８．番外編

　木村 美希は、最近、誰かにいつも見られているような気がしていた。
　人間というのは、そういう第六感のようなものを持っているようだ。

　中学生活も終わり、来月からは高校生となる美希は、友達と卒業旅行に出かける予定だった。
「３月の末まで愛知万博に行ったり、観光したりするの！いいでしょ？」
「いいけど・・・１週間以上も、費用はどうするの？」
「貯金もあるし、友達の親戚が万博会場の近くだから泊めてもらえるし・・・」
「そうなの！じゃあ、安心ね！携帯の充電、忘れないようにね！」
　母親の了解を得た美希は、早速、旅行の準備にとりかかった。
（友達と一緒はウソ！ひとりでノンビリとアチコチ見て廻るんだ！）
　受験勉強や何やらで、縛られっぱなしの生活から解放されたかったのだ。

　男は美希の家の近くにいた。
　いつも美希を見ていた・・・。
　いや、正確には、いつも観察していた。
（卒業旅行に行く時がチャンスだ！）
　美希の第六感は当たっていた。
　男は随分前から美希を狙い、毎日のように尾行をし、物陰から写真を撮っていた。
（15歳・・・まだ処女なのは確かだ！あぁあああ〜欲情する！）
　美希を犯す時のことばかり考えていた。
　美希の部屋を遠くから毎日のように覗き、美希の日常も身体の発達も良く知っていた。
　美希がオナニーをして快感に悶えている時、男も自分で肉棒を扱いていた。
『早く犯したい！美希の中に・・・上の口も下の口も、全て犯したい！』
　その日のための準備は、万全だった。

　翌朝、新幹線の始発で出掛けると言い、美希は着替えの入ったバッグを持ち、駅に向かった。
「気をつけてね！必ず毎日、連絡するのよ！」
「はいはい！大丈夫よ！」
　美希は母親の言うことを簡単に聞き流し、駅に向かった。
（やったぁ〜！これで自由だ！今日から１週間は、何にも束縛されない、わたしだけの時間が始まるわ！）
　住宅街を抜け、小さな神社を抜け、閉じた商店街を抜ければ駅だった。
　駅まで10分ほどの道、美希はウキウキしながら歩き始めた。
　その神社を抜けた時だった。
　止まったキャンピングカーの横をすり抜けようとした美希は、突然開いたキャンピングカーの中にアッと言う間に引き込まれた。
「キャッ！何なんですか？」
「うるさい！騒ぐな！暴れれば命は無いぞ！」
　男はサバイバルナイフを突き出し、美希の頬に押し当てた。
（何なの？これって・・・マジ、ヤバそう！）
　美希の顔から血の気が失せ、全身ガタガタと震え出した。
「やっと分かったようだな・・・そう、オマエは拉致されたんだ」
　男は美希の口に猿ぐつわを咬ませ、両手両足を縛り、手摺りにくくりつけた。
「どうせ旅行に行く予定だったんだろ！オレが連れて行ってやるよ！フフフッ・・・」
　男は運転席に廻り、車を発進させた。

　高速を抜け静かな湖畔に車を停めた。
　オフシーズンのこの辺りに人気は無く、男は注意深く周辺を確認した。
（よし！これで思う存分、楽しめそうだ！）
　男は随分以前から美希に目をつけていた。
　大人のオンナには全く興味は無く、美希のような少女や幼児が好みだった。
（本当は毛も生えていない、生理も無い、可愛い女の子がいいのだが・・・それでも胸が膨らんで少し大人のオンナの匂いがする・・・そんなのが一番だ！）
　美希は最近、急激にオンナっぽくなっていた。
　年齢からくるものだが、身体の肉付きが大人の女性に近くなっていた。
　肌はスベスベして張り、乳房は柔らかな果実のように膨らみ、お尻も細く長い脚の上で引き締まっていた。
「もうすぐ大人の穢れたオンナになってしまう・・・そうなる前に、オレが美希、オマエをオンナにしてやる！他の誰かによってオンナになる前に・・・オマエはオレのモノなんだ！」
（狂ってる！完全におかしいわ！どうしよう・・・このままだとどうなるか？）
　美希は男の言葉とギラギラした異様な眼に怯えた。
　男は美希の片足に鎖をつけ、手摺りに繋ぎ、猿ぐつわと手足の紐を解いた。
「逃げようとしても無駄だ！大声を上げても、この辺は人家も無く誰の来ない・・・これからはふたりだけだ！フフフッ・・・ハハハハ〜〜〜」
「はぁ、はぁ・・・どうして？どうしてこんなことを？」
「何度も言わせるな！最近のオマエを見てると、身体も雰囲気も大人っぽくなり、このままだと、やがて誰かとセックスをして、普通のオンナになってしまう・・・美希！オマエは、小学生の頃からオレだけのモノだったんだ！だから、誰かに姦られてオンナになる前に、オレがオマエをオンナにするんだ！」
「分からない・・・どうして？小学生の・・・」
「うるさい！つべこべ言っていると、本当に刺し殺すぞ！」
　男は狂気に血走った眼で美希を睨みつけ、手に持ったサバイバルナイフを震わせた。
（本気だわ！・・・今は、静かにするしか・・・そうだ！携帯で・・・）
「携帯電話はどこだ？」
　男は美希の身体を弄り、携帯電話を見つけた。
「ふん！どうせ、圏外だが・・・これはオレが預かっておく！」
　そう言って、男は携帯の電源を切り、ポケットにしまった。
（これで、望みが無くなってしまった・・・）
　美希は全身から力が抜け、無気力な状態になっていった。

