８

　ヒトミの様子を、もう一人の大学生も夢見心地で見つめていた。スクール水着の美少女中学生が一心不乱にフェラチオしている……、そんな艶かしい光景を目の当たりにしているだけで、スイミングトランクスの前の巨大な盛り上がりをひくひくさせ、思わず暴発してしまいそうだったのだ。絵里子と寛子も淫靡な行為に没頭するヒトミを見ているうちに、自分たちの秘部も濡れてくるのを感じずにはいられなかった。
　そのときだった。
「ほら、ヒトミちゃん、左手が遊んでいるよ」
　哲也と名乗る大学生が、もう我慢できないとばかりにヒトミの左手を掴むと、自分のスイミングトランクスの前に誘導し、その活火山のような強張りを握らせた。
「ついでに俺のも頼むよ、その白魚のような清らかな指で慰めておくれ」
　ヒトミは、言われるがままに哲也のモノをスイミングトランクスの上から握り締め、上下に扱き始めた。
　実は、俊之の表情を見て、哲也は不測の事態を敏感に感じ取ったのだ。
（まさかとは思うが、万一ここで、俊之が射精してしまったら、後のお楽しみがなくなってしまう。全てがおじゃんだ……。）
　そこで、助け船を出したのだ。ヒトミの気を散らし、集中力をそらしてしまおうという魂胆だった。
　しかし、その哲也でさえも、ヒトミのセクシーでエロチックな指の動きに逆にあっという間に限界点まで追い詰められてしまった。

「あと１分３０秒！」 と寛子が宣言したその時、俊之の息が次第に荒くなってきているのを、ヒトミは見逃さなかった。
（近づいてきているんだわ……、射精が……）
「あうう！……」
　ヒトミの舌が俊之のくびれや剥れあがった先端をちろちろ舐めるたびに、その絶妙な刺激にたまらず俊之が唸る。すでに亀頭全体がガマン汁でヌルヌルだった。
（どうやら、こうされるのが俊之さん、一番弱いみたいね。透明なお汁がいっぱい溢れ出て、まるで射精してるみたい。ここが男の人の一番弱点だって、奈美恵さんが言ってたとおりだわ……）
　３分というのは、案外長いものなのだ。 俊之は、たかが中学生にと、タカをくくっていたのだが、ここにきて急に焦りだした。
（まさか、この俺が……。相手は、いくら色っぽいとは言っても、所詮中学生じゃあないか……、でも……、すごくいい……）
　俊之には、時間の経つのが恐ろしくゆっくり感じられた。
（やばいぞ、これは……。何だか、急に……近づいてきたかも……）
「俊之さん、頑張って！」 絵里子と寛子の２人は懸命に応援する。
　もちろん、このときはまだ、俊之が追い込まれているとは、ヒトミ以外の３人は夢にも思っていなかった。
「どうやら、勝負の結果は見えたようね！」
　絵里子と寛子は、すでに勝ち誇ったようにヒトミを蔑んでいる。
「いくらヒトミでも、やっぱり大人相手には無理だったのよ！」
　が、しかし、絶体絶命の窮地に追い込まれているのは、実は俊之の方だったのだ……。あと４０秒も残している時点で、俊之の劣勢は明らかになりつつあった。　

