７．第７ターゲット

　男の計画では、16・20・24・28・32・36・40歳の女性をターゲットにしていた。
　この日までに、６名は確保した。
　残りは、24歳のオンナだけとなっていた。
　環境も職業も意識も違うオンナたちを犯し、自分の屋敷に監禁する。
　その後に何が待っていると言うのか？

　最後のオンナは、篠山 佳香、化学薬品の分析を行なう研究員だった。
　佳香の趣味はネットで、仕事で疲れた神経をネットで解消していた。
　佳香がよく使う掲示板に、興味のある書き込みがあった。
『戦時中の化学兵器の分析ができる人、いませんか？秘密厳守で相談できる方、メールをお待ちしています』
　誰もが妄想か、冗談としか受け止めないカキコだったが、佳香には、それが真実のような気がし、メールをしてみることにした。
『わたしは化学薬品の研究所に勤める研究員です。冗談でないのなら相談にのります・・・』
　すぐに返事が返ってきた。
『冗談ならば良いのですが・・・事実なので困っています。是非、詳細な相談にのってください。但し、他言無用で、お願いします』
　ふたりの会話は、それから何度か交わされた。
　お互いの中に信頼感を感じ取った時、やっと直接、会うことにした。

　機密を重んじる内容なので、郊外のホテルの一室で会うことにし、佳香はデジカメや録音機などを用意し、出かけた。
　ホテルに着くと、既に男が待っていた。
「あらためて・・・初めまして、吉川 孝信と申します」
「あっ、わたしは、篠山 佳香です。ネットではいろいろお尋ねして・・・」
「いえ、当然でしょう！不審な話しですから、普通は見向きもしないと思います」
「じゃあ、わたしは例外中の例外ですか？ウフッ！」
（わたしと年齢は同じくらい？こんなに若くて素敵な人だったなんて・・・）
　男はパソコンを取り出し、佳香に化学兵器の詳細を示した。
「早速ですみませんが・・・これが・・・」
「なるほど・・・現物を見て分析しないと何とも居えませんが、現在に至っても、威力は残っていると考えるのが妥当でしょう」
「そうですか・・・それでは・・・・・・」
　ふたりは熱心に討論を重ねた。
「ふぅ〜少し休憩にしましょう！何か飲みませんか？」
「わたしはコーヒーを・・・あっ、わたしが淹れます・・・」
「あっ、いいですよ！今日は僕が無理言って来ていただいたんですから・・・それにコーヒーは僕も好きなほうで、ホテルに言ってブレンドしてもらったんです」
「えっ、そんなことできるんですか？」
「えぇ、気軽に引き受けてくれましたよ」
　実際には男が準備してきたものだったが、佳香は何の疑問も抱かなかった。

　まもなく部屋中にコーヒーのいい香りが漂い始めた。
「あぁ〜〜いい香り・・・わたし、この香りが好きなんです」
「そうですね！僕も落としているときの、この香りは堪らなく好きですよ」
　男はサイフォンとカップを運んできて、佳香の目の前でコーヒーを注いだ。
「どうぞ！今日はお疲れさまでした・・・」
「いえ、まだこれからですわ！」
「そうですね！もうしばらく、政府にも秘密でお願いします。亡くなった祖父たちの名誉にも関わりますので・・・」
「分かりました・・・」
　そう言うと、ふたりはコーヒーを飲み始めた。
「あぁ〜〜美味しい・・・なんかホッとしますね」
「えぇ、本当に・・・」
　佳香がコーヒーを飲み干す頃になると、佳香の様子に変化が現れた。
「どうしたんです？顔が少し赤いようですが・・・熱でも？」
「えぇ、少し疲れたのかも・・・身体が少し・・・熱く・・・はぁ、はぁ・・・」
「それはいけませんね！フロントに言って、医者を・・・」
「い、いぇ、大丈夫です。少し、休んでいれば・・・」
「じゃあ、こちらで・・・」
　男はソファに佳香を連れて行き、冷蔵庫から氷を出してタオルを冷たく浸した。
「これを額にあてて・・・」
「す、すみません・・・ご迷惑をお掛けして・・・」
　男は佳香から離れ、再びパソコンを操作し始めた。
（どうしたのかしら？はぁ、はぁ・・・身体中が火照って・・・あっ、アソコまで・・・）
　佳香は淫壷が疼き始めたが、男には何も言えず、ムズムズと身体を捩じらせていた。