　男は獲物を前にした猛獣のように、美希を舐めるように見始めた。
「すっかりオンナになったな・・・でも今から本当のオンナにしてやる。フフフ・・・」
　血走った眼が美希を恐怖で覆った。
（どうなるの？わたし・・・殺されちゃう・・・怖い！）
　男はサバイバルナイフを美希の目に映るように車内の棚に突き刺した。
「暴れてもいいが、怪我をするのはオマエだ！」
　そう言うと、美希の衣服を丁寧に脱がせ始めた。
　美希は激しく抵抗したかったが、抵抗すればもっと危険だと思い、仕方なく男の為すがままになっていた。
　美希の中では激しいジレンマが沸き上がり、意識の外で身を頑なにしていた。
「そんなに身体を強張らせなくても、どうせ丸裸にされるんだ！フフフ・・・」
　まもなく男は、オンナらしく発育した美希の身体を裸にした。
「きれいな肌だ・・・１５歳だと言うのに、すっかりオンナっぽくなった・・・いつも遠くから見ていたが、間近に見ると一段といい身体に感じる・・・」
（いつも・・・見てた？どこから？えっ！？わたし、覗かれていたの？）
　美希は知らないうちに身体がガタガタと震えていた。

　男は素っ裸の美希をそのままにして、何か準備を始めていた。
　やがて剃刀を何種類かと、シェービングフォームのようなものを持ってきた。
「な、何をするんですか？」
　美希は訳の分からない恐怖感が込み上げてきた。
「やっぱり汚く感じちゃうな〜ソコの毛・・・せっかく他はキレイなのに」
「そ、剃るんですか？」
「動くと大変なことになるから、ジッとしていた方がいい・・・ふぅ〜ん・・・」
　男は美希の股間に視線を向けたまま、何やら思案していた。
　先ずは美希の下腹部と太股の内側にシェービングフォームをつけ、何種類かの剃刀の剃り加減を試した。
「安全剃刀は・・・やっぱり、この剃刀が一番かな？」
　ブツブツと独り言を言いながら、美希の下半身に剃刀をあてていた。
（あぁあああぁぁぁ・・・動けば、大変なことになる・・・けど・・・このままじゃ・・・）
　美希の不安な気持ちを嘲笑うかのように、男は美希の両脚を大きく開いて固定した。
「ピンク色したオマ×コが見える！フフフッ・・・あぁ、早く弄くりたいけど、その前に、この邪魔な毛を・・・」
　淡い恥毛の先を指で掴み、男は挟みで大雑把に切り始めた。
「いきなりは剃れないから、先ずは短くカットして・・・」
（あぁぁぁ・・・誰にも見せてないアソコを・・・見知らぬ男に・・・）
　美希は知らないうちに恥辱で涙が溢れていた。

　男は短くカットし終えた恥毛にシェービングフォームをつけ、ゆっくりと外側から剃り始めた。
　次第に露わになっていく自分の恥部に、美希は恥辱を感じると同時に妙な興奮を覚えた。
（あぁぁ・・・イヤッ！はぁ、はぁ、どうしよう・・・でも、何か変な感じ・・・）
　自分でも見たことのない恥部を見知らぬ男が覗き込むようにしている・・・
　そう思うと、オナニーの時とは違った性的興奮を覚えてた。
「おや？感じちゃってるのかな・・・？そう言えば・・・いつだったか・・・窓を開けたままでオナニーしてた時があったな〜」
（えぇ〜っ！い、いやだわぁ〜見られていたの・・・はぁ、ぁぁぁ・・・ますます感じてきちゃったわ、わたし、変態？）
　まもなく美希の恥部はほとんど露わになっていた。
「もう少し・・・細かいところは、こっちの剃刀じゃないと・・・動くなよ！」
　男は美希の淫唇の周囲を丁寧に剃り始めた。
　柔らかな部分を傷つけないように、慎重に剃刀を動かしていた。
　温かい湯で洗ったタオルを押し当て、優しく美希の恥部を拭った。
「やっぱりこの方がキレイだ！形は少し乱れてきてるけど・・・美希、オマエもそう思わないか？」
　そう言うと、男は鏡を美希の恥部の前に立て、美希の目から見えるようにした。
（わっ！こんな形だったんだ・・・オナニーで触っても、見たことは無かった）
「ほら、こうして両側に開くと・・・中には、可愛いクリちゃんと・・・」
　男は指で美希の恥部を開き、わざわざ美希に見せて喜んでいた。
（あぁぁぁ・・・凄い・・・はぁ、はぁ・・・）
　美希は知らない間に男のペースに嵌っていた。