（お生憎さま、勝つのはこの私よ！）
　ヒトミは、俊之をもはや後戻りのできないところまで導き、カウントダウンに入りつつあった。その一方で、哲也を攻め立てることも忘れてはいなかった。哲也のスイミングトランクス越しにペニスの亀頭部を指先でサワサワと撫で回したり、玉袋の縫い目の辺りをスーッと撫で上げたり、太股を手のひらで撫で回したりと、左手一本で、哲也を陥落寸前に追い込んでいた。
（ううっ……、何て見事なフィンガーテクなんだ、今まで通ったどこのピンサロやファッションヘルスの女より上手だ……。）
　哲也も急に焦り出していた。何しろ、ここのところ１０日間も禁欲してたものだから、もし行きつけのピンクサロン嬢の手コキなら１分も持たない位に溜まっているのだ。
（中学生の手コキだから、射精させられるまで１０分位はかかるだろうと思ってたけど、何て気持ちいいんだ。もし、海パンの上からじゃなくて直に扱かせたら、もうとっくに出してしまったところだぜ……）
　そして、彼女の左手の上下運動が一段と早さを増してきたころ、哲也は体の奥から強烈な快感とともに熱いモノが急速にペニスの中を駆け昇ってくるのを止めることができなかった。
（ダメだ、もう我慢できない……）
（右の人、まもなく出そう！……）
　おスペに手慣れていて、今までナイロン製の短パンやバスケットパンツ越しに何度も射精させたことのあるヒトミにとって、スイミングトランクス越しに握り締めている指の感覚を通して、玉袋がきゅっと押し上げられ、射精寸前になっていることに気づくのは実に容易なことだった。
　口には俊之のペニスを頬張り、右手でペニスを支え扱きながら、左手で哲也のペニスを揉み扱き続け、両者を射精寸前にまで追い込む姿は、プロの風俗嬢顔負けといったところだ。
　そして、左手のピストン運動を最大限に速めると、「うっ！！！」という哲也の呻き声と共に、スイミングトランクスの中でペニスがドクンドクンと痙攣し、おびただしいスペルマを噴出するのが手に感じられた。大量のスペルマが厚手のスイミングトランクスの生地を貫いて、ヒトミの手の中にまで染み出し、洪水のように溢れてきたのだ。
　ヒトミは、快感の余韻を残すようにゆっくり左手の動きを弱め、最後の一滴まで搾り上げていった。哲也は腰をガクガクさせながらしばしの間、快感に打ち震えていた。
　絵里子と寛子の２人が顔を見合わせて、心配そうに哲也の様子を見ていた。
（哲也さんたら、出しちゃったんだわ、だらしないこと……。それにしてもヒトミのおスペのテクは、噂どおりのようね）
　やがてヒトミは、手の動きを止め、哲也のペニスの脈動に合わせて握りの強弱を繰り返していった。哲也を必殺のフィンガーテクで射精させると、すぐに俊之へのフェラチオに集中した。
　必死に唇をすぼめて、俊之に奉仕する。
　その甲斐あって、肝心の俊之の方もフィニッシュが近づきつつあった。
（もう少しだわ……。もうじき、スペルマ、出てくる……）
　再び上目遣いに俊之を見上げると、俊之は顔を紅潮させ、目をつぶりながら、もう耐えられない、といった表情を浮かべている。息も絶え絶えだ。
　ヒトミは、ラストスパートに入った。俊之のペニスを口一杯に頬張りながら長い髪を振り乱して、顔を激しく前後に揺り動かす。根元を握り締める左手で高速ピストンを繰り出しながら、唇で締め付け、これまた高速ピストンを繰り出していく。
　それは、もはや彼女の意思とは関係なく、男を口でイカせる女の本能のように感じられた。
　俊之も眼をつぶって必死に快感に耐えていたが、さすがに限界だった。
（中学生なのに、こんなに巧みで激しいテクを使うなんて……。）
　俊之は、もはや怒涛のように押し寄せる快楽の波を押し止めることができなかった。ついに観念したのか、ヒトミの口を犯すがごとく彼女の頭を掴みながら自ら腰を振り、絶頂に向かって突き進んで行った。玉袋からペニスの先端に向かって込み上げてくる噴射の勢いを感じながら……。
　ヒトミの口の中で、ペニスの先がついに極限にまで膨らみを増した。
（今だわ！奈美恵さんから教えられたとおり、フィニッシュはディープスロートよ……）　ヒトミは、舌先で先端の鈴口を押し広げると、意を決して喉の奥深く、喉ちんこに当たるところまで一気にペニスを呑み込んだ。
（出てくる！）そう直感した瞬間、濃厚なスペルマの第一弾が 勢いよくヒトミの喉を直撃した。
「うっ！」溜まらず感歎の声を洩らしながら、とうとう俊之は、大きくビクンと体を震
わせて、ヒトミの喉を突き破らんかの勢いで腰を突き出し、ヒトミの口の中に勢いよく精を放って、果ててしまった。
　その様子を逃さず観察していた絵里子は、俊之が射精してしまったことを悟った。
（信じられない！……。俊之さんたら、小娘の口でイかされてしまうなんて……。とにかく、何とかしないと……、このままでは、計画が台無しだわ……）
　そんな絵里子の心配とはお構いなしに、俊之はヒトミの後頭部を押さえつけながら、口の中に次から次へと大量のスペルマを発射し続けた。そして弾丸のように射精されたスペルマは、ヒトミの喉越しに一気に胃袋へと注ぎ込まれていった。
「んぐぐ……」
　ヒトミが何か言いたそうに音を発したが、俊之に後頭部を押さえられているため、口を俊之のモノから離すことができず、声にならない。
「う、うぐぅ〜……」
　ヒトミは必死に逃れようとするが、どうしても離れることができない。今にも窒息しそうになり目を白黒させながら、横目で見やると、時計の針は３分まで５秒ほど残していた。