　20分、30分・・・時間の経過と共に、佳香は耐えられなくなっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　男はパソコンから目を佳香に向け、心配そうな顔をした。
「どうしました？やっぱりお医者さんを呼んだ方が・・・」
「い、いぇ、ダメです！はぁ、はぁ・・・お医者さんでは・・・はぁ、治りそうも・・・」
「どこがどうなんです？僕で宜しければ・・・」
（どうしよう？もう、耐えられないわ！恥かしいけど・・・ここは、頼むしか・・・）
　佳香は意を決して男に言った。
「初めてお会いした方にお願いするのも変ですが・・・少し擦ってもらえますか？」
「構いませんよ！それで、どこを？」
「実は・・・ここの辺りを・・・」
　佳香は男の手を掴んで下腹部に持っていき、そこから下へと促した。
「女性の身体は不可思議なものですから・・・本当に擦ってもいいんですね？」
「はぁ、はぁ、は、早く・・・お願い・・・」
　搾り出すような声で、佳香は男に言った。
　男は優しい手つきで佳香の下腹部から恥丘を擦るように擦った。
「はぁ、はぁ・・・あぁぁ、もぅ少し・・・下まで・・・」
「えっ！？」
「あぁぁ、変に思わないでくださいね・・・こんなこと初めてなんです。はぁ、はぁ・・・本当に、苦しくて・・・お願いします・・・」
「分かりました・・・あなたが真面目な方だということは、充分、分かっています。今は、お身体だけを考えて・・・」
　男は佳香の要請どおり、恥丘から淫唇にかけ、指を滑らせるように擦り始めた。
「あぁぁぁぁ・・・いぃ〜〜はぁ、はぁ・・・そぅ、はぁ、そこ・・・あぁ、いぃわ・・・」
　佳香は両脚を少しずつ大きく開き、男の手が自由に動くようにした。

　佳香の状態は時間が経過すればするほど悪くなっていった。
「はぁ、ふぅ、あぁぁぁ・・・ダメ、はぁ、ダメだわ！お願い・・・もっと・・・ぁぁぁ・・・」
　男がコーヒーに混入した催淫剤の効力なのだが、佳香は全く気づかなかった。
　サイフォンから直接カップに注がれたコーヒー・・・。
　実は佳香からは死角になっていたカップの内側に付けられていたのだった。
　男は善意の第三者を装い、佳香を看病していたのだ。
　佳香は自ら衣服を脱ぎ始め、自分で乳房を揉みしだき、狂ったように悶え始めた。
　男は佳香を抑えつけ、両脚を抱え、昂った肉棒を熱く疼く佳香の淫壷に挿入した。
「あっ！・・・あ、あぁぁぁ・・・はぁ、はぁ、い、いぃぃぃ・・・ふぅ、ふぅ・・・」
　男の肉棒が淫壷に収まると、佳香は少し安らいだ表情をした。
　だが、それも一瞬で、淫壷の奥からは、さらなる疼きが押し寄せていた。
「あぁああああっ・・・お、お願い、激しく・・・激しく突いて！」
　男は佳香の言うとおりに激しく腰を繰り出し、両手で豊かな乳房を揉んだ。
「あぁああああ〜〜〜〜いっ、いぃ〜〜っ・・・はぁ、はぁ、い、いぃわ〜はぁ、ふぅ・・・」
　佳香は、あまりセックス経験は無かったが、身体は魅力的だった。
　感じ方も敏感で、男にとって佳香はいいオンナだと言えた。
　男は、佳香を四つん這いにさせ、白桃のような尻に繰り返し股間を打ちつけた。
　その度に佳香は大きな淫悦の声を上げ、絶頂を何度も繰り返し味わっていた。
　男は淫壷の中にあった肉棒を抜き、菊状に萎んだ佳香の尻の穴に肉棒を深く挿入した。
「うわっ・・・あ、あ、あぁ、ぁぁぁ・・・はぁ、はぁ、ふぅ・・・あぁぁ、いいわ・・・」
　初めて受け容れる肉棒だったが、今の佳香には特効薬のように感じられた。
　男が激しく腰を繰り出し、白濁の粘液を菊壷の中に放出すると同時に、佳香は高波のような快感を感じ、そのまま意識を失ってしまった。

　佳香が目覚めたのは、ホテルの中の寝室だった。
　スタンドの横には男のメモがあった。
『後で、もう一度、来ますので、ゆっくりしてください・・・もう、落ち着いたでしょうか？フロントに言えば、朝食が来ますので、寛いでいてください』
「本当に優しい人・・・夕べは迷惑かけて・・・きっと淫らなオンナだと軽蔑してるわ」
　佳香は夕べの疼きも収まり、男に済まない気持ちでいっぱいだった。
　浴室で汗を流し、朝食を摂って男を待った。