　男は美希の白く張りのある太股を撫で回し、舌で舐めながら感激していた。
「長いこと夢にまで見た美希の肌・・・もうオレだけのモノだ」
「イヤッ！や、ヤメテ・・・はぁ、はぁ・・・」
「イヤと言いながら、今、キレイになったオマ×コは涎を垂らしているよ」
「う、ウソ！そんな・・・」
　再び鏡に映し出された美希の恥部は、確かに透明な液が滲んでいた。
「結構、毎晩のようにオナニーしていたんじゃないのか？処女なのに、処女の反応じゃない感じだぜ・・・美希は淫乱な性分なのか？」
（そ、そんな・・・確かにオナニーは好きでしていたけど・・・こんな状況で感じるなんて・・・やっぱり、わたしって淫乱なのかしら？）
　男は美希の裸の身体を満遍なく確かめるように擦り回していた。
「いい身体・・・子供でもなく大人でもない・・・発育のいい身体・・・もうすぐ、大人の身体と同じになる・・・」
　男は長い間、夢にまで見た美希の裸を細かく確認し、大きく深呼吸をしていた。
「胸も大人顔負けに大きくなって・・・乳首もほら、感じて大きくなっちゃって・・・」
「あぁぁぁ・・・ほ、本当だ・・・わたしったら・・・」
　いつものオナニーでも乳首は感じやすく、指で揉むように擦って感じていた。
「それじゃぁ、本気で姦らしてもらうとするか」
　男は自分の衣服を脱ぎ、全裸になって美希の前に立った。
　股間には美希が見たことの無い男の象徴が聳え立っていた。
（話しには聞いていたけど・・・凄い！あれがオチ××ンなのね・・・あれがアソコに・・・）
　美希は鏡で見た自分の恥部と男の肉棒を頭の中で合体させていた。

　男は美希の乳首を指の間に挟んで乳房を両手で揉み始め、舌で舐め回した。
「いい感触だ！まだ堅い感じが堪らなくいい！」
　美希は感じないように歯を食いしばり耐えていた。
「健気だな・・・どうせ犯されるのに・・・そんな風にしてないで、感じたほうが得だぞ！オナニーなんかより、ずっと気持ち良く感じるのに・・・」
（こんな初体験なんて！・・・それに・・・犯された後、殺されるかもしれないのに・・・）
「フフフッ・・・好きでもない見知らぬ男に犯されるのは耐えられないか・・・？オレはずっと前から知っていたけどな・・・美希・・・」
（そうだった・・・この男は、ずっと前からわたしを見ていたんだわ！知らなかったのはわたし・・・オナニーまで見られて・・・）
　男は口唇で美希の乳首を挟み、舌先で乳首を優しく舐め回した。
「あっ、ふぅっ・・・」
　思わず美希の口から声が洩れた。
「ほら、我慢しないで感じたほうが・・・」
（わたし・・・）
　男は美希からハッキリ見えるように、美希の両脚を肩に担ぎ、淫唇を舐め始めた。
「こんなに濡れて・・・美希、どうだい？見えるだろ！」
（あぁぁ、イヤッ！どうして感じちゃうの？舐めてる・・・わたしの・・・ぁぁぁ・・・）
　男が自分の股間を舐める様子が一目して分かった。

