
「間違いない なぜ こんなところで バニーガールなんてやってるんだぁ」
「ふあぁ うぅぅぅぅぅうん」
「平山 綾」は既に３年ほどのキャリアがある名の知られた人気ＡＶ女優だ。
初めての出演作で相手役を務めたのが谷村であり、以後何作か共演したことがある女優であった。
１作出演すればサラリーマンの月収くらい稼ぐ彼女が、端金で「倶楽部」のイベントコンパニオンしている理由が分からない。
道理で何人もいるバニーガールの中で目立つ筈である。
谷村 「ひよっとして お前 綾ちゃんか？ うわぁ」
バニーガール 「うぐぅふうぅふふふ」
谷村 「なんでぇ うわぁっ」
「うおぉぉぉぉぉぉ！！」
突如、鑑賞ルームで歓声が上がったので、谷村は咄嗟にマジックミラーの向こうに視線を投げた。
「こっ こいつは・・・・・」
つづく
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