　１時間ほどで男は再びホテルの部屋を訪れた。
「すみません。お待たせして・・・」
「いえ、こちらこそ、夕べは・・・」
「それは・・・もう。よしましょう〜済んだことですし・・・」
　男は冷静な対応で佳香に向かい、カバンから１本のカプセルを取り出した。
「実は・・・これが例の戦時中のカプセルでして・・・他にも種類が多数・・・・・・」
「すぐに拝見します」
　佳香はカプセルの中を開けてみたかったが、設備のないホテルではどうしようも無かった。
「ここでは・・・研究所で開けないと無理ですね！持っていってもいいですか？」
「えぇ、あなたを信頼してますから・・・お預けします。くれぐれも、他の方には見つからないように・・・」
「分かりました」
　佳香は職業柄、一時でも早く中身を確認したかった。
「それじゃあ、早速、持ち帰って調べてください。分かりましたら・・・携帯に電話をください」
　男は佳香の気持ちを見抜いたように、すぐに対応を要請した。

　その日の夜、９時過ぎになって佳香は男に連絡をした。
『やっぱり化学兵器でした。マスタード爆弾で・・・・・・』
『そうでしたか・・・じゃあ、他のカプセルも持って伺います』
『えぇ、お待ちしています！今日は丁度、誰もいませんので・・・』
『そうですか、じゃあ、すぐに・・・』

　30分ほどで男は佳香の指定した研究所に着き、数種類のカプセルを差し出した。
「満州で開発したものと酷似していますね！他のも多分、同様でしょう〜古い資料を見たのですが・・・当時の関東軍は・・・・・・」
「そうですか・・・でも、これは満州からではなく国内で開発されたものなんです」
「それじゃ、瀬戸内海の○○島にあった化学兵器とも、関係してるかもしれません」
「今でも、使えるのですか？」
「えぇ・・・恐ろしいことに、全く威力は衰えてないようです」
「そうですか」
　男は佳香にカプセルを渡し、椅子に座って分析結果を待っていた。
　しばらくしてから結果を持って佳香が現れ、分析結果を男に伝えた。
　男は１千万円の現金の入ったカバンを渡した。
「これは？」
「分析費用です！あなたには無理と危険を強いて、申し訳ありませんでした」
「いえ・・・」
　カバンを開けた佳香は驚いて、男にカバンを返そうとした。
「こんな大金、受け取れません！」
「機密保持もありますから・・・」
「それにしても・・・」
「またお願いするかも知れませんし・・・受け取っておいてください」
　佳香は男に対し、益々、好意と興味を抱いた。
「そうそう、佳香さん、夕べは、美味しかったですよ！また味わいたいくらいに、美味でした」
「えっ！そんな・・・恥かしいです」
「恥かしがることないですよ！前も後ろも美味で・・・癖になりそうなほどでした」
「わたし・・・」
　佳香は真っ赤になって俯き、モジモジしていた。

　男は佳香の身体を抱いて口づけをし、身体を弄り始めた。
「あぁぁぁ・・・わたし・・・」
　男は佳香の身体を机にうつ伏せにし、白桃のような尻を露わにし、大きく脚を開かせた。
「キレイなお尻ですね！それに・・・感じやすくて素敵なお尻・・・」
　男は瑞々しい佳香の尻を擦りながら淫唇から菊蕾まで、優しく舐め始めていた。
「あっ、はぁ〜〜はぁ、はぁ、い、いぃ〜っ・・・こんなところで、こんな格好で・・・」
「夕べに比べれば、どこでも、どんな格好でも、感じられますよ！」
「そ、そんな・・・あぁ、いぃぃぃ・・・」
　男は白く豊かな尻を引き寄せ、昂った肉棒を淫壷に挿入した。
「あぁああああっ・・・あ、いぃ〜〜あああああ、はぁ、はぁ、ぃぃぃぃ・・・」
　夕べほどの乱れは無かったが、佳香は尻を突き出して快感に酔い始めた。
　男は指を菊壷に入れ、腰を巧みに動かし、佳香を絶頂に導いた。
「あぁあああ〜〜〜〜い、いぃ〜〜はぁ、はぁ・・・イッ、くぅぅぅぅ〜〜〜〜」
　男の股間に尻を押し付け、佳香は淫らな格好のまま絶頂感に浸った。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・あなたも・・・イッて！はぁ、ふぅ・・・でも、後ろで、ネッ！」
　男は肉棒を淫壷から菊壷に移動させ、再び腰を送り始めた。
「あぁぁぁ・・・い、いぃわ・・・お尻でこんなに感じるなんて・・・昨日が初めてだったのに・・・わたしのほうこそ癖になりそうだわ！あぁあああっ・・・」
　男の肉棒をキュッキュッと締め付け、佳香は自ら尻を振って新しい快感を貪った。

　数日後、佳香の姿は、あの男の屋敷の中にあった。
　それが何を意味するのか？
　佳香はどうなるのか？

　佳香が７人目のオンナであったことには、間違いは無かった・・・。