　男は観察するように両手の指で美希の淫唇を押し広げ、中をゆっくり舐め始めた。
　小さな肉芽を丁寧に舐め、舌先で味わうように舐め続けた。
（あぁぁぁ・・・か、感じる・・・ふぅ、ふぅ・・・だ、ダメダメ〜〜感じちゃ、ダメ！）
　美希は自制するが、身体の反応は抑制できなかった。
　男は美希の両脚を床に下ろして大きく広げ、指を淫壷の中に入れ弄り始めた。
（あぁぁ・・・っ、ソコは・・・もう、ダメ・・・）
　美希もオナニーで弄りはしたが、入り口の浅いところだけだった。
　男は指を淫壷に入れたまま、もう一方の手で淫唇の上部を開き、舌先を細かく動かしながら舐め始め、時折り口唇に挟んで愛撫を続けた。
「あぁ〜あ、あ、あぁぁぁ・・・」
　男の巧みな愛撫に、美希は堪らず声を洩らし身体を捩った。
　男はそんな美希に構わず、自分の欲望のままに美希の恥部を貪った。
　しばらくすると、男は美希の身体を反転させた。
「お尻もプリプリとして堪らないなぁ・・・」
　両手で優しく擦るように美希のお尻を擦り始めた。
　何度も繰り返し擦った後、張ったお尻の肉を両側に広げ、菊蕾を舐め始めた。
「あっ！」
　美希は驚きと快感で、思わず悲鳴のような声を上げた。
　男は淫壷に再び指を入れ、菊蕾を丹念に舌先で舐め続けた。
（あぁぁぁ・・・ふぅ、ふうふふぅぅぅ・・・はぁ、はぁ、ぁぁぁ・・・）
　嘗て経験の無い快感を、美希は声を押し殺して感じていた。

　男は再び美希の身体を反転させ、自分の肉棒を美希の目の前に晒した。
「さぁ、口を開けて、コレを咥えて舐めるんだ！」
　フェラのことは耳知識はあったが、ここで強要されるとは思ってなかった。
　男は美希の顔を上に挙げ、口を開いて肉棒を押し込み始めた。
「咬んだりしたら許さないぞ！」
　男は肉棒を握り美希の口の中に挿入を繰り返した。
「可愛い口が・・・舐めろと言っても難しいから、これで我慢するか・・・」
　それでも肉棒に快感を感じながら、男は美希の口を肉棒で犯した。
　美希は喉まで肉棒で突かれ苦しかったが、何とか耐えていた。
　やがて男は、肉棒を美希の上の口から下の口に移動させた。
　両脚を自分の太股に乗せ、美希の淫唇をゆっくり肉棒に近づけた。

　肉棒を握り、亀頭をゆっくりと美希の淫壷に押し当て、挿入を始めた。
「うあっ！い、いやぁ〜〜っ！や、ヤメテ！ねっ！お願い・・・」
　美希は大声を上げて拒絶した。
「うるさい！！それ以上騒ぐと、容赦しないぞ！」
　男はサバイバルナイフを指差し、美希の口を塞いだ。
「オレは本気だ！オマエをこうしたい一心で、誘拐までしたんだ！長い間、美希、オマエだけを愛してきたんだ・・・拒絶されるなら、殺してでも犯す！」
　男の殺気と勢いに、美希は目と口を閉ざした。
　ズブズブ・・・
「美希！身体の力を抜くんだ！」
　美希の処女の口は、オナニーで弄られていたと言っても堅かった。
　それでも次第に美希の淫壷の中に、男の肉棒は沈んでいった。
「ふぅ〜〜感激だ・・・やっと念願が叶った」
　美希は苦痛に顔を歪め、声を押し殺していた。
（痛くて張り裂けそう！）
　男がゆっくり腰を動かし始めると、さすがに耐え切れなく声を発した。
「い、痛い！うわっ、痛い！お願い！何とかして！」
　堪えきれない痛みを、美希は必死で男に訴えた。
「最初は誰でも痛いものさ！それでも、そのうち歓喜の声を上げるようになる」
　男は美希の乳房を舐め、肉棒は淫壷の奥に沈めたまま、
　ゆっくり腰だけを回転させ、少しずつ、美希の痛みを和らげようとした。

　10分・・・20分・・・男は根気良く待った。
　指でクリトリスを弄り、舌で乳首を転がすように舐めながら、美希の淫悦の声を待った。
　さらに愛撫を続けながら肉棒を少しずつ動かしていった。
　10分・・・20分・・・
「はぁ、はぁ、あぁ〜あぁ〜あ、あっ・・・ふぅ、ふぅ・・・」
　美希の声が明らかに変わってきた。
　美希の口から洩れる声は、苦痛の声から快感へと変わってきていた。
　男はそれでも慎重に腰を動かしていた。

　トントン！
　男のキャンピングカーのドアを叩いた。
　ガチャッ！
「誰にも見られなかったかい？」
「えぇ、大丈夫・・・それより・・・ネッ！早く、してぇ〜」
　オンナは制服のスカートを捲り上げ、パンティを下ろし、尻を振ってねだった。
「ダメだ！先ずは、オレのモノをしゃぶってからだ！」
「うん、分かったわ！」
　オンナは男のズボンとトランクスを引き下ろすと、すでに堅くなっていた肉棒にむしゃぶりつき、艶かしい舌で舐め回し始めた。

　・・・・・・美希とあの男